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2006.11.23

1万5千円高いか安いか

 外部モ ニターの接続、御陰様でひとまず成功しました。

※ 「TM、「エレベーター手動」1万5千円計上 蓮舫氏質問
http://www.asahi.com/politics/update/1122/013.html

 昨夜の報ステで、「デジタル日雇い族」という呼び名が出てきて、別にデジタルな仕事をするわけじゃないんですよ。単に携帯で仕事を紹介されるからそう呼ばれているだけ。夜勤をこなして日当8千円なんだそうです。20日間仕事にあり就いて16万円の月収となると、都会では本当にその日暮らしでしょうね。健保とか払えるんだろうか。

 同じ景気特集内で、ホワイ トカラー・イグ ゼンプションですか、それに関しても話が出たけれど、正直な所、これにはわれわれ自営業者はあんまり反応できないんですよね。そもそも残業したからと言って、残業手当なんて絶対出ないわけで。

 で、この記事の、「ボタン押すだけで1万5千円」を民主党が批判しているというのは皮肉だなと思います。
 労働の対価として考えると、まあ時間は知れているんでしょう。せいぜい4時間とか5時間とか。ただ、恐らくは馴れない人間がそこに就いて、要人も来るから神経も使うだろうし、ましてや安全を担っている。業者のピンハネもあるだろうから、実際に貰えるのは1万円を越える程度でしょうか。果たしてこの、テンポラリーに発生した仕事の日当として、高いと言えるのか?
 民主党の論法としては、さすが政府! 労働者の立場を解っている。ぜひ全ての国民が、このような良い報酬を得られるよう頑張ってはいかがか? と迫るべきではないでしょうか。

※ 景 気「いざ なぎ」超え “息切れ”消費に懸念も
http://www.sankei.co.jp/news/061123/kei000.htm

 こういう表現はデマゴギーの最たるものだと思う。

※ 新幹線「大阪―鹿児島」直通へ 飛行機に対抗
http://www.asahi.com/national/update/1122/OSK200611220021.html
「飛行機とバスを乗り継ぐと3時間程度はかかる。」

  伊丹から乗ったことは無いけれど、混んでいる時間帯だと、3時間じゃ済まないでしょう。鹿児島空港にしても、降りた時間にすぐ中央駅へのリムジンバスがいるという訳じゃない、いても必ず乗れる訳じゃないですから、これは大阪-鹿児島線に関しては、新幹線が全通したら飛行機には全く勝ち目は無いでしょう。
 新幹線に対して、飛行機はディスカウントという手段でしか対抗出来なくなると思いますね。

※ 韓 国新統一相、朝鮮戦争しぶしぶ「南侵」拉致「事実かどうか…」
http://www.sankei.co.jp/news/061122/kok003.htm

 韓 国じゃこういう人が珍しくないんだもん。

※ 「心」説いた熱血校長、給食粗末に憤り 奈良の小学校
http://www.sankei.co.jp/news/061122/sha025.htm

 チクったのは誰だろう、という気もするけれど、たかが給食でのお行儀を逐一管理職に報告しているというのも、ちょっと奇異な感じがしますね。

※ 比国で犬にかまれた男性が狂犬病発症、国内2例目
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061122i303.htm

 あまりにも不用意な。60代以上なら、狂犬病に関する知識が残っていて当然だと思うのですが。

※ 救いの網、「一犬」落着…崖っぷちで6日間立ち往生
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061122i515.htm?from=main5

 昨日は朝からこのニュースばかりテレビはやっていたそうだけど、いいじゃん、長閑で(~_~;)。つか私はあの映像を観ていて、現場のあんな巨大土木工事、果たして税金でやったんだろうか? とか、あの醜さはなんとかならなかったのだろうか? とか考えてしまった。

※ <リ ボ 払い>買い物50万円、返済総額125万円超に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061122-00000029-mai-soci

  行政がきちんと監督指導すべき問題だと思うけどなぁ。ただね、デフレだからこういう問題がクローズアップされるんですよね。好景気に付き物の緩やかなインフレが10年20年続けば、お得感は出てくる。

※ 進む「た ばこ離れ」喫 煙者率26・3%で過去最低更新
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20061122i514.htm

 この前ちょっと驚いたことがあって、溝の 口や高 津は、ドトール包囲網が完成されていて悲しいものがあるのですが、何しろドトールは原則的に煙草オーケーですから。なかなかスタバが出来ない。ちょっと前に、一番新しくできたドトールに行ったら、空気が綺麗なんですよ。どうやら二階席があって、そちらが喫煙可だったみたいなのですが。

※ ワールド:5000人を正社員化 安定雇用で人材確保
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061122k0000m020179000c.html

 こういう動きを税制面で後押しするようにすれば良いんですよ。現状でも、雇用を増やせば、いんな優遇措置が取られるはずですが、どうもそれで企業が採用を加速することは無いんですよね。法人税減税を言うのであれば、正社員化率や採用増大に関して減税を限定すべきだと思う。

※ 石原知 事の四男、公費で海 外出張 都「問題ない」
http://www.asahi.com/national/update/1122/TKY200611220407.html

 単なる公私混同にしか見えないけれど、四男て誰?

※ 米映画監督、ロバート・アルトマン氏死去
http://www.sankei.co.jp/news/061122/bun005.htm

 まだまだ現役で頑張っていたというのが凄いけれど、合掌。

※ メル マガおまけ 携 帯売 り場の不思議&新型ドー_ル

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コメント

>(統一相)「(評価は)歴史がやることだが歴史的に(まだ)整理されていない」と回答を避け

安倍首相、是非逢うべきだ。良い友だと思うぞ。韓国人の宗教家だし(汗)

投稿: pongchang | 2006.11.23 10:12

※ 救いの網、「一犬」落着…崖っぷちで6日間立ち往生

ワイドショーでも盛んに取り上げていましたが、この話、落ちがあって「がけの上には、実は大量の野犬がいる。今回、落っこちたのは、そのうちの一頭」という話です。今回、救出?された野犬は50人以上から引き取りの話が来ているようですが、がけの上にいる野犬はどうするのでしょうね。

※ ワールド:5000人を正社員化 安定雇用で人材確保
今後、働く側も、様々な事情からフルタイムで勤務することが困難になってくると思います。今、流通業で働いている方のお話を聞くと、「同一労働同一賃金」の方が要望としては多いように感じます。
ワールドさんの内情はよく知りませんが、この結果、短時間労働しかできない方が、外されてしまうことになると、これはこれで、残念です。

※ 新幹線「大阪―鹿児島」直通へ 飛行機に対抗
なぜ、新大阪までか。倒壊じゃなかった東 海のイジメですよね。おそらく九州から乗り入れてくる場合、16両の規格編成ではないので、列車密度の関係からお引き取り願ったと思います。

これが同一会社だったら、場合によっては併結で東京まで乗り入れることになったかもしれません。このほか、鹿児島に限らず、最近の新しい空港は、滑走路が長いのは良いのですが、どんどん市街地から遠くなるため正直不便で困ります。
そういえば、この前、先生が話題にされた京浜急行の空港線ですが、国際線ターミナルの完成に合わせて、抜本的な対策をとるようですよ。

長文、失礼いたしました。

投稿: 成田の近くの住人 | 2006.11.23 10:36

>狂犬病
現在私がおります山東省では、今年の10月だけで19人もの人が狂犬病で亡くなっており、乙類(上から二番目)法定伝染病の中でダントツとのことです。

投稿: たま | 2006.11.23 12:11

>こういう動き

ニュースにも「同社の対応は他社にも影響を与えそうだ」とありますが、おそらく影響はでないと思います。
この会社は独自の(とはいえ、大変すばらしい)考え方で上場廃止されたお会社さんで、他社がやりたくても到底マネ出来ない、実力ある会社だからこそでしょう。

投稿: たつや | 2006.11.23 12:23

>新幹線「大阪―鹿児島」直通へ 飛行機に対抗

東京在住です。妻の実家が鹿児島(大隅半島の某町)で、この夏帰省するときに台風接近と重なったので急遽新幹線を乗り継いでいきました。(博多〜新八代は『リレーつばめ』ですが)
東京7:50→12:52博多13:10→鹿児島中央15:29でした。
博多から鹿児島へは、新八代乗り換えがあるといってもホームの向かい側に必ず止まってますからあっという間という感じ。博多〜新八代が在来線でちんたら走っていてもそう感じたのですから、ここも新幹線となれば本当に早く感じることでしょう。
東京←→博多の新幹線利用客もそれなりにいることを考えると、東京〜博多間(最短5時間)よりも、新大阪〜鹿児島中央間(4時間?)の方が短いわけでかなりの利用客が見込めると思います。
飛行機の場合、市街地から空港までのバス・電車の時間に加えて、搭乗口での待ち時間もある程度見込まないといけないこともあわせ考えると、「新大阪〜鹿児島中央間を乗り換えなしの4時間」というのはかなり魅力的ですね。

東京直通は、あればあったで利用する人はいるでしょうが、利益に結びつくレベルかどうか、ということも判断材料にあったと思いますね。もちろん最大の問題は九州新幹線が16両編成ではない点でしょうが。

投稿: SQ300 | 2006.11.23 12:25

>※ <リ ボ 払い>買い物50万円、返済総額125万円超に

単純計算として、年利10%ということは、月利約0.83%、手数料(金利)は4150円。本人が選んだ月々5000円の返済なら元本充当は850円だけ。これでは長期払いになるのは分かり切っている。せめて月々10,000円すれば事態は変わったのに。
金もないのに物欲に駆られた本人の自己責任でカード会社やデパート、行政のせいではありません。

投稿: | 2006.11.23 12:34

>四男って誰?

こういう人だそうです。
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/18gendainet02029354/

投稿: dada | 2006.11.23 12:39

>デフレだからこういう問題がクローズアップされるんですよね。好景気に付き物の緩やかなインフレが10年20年続けば、お得感は出てくる。

こういうフレーズがサラリと出てきますが、マクロ経済学の勉強をなさってるんでしょうか?

投稿: XYZ | 2006.11.23 12:44

 私のブログでは、しきりに私に向かって「マクロ経済学を勉強しろ」、と言う方が頻繁に出て来られるので最近ちょっとうんざりしているのですが、それは今時、通用するのか? ということはさておき、マクロ経済学に限らず、経済の話というのは、ある理論やある見方を当てはめれば、その実態はまるっきり反意になることはそう珍しくもない。だから経済学は役に立たないと言われる。
 その手の、何それを勉強しろという方は、せめて、この理論に従えばこういう話です、という所まできちんと書いて欲しいと思う。
 まさか、インフレなら金利も上がるんだぞ、とかの話じゃないですよね。

投稿: 大石 | 2006.11.23 13:17

>四男

誰も言わないなら、俺言っちゃうよ。=ヨンナムの事だろ?

>狂犬病
 中国しかも山東省とくれば、孔子ですよね。あ、この話題はもう終わり?、、、はい、その数字は頷けます。
 中国そのものが狂犬病・愛慈(エイズ)・鳥インフルエンザ・O-157の発生源であると共に、港湾も栄えて船員も多く出入りしている以上、しかもその船員は田舎者なだけに免疫力が高い反面、感染を疑う状況下にあっても病院で検査を受けられない、受ける必要を感じない、受けたくない等、諸々の理由により容易に発病へと至っていますよね。
 今後は検疫の徹底と船会社による船員の衛生管理及び教育を、英語教育と共に更に推し進めていく必要がありそうですね。

投稿: | 2006.11.23 13:23

>好景気に付き物の緩やかなインフレが10年20年続けば、お得感は出てくる。

クレカで買ったもんなんざ景気に関係なく5、6年でゴミ屑でしょう。利用明細見て虚しさが残るだけ。


投稿: ひーふーみー | 2006.11.23 14:46

>デジタル日雇い族

中国の低賃金労働力に対抗するためには必要な存在です。まだ携帯で仕事を斡旋してもらえるだけ良い方で、もし一昔前のように派遣労働に関する規制が厳しければ完全失業→犯罪→治安悪化に繋がるでしょう。
食い詰めて特亜の犯罪組織の準構成員なんかになられて、拉致やテロの片棒を担がれるよりは遥かにマシです。私たちにも彼らにも。

投稿: | 2006.11.23 15:15

>デジタル日雇い族

 関西のとある人材派遣会社と大手派遣先では在日差別がありまして、そこの事務員は在日の方を登録しても仕事は廻しませんでした。偶に彼らに仕事を廻す時は繁忙期か同業ライバル社への産業スパイ&工作要員として、使い捨て程度の扱いでした。
 当時は私も、登録だけして生殺しなんて酷いことする会社だと軽蔑しましたが、ひょっとすると彼らは既に他社から隠密裏に廻されて来た産業スパイ&工作要員の可能性も有ったのです。そして、たとえ登録面接の門前払いにしたとしても、彼らは次にもやはり似たような仕事に手を染めるのだと、今では思うようにして割り切っています。

投稿: | 2006.11.23 16:10

※ 救いの網、「一犬」落着
最初にコメントがあったように、野犬の群れからはぐれた犬だったことで、これの救助の是非論はあるだろうが、「しない善よりする偽善」というやつか。
現地の状況が分からんのだが、大石センセが気にしていたコンクリート構造物は恐らく道路の斜面対策か急傾斜地崩壊危険対策(崖地対策)じゃないかと。人家近くや主要道路沿いの長大斜面の崩落対策は早い時期から着手されていて、当時はああしたコンクリ構造物で頑丈に抑えるしか方法がなかったから仕方ない。ああした人家に関わる急傾斜地の個所数、長野県よりも神奈川県のほうが多い筈なんだが?

>※ 景 気「いざ なぎ」超え
神武は使い、神武から系譜上6代前の天照大神(天岩戸)も使い、更に日本神話の最初の章に出てくるイザナギ・イザナミまで出てきたから、次は何を使うんだろう?ま、これを超える景気はもう来ないということか。実在人物の仮託があるかもしれんとはいえ、神武はともかくイザナギは想像上だけの神様だし。(天照大神のモデルは邪馬台国の卑弥呼だとされている)

投稿: 時をかける名無しさん | 2006.11.23 16:40

>まさか、インフレなら金利も上がるんだぞ、とかの話じゃないですよね。

私の書き方が悪かったようです。
「マクロ経済学の勉強をなさってるんでしょうか?」の意味は皮肉ではなく、マクロ経済学の勉強をしていれば当たり前のことを書いているので、勉強しているんでしょうか?と聞いたわけです。

日本では、昭和恐慌でデフレの怖さを骨身にしみて体験したはずなんですが、未だに日銀からしてデフレへの認識が甘かったりするようで、マスコミでもインフレ=悪という認識が底流にあったりします。

経済は程ほどのインフレがあればうまく回っていきます。借金をしても時間がたてばどんどん負担が軽くなりますから、何か新しいことを始めて少々躓いても時間がたてばインフレで借金が軽くなり傷も癒えていきます。でも、この認識って日本では少数派なんですよね。

そのため、「デフレだからこういう問題がクローズアップされるんですよね。好景気に付き物の緩やかなインフレが10年20年続けば、お得感は出てくる。」というフレーズを見たときに、日本で少数派の意見だったので、マクロ経済学の心得があるのか質問したわけです。

投稿: XYZ | 2006.11.23 16:57

>※ 救いの網、「一犬」落着…崖っぷちで6日間立ち往生

こういうのこそ一体費用が幾らかかったのか開示して欲しいですよね。
矢鴨の時は一千万位でしたっけ?

まあ40万頭の犬猫の死は統計ですが一匹の犬の死は悲劇なんでしょうな。

投稿: 紅 | 2006.11.23 17:06

>「一犬」落着・狂犬病
一匹の救出にかかった費用もさることながら、保健所が捕獲し、引き取り手がなく処分している犬が年間何頭か、そして、そういう犠牲のもとに国内では狂犬病の不安無く暮らせるのだ、という報道はないのでしょうかねえ?

投稿: ya-mana | 2006.11.23 17:29

カードビルダーの魂

セブンアンドワイでの取扱がはじまりましたので、早速申し込んで起きました。

予約していない方は急げ!
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0221472

投稿: ほるほる | 2006.11.23 17:42

ホワイトカラーエグゼンプションは、残業代だけではなく、企業の健康監督責任も放棄させますし
セットで解雇自由化もされます。
そもそも可処分所得が減れば、真っ先に減らされるのは、趣味嗜好品です。
そうなれば、小説とて影響が無いわけは無いと思うんですが。
自営業だから、関係ないと考える方がいるのは実に不思議な話です。

投稿: | 2006.11.23 17:53

>私の書き方が悪かったようです。

 ああなるほど。それはすみませんでした。最近、マクロ経済学を勉強しろ! と突っ込まれたばかりなので、ちょっと過敏になりました。

>という報道はないのでしょうかねえ

 明日の日記のメインにする予定ですが、全く同感です。

>自営業だから、関係ないと考える方がいるのは実に不思議な話です。

そういう部分での関係ないという話とはちょっと違うと思うのですが、問題をそちらへ振るなら、広い意味でのサービス業界は、いかなる形での収入減にもみんな反対ですよ。ところが、本来そうあるべきの人々が真っ先に労働コストの削減に躍起になっているのは皮肉なことですが。

投稿: 大石 | 2006.11.23 18:05

>※ 景 気「いざ なぎ」超え

神宮皇后はどうだ?
いけいけドンドンで三韓も征伐したし
ふさわしいと思うけど。
あと征服の英雄ヤマトタケルに国造りで活躍の大国主の命、高天原で大暴れ
したあと地上でもオロチを退治したスサノオの命、どでかい陵墓を造営した仁徳天皇なんてのも景気が良さそうだな。

投稿: たおー | 2006.11.23 18:54

>救いの網、「一犬」落着

私は以前あの近所に住んでたのですが、あそこは採石場跡で、崖のすぐ下に民家があります。
一度落石が民家まで転がり込む事件があってから、更に補強されてあんな風になりました。

投稿: | 2006.11.23 19:20

>労働コストの削減

お隣に年間1万で働くとおっしゃる方が10倍以上いらっしゃいますので、ホワイト云々、企業努力云々とは全く関係ない次元で、私達の給料は減っていくことになります。韓国や台湾はすぐに国内に富が満ちて人件費は上がりましたが、この経験の何倍も時間がかかるでしょう。年収300万の時代は近いです。

投稿: たつや | 2006.11.23 19:25

>天照大神のモデルは邪馬台国の卑弥呼だとされている

そういう説は一部にはあるけど、学界全体のコンセンサスは得られていないはずです。
(歴史学者でこれをいう人ってほとんどいないのでは?)
弟がいるということ以外には、卑弥呼とアマテラスの共通点はほとんどないし。
伊弉諾尊以前に遡るにしても、天之御中主神か国常立尊までいくらでも余裕はあります(語呂は悪いけど)。

投稿: | 2006.11.23 19:49

残業代ってバイトでやってた警備員でしか貰った事がないので、やっぱり都市伝説なのだと思います。
健康診断も今の会社に入ってからやったことないので、コレもやっぱり(以下略

>正直な所、これにはわれわれ自営業者はあんまり反応できないんですよね。そもそも残業したからと言って、残業手当なんて絶対出ないわけで。

自分の腕がそのまま収入と直結している職業の人たちと会社という集団のために労働力と時間を提供している会社員を一緒にしたら駄目でしょう。
それを言い出すと全ての労働者に対して完全なる成果主義、つまり一部の集団に大きく貢献している人間以外は全員労働基準スレスレの賃金で奴隷働きさせてもそれだけの成果しか出していないのだから何も問題ないということになってしまいますよ。
まぁ実際問題そういう国になりつつあるわけですが。

>たつやさん
格差社会ということへの批判として「高年者に富が集中しているだけであり、格差などは拡大していない」
という意見が稀に言われますが、たつやさんの話や企業が低い賃金で労働者を働かせ続けられる方便(成果主義・ホワイトカラーエグゼプション等)が整備されつつあることを考えると、これから先は更に格差と呼ばれるものは拡大し・しかもそれは固定化する方向に進んでいくのではないかと思ってしまうのですよね。
せめて300万でもそれほど問題なく生活できる世界になってくれれば良いのですけど。

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.11.23 19:55

ホワイトカラーエグゼンプション → 誰も残業しなくなる → 余暇が増える → 娯楽産業が大繁盛

無償で残業するという金勘定のできない人間が減ってくれれば、日本もようやく合理的に動くようになり、良くなると思います。

投稿: ほるほる | 2006.11.23 20:12

ケース その1
ホワイトカラーエグゼンプション→ 残業しなくなる→ 成果が上がらない→ 肉体労働へ追いやられる→ 過労でお釈迦

ケース その2
ホワイトカラーエグゼンプション→非正規社員の分までかぶる→長時間労働→過労でお釈迦


投稿: | 2006.11.23 21:14

ケースその3
ホワイトカラーエグゼプション→仕事は相変わらず山積み→残業しないと終わらない→残業代払わなくて良い→それならたくさん残業させよう→死んだ魚のような目をした人間が大量発生

ケースその4
ホワイトカラーエグゼプション→残業させられない→非正規雇用大量受け入れ→非正規雇用の数を確保するため正規雇用の給料引き下げ→皆仲良く低賃金→死んだ魚のような(以下略

ケースその5
何も変わらない。
「仕事あるんだから残業しなさいよ!何?残業代?そんなの前からないでしょ!仕事しないなら君要らないよ!」

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.11.23 21:26

>無償で残業するという金勘定のできない人間が減ってくれれば

いや、そうなってもらっては企業経営者としては困るから、個人より「公」を重視する方向で教育するように法律を変えようとしているのでは?

結局は、上に書いてあるケース2になる、と。


こんなことやってると、そのうち共産主義の亡霊が墓から出てくる気が・・・

投稿: AA | 2006.11.23 21:28

※米軍のF-117A「ナイトホーク」戦闘機が現役引退
就役から、25年だそうですが、早いものですね。

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200611201521

ところでF-117Aは事実上、ステルス攻撃機でしたから、何が代替するのでしょうか?

投稿: 成田の近くの住人 | 2006.11.23 21:37

>それは今時、通用するのか? 

 マクロ経済学が通用しないという話は寡聞にして聞きませんが、
少なくともブレトン・ウッズ体制後はさらに発展をとげて隆盛で
はないかと。
 
 マクロ経済を知れば、かなり世界観が変わりますし、ニュースの
見方も変わってきますので、本業のほうで世界レベルでの事象の
波及について、説得力ある描写をするのに役立つと思います。
(「2006年版日本沈没」のようなトホホ描写をして末代までの恥
をかかなくて済みます)

 経済学者のポール・クルーグマンは少年時代はSFファンで、
ファウンデーションシリーズの「心理歴史学」を学びたかった
ので、実際の学問で経済学が心理歴史学に一番近いから経済学者に
なったんだそうです。 

http://cruel.org/econthought/profiles/krugman.html

投稿: | 2006.11.23 22:07

ホワイトカラーエグゼンプションは、一定金額を支払えば解雇自由というのもセットなのですから、会社員に拒否権は存在しないのです。

帰ればいい、なんてのは絵空事でしかない。

投稿: | 2006.11.23 22:17

AAさん
>いや、そうなってもらっては企業経営者としては困るから

何が困るのでしょう。残業代を払わなくてすむ!ということを前提にして経営を行っている経営者は極少数だと思うのですが。

>「公」を重視する方向で教育するように法律を変えようとしているのでは

自分の得に成らない法律は無視するのが庶民ということが履修問題で明らかになりました。


会社に所属しているだけで給料をよこせというサラリーマンという階層自体が有害なのです。

自分の能力と成果を販売して、生計を立てるようにしていける人間だけが生き残ればよいと思います。


投稿: ほるほる | 2006.11.23 23:05

>会社に所属しているだけで給料をよこせというサラリーマンという階層自体が有害なのです。

自分の能力と成果を販売して、生計を立てるようにしていける人間だけが生き残ればよいと思います。

サラリーマンやめて自営業始めた僕の様な人間的には激しく同意です。
より大きな組織に属していることこそがステータスという日本的かつくだらない価値観も崩壊間近か?

投稿: | 2006.11.24 00:12

>会社に所属しているだけで給料をよこせというサラリーマン

うむ。これはケシカラン。

>給料をよこせというサラリーマンという階層

これは、OK。

>自分の能力と成果を販売して、生計を立てるようにしていける人間だけが生き残ればよいと思います。

 この点から観ると男なら小さくても「一国一帖の主を!」といった気概は勿論だが、他に「少年よ大樹を抱け」も当てはまるのではなかろうか。
 例えば、下っ端でも関わりという点では・・・大企業に入って市場(含:お客様の喜ぶ笑顔)を支配したり、外務省に入って他国と折衝して国益を守ったり、自衛隊で認められれば(例え愛国心を出汁に釣られたとしても)、戦闘機にも乗れるかも知れないし、戦艦を操ることも出来るし、歩兵になればユダヤ人みたいに存在そのものが一生モノの財産になるしで、こうしてみればリーマンや公務員もデカイ仕事が出来て、なかなか面白いゾ!

投稿: ハミドⅡ 師 | 2006.11.24 00:54

>自分の能力と成果を販売して、生計を立てるようにしていける人間だけが生き残ればよいと思います。

 「自分の能力と成果を販売している人たち」を雇っていた側として申し上げますと「現実はそんなに甘くない」です。
 マネージメントレベルでは利益率という数字に全てが集約されますので、コストを削り、売り上げを伸ばすことに血道を上げます。
 高いお金を出して優秀な人間を雇えばプロジェクトを計画通り達成できまても、できて当たり前なのでそれ以上のことが求められます。そこそこのお金でそこそこの人材で同じ成果を上げることが要求される訳です。
 仮に優秀な人材を雇う場合でも、日本人より賃金の安い中国やインドから雇ったりします。かれらは本当に優秀で、母国では東大に相当するような一流大学卒だったりします。なので日本語がぺらぺらだったりする。
 サラリーマンを辞めて自分の能力と成果を売る人は、そういう人たちと競争していかなければならないのです。
 当然ながら、請負金額は競争力が出る価格までダンピングしなければなりませんよね?
    

投稿: | 2006.11.24 00:54

会社に所属している人間は所属しているだけで仕事していないというのはあまりにも偏見だと思うのですがどうなのでしょうか?
あと

>より大きな組織に属していることこそがステータスという日本的かつくだらない価値観も崩壊間近か?

に関しては逆に「独立していることこそステータス」に価値が変化しているだけであり、ステータス主義であることには変わらないし、私には双方とも問題のある考え方であるように思えます。
更に人間なんてごく一部の才覚ある人間以外は皆凡人愚人な訳で、独立主義者の言葉を採用するならば人間の中で殆どの割合で存在する凡人は皆貧困にあえいで当然だということになるわけで、共産主義に賛成するわけではありませんが、あまりにも弱肉強食すぎる世界というのもまた問題でしょう。

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.11.24 00:56

wao!
上の3通、タイム・スタンプに注目。黒い三連星かよ!

投稿: | 2006.11.24 01:09

> 法人税減税を言うのであれば、正社員化率や採用増大に関して減税を限定すべきだと思う。

 もっと簡単なのは法定福利厚生費を全廃することですね。企業持ちは全部外して、雇用保険も基礎年金も健康保険も消費税に振り替える。

 企業から見れば、法人税と違って短期的に赤字に陥っていても減税効果があり、先行した雇用増強が容易になります。

 また、何より、自営業者と被雇用者、被扶養者の間の財源調整が不要になります。

投稿: rijin | 2006.11.24 01:23

おまけネタですが。

>カオスだもんね
これですね。
http://www.orient-doll.com/

リアルドール系はココが参考になります。
http://www.dolldataroom.org/main.html

投稿: Za | 2006.11.24 01:30

ある日、ほとんどの出版社が一部のベストセラー作家を除いた残りの多くのライターに契約を求めてきます。

「年間400万円で我が社の仕事だけして欲しい。
これには雑誌連載の原稿料と単行本初版の印税が含まれているよ。
増刷分からは追加で印税を払っても良いと考えているが、今は未定なんだ。
連載の本数や単行本を何冊出すかは市場の状況で変化するので出版社が決めるよ。
単行本は沢山出したいな。会社が儲かるからね。
本が売れたら来年以降の年間支払額は増えるかもしれないが、今は未定だよ。
あと金は払うから突然の契約解除は覚悟しといて。
他社の仕事をしたり、忙しいからって頼んだ原稿を落としたりしたら契約解除だよ。
我が社と契約するかどうかは作家さん・ライターさんの自由。
でも他社も同じだからね。どこ行っても同じだよ。
赤川次郎みたいな本を書けば、いろんな出版社から年間1億円でも契約したいと言う話がきっと来るよ。まぁ何人がそうなるかは知らないけど。」

投稿: 元川崎市民 | 2006.11.24 01:47

ホワイトカラーエグゼンプションの最大の問題点はホワイトカラーとブルーカラーの区別を決めるのは雇用者側だってことでしょう。
ライン工だって土木工事従事者だって大工だって会社がホワイトカラーとすればホワイトカラー。

投稿: | 2006.11.24 07:30

>ある日、ほとんどの出版社が一部のベストセラー作家を除いた残りの多くのライターに契約を求めてきます。

ライターのみなさんは、自分たちで出版社を作ることになりましたとさ。

投稿: | 2006.11.24 08:10

>ある日、ほとんどの出版社が一部のベストセラー作家を除いた残りの多くのライターに契約を求めてきます。

寄らば大樹の陰1.0

>ライターのみなさんは、自分たちで出版社を作ることになりましたとさ。

トラバ「Hatena Dirly」2.0

投稿: | 2006.11.24 08:36

誤 トラバ「Hatena Dirly」2.0
正 寄らば大樹の陰2.0(アンカテ・ブログ 2006-4-29)  

投稿: | 2006.11.24 08:43

>ホワイトカラーエグゼンプションの最大の問題点はホワイトカラーとブルーカラーの区別を決めるのは雇用者側だってことでしょう。
うちの会社の場合、以前から「みなし労働時間制」をとってます。「みなし…」は法律上は「営業職」限定な制度なのですが、技術職も「社外に出ることがあるから」ということで、「みなし…」の対象者でした。現在は、技術職は「裁量労働制」となって、法的には問題ないようです。
が、「裁量…」の場合は「裁量」を持たされた役職の人間が対象者です。なので、若い技術者はいまだに「みなし…」で運用されてます。
ま、そんなもんですわ。

投稿: Suematsu | 2006.11.24 10:03

>偏頭痛持ち技術者さま

方便と言われても仕方ない部分はありますね。実際悪用する人たちがいるわけですから。
中国国境とのボーダレス化は、理屈で言えば、残念ながらライバルが一気に10倍に増えたわけです。今まで5位であったかも知れないが、まぁ、15位ぐらいにはとどまるかも知れませんが、単純であれば50位に落ちるわけです。
 今までの10位が500万で、今度は100位は1万円です。50位なら200万とかでもおかしくないでしょ?ただ、一度に流入してくるわけでもないので、今日は5位、1年後に10位、3年後に20位ということになるので、さほど変化は感じないかも知れない。300万時代というのは、日常品の生産者も300万ということですので、日常品に限って言えば生活できるのは明らかだと思います(中国産がメインということでしょうが)。50位になったことをもって格差が拡大したとするなら当然の結果としか言えません。
ただ個人的には格差が拡大している、固定化しているというニュースの報道などについての根拠がよく分からないのです。職業訓練を受けてないフリーターがルンペンまがいの生活をするのは当然の帰着ですし、隣で年収1万で生産してるから私の商品は値段が下がります。鎖国できるなら別ですが。

投稿: たつや | 2006.11.24 10:22

いまだに「成果主義」なんてヨタを信じているのは、それを悪用して賃金を絞っている経営者ぐらいのもんです。だいたいその「成果とやらを正当に評価する」って誰がどういう規準でやるの?
がめつい利益主義に走ったら、経営側も、労働側も、末路は哀れです。
それと、個人主義じゃ作れないものもあるんです。技術系で巨大プロジェクトやってる人はそれがわかっているはず。
狭い世間で、小さな仕事しかしていない人にはわからんでしょうがw

投稿: | 2006.11.24 12:39

>成果主義

なんか、公平そうで良い響きだw。
いつまでも、自分がスーパーマンだと信じて疑わない人には、媚薬なんですね。
でも、今の調子で、公務員・役人を締め上げていったら、民間はもっと悲惨なゴールが控えてます。
社会正義って何なのでしょうかね?

投稿: nao_c/w | 2006.11.24 16:50

かつて日本は唯一成功した社会主義の国とよばれたが、そう遠くない未来において模範的な共産主義の国と呼ばれるだろう・・・・・。
さあ貧乏人はパンの配給を受けに並ぼうwww
いまの内から何時間もつっ立ったままで待てるように足腰を鍛えておこう!

投稿: ddd | 2006.11.24 16:51

>自分の能力と成果を販売して、生計を立てるようにしていける人間だけが生き残ればよいと思います。

短絡的だぞそれは、成果主義成果主義というが、そのそもみんな貧困になって物を買ってくれなくなれば
成果の上げようがなくなる。例えば
今最も酷いのは出版業界、特に漫画などだかつては新刊本を買っていた人々がBOOK OFFなんてのに流れていっている。集英社なんてのはこれが無ければ30%は業績がアップしただろうと言われているのだ。またオーディオも酷い状況だ
今市場には安物かべらぼうに高い
高級機しかなんじゃなかろうか?
一世を風靡した59800円のスピーカーや79800円のアンプなんてまず絶滅だ。今じゃ倍以上出さないと同じ品質の物は買えない。また格差が広がればそれに応じて中古市場が活性化するのはいたしかたないヨーロッパなんてのは10年まえの中古車なんてのがざらにある。
日本じゃそんな年式は探すのが難しいだろう。古本や中古品がいかに
売れても著作者やメーカーへの還元
はないだろうな。そうすれば結局
めぐりめぐって成果主義者も特定の
狭い範囲の市場でしか活躍できないか日本を捨てて海外へ逃げるしかないだろう。
ちなみにBOOK OFFには大石
センセのもたくさん置いてあるぞ。
早くも虎07が有ったど~ww

投稿: BB | 2006.11.24 17:33

>たつやさん
それは抽象論かつ経営者及び学者の理論ですよ。
結局存在するのは、過去の労働者と同じくらい汗水たらして努力して働いても数段下の収入しか得られないという事実だけです。
中国の労働力の流入などは理屈としては当然分かりますが、感情の問題としてそんな状態で皆仕事を頑張りますか?
また「金が欲しければ大リーグにいるイチローくらいになってみろ」
といわれたら皆発奮してよりいっそう努力しますか?
私には疑問です。
(成果主義を信奉する人間はこれを信じているようですが、メディアなどでそれを言う人間は大抵才覚のあるきらびやかな人々だけであり、大多数の凡人には何の説得力も持ち得ない)

生活に関しても生活出来るだけですよ。
将来に向けての貯蓄も殆ど出来ないでしょう。
しかもホワイトカラー云々が施行されればますます労働者は先を見通せなくなります。
結果「働いたら負けかなと思っている」などという戯言が真実味を帯びてくるわけです。

50位になる事が問題なのではなくそうなる事によって労働者に無気力感と絶望感が蔓延しつつあり、それを回避する手段を講じられない現状が問題なのだと私は考えます。
まぁ回避手段を考える立場の人々は学者と金持ちであり、彼らは絶望感とは無縁である為、手段などは永遠に講じられないでしょうが。

「高い結果を望むのに報酬は低く環境は厳しく、それでいてモチベーションは保て」というのは無茶だと思うのですけどね。
最近の医療問題を見ていても。

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.11.24 18:22

>偏頭痛持ち技術者さま

私の話が抽象論であること、感情の問題、疑問に思われる点全く同意見です。
ただし、「過去の労働者と同じぐらいに汗を流して努力しても数段下の収入しか得られない」のが事実かどうかは私には分かりかねます。それは「何時に比べて?」で、江戸時代、終戦直後、高度成長期、バブル期どの時代に比べてでしょうか。
よく似た話にいまの60歳代の方には数年違うだけで、年金の支給金額が天と地とも違うという話があり、それを聞くとなんとも言えない気分になります。
「(無力感と絶望感)それを回避する手段を講じられない現状が問題」とされますが、それを解決できるのは学者と金持ちではなく、年金問題同様、政治家ではないでしょうか?
いくら圧力団体として経済団体があろうとも、間違っているならば郵政解散すべき問題であり、また企業ほど国の言うことを聞く団体はいません。

投稿: たつや | 2006.11.24 19:00

>>成果主義

成果主義という考え方は成功をするかどうかは別として企業活動においては攻めてゆく立場の業務、つまりは営業や技術開発のなかでのみ成り立つと思うんですよ。つまりは前年比110%達成とか新製品がよく売れたなどの評価、計測が下しやすい部分。しかし実際企業活動はそれだけでは成り立っていない、事務、総務、物流などの管理部分もある。
営業の中でさえクレーム専門のお客様相談センターなんてのもある。
クレーム解決なんてそもそも前年比
110%解決しましたなんて自慢にならないし喜べない。まあ冗談だけどwww
とにかく守りの業務部分の評価。これが難しい。減点方式にならざるを得ない。でもそうなると例えば新しい管理ソフトを入れようなんて意見があっても、じゃあいったいどういうトラブルがあるか海のものとも山のものともわからない、トラブッたら誰が責任を取るんだ?ということで、じゃあ他社が成功したらそれからでいいじゃないかと、こうなる。
保守的になり身動きが取れなくなる。
日本は開発や営業だってそれが顕著です。
実際にソニーや日立で起きている。
電池がダメ、iPodに市場を
奪われた、ロボットやめた、日立なんてプラズマでトップを走ってたのに・・・・。
不思議なことに成果主義があまり
無かった時代の方が成果があがり
成果主義になったとたん、失敗を
恐れ保守的になって成績が落ちてしまった。空振り三振を恐れるあまり
見逃し三振が増えてしまった。まず国民性を考えないといけませんね。

投稿: bb | 2006.11.24 20:35

BBさん
>今最も酷いのは出版業界、特に漫画などだかつては新刊本を買っていた人々がBOOK OFFなんてのに流れていっている。

出版社も古本業や、ネット配信でかせいだりすれば良いだけのこと。オーディオも同じ。出版も音楽も昔とは売り方も作り方も異なっている。
昔日の成功体験にこだわっていては損して当然。


>成果主義
ボーナスや給料は、会社があげた成果によって決まるんだよ。なぜ、社員だけは成果を上げなくても給料をもらえると考えられるのか不思議(w

>実際企業活動はそれだけでは成り立っていない、事務、総務、物流などの管理部分もある。

この辺のインフラ部分は、固定で回していくものであって、安くても安定しているほうが良い。と考える人たちが行う仕事だと思いますよ。

投稿: ほるほる | 2006.11.24 23:30

例え話への反論への反論で意味無くて申し訳ないんですけど(^_^;)
そのライターが作った出版社は編集の人がいないんですよねぇ・・・
営業もいないし。たぶん売れないっすよ、そこの本(-_-;)
ネームバリューのあるベストセラー作家以外は。
編集は雇えばイイとか言われそうですがw

例え話をやめると、400万円定額無制限労働がイヤなら、起業しなさいってのと一緒です。
400万円も稼げない人が沢山出てくるでしょう。

ネットも定額だったら、BTとかnyで帯域イッパイ使うじゃないすか!
経営者だって400万円で24時間働かせたいよね。イヤなら起業しろよとか言い放ってw

それから経営者には偽装請負って手もある。
労働者との関係を個人営業の会社と請負契約してるってカタチにするんだな。これだともっとやり放題。
ソープランドとソープ嬢の関係みたいにする。
やってる事はどう見ても管理買春なんだけど、ソープランドは部屋を貸してるだけだから、罪には問われないw
それぐらい法律から自由なんだな。
ソープ嬢だってブルーカラーだってなんだって
労働条件なんか「自己責任」にして働かせてOK!
労働者ひとりひとりが経営者だから年金も対象外・・・。

投稿: 元川崎市民 | 2006.11.24 23:32

>編集は雇えばイイとか言われそうですがw
編集はほとんどが外部のスタッフで、つまり派遣社員ですよ。

投稿: | 2006.11.25 01:28

>偏頭痛持ち技術者さま

イチローのような超一流選手は確かにメジャーの方が年俸が高くなるのでしょうが、日本でやっと一流と言えるかどうか、向こうでは一流半レベルの選手にとっては、金のためだけなら、FAで巨人に行く方が見入りはいいようで、やりがいを求める選手は海外へ、金を求める者は巨人へ、というのが最近の流れのようですから、ここで引き合いに出すのはいかがなものかと。むしろ、成果の出せない社員(選手)はいらん、とうそぶき、外資(メジャー)行きは否定するくせに、経営トップ自らの成績を客観評価をする気はさらさら無く、社員(選手)のやる気も削ぎ、会社(チーム)をダメダメにしている見本が今の巨人であり、日本の球界なのではないかと。

投稿: ya-mana | 2006.11.25 02:08

>一流半レベルの選手にとっては、金のためだけなら、
>FAで巨人に行く方が見入りはいい
好きに出来ないけど、三○や▲菱に入社出来ればと、大学入試に高校生を駆り立てる言葉と被って聞こえる。実際、ああいう所も飼い殺しかもしれない。

>失敗を恐れ保守的になって成績が落ちて
under the tableの経費をケチったからでしょうし、それは企業体力が落ちたからでしょうし、給料よりもいろんな試薬や測定機器をふんだんにつかって遊べるのが、遊べなくなれば、ヒトを引き止めておけない。

投稿: pongchang | 2006.11.25 06:27

>たつやさん
政治家は常に金持ちだと思いますがね。
また大石氏が25日付の記事で「国民の移民化だ」と書かれていますが非常に納得です。
ああいう現状があるのに何故皆そんなに成果主義とそれによって来る未来に万歳三唱出来るのか自分には不思議でなりません。

>ほるほるさん
>ボーナスや給料は、会社があげた成果によって決まるんだよ。なぜ、社員だけは成果を上げなくても給料をもらえると考えられるのか不思議(w

開発がどんなに頑張っても営業が安価だったりサービス的な仕事ばっかりとってきてただ働きばかりさせられる時は、どうなるのでしょうかね?
良いものを開発すれば利益が出るというのは半分は正解でしょうが、やはり開発の力だけでは成せない部分もありますよ。
当然逆(営業が頑張ってるのに開発がボンクラ)の場合もあります。
会社への利益だけをして「成果」というなら、それら片側のせいで成果を出せない場合、その頑張りは成果として認知されないんでしょうか?
もしくは成果とは営業側の結果いかんによって左右される、あいまいなものなのでしょうか?
成果主義って個々の能力に応じて評価するものではないのですか?

>ya-manaさん
あの例は全部野球で表したかったわけではなくて、イチローくらい明確に確実に確固たる成果を出さない限り、日本では成果を出したということにされないという事実を言いたかっただけです。


元川崎市民さんの話に最終的には帰結するのでしょうね。
独立して稼げる金額しか、社員に報酬として支払う義務はない、と。
そうなれば当然いろいろな方が仰る様にほぼ全ての人間が多くても300万前後しか収入を得られなくとも当然ということになり、しかしそうなれば労働意欲を維持する事は難しいでしょうから、国全体の労働力(と労働意識)自体は減退するでしょう。
・・・ますますゲッソリしてきたorz

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.11.25 10:18

>成果主義って個々の能力に応じて評価するものではないのですか?

個々の功績を評価するのが評価主義です。
能力の高低ではなく、結果の高低です。


>開発がどんなに頑張っても営業が安価だったりサービス的な仕事ばっかりとってきて

開発と営業という、分業方式に問題があるかと。
もしくは、開発と営業の間でのコスト負担や利益構造を明確にして、どちらがどれだけの成果をあげることになるのかをシミュレートしてから、実行に移るようにしていけばよいと思います。


投稿: ほるほる | 2006.11.25 12:38

>偏頭痛持ち技術者さま

残念ながら何の欠点も見つからない制度はないと考えております。ただ、トライアンドエラーさえ確保されていれば少なくとも救いはあると思います。成果主義、ホワイトエグゼンプションでも何でもイイから納得できるシステムが構築され年収300万時代にソフトランディングできればと考えています。

投稿: たつや | 2006.11.25 13:47

>出版社も古本業や、ネット配信でかせいだりすれば良いだけのこと。

実際にはアマゾンだって楽天だってある
のは知ってますし。出版業界もそっち
方面も当然やってるでしょう。でもここで言っているのは著作権の二次利用のことです。
BOOK OFFは他人の褌で勝負しながら全く寄与していない。ここで著作権
料の課金が出来れば著作者や発行元にも
還元され潤うでしょうが。
今はそういう制度が無いので傍観する
だけでしょう。作品の読者が増加しても
発行部数に比例しない当然著作料も
入らない。つまりこの部分では実績の
増加はBOOK OFFという外的要因
により抑制されてしまっているということです。


>オーディオも同じ。出版も音楽も昔とは売り方も作り方も異なっている

オーディオって・・・音楽配信じゃなくってマシンの方を言ってるんですけど・・・・・
そのなんというか今まで一番の顧客だった中間層が減って、そのうえ携帯や
パソコン、ⅰPodなどに流れてしまいさらに減少。量産効果が出せなくなって中国製のポコポコの安物か、むかし
5万円クラスの品質だったものが20~
30万円の高級機になってしまった。
二極分化が真っ先に進んでしまっている
のがよくわかる品なんですよ。

投稿: BB | 2006.11.25 20:04

>ほるほるさん
>個々の功績を評価するのが評価主義です。
>能力の高低ではなく、結果の高低です。

ですからそれだと開発側の人間の「結果」は常に営業側の人間の結果に引きずられるわけですが、それは「開発側の結果」ではないですよね?

>開発と営業という、分業方式に問題があるかと。
>もしくは、…
車などの製造業ならば出来ると思いますが、IT系・特にweb系の現場ではそれは難しいですよ。
このココログのシステムもそうですが、現在のweb系のシステムは永続的に機能強化していく事が基本とされています。
しかしそれに対して直接顧客からお金を要求する事はあまりまりません。
故にサービス全体の運営ビジョンが重要になるわけですが、それに問題がある事と提供した技術のレベルが低い・たいした事をやっていないという事は等価ではありません。
シミュレート云々はやりすぎると大石氏がたまに言うように「この会社は全く対応が遅い」ということになりますから、限度があります。

提供している技術と時間と精神力に対して正当な評価がなされないのであれば開発側は「貰っている分しか技術を提供しない」という抵抗をするようになりますが、これは会社にとっても技術者にとっても幸せなことではありません。
そうならないような評価システムを確立されれば良いのですけど、営業や企画の人間が大抵開発よりも高い賃金を貰っている現状ではそれはまだ難しいでしょうね。

>たつやさん
日本における成果主義・ホワイトカラーエグゼプションは労働者に対しての賃下げ・奴隷化の正当化を達成するために始まったものであり、それ以外には全く意味を持っていません。
ですから欠点がないのではなく、最初の出発点からして問題だと自分は考えます。
納得できるのは「金を払わなくて良い方便を手に入れた」経営側だけでしょう。
ただたつやさんの言うようにそれ以外コストを削減する方法がないのでしょうから、それでランディングするのでしょう。
労働者の意識の低下とか生活や精神の荒廃とか「スラムと山の手」といった格差の更なる拡大とかを撒き散らしながら。
世の中の殆どは凡人であり、凡人は殆ど低給になる事が確約された世界を作ろうという話を今しているわけで、そこから「それなりに何とかなった世界」を想像できる人は、そもそもこの問題で被害にあわない人だと思いますよ。

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.11.25 21:05

>偏頭痛持ち技術者さま

少しご主張が理解しかねます。
私は賃金に於いてデフレなり格差の拡大が明かになっている現状があるということであり、姿が見えぬホワイトカラーエグゼンプションや個々の企業の新しい人事制度についてコメントするものではありません。
また人事制度は所詮人事管理ツールであり目的ではありませんし、ツールが悪用されることは詭弁としか言えません。

投稿: たつや | 2006.11.25 21:27

まあ成果主義については身近にソニーという格好のモルモットがおりますので・・・
そういえばソニーの故盛田氏がはからずも
「我が社はモルモット企業である」とおっしゃっていたような・・・・・

投稿: | 2006.11.26 00:28

成果主義の失敗例つーと、少し前なら富士通で、確か本にもなってましたな。ま、成果主義を導入するなら、まずは経営者から、それと、長期的な投資、人材育成をどうするのか?それを考えずに成果主義なんつってる企業は、結局人件費の抑制「しか」考えてない、ってことで、まあ、あまり長いことないでしょ。報奨制度ぐらいにとどめておくのがまあ無難なんとちゃうの?

投稿: | 2006.11.26 02:21

>BB様

買えない人は買わなくても良いでしょう。その分買える人に少しでも高く買ってもらえば問題ない。そもそも古本なんて著作権や再販制度上問題のあるものは法律で規制すべきです。
金は無いけどどうしても本が読みたきゃ図書館で予約待ちでもすればよい。
中古販売なんて、クリエイターに何の利益にもならない時点で海賊版とどっちこっち。

投稿: | 2006.11.26 06:37

>たつやさん
>また人事制度は所詮人事管理ツールであり目的ではありませんし、ツールが悪用されることは詭弁としか言えません。

これこそ詭弁でしょう。
成果主義自体が無駄(と企業が主張する)人的コストを抑えるために考案された人事制度であり、無駄に払いすぎている(と企業が主張する)分の賃金を抑制するための手段です。
だからこそ応えなければならない程の結果を出した人間には報酬が与えられるシステムな訳で。
もう一度書きますが悪用ではなく、「無駄な人的コストを徹底的に削減する」ことが成果主義の本来の目的です。

私はたつやさんの主張は「コストを削減しなければならない現状があり、300万時代には必然としてなるのだから、成果主義等であればそれに適切に対応できる。多少問題はあるかもしれないが大きな問題ではない」
という事だと思っていたのですけどね。
だから「将来的に倫理とか生活とか福祉とかをぶち壊しながらランディングする事が大きな問題ではないというのならば、そうでしょうね」
と返したわけで。

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2006.11.26 11:40

>偏頭痛持ち技術者さま

なるほど、すこし誤解しておりました。後段についてはおおむね誤解はありません。
成果主義自身の目的云々、成果主義ならできる云々については煮詰まってきましたので次の機会としたいと思います。
ありがとうございました。

投稿: たつや | 2006.11.26 20:39

>ですからそれだと開発側の人間の「結果」は常に営業側の人間の結果に引きずられるわけですが、それは「開発側の結果」ではないですよね?

そうやって受け身でいるから、営業の功績が大きくなってしまうのです。

成果主義は、「オレはこれだけの成果をあげる・あげたのだから、これだけよこせ」と主張することから始まるシステムです。
雇用者・被雇用者がお互いに受け身ではうまくいくはずの無いシステムだと思います。


>世の中の殆どは凡人であり、凡人は殆ど低給になる事が確約された世界を作ろうという話を今しているわけで

凡人でありながら、高給を望むことが図々しいことだと思います。

投稿: ほるほる | 2006.11.26 21:12

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