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2007.07.15

生活保護問題に知恵を

 日垣先生の盗作問題を考えるための両者の著書の該当箇所のスキャナー画像を数点、日垣先生用ブログに置きました(やっぱり画像が欠けるんだよねぇ。どうすれば治るんだろう)。ちょっと私の考えを表明するテキストまで用意している暇がありませんで、ひとまず画像だけです。皆さん個々人でご判断下さい。テキストは水曜か木曜辺りに。
 こんな天気で、ネットサーフする以外、暇でしょうがない、という方もいらっしゃるでしょうし、多忙なウイークデーに、判読に時間の掛かる代物を提供するより、休日の方が良いだろうと思いまして急ぎ、肝心な材料だけアップします。
 ↓  ↓
https://eiji.txt-nifty.com/higaki/

※ 鹿児島県で郵便局全壊、2千通が流出…空は欠航654便
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070714i113.htm

 日曜お昼の時点で、川崎は全く台風の気配はありません。昨日夕方田舎に電話したら、こんなに軽い台風で助かったと婆さんは言ってましたね。奇跡のような台風でしたね。このまますんなり梅雨明けに行ってくれると助かりますが。垂水は被害は大きかったのですが、うちの親戚一同は、れいによって、避難勧告が出たのに、誰も動かなかったそうです。

※ イベントの中止相次ぐ 3連休初日を直撃した台風4号
http://www.asahi.com/national/update/0714/TKY200707140385.html

 今回の台風の最大の被害者は、この行楽関係者ですよね。うちみたいなワーキングプア家庭は何の縁もないけれど、夏休みで混雑する前に、何処か行きたいというファミリーもいたでしょうし。

※ 生活保護、不法に廃止 収入など調べず 北九州の孤独死
http://www.asahi.com/national/update/0714/SEB200707130072.html

 いやこれ、知らなかったじゃなくて、みんな知らないふりしたんですよ。役人だって新聞くらい読むんだから、「通達が無かったから知りませんでした」じゃ済まないでしょう。こんなこと、日本全国の受給世帯が知って知恵を付けられたら適わない、というのが、役所の本音ですよ。
 でね、当然リソースには限界がある、北九州がかつて生活保護が突出していて旧厚生省から眼を付けられたという経緯はあるにせよ、ある程度の地域差はいかんともし難い。それに、予算をやりくりするのは政治の仕事ですから、厚労省から予算が来ないというのであれば、自治体でやりくりする等の知恵は出すべきでしょう。条例を作るなりして。
 現状、姥捨て山が出来ない、予算は有限である、しかも憲法は基本的人権を認めているから、行政は大っぴらに「あんたの面倒を見る余裕はありません」とも言えないから、生殺し状況に貧困者を追いやってしまう。
 もちろん行政だけの責任ではないし、北九州市のこの状況というのは、実は北九州市民のマジョリティがその政策を許容しているからこそ行えているんですよね。ただ文明国の姿じゃないですから、改善の努力を払うべきだと思う。

※ ファイル作業

 昨夜は、静止画の現像(正確にはJPEGの抽出ですが)とhtml化作業に追われました。一晩寝ても眼がしょぼしょぼ。撮った写真の総数は1400枚ちょっとでしたね。フィルム時代より明らかに少ない。フィルム時代は36枚撮りを100本持参して、少ない年でも60本は撮っていましたから。デジカメは連写性能に限界があるから、実はフライト中の写真は少ないんですよね。スタティックは、フィルムは自信が無いからブラケット撮影で同じカットを6枚くらい撮ることもあったけれど、デジカメなら現像時に弄ればいいやで……。
 所が、最後のDVD化作業(結局、CDの容量に収まらなかった)で躓きまして、オートランを組み込めない。
 autorunのツールを使って、「index.htm」が立ち上がるようにしたいんだけど、どうしても上手くいかない。DVDだと普通の自動起動は駄目なんですかね。あんな簡単なマクロが動作しないことの理由が解らない。DVDはそれ用のツールを使わないと駄目なんでしょうか。ちなみに私が使ったのは、ARM112というフリーウェアです。特にdvd対応は謳っていない。できたファイルの中を覗いても、これで立ち上がらないはずは無いんだけどなぁ……、という感じなのですが。
 フリーウェアでお勧めのツールあります?

※ F22導入難航 旧型F4使用延長 防衛省検討 情報漏洩が影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070715-00000061-san-pol

 そういうこっちゃ無いですよ。アメリカの本音は、「まずアフガンで血を流せ」ですよ。空自のパイロットがキャデラックを乗り回すために、陸自の隊員が砂漠の砂を噛みながら悲惨なゲリラ戦を展開する日が間もなく来るということです。
 逆に言えば、国防上、どうしてもそれが必要なら、陸自を人身御供に差し出して交渉すれば良いんです。

※ The flatpack fighter: Build a Spitfire for a mere £130,000
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/news.html?in_article_id=468038&in_page_id=1770

 お値段的にはリーズナブルだと思う。でもメンテを考えるとなぁ……。

※ メルマガおまけ 台風だってのにさ&トメルミン

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コメント

【Daily Mail】によると現在イギリスで、第二次世界大戦中に活躍したイギリス製の戦闘機「スピットファイア(Spitfire)」のほぼ原寸大組み立てモデルが注目を集めているという。この「組み立てセット」は本物の機体の90%ほどの大きさだが、実際にエンジンも稼動し、(航空免許や飛行許可があれば)空を駆ることも可能。気になるお値段は1機10万ポンド(約2500万円)。収納用として車2台分ほどのガレージも必要とのこと。

スピットファイアは第二次世界大戦当時、イギリスとドイツがドーバー海峡をはさんで激しい航空戦を繰り広げた「バトル・オブ・ブリテン」において、ハリケーン戦闘機同様にイギリス航空隊のシンボルとして大活躍し、イギリスを守った立役者として知られている。それだけに、イギリス人にとって(日本人が零戦をこよなく愛するように)愛すべき対象となる機体でもある。

元記事で紹介されているスピットファイア(Supermarine Aircraft Mk26Spitfire)の組み立てモデルは実機の90%スケールのもの。主要部品はアルミニウム製(これも実機と同じ)で、組み立てるまでに1200時間とさらに3万ポンド(750万円)ほどの経費を必要とする。

エンジンはGMのV6エンジン。最大222mph(時速360キロ)で空を舞い、1万8000フィート(5500メートル)の高度まで上がれるという。


バトル・オブ・ブリテンの場となったドーバー海峡を舞う、スピットファイアのちょいミニモデル。
組み立てセットはすでに700時間工程分が組み立てられてられ、主要部品が形成されている状態で顧客に提供される。しかし部品そのものをすべて組み立てて完成させるまでに、さらに2年ほどもかかる。

元記事ではスピットファイアのファンの一人で実際にセットを購入して組み立て中のKeiran Padden氏のインタビューが写真と共に掲載されている。氏いわく


「こいつは最高だよ(The aircraft is superb)」
「飛ぶのは簡単だよ。自分と同じ年代の人たちはオリジナルのスピットファイアが好きで良く話しているが、こいつはより軽く、しかも同等の性能の俊敏さを持っているんだ」
「メーカーはエンジン音まで再現してくれた。この音を聴くたびに、自分の後ろ髪は逆立ち、興奮してしまうんだ」


とのこと。


製作中のスピットファイアとKeiran Padden氏
なおこのスピットファイアモデル、すでにイギリス国内だけで22機分が販売されている。

日本よりは飛行場は多く存在するだろうし、大戦中に活躍したパイロットもまだ存命の人が多くいるだろうことを考えても、数千万円の大戦中の実働スケールモデル戦闘機がイギリスだけで20機以上も売れるとは、驚きを隠しえない……と思ったが、仮に日本で同等の零戦のセットが販売されたらどうだろうか、ということを考えると「そう不思議なことではないのかもな」と納得してしまう。

なお元記事では購入元がどこかは記載されていないが、どうやらこのサイト【Supermarine Aricraft】(オーストラリアの会社)が正解のようだ。そこには全世界で購入され組み立てられ、空を舞うスピットファイアのようすが写真として掲載されている(【たとえばこのページ】)。スピットファイアが好きな飛行機野郎は全世界にいるようである。


同社サイトに掲載されていたスピットファイア。
ちなみに当然のことながら、武装は一切されていない。一応、念のため(笑)。

※レートについて再計算し、日本円の価格を3200万円→2500万円に修正しました

投稿: 名無しの海士長 | 2007.07.15 13:42

 生活保護制度は、基準生活費に満たない分を支給するという建前になっているので、収入があれば、その分丸ごと支給が減らされるので、働く気になれないということが、以前から言われています。
 いったん保護世帯になってしまうと、たとえ週3日の半端仕事であっても、収入があれば、支給が減って生活費は同じなんですから、働かない方が得だ。
 ということは、働くインセンティブをつければいいんですね。収入に対する保護費削減率をせいぜい30%ぐらいにする。2万円収入があったら、6000円削減。こうすると、病気持ちでも、体が弱くても、性格的に問題があっても、いい暮らしがしたければ、少しは働きますよ。それで段々と自立にもっていく。

 地方自治体の交付税制度にも同じような問題があります。基準行政経費が決まっていて、足らない分を交付税で補填するんで、自治体職員が徴税をがんばって収入増やすと、その分、交付税が減るんで、まじめに徴税しない。削減率は70%ぐらいだったと思います。10億円収入が増えると交付税が7億円減る。

投稿: Inoue | 2007.07.15 14:21

いわゆるその筋の構成員のかなりが、生活保護を受けていることは有名ですが、ちょっと注意して見るとか、生活実態を見ればそういう者であることはすぐに分ると思うんだけど、彼等には何も言わないのかね、役所の奴等。

投稿: | 2007.07.15 14:31

それは「負の所得制度」として相当昔にフリードマンが提唱している。
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/economy/article419_3.html

投稿: | 2007.07.15 15:10

http://news1.fresheye.com/article/fenwnews2/1100006/20070715111501_af_ttAFP013388/index.html
せんせい、道ばたに旅行費用が落ちていたらしいですよ。パリでは。
「カナリア」にも優雅なホームレスが居ましたね。

投稿: pongchang | 2007.07.15 16:14

>彼等には何も言わないのかね、役所の奴等。

市役所に武装警官を配置するとか、警察からの出向者に担当させる
とかの対策を施さないと無理じゃないかな?
暴力団が行政に介入して不当に利権を得ようとする行為はよくある
そうですからね
暴力団員じゃないけれど、例の奈良の市職員の同和関連問題でも建設
工事の受注をめぐって恫喝とかもあったそうですからね。
実際、関東の方の町で断った市役所の土木課の課長が殺されたりしていますし。
そうそう長崎の市長も撃ち殺されていましたねぇ

投稿: RRR | 2007.07.15 16:16

ガンダムならなんでもいいのか!こういう行政の歪みをただす方がさきじゃないのか!
http://slashdot.jp/articles/07/07/15/0651206.shtml
こんなところだから、「樹氷戦線 ISBN : 4-651-42046-X」でネタにされるんだよ。
と、いいながら、スイカの名産地でもあるか。
でも樹氷のアマゾンの値段「¥ 3,177より」もたいしたものだな
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/465142046X/3w-asin-books-22

投稿: pongchang | 2007.07.15 16:21

>収入があれば、その分丸ごと支給が減らされる

>収入があれば、支給が減って生活費は同じ

誤解が多いのですが、少なくとも勤労収入については、同じだけ保護費が減らされる仕組みにはなっておらず、働けば収入が増える(働けば保護費は減らされるものの手取りの総額は増える)仕組みになっています。(計算式は不知)

投稿: BUNTEN | 2007.07.15 18:34

キットになったというだけで、自作機なんてのは米英じゃ昔からフツーにある事です。日本でも少数ですがあります(あのスケールダウン零戦は飛んだのかな)。
あのスペースシップワンのバート・ルーたん、じゃないルータンは元は自作機の設計と図面販売で名を上げた人です。(歌手のジョン・デンバーが墜死したときの機体がそれです。スピードカナード。)
英国でもお盛んで、自作機協会なんてのもあって、耐空証明の代わりにここの審査で飛行許可が出るそうです。だからこういうキット販売もできる訳です。そういえばプラモの実物飛行機って21エモンであったな。

投稿: | 2007.07.15 19:38

周辺の筑豊も含めて生活保護の不正受給が多いという問題もかねてからあるわけですが、ただ、最近の北九州での生活保護に関するトラブルが増えてるのは、前市長のイケイケ政策のツケで財政悪化してしまったのが一因でしょうね。
私は北九州市民じゃないけど、市民は不正受給の現状知ってるから一概に市に批判的でもないのも確か。

投稿: ■□ Neon / himorogi □■ | 2007.07.15 21:30

憲法は基本的事件を認めている

→基本的人権 ですね。


昔は小型で弱い台風も多かったのに、最近は大型で非常に強い台風ばかり…
確実に地球は温暖化してる…

投稿: | 2007.07.15 21:47

台風の威力もさることながら、局所的に異様な集中豪雨も増えてますね。
だから被害がより激しく、かつ集中しやすい。

投稿: ■□ Neon / himorogi □■ | 2007.07.15 22:57

厚労省によると、生活保護の不正受給は、2004年度で1万911件62億円に上り、03年度の9264件58億円を大きく上回った。生活保護法85条は、虚偽の申告を積極的に行わなくても、収入を隠すなどの不正があれば告訴・告発の実施対象になるとしているが、警察庁の統計によると、同法による送検件数は1996年~2004年まで3件しかない。(2006.3.4 読売)

一年以上も前の記事で、その後の推移はわかりませんが、不正受給者を告訴するのは各自治体に委ねられているようです。
給付を打ち切るだけで、それまで支給された保護費の返還もままならない。そういったノウハウもなければやる気もなさそうだ。北九州市のように一般ので申請希望者まで警察からの出向者に担当させるなら、先に不正受給者Gメンでも創設して回収はサラ金に委託したらどうですか。

市職員はマスコミで叩かれる度に面の皮が厚くなっている。彼らから見れば生活困窮者はウザイ存在で本心は「さっさとくたばれ」だろうが、あんたらをウザイと思っている名無しが仰山いることも知るべきだな。北九州に於いて、市民も不正受給をしっているというならなぜ告発しないのか?
北九州だから「しょうがない」ではすまされませんよ。

投稿: TOソープランド | 2007.07.15 23:04

>>組員なのに生活保護

まぁ、その自治体議会の大きな会派をとりまとめている地方議員や保守系の国会議員と、その筋との共存関係がある。っつーあたりですわ。

まぁ、「ヤクザ」とは言っても、年中日本全国車で廻って祭りに店を出してるテキ屋から、総会屋とか民事介入暴力に代表されるような「ごろつき」、後は右翼結社に偽装して街宣車で攻撃する裏で、攻撃を止めるためには金を出せ。と言う奴が共謀していたり。などなど色々といますから。
テキ屋とかは実際の稼ぎが低い(上に、色々な地域的な問題があって、他の職に移れない場合が多い)から公営団地への入居とか生活保護とかやむなし。ですが、
右翼に偽装しているのとか民暴関連になると、完全に「用心棒やらせるかわりに便宜を図っている」ような、地位のある議員や政治団体の圧力やら何やらがあって簡単には行政も切れないですから。

まぁ、後よく団地で見るのは、百万以上の仏壇買ったりお布施したり、近所を折伏して廻ってるのに、なぜか生活保護らしい一家とか...こういう人たちが今の政権を支えている訳ですがな┐(´ー`)┌

投稿: Artane. | 2007.07.15 23:28

地元紙(信濃毎日新聞)の調査結果が出ました。
現時点で比例代表の投票先を新党日本に決めている県内有権者は3.2%らしいです。
http://www.shinmai.co.jp/news/20070715/KT070714ATI090006000022.htm

投稿: ya-mana | 2007.07.16 02:04

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