ニュースの裏側
私は今週、本当にテレビを見ている暇が無くて、ネット体力も普段の百分の一以下に落ちているんですが。たとえば以下の厚労省ノンキャリの汚職事件。定年になった途端に発覚したんですか? その理由があるはずなんだけど、そこまで報じた記事にたどり着けない。
昨日の奈良での救急車流産事件に関しても、妊婦側の事情を探っていくと、どうもかなり非常識な妊婦だったらしいことが、ブログのコメント欄を読むと分かってくる。
ところが、世間の圧倒的大多数は、日々ニュースに割ける時間なんてもの凄く限られていて、今週の私以下かも知れない。
そうすると、ニュースの裏側をどうやって知るかというメディアリテラシーの問題が生じてくる。残念ながら、それは2ちゃんじゃ無理なんですね。あそこではあくまでも祭りの状態は把握できるけれども、それとてこちらの体力を割かねばならない。
昨日夜の時点だと、ニュー速板は、この流産事件とミンス議員の不倫スクープで賑わっていたけれど、それとて、どこにわれわれが必要としているテキストがあるかは、スレの全部に目を通さなければならない。こんなことは、日常生活を抱えた普通の人間には無理です。しかもあまりに情報が多すぎて、それで全てを知ったような錯覚も与えてしまう。それが映像であればなおさら。
そういう、自らニュースを掘り下げるチャンスを持たない圧倒的大多数の人々にどうやってそのニュースの核心部分、あるいはそこから社会がくみ取るべき教訓を提示するかは、このメディア過多の時代にあって考えなければならないですよね。
※ 小倉秀夫氏
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/
昨夜ブログのコメント欄で、小倉氏を揶揄するコメントが付いたら、速攻ご本人が登場なさいまして(^_^;)。(本人じゃなかったら名誉毀損だから私は小倉氏にIP情報を公開するよ。何か小倉氏が出没する所、追っかけてコメント・スクラムを展開する人々もいるらしい)
いえ。私はこういうアクティブな方は大好きです。応援します(そのスタンスを支持するという意味では無いけれど)。
日本は医療過誤問題を扱える弁護士がまだまだ圧倒的に少ないし、そりゃ運がなかった……、で済ませちゃならない事例は現実にあるんですから。何かあれば医療過誤だと騒ぐ風潮は問題だというスタンスと、実際に患者がそう感じた場合に、駆け込む門戸があるべきだ、というスタンスは両立すべきだと思う。
何でもかんでも医療過誤、という事象は、お産の場合は、判断や処置が難しくて、昔はバタバタ死んでいたのに、今では相当数が助かるようになった。それでも死ぬ時は死ぬわけです。それどころか、助かるようになった結果、障害児の世話を一生続けなければならない親も出てくる。
そこで弁護士が出てくるのは仕方ないと思います。弁護士は少なくとも患者の意見を代弁するだけであって、裁くわけではない。でも北陸でしたか、刑事事件に発展するのはどうかと思うけれど。あれはもう逮捕の時点で(日本では)刑事罰を受けたのと同様ですからね。ここは分けなければならない。あとネットの中は、総じて弁護士に批判的であるけれど、弁護士事務所の窓口で門前払いを食らっているケースが、実は訴訟にまで発展するケースの何倍もあるだろうことは無視すべきではない。
ただわれわれが反省すべきは、先日の救急車流産事件は、病院の問題云々の前に、どうも妊婦の自覚自体に問題があった可能性も捨てきれない。それすらも表面的な事実経過だけ取り上げられると、報道としては医療問題、すなわちシステムの側の問題として報じられてしまいがちになる。ここはやはりある種の責任の分担があるべきだろうと感じます。本人4割、システム3割、運がなかった3割みたいな。
前世紀、アメリカでお産を巡る訴訟が相次いで、産科医が激減した事例を私たちは目撃しているわけですから、それは患者の権利を守る一方で、どうやって産科医も守るかの手だても考えるべきで、そこには弁護士の知恵も必要ですよ。
※ 姫井氏に不倫疑惑!交際していた教師が告白「かなりのM」
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200708/sha2007083002.html
これは溜まりませんなぁ(^_^;)。でも私より年上? よっぼどアレが良かったんだろうか? てか、この手のスクープの嫌らしい所は、週刊誌は当然選挙に突入した時には知っているわけです。さくらパパにしても。怪文書が出回ったりするから。ところが、ターゲットが野党だと、選挙が終わるまで記事を寝せるんですよね。自民党だと、佐藤ゆかりみたいに選挙戦最中にぶつける。だから民主党にとっては、むしろ選挙が終わるまで黙っててくれてありがとう、な気分ですよね。
※ 老老介護重い課題
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news001.htm
とても他人事とは思えないんだけど、行政がきちんと介入すべきだったのでは? と思うけれど、行政を頼りたくないという意志を持つ人々に、どうやって救いの手をさしのべるかは難しいですよね。結局この二人は、自分たちで決着をつけるという判断をどこかで下したようにも思える。
※ 厚労省前局長 社会福祉法人から30年以上金品受領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000019-maip-soci
これは酷い! いくらノンキャリとはいえ、この自覚の無さと言い、呆れるばかり。ただ、このニュースのキモは、やはり何で今頃発覚したの? だと思う。
※ 医師不足対策、医学部の定員80人増 08年度国立大
http://www.asahi.com/life/update/0830/TKY200708300325.html
800人の桁違いかと思った。さすがに8000人となれば、受け入れ側の問題が生じるけれど、それにしてもこの数はあんまりだと思う。今必要な数は8万の増員とかじゃないの?
※ toto、売り上げ目標達成へ 「ビッグ」人気が貢献
http://www.asahi.com/sports/update/0830/TKY200708300349.html
人間てのは、げんきんなものですな。
※ 炎上機の同系列機で座金なし、製造時から?…ANK発表
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070830it15.htm?from=top
ボーイングも雑な仕事をするようになったなぁ。他の機種もチェックした方が良いぞ。
※ エアバス:世界最大の旅客機、10月にデビュー
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kaigai/news/20070831k0000m020089000c.html
こんなものイラネ。どうせ全日空もJALも、どうやってこれに800名詰め込もうか、しか考えないじゃん。そんなの技術革新じゃないでしょう。
※ 指しゃぶりダメ!で園児の指にからし 甲府の保育園
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000919-san-soci&kz=soci
>男児の保護者から「指しゃぶりがひどい」と申し送りがあったというが
記事には三ヶ月の男児とあるけれど本当だろうか。ふつう親がこんなことを言ってきても、プロなら「気にするな」で済ますと思うんですけどね。
※ 産経新聞、未確認の投書で記事 宇治山田商の応援団服装
http://www.asahi.com/national/update/0830/OSK200708300066.html
これは事実なら、間違い勘違いレベルを超えて捏造としか思えないけど。ただそれを否定したのが、事実上こういう問題では高野連に頭が上がらない学校と、その高野連と一体化している朝日だって所ですよね。
※ 運転室の悪臭消えず、運休 JR宝塚線
http://www.asahi.com/national/update/0831/TKY200708310006.html
しかし私はむしろこの運転士を表彰すべきだと思うのであります。
※ メルマガおまけ この苛々感
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コメント
>救急車流産事件
絵があるからいけない。見出しだけだからいけない。やはりテレビは詰め込みすぎる訳です。平行してニュースとワイドショーと原稿を書く人が別で、でも世間相場にそった内容を送ろうとすると、受けない部分は等しく削る。
「妊婦、流産、事故、たらい回し」だけを連呼する。
AMラジオのニュースは淡々と事実を述べますから、視聴率も含めた社会からの反響を得ようとする努力を放棄してますから、拾いやすい。しかも、地方面というか、各局に枠が与えられたうえで、報じますから、テレビのように識者の意見5秒で終わらせない。絵がない分、識者に30秒は語らせますから、お端折なしで、内容が詳しくなる。
ラジオを聴きましょう、まぁアクセスとかJ-waveの品質は論じないが。
投稿: pongchang | 2007.08.31 10:21
>それは患者の権利を守る一方で、どうやって産科医も守るか
>の手だても考えるべきで、そこには弁護士の知恵も必要ですよ。
そりはどうなんでしょうかねぇ。
新小児科医のつぶやき:脳外科が抹殺されるJBMの悪寒
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070831
産科医療のこれから:奈良大淀病院の裁判! その2
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/08/post_825a.html
医療訴訟で(マスゴミでも)有名な弁護士先生が、ひょっとすると脳内出血の致命性を理解してないかも知れないという、ちょっとばっかしホラーなお話。
問題なのは損害賠償の負担というよりも、判例として確立してしまうことのほう(搬送が困難になっているのも、万全の体制でなければ受け入れてはならないという高裁判例の影響)
投稿: truly_false | 2007.08.31 10:44
> 今必要な数は8万の増員とかじゃないの?
いくつかの試算が出ていますが、病院勤務医として8万人、診療所開業医としてもう8万人というのもありますね。
現在のところ医師の自然増のペースは年間3000人ほどですが、これから2000人程度に徐々にペースが下がってきます。
まず、早急に全国16万人の病院勤務医に8000人ほど上乗せが必要です。…臨床研修制度が変わったことによって遊兵と化した研修医の数がちょうどそれぐらいですから。
しかしながら、ジオンに兵無し。
現在、全国の医学校の総定員は8000人弱です。研修医を送り出すまでのリードタイムは6年必要です。来春の募集で20%定員増しても、8000人上乗せできるまで5年プラスの11年かかります。
現実問題として、ほんの15年前まで総定員は8500人以上ありましたから、その線までの約10%増は来年からでも即可能です。(これまで削減してきた予算復活と教官等の定員増は必要です。)
ちょっと無理すれば、20%増も何とかなりそうに思います。
あるいは、2年間の臨床研修制度を前後1年ずつに分け、後半は内科・外科・産婦人科・小児科の4科に専従することにすれば、一気に主要4科の現場に8000人が戻ってきます。
病院勤務医8万人増を10年で達成するとしたら、たとえば大規模病院に学士入学の4年制職業学校の設置を認めるという方法があります。所管は文科省でなく厚労省でということになるでしょう。
これは純増になりますから、定員50人程度の4年生医学校を人口100万人当たり1箇所ずつ、全国120箇所の病院に設置すれば、総定員は6000人となり、4年後に最初の卒業生が国試を受験して、10年後には純増36,000人が実現します。
ただ、実は研修医の仕事の大半は「雑用」と呼ばれるもので、患者さんの病院内での搬送、書類・伝票類の整理と運搬、手術・検査予約手続き、採決した血液や標本の運搬などで、特に専門教育が必要な業務ではないことがわかっています。高卒者で置き換え可能です。
また、看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、薬剤師で置き換え可能な静脈注射、点滴の管理、採血、検査補助、調剤なども大学病院では医師の仕事とされています。
これも見直しが必要でしょう。
さらにはカルテ以外のドキュメントの作成が医師の仕事として急増していますが、これらも専門学校程度の教育・訓練である程度は置換え可能ではないかという主張もあります。検討の余地はあるように思います。
投稿: rijin | 2007.08.31 11:04
※ 姫井氏に不倫疑惑!交際していた教師が告白「かなりのM」
金が欲しかったのか、話題の中心になりたかったのか知りませんが、こういう話を吹聴する男ってのは糞ですね。
投稿: | 2007.08.31 12:15
> ボーイングも雑な仕事をするようになったなぁ。
まぁ、そうゆうことなんですが、整備の連中が見て、これは常識からいっても
座金を入れるのが正しいと判断したら、入れるのが普通でしょ。
私なら、ボーイングになんで入れないのか、説明しろ!と言いますよね。
他社はその辺、随時対応しているんじゃないかと思いますよ。
皆さん、家電なんかバラシタ時でもそれ位の改造はしているでしょ。
世界の航空会社87社を調べて事故率最高(ワースト87)は「中華航空」ですからね。
ベストテンはデルタ・サウスウェスト・アメリカン・コンチネンタル・ユナイテッド
USエアウェイズ・ノースウェスト・ルフトハンザ・英国・アメリカンウェストの
順番だそうです。
投稿: ハマの住人 | 2007.08.31 12:31
姫井の不倫は選挙期間中も報道されていましたよね。
岡山じゃ県議時代からみな周知の事実とか。
文春は、エロ拓のときに外国人記者からなにが問題なんだと逆に
批判されていた。ムキになって過激な内容の記事を繰り返す文春はいつのまにかアサ芸になっていた。
投稿: | 2007.08.31 12:31
Et alors?
投稿: rijin | 2007.08.31 14:02
外国でもクリントン大統領の例がありますがね。
あれは不倫が駄目ではなくホワイトハウスで
フェやらせてたから?
投稿: たか@ | 2007.08.31 14:45
>報道としては医療問題、すなわちシステムの側の問題として報じられてしまいがちになる。
今朝の「朝ズバ」で、みのもんた氏が「妊娠6ヶ月になって、医師の診断を受けたことがないのは、やはり問題ではないか」という趣旨の発言をしたところ、T○Sの某氏が、すかさず「想定外の事態に対応するのが、救急医療だ」のような発言をしていました。
個人的には、先生がおっしゃるように、責任分担があってしかるべきだと思います。
ところで、以前、日経新聞に見開き記事広告で「日本のお産は世界で一番安全だ」といった内容が掲載されていました。産科婦人科学会の方などの座談会形式でしたが、出産については、一定のリスクがあるのは、今も同じだ思うので、このことも説明する必要があると思うのですが…こういった記事が「神話」を作るようなきがしてなりません。
>A380
シンガポール航空が最初の引き渡しですね。すでにフランクフルト空港などでは、ターミナルがA380用に改造されており、適合テストもまもなく始まるようです。ボーディングブリッジをアッパーデッキに取り付けることができるような構造になっているようです。
投稿: 成田の近くの住人 | 2007.08.31 14:48
医療過誤のリンクをずっと辿っていったら
以前、奈良大淀病院で起きた妊婦死亡事件に関して
裁判や報道で一騒動あったみたいですね
http://minkara.carview.co.jp/userid/9433/blog/5014371/
こんな事が起きていたなんて初めて知りましたよ
一連の警察による冤罪事件並に酷い話じゃないですか
投稿: | 2007.08.31 15:40
↑リンク間違いです 失礼
http://minkara.carview.co.jp/userid/222963/blog/3577611/
投稿: | 2007.08.31 15:44
>しかし私はむしろこの運転士を表彰すべきだと思うのであります
運休を決めた運転士もさることながら、「その状況に追い込まれても」なお業務=運転を続けた運転士も表彰すべきでは?
でも、これをマスコミが取り上げるのは可哀想ですね。
首都高の鬼渋滞で猛烈な便意に襲われて、
何度「誰か・・・俺を殺してくれ・・」
って呻いた事か・・・・・
投稿: 所長 | 2007.08.31 17:09
>たとえば大規模病院に学士入学の4年制職業学校の設置を認めるという方法があります。所管は文科省でなく厚労省でということになるでしょう。
学部卒で4年でなら、短大卒でも4年でいいじゃないですか。司法試験だって学部3年から受けられるんですから。高卒でも4年でいいかもしれませんよ。ただし、旧司法試験同様に教養試験(語学主体)は課すとして。
>あるいは、2年間の臨床研修制度を前後1年ずつに分け、後半は内科・外科・産婦人科・小児科の4科に専従することにすれば、一気に主要4科の現場に8000人が戻ってきます。
医学部4年、卒後研修は後半はストレート。これで、戦力になる2年目研修医が高卒後5年で誕生します。現在は8年かかってますから、3年分の短縮で、1学年8000人として24000人の増員。
投稿: Inoue | 2007.08.31 18:37
>ターゲットが野党だと、選挙が終わるまで記事を寝せるんですよね。
どの候補者が対象でも公示後にその候補者に不利になるような記事はのせないでしょう。もし違っていたら相当まずいことになる。
もっと政治に直結する、丸川が選挙にいってなかったことも公示後はテレビや一般紙では報道していないぐらいだから。
(保坂さんかわいそう)
それに、自民党議員に賭けゴルフや不倫は似合いすぎてるでしょう。
投稿: 英雄色を好む | 2007.08.31 20:57
>もっと政治に直結する、丸川が選挙にいってなかったことも公示後はテレビや一般紙では報道していないぐらいだから。
期日前投票というのは公示後にするに決まっているじゃないですか。
丸川は新宿区役所に期日前投票に行って選挙権がないのがわかったんですよ。それで過去3年間、選挙に行っていないこともわかった。その時の生映像をもとにテレビ、新聞と大々的に報道したんだよ。
投稿: | 2007.08.31 21:13
グッドニュースです!
アメリカでは日本の姫井の不倫どころでは
ないくらいの大騒動になりそうですよ
あの、マイク・ホンダもやばいようでww
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070831-00000911-san-int
http://falcons.blog95.fc2.com/blog-entry-39.html#comment
投稿: B33 | 2007.08.31 21:52
>中国系実業家ノーマン・シュー氏
↑こいつですよね。産経が以前、慰安婦問題の大物実力者として記事にして、本人が、いやぁ、日本大使館関係者は、私の所には来ませんなぁ、とほざいていたのは。
投稿: 大石 | 2007.08.31 22:05
医師不足の件ですが、そんな短期間に学生だけ増やしても上手くいくとはとても思えませんねぇ。
サービスとしての医療水準の低下で短期的には今より酷い状況になりそうな気がします。
まずは現状の不足分を補うために外国人医師・看護士の受け入れを増やし、体制を回復しつつ次世代を育成していくなどの中長期プランが必要でしょうね。
投稿: 2歳児の父 | 2007.08.31 23:03
どうせまた古森の為にする捏造じゃないの?
最近針小棒大記事が多いし。
誤訳ですまない誤訳も多いし。
投稿: | 2007.08.31 23:13
ラジオだって腐っていますよ。だって今はなき少年ファングというリイド社から出していた。マンガ雑誌があったのですが、小学生向けマンガ雑誌といいながら、コミケに出店するわ、文化放送でラジオ番組やるのはいいとして、このラジオ番組が夜中の2時にオンエアーするという小学生が夜中の2時にラジオ聴いているとは思えないので、文化放送が金儲けのためにやったとしか思えないような事ですし、大抵の文化放送のラジオ番組なんて声優の内輪受けのゲームか、トークか、お遊戯番組でたまに投書読まれても関東周辺か、太平洋側の大都市、北海道、関西で、日本海側は放送禁止用語の裏日本と罵倒する腐れ放送局です。
投稿: ギガントロケット | 2007.08.31 23:25
>救急車流産事件
こんな記事も出てますな。
http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__jcast_10860.htm
これを読む限りでは患者がわざわざ病院をボロボロにしているとしか思えない。公立学校の荒廃ぶりと同じような感じなのかな。あれもいけん。
たしかにああいう事ばかりでは病院も学校もたまったものではない。あれでは医療崩壊どころか崩壊前に全員逃げ出しても不思議ではない。
しかし、こうも地域によって事情が全く違うものなのか。同じような地方、しかもど田舎に住んでいても雰囲気すら全く違うように感じる。
これではいくら医者を増やしても……(かなりキツイものがあるのでは)。
投稿: | 2007.08.31 23:32
2歳児の父 さん、こんにちは。
> まずは現状の不足分を補うために外国人医師・看護士の受け入れを増やし、体制を回復しつつ次世代を育成していくなどの中長期プランが必要でしょうね。
日本人のために数千人・数万人単位で貴重な自国の医師・看護師を年々歳々提供してくれる国はいまのところありません。しかも、彼等外国人医師にとって、おーべー諸国に比べたとき、日本という國がそれほど魅力的とも思えないのですが…。
Inoue さん、こんにちは。
医学生の教育に従事していると、数年に一度、こいつは成績は良いけど、医者にするのはちょっと…という人材に出会うようです。
それを途中で放り出せないのは、医学部卒業生というのが思いの外、潰しが効かない存在だからで、温情主義から基礎医学や社会医学に進むように…つまり現場に出ないようにさりげなく指導するわけではありますが、どうもいつも成功するわけでもなさそうです。
医学部を6年制から4年制に変更する主目的には、心おきなく適正のない学生を途中で放り出せるということがあります。修業年限短縮は、ある意味でついでのことに過ぎません。大量に入学させ、時間をかけて不適格者をふるいにかけていくわけです。
投稿: rijin | 2007.09.01 00:18
医師の促成栽培なら、法科大学院のような専門職大学院医師養成過程を新設すれば良いと思います。入試で基礎生物学を習得している人を採用することにし、2年で臨床技術を習得できませんでしょうか。子育て中の休業医師を臨時講師として採用できます。
または、看護士が医師になるコースにしても良いと思いますが、実態を知らないので無責任な意見かもしれません。
医師過剰になったら、医師免許保持者がサラリーマンやったって良いですし、老人介護ヘルパーでもいいでしょう。実際に、近所の小児科・内科開業医は老人介護業に看板を架け替えてしまいました。
18歳医学部入学者だけが医師の主な供給源と考える必要はまったく無いと思います。
投稿: a | 2007.09.01 00:49
外国人医師、来てくれないでしょ。今の日本の勤労条件じゃ。
たとえ条件をよくして来てくれたとして、ただでさえ貴重であろう発展途上国の医師を、金で呼び寄せるというのは倫理的にどうかと思いますね。
「日本は金で健康を買う。そのせいで我が国のこどもたちは死んでいく」ってね。
投稿: | 2007.09.01 00:50
>A380
理論値では800名まで詰め込めるんでしょうが、そうなるとターンアラウンドタイムが1時間では利かなくなりますから、その分機材効率が悪化し、コスト面でB787に対して不利になりますね。エアバスは「シートマイルコストが……」と言いますが、1日何レグまで飛ばせるかの考慮が足りていないような気がします。JALにしてもANAにしても、羽田発着枠さえ余裕があれば、B747じゃなくてB777を飛ばしたいですからね。
まぁ、国土交通省が積極的な羽田国際化に動くのであれば、1路線当たりの就航便数を1日13便程度に制限して、幹線を大型機に誘導していく可能性もありますが、その場合はB747-8に流れるでしょうね。
投稿: 五月原清隆 | 2007.09.01 01:26
> 成績は良いけど、医者にするのはちょっと…という人材
コメントに反応するのもどうかと思いますが、この類の話は、本当でしょうか。
何らかの技術が一流(ブラックジャックとか、God Hand, Last Hope とか)になれれば、問診は普通の医師にやらせ、処置だけしてくれる(風変わりな・気難しい)医師がいてくれて一向に構わないと思うのです。頭は良いはずなので、治療という目的だけを達してくれれば、ナースを片っ端から口説こうと、拝金主義者だろうと構いません。
それとも治療が下手くそとか、患者を襲ってしまうとか、何処の社会でも使い物にならない方達のことを指すのでしょうか。
投稿: a | 2007.09.01 01:27
イギリスの医療はこういうことに。
http://bontv.web.infoseek.co.jp/column.uk1.html
http://www.geocities.jp/jgill37jp/nhs_index.html
アメリカはさらに酷い。
http://www.geocities.jp/jgill37jp/America.html
投稿: so | 2007.09.01 02:31
>問診は普通の医師にやらせ、処置だけしてくれる(風変わりな・気難しい)医師がいてくれて一向に構わないと思うのです
医療は、「処置だけ」ではありません。処置に至るまでの経過が重要なことが多いいです。
まあ、患者に直接会わないなら、レントゲン読みのみが、ありますが。
医師間・医療従事者間での人的関係がうまくいかなければ、グループ治療にかかわることはむつかしいでしょう。
一人の名医のみでは、今の医療は出来ません。
ブラックジャックは、あくまで、フィクションです。赤ひげと同じように。これらをもとにした、医療批判は、現実とはかけ離れています。
投稿: 龍 | 2007.09.01 06:17
>患者の権利を守る一方で、どうやって産科医も守るかの手だても考えるべきで、そこには弁護士の知恵も必要ですよ。
その通りですよね。現実の生活を踏まえたオトナな意見だと思います。
あと、航空機事故でも日本では責任論がまず最初に来ていましたが、
最近は事故原因と再発防止が重視されているように、
医療事故でも再発防止の為の仕組み作りがもっと必要だと思います。
医療器具のフールプルーフ設計とかノウハウの標準化とか・・・
医者や弁護士等の専門家が自分の職責を果す事を大事に思う気持ちや
プライドはわかりますけど、最終的に困るのは誰かなのかを頭の片隅に入れて
部分最適ではなく全体最適を目指して欲しいもんです。
だって、ほら、昔、日本は専門家が突っ走っちゃって戦争を始めて、
しかも負けちゃったんですからw
投稿: 元川崎市民 | 2007.09.01 06:48
医業についてはラディカルホスピタルからの
知識ぐらいしかありませんが、
今のままでは医学部の定員増やそうが促成やろうが
美容整形と眼科と皮膚科が増えました、で
終わるんじゃないですかね。
外科医産科医小児科医が足りないなら
まずその関係の診療報酬か何かを増やし
他の科を減らした方がいいでしょう。
開業医ばかり増えて病院が成り立たん、と言うなら開業医の報酬削って病院医に回せばいいでしょうし。
あと、根本的な問題として矢張り高齢者向けの医療を削って子供向けに配分しなおさんと。
リソースの配分が間違っていては元の量を幾ら増やしても効果は微々たるもんになるでしょう。
投稿: 紅 | 2007.09.01 08:22
今の日本の医療体制に不備があるのも事実だけど、米国はともかく英国でも酷い医療体制ってのはショックでした。
我々は何処の国の医療体制を真似ればよいのか?
世界に模範となる医療体制を構築ってのは、国民性的に無理がありすぎる。
どっかのお国のコピーってのが一番国民性にあっていると思うが、さて真似るならどの国かな?
投稿: 所長 | 2007.09.01 10:14
>どっかのお国のコピーってのが一番国民性にあっていると思うが、さて真似るならどの国かな?
いやあ、日本には珍しく、まねる国がどこにも無いくらいコスト・クオリティ・アクセスのバランスが取れた医療体制だったんですよねえ、これまでは。
そりゃ瑕疵はいろいろあったんですけどね。
それでも今から思えば20世紀後半から21世紀初頭にかけての、日本の医療体制は世界的な標準からみて奇跡のように抜きんでた存在でした。びっくりすることに、「世界に模範となる医療体制」だったんですよ。そう思ってなかったのは日本人だけで、よく各国から調査に来てましたよね。
その最大の要因は、調査に来たヒラリー・クリントンによれば「考えられないくらいの医師の献身」であったとのことで、これをアメリカに当てはめることは絶対にできない、と結論づけていました。
ですから、どこの国をまねても、現状よりは悪くなるのは間違いないですけど、まあなるべく国民の犠牲が少ないやり方を目指して貰いたいものですね。
投稿: | 2007.09.01 11:14
医師過剰、もしくは将来医師が過剰になるという報道があったのは、そう昔の話ではないのだがあれは一体なんの意図があったのだろう。
検索すると82年と97年に医学部の定員を減らす閣議決定がなされたとある。これが事実なら国策で医師を減らしたことになる。
投稿: | 2007.09.01 11:30
>まずその関係の診療報酬か何かを増やし他の科を減らした方がいいでしょう。
「何かを削ってどこかに回せ」論ってのは、総額が足りているという前提でモノを言っているわけですよね?医療費の総額が足らないんですよ。圧倒的に。リソース配分うんぬんという議論は、せめて西欧諸国なみの医療費を確保してから言うべきことです。
軍オタにわかりやすい話をするなら、43年以降の東部戦線の指揮をマンシュタインにやらせても、ポーランドとの国境線を維持するのが精一杯だったでしょう。
投稿: Inoue | 2007.09.01 11:38
>国策で医師を減らしたことになる。
厚生省(当時)保険局長による「医療費亡国論」が83年ですから、だいたいこのころから医者を減らして医療費を圧縮することを計画していたんですね。
でも何をしても医療費は伸び続けた。もう医療体制自体を根本的に破壊するしか手がないんでしょう。もう少し国民が早死にするようにすれば、医療費の伸びも、年金の支払いとともに減るって訳です。
投稿: | 2007.09.01 11:51
>もう医療体制自体を根本的に破壊するしか手がないんでしょう。もう少し国民が早死にするようにすれば、医療費の伸びも、年金の支払いとともに減るって訳です。
他の方々の投稿も拝見させて頂きましたが、
「日本の医療体制は問題もあったが世界一だった。」「ただ最近は問題が増えすぎてしまっている」
という事ですね。勉強になります。
しかし、その打開策が上記手段だとすると悲しいですねえ。なにが悲しいって合理的で充分に理解できるからです。
四半世紀後には心を鬼にして
「お袋、そろそろ死んでくれ。」
って言わなきゃならないかもしれないって事ですね。究極の親不孝ですな。
自分が倅に言われるのは耐えられるが・・・・・
苦労をかけたお袋に言えるのだろうか・・・・・
投稿: 所長 | 2007.09.01 12:17
>医師過剰、もしくは将来医師が過剰になるという報道があったのは、そう昔の話ではないのだがあれは一体なんの意図があったのだろう。
勝手に捕捉すると、他にも勤務医が増えると開業医の脅威になるということで日本医師会も医者の数を減らすことに同意しました(※:日本医師会は開業医の団体です。公立病院とかにいる勤務医とは関係ない団体です)
あのころは武見元副大臣のお父さんとかもいてものすごい影響力がありましたから>日本医師会。
今は日本医師会は後継者争いで往時の勢力を失って、看護士や助産師の団体の方が影響力あります。(助産師の影響力の伸張を表すのが、例えば「妊婦に対する看護士の内診禁止」通達です。
投稿: むにむに | 2007.09.01 12:37
>しかし、その打開策が上記手段だとすると悲しいですねえ。なにが悲しいって合理的で充分に理解できるからです。
あなたが借金をして、親を養えばすむこと。
さっさとインデックス投資でもして資産形成と不労所得を確保することをおすすめします。
投稿: ほるほる | 2007.09.01 17:38
もっとも堅実な投資法でしかないインデックス投資程度で、これからの医療・福祉の高騰に対処できると。
インデックス投資の唱道者の橘玲ですら、日本の医療が世界一であることは認めているのに。
投稿: truly_false | 2007.09.01 21:51
>これからの医療・福祉の高騰に対処できると。
そのように未来を予測するなら、医療関係の株を買っておきましょう。
将来の破滅やら高騰やらを予測しているなら、それに備えた対処をすればよいのです。
>インデックス投資の唱道者の橘玲ですら、日本の医療が世界一であることは認めているのに。
でしたら、不労所得を確保できた日本人は世界一幸せになれますね!
ていうか、日本の医療レベルと、個人が将来に向けて資産を作るのとは何の関係も無いと思うのですが。
投稿: ほるほる | 2007.09.01 22:11
ないものも、高すぎるものも買えません。
単純なこと。
投稿: truly_false | 2007.09.01 22:34
>>これからの医療・福祉の高騰に対処できると。
>そのように未来を予測するなら、医療関係の株を買っておきましょう。
>将来の破滅やら高騰やらを予測しているなら、それに備えた対処をすればよいのです。
医療費が高騰したからと言って医療法人が儲かるとは限りませんな。多分訴訟だの人件費だので原価が高騰するだけでしょう。
投稿: 紅 | 2007.09.01 22:52
>a さま
>>成績は良いけど、医者にするのはちょっと…という人材
どちらかといえば、腕はいいけど人付き合い・コミュニケーションが苦手、という人材ではなく、学校の勉強「だけ」はできるけど現場では使い物にならない人材を指すのではないかと。つまり、学科の成績は良いけど、診断も、オペの腕も、からっきし、てことですね。勉強はできる(成績は良い)=頭が良い(応用力、実践力がある)とは限らないですから。暗記さえできりゃ、大概のテストはクリアできる。でも、がっこの成績は良かったけど(いい大学出てるけど)現場では全然使い物にならん、て人材、医者に限らず、どこの職場にもいるんじゃないでしょうか?そんな人材の場合、>基礎医学や社会医学 の分野が向いている、という訳ではないでしょうが、しかし、ミスが即患者の生死に直結する現場に出られるよりは、遙かにマシというものです。
投稿: ya-mana | 2007.09.02 01:46
truly_false さま
>ないものも、高すぎるものも買えません。
なければ作ればよい。高ければローンを組めばよい。
単純なこと。
紅さま
>多分訴訟だの人件費だので原価が高騰するだけでしょう。
その分、価格を上げればすむことです。
ついでの訴訟関係の株も買っておきましょう。
投稿: ほるほる | 2007.09.02 13:46
なんのためのインデックス投資なんやら…
投稿: truly_false | 2007.09.02 16:37
要するにほるほるさんの目差している姿は
・医師不足や訴訟の頻発には医療費の高騰で対応させる。それで医療を受けられない人は自らの人生設計に問題があったのだから自己責任
と言うアメリカ以上に厳しい自由化を目差している訳ですね。まあそれはそれで合理的です。
投稿: 紅 | 2007.09.03 07:38
紅さま
>・医師不足や訴訟の頻発には医療費の高騰で対応させる。
最新テクノロジーによる早期発見・早期治療で、病気になる前に治療・予防することで、医師不足を解決し、医療費を削減します。
投稿: ほるほる | 2007.09.03 21:38
>最新テクノロジーによる早期発見・早期治療で
「常温核融合が出来ればエネルギー問題は全部解決」
「どこでもドアができれば通勤ラッシュは全部解決」
みたいな感じですか。
いつ実用化されるか、本当に実用化されるのか判らん「最新テクノロジー」を前提にして現状を改革するのは無理があるでしょう。
投稿: 紅 | 2007.09.04 07:33