総員玉砕せよ!
昨日は関東地方も結構な暑さだったんですってぇ?(^O^)/
家族が実家から帰ってきたものだから、風が直接人体に当たらないようエアコンのフラップをほぼ水平にした状態で、風呂入って夕食を取ったんですよ。ほんの一時間。温度設定はそのまま。したら、もう暗くなっているのに、私の部屋は結構な暑さ。昼間は全く快適だったのに。
で、風呂入っていたら、長男が、眼を怪我してどうのこうのと言い出して昨夜病院に行ったとかで、何のことかと女房に尋ねたら、夜寝転がってビデオを見ていたら、ふざけた次男の踵落としが長男の顔面に決まって(これがまた一度や二度じゃないんだよ、全く……。3歳児にそれは危ないんだと説教しても無理だもんね)、長男が泣き喚くものだから、21時頃、車で桜木町にある救急指定病院に連れて行ったらしいんですよ。
公立病院の眼科らしいんだけど、わりと空いていたという話で、でも患者は子連ればかり。公立病院だからでしょうか、うちの近所の大病院のように保証金もいらずに総額3千円で、その場で目薬も出してもらったとかで。
たぶん御近所のドクターの持ち回り当番だと思うのですが、さすが横浜市ですね。有り難う! こんなお盆休みに働いている名も無きドクター&看護婦&薬剤師&事務方さん。
※ NHKスペシャル ドラマ・鬼太郎が見た玉砕
「兵士たちは何のために死んだのか…戦場では皆生きたかったその無念を水木しげるが漫画に」
南洋で餓死か玉砕かを選ぶのも辛いけど、シベリアで抑留して凍死も辛いよなぁ、と思いながら見ました。ドラマだから仕方ないけれど、実際は兵隊が潜むような南洋のジャングルって、空間はほとんど無いんですよね。1日10メートル切り開くのに10人係りだったりして。
玉砕せずに生き残った兵隊に自決を迫る全く無益なシーン(しかもそれを命じた参謀は自分一人逃げ帰るんだよね。固有名詞は当然解っていると思うけど)とか見ていると、日本軍つうのは、いつからああも戦略も戦術も無い素人集団に堕落したんだろうと怒りが湧いてくる。
イラクでの米軍にしてもそうだけど、軍隊の真価は、自分たちが想定していない状況に遭遇した時にこそ発揮されると思う。
※ NHKスペシャル「A級戦犯は何を語ったのか~東京裁判・尋問調書より」
東条英機・広田弘毅の一問一答▽南京事件の責任とは▽天皇の発言をめぐる密室の攻防
東條はともかく、広田弘毅を取り上げるのはどうかなぁ、と思った。彼に罪がない、あるいは限りなく無罪に近いからと言って、実際に起こってしまった事態、たとえば南京事件等が免責されるわけでもない。単に、その件での彼の責任は軽いだろうという程度の話に過ぎない。
広田弘毅は高潔な人物だったということを、今更クローズアップする必要があるのかなぁ、と疑問に感じたのですが。
※ NHKスペシャル「パール判事は何を問いかけたのか」
“日本無罪”の真意▽揺れた東京裁判▽判事団11人密約と分裂
これは面白かったですね。パール判事云々よりも、判事団が一枚岩では無かった、という話が面白かった。特にオランダのレーリンク判事の心の変遷が面白かった。ググってみると、彼がこの裁判をどう見ていたか、結構詳細なサイトが何件か出てきます。
昨日の番組でも言えることだけど、国家としては無罪だったとか、A級戦犯は本当は罪に問われるべきじゃなかったとかいう番組よりも、じゃあいったい誰が何処でそれを主導していたんだ? という所のレポートが欲しいですよね。誰が南方での無駄死にを命令し、誰が満蒙での棄民を容認したのか。一口に軍部が軍部が、と言っても、そこは最終的には個人の集団なのだから、具体的に誰それが責任を持っていたのかということを調べて報じて欲しいですよね。かつて読売が特集したように。
※ セカンドライフ内で来月演奏会=プロで初―リバプール・フィル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070814-00000151-jij-ent
面白そうですね。日垣隆先生は早速ここにお店を開かれたそうで、私、ここに参加する気はなかったけれど、一日中、お店の前に立ってましょうかね(~_~;)。「盗作野郎」とか書いたTシャツ着て。
※ 選手目線でサッカー観戦 超臨場感テレビの基盤技術開発
http://www.asahi.com/business/update/0814/TKY200708140281.html
>8人のチアリーダーが踊る様子を撮影した。
全く! けしからん話ですなぁ(~_~;)。次のステップには宇宙企画でも噛むんでしょうか。そろそろマトリックスAVとか出てきそうな気がするが。
※ 帰省中の自衛官おぼれ重体 鹿児島
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiko/070814/jko070814006.htm
この辺りは、海はちょっと遠いし、逆に川は信じられないほど綺麗だしで、ついつい泳いじゃうんですよね。でもうちの田舎は、川の事故も結構多いんですよ。私の同窓生でもひとり、10何年前、川で死んでいます。
※ トンボ鉛筆会長を逮捕 覚せい剤と大麻所持容疑 警視庁
http://www.asahi.com/national/update/0814/TKY200708140355.html
へぇ~。ま、盆明けの週刊誌に詳しく載るんだろうな。
※ ドコモのちぐはぐ
もう何年だろう、結構長いこと使っている私のムーバを、そろそろfomaに乗り換えようと思って、いろんなショップを覗いてみたのですが、fomaの買い換えと、ほとんど値段は変わらないんですよね。安い所で、せいぜい1割引、旧型なのに全く同じ値段という所も珍しくない。
ドコモって、ムーバを止めてFOMAに一本化したいんですよね? とても買い換えを促すような値付けじゃないんですが、ドコモはこれで構わないんだろうか。
※ 今日は燃料を投下する予定で準備していたんだけど、止めときなさいという声があってですねぇ、でまあそういう時、いつもならメルマガのおまけとしてコソーリと流すわけですが、2ちゃんにコピペされることが100パーセント解っているのにそれをやるのは、ちゃねら~は読める一方で、ブログの読者に対して不公平だし。勿体ないなぁ。せっかく書いたのに。次のコミケで売るかな~。
※ 所で、昨夜凄く頭に来たことがあって、自分のブログのコメント欄で入力しようとすると、百パーセント、れいのスパム自動書込ツール対策の文字認証の頁に飛ばされるんですよ。しかもこれが読めない _| ̄|○ 。最悪4回くらい入力に失敗しました。 i と f と j 、これがほとんど判別できなかったりする。しかも一度認証に失敗すると、全く違う文字列をまた解読しなきゃならないから、もの凄く作業量が増える。
取り立てて認証頁に飛ばされるような内容だったとも思えないから、これは @nifty が、判定基準を自動的にタイトにしたということなんですよね。たぶんココログのコメント欄にスパマーが殺到しているということなのでしょう。
この機能はブログ・オーナーの方で、オンオフが出来るのですが、ちょっと外してしまうことの不利益の方が大きいような気がするので、コメントなさる方はしばらくご辛抱下さい。それはそれとして、 @nifty の方にクレームは入れておきます。
※ メルマガおまけ 転送サービス
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コメント
>(~_~;)。「盗作野郎」とか書いたTシャツ着て。
それではあまりにストレートすぎるので、ファーストベーシック(無料)10人が「盗作野郎(英語で。)」を1文字ずつ描いたTシャツで店の前をうろつく。
あるいは一人で8枚用意して一日一文字で店の前をうろつく、なんてのはどうですか?
いかにも「これをつづると一つのメッセージになるよ。」「我々は一つのグループです。」というような派手派手のデザインにして。
ルールとして一人なら、「綴りの順番でシャツを着ていかない。」グループなら「できるだけ一回に全員がそろわないようにする。」揃ってしまった場合も「できるだけ単語の並びにならないようにする。」で、見ている人にパズル感覚で読んでもらう。
こんな趣向はいかがでしょう。
*一人でやるなら、二文字ずつでもいいかも。
投稿: | 2007.08.15 11:09
>宇宙企画
今や時代はオーロラプロジェ0トでしょう!!
投稿: nanasi | 2007.08.15 12:19
>保証金もいらずに総額3千円
この時間帯だと救急受付では精算ができないので3000円か5000円仮払いで後日窓口で精算するというのが普通なんですが・・。
3000円余はちゃんと計算してもらった負担金なんですか?
投稿: ブログ読者 | 2007.08.15 15:25
>宇宙企画
着エロの時代、せっかちな若者には、冗長なストーリーやチラリズムは受けないとか。高画質や臨場感も不要でしょう。
>踵落とし
私も眼に食らって飛び起きた覚えがあります。無事で何より。
>ドコモ
GPSが無い機種を選べるのも今のうち。プライバシーを守るならもう待てない時期と思いますよ。
http://slashdot.jp/mobile/article.pl?sid=07/01/10/2019250
投稿: pongchang | 2007.08.15 15:57
>帰省中の自衛官おぼれ重体
気の毒であるが、河童の川流れということか……わらひも、登山マップで危険の表示がない道で左足捻挫し、幸い歩くことはできてそのまま下山、帰京して来れたけど、一つ間違えば同じようにマスゴミの餌食になったかも。つくづく、レジャー中の油断は、怖いのだった。
ほんと、岩に挟まれた足の骨がピキーンと外れた時と、その骨がカクーンと再びハマった時にはモロに実感があったし、次に左足の踝から先が痺れ始めた時点では、「こりゃもう駄目だ。遭難だ」と思った。しかし、数分もすればそのまま歩行を再開できたので、「我に神のご加護あり」と実感しますた。
投稿: 土門見人 | 2007.08.15 16:48
フジテレビ。
大石英司三等海曹、硫黄島で掃海訓練中。
思わずネタかと思ったよ。今やってる。
投稿: | 2007.08.15 17:50
先生! 大変です!
CXの「スーパーニュース」で日本周辺の機雷掃海作業のことやってますが、大石英司三曹なる海自隊員が登場してます!
投稿: 酢昆布 | 2007.08.15 17:54
>マトリックスAV
3次元や臨場感なんて人の妄想力に比べれば飾りなんです!
お偉方にはそれがわからんのです!
高度な3次元映像を作れるようになってからゲームが廃れていったのは、時代的に表現が出尽くしただけではなく、むやみにリアルに描くことによって妄想や想像が行われる余地を奪ってしまったからだという気がしてならないです。
まぁこれも妄想ですが(汗
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2007.08.15 17:55
すいません、被りました!(~_~)
投稿: 酢昆布 | 2007.08.15 17:55
>CX
クリタソは夜のニュースだから、きっと同じ原稿は読まないし(ry
万が一「ヲヲヰツエヰヂ」などと口走ったら、明日以降のブログの更新は灰となった作者の手にはおえないだろうなぁ。
投稿: pongchang | 2007.08.15 19:45
>大石英司三等海曹、硫黄島で掃海訓練中
無念、見逃したす。
投稿: 大石 | 2007.08.15 20:06
>軍隊の真価は、自分たちが想定していない状況に遭遇した時にこそ発揮されると思う。
いや、そんな簡単に言わんといて……軍隊という組織は、予め想定した戦争様相に従って、組織を作るもんだから。で、実際の戦争が始まると、互いに「相手の想定しない事態に追い込もう」とする。それが戦略であり戦術なんだけど、結局国力の争いになるんですよね、特に独ソ戦のような長期戦の場合。短期戦(中東戦争のような場合)では、事前に決めていた想定に持ち込めた側が勝つ。
で、イラク戦の米軍が無策なわけではなく、手を打つことは打っています。ストライカー旅団(第3歩兵師団隷下)の投入はその例で、戦闘効率では従来型の車両化部隊より遙かに優れていて、ストライカー旅団の投入された作戦は、反米武装勢力は大負けになっています。
投稿: 土門見人 | 2007.08.15 21:09
>3000円余はちゃんと計算してもらった負担金なんですか?
考えてみると変な話ですよね。医薬分離の原則だってあるだろうしで。でも仮払い等ではなく、その場で完了する決済だったみたいです。
投稿: 大石 | 2007.08.16 03:56
眼科と皮膚科って通常の診察時間でも院内処方が多いですよね、って
個人的な経験だと院外処方ないです。
我が家の場合も時間外急患で会計は3千円だったような気がします。
同じ病院で保険証をもっていない中国人が急性腸炎の診断で仮払い3万円払わされていました。
投稿: | 2007.08.16 05:48
>日本軍つうのは、いつからああも戦略も戦術も無い素人集団に堕落したんだろうと怒りが湧いてくる。
高校時代にたしか山本七平氏の著作だったと思うのだけれど。読んだことがあって。
日本陸軍が対米国戦の研究とア号教育という訓練を行い始めたのは昭和17年ということがそこには書かれて
あった。戦争を舐めているとしか言いようがないと
思いましたね。
投稿: 123 | 2007.08.16 15:25
>NHKスペシャル ドラマ・鬼太郎が見た玉砕
ドラマそのものより挿入アニメの鬼太郎たちの声が全員オリジナルキャストだったのが良かったw
そういえば安倍ちゃんは今月下旬にパール判事の遺族に会うらしいからきっとNHKも見てたんじゃないだろうか。それにしても中村屋のボースとかチャンドラ・ボースとか日本にゆかりのあるインド人は多いな。
投稿: | 2007.08.16 21:17
パール判事の「とにかく日本は美しい国だと言うことだ」の言葉に安倍ちゃん涙目だったに違いないな。
投稿: | 2007.08.16 21:24
>戦争を舐めているとしか言いようがないと思いましたね。
それいうたら、欧州各国は皆同じでしたよ。
英仏ソは、戦車の運用について全くの歩兵直協、第1次世界大戦型。で、実際に開戦したら、独の電撃戦にきりきり舞い。戦争が始まってから、慌てて戦車の運用を再考し、英国に到っては戦車の設計からやり直す始末。陸海軍とも、戦術の再建をやらないで済んだのは、米国くらいなもんです。(国力のお陰で、ボロが出ないと言ってもいいくらい)
軍隊というのは、大概の場合昨日の戦争に備えるもんです。何も日本陸軍に限った話じゃないのです。
投稿: 土門見人 | 2007.08.16 21:52
>>それいうたら、欧州各国は皆同じでしたよ。
いや、それ以前に日本の陸軍はあくまでもソ連と中国のみが
仮想敵でそっちが専門だからアメリカに関しては全く知らなんだ。という話をよく聞きますのでね。
それを聞いたら誰でもアホちゃうか?と思うでしょう
じゃあなんで全く知らないやつに喧嘩売るのかと・・・
で、よう調べてみたらスペインの須磨機関とかからたくさん
ワシントンの情報入っとるやんけと・・・・・
他にもスウェーデン大使館駐在の小野寺大佐なんて人は
ソ連が中立条約を破棄して対日参戦をすると言う情報を
ソ連がドイツに侵攻する3ヶ月前に打電してるんだけど
参謀本部はいつものごとく無視!なんやねんそれ?
おかげで北方領土を取られてしまったじゃないか・・・
ひょっとして情報をちゃんと分析して使った方が良いという
ことをある程度の段階で認識できる知能は最後までなかった
んかと・・・・
で、なんでそうなるかと言えば日本の参謀は儂は偉いと
出世コースやと、エリートやと天狗になりよるんですわ。
傍流の情報畑は端っからあんまし相手にしないと、
ソ連がすごい戦車を開発したって情報を入手して送っても
あいつは恐露病や大げさなんやということで、逆にバカに
してしまう。(あと逸話としては戦車の数がソ連といっしょ
やったら戦力はいっしょや!と言って兵棋演習をやって
勝った勝ったと言ってた話とか)
だったらアメリカは知らなんだから云々どころかソ連も知らんやろ!と突っ込んで見たい
英仏ソがドイツを舐めていたよりもさらにその斜め上を
行っているようなww。でも英仏ソはいいですよちゃんと
反省して練り直したんだから
だってこっちは戦術の再建どころか最後まで夜襲とバンザイ突撃の話しか聞こえて来ないですから・・・。
投稿: 123 | 2007.08.16 23:46
原作の『総員玉砕せよ!』を入手して読んでみたんですけど、原作では玉砕を命じた参謀は、その直後にバイエン支隊の生き残りの指揮官に射殺されるんですよね、思い余って。で、その参謀は死に際に「水本少尉、これで(私も)義務が果たせたようだ」と言い残す。それを聞き届けて、指揮官も玉砕の覚悟を決めるんですよ。TVドラマではこの部分が省略されて、参謀が人非人のように描かれているが、実際には参謀も兵団司令部と支隊の板挟みで苦悩する、一人の人間だったのです。
当時、一兵卒に過ぎなかった水木氏がこれだけ画けたのは、それでも死ななかったバイエン支隊関係者が結構いたということです。また、戦後になって水木氏に事情を語った兵団関係者もいたわけです。普通、兵隊に事情が分るのは自分の中隊までですよ。大隊や連隊いわんや兵団司令部で、どんな会話が交わされ、どんな命令が出されたかなんて、分るわけない。取材したのでなければ、水木氏のフィクションということになる。私は水木氏が8月になると被爆地や沖縄に湧き出す反戦業者と違う人物だと思うから、取材の成果だと考えています。殺されかけた者の執念というか、戦死した戦友への供養というか、そういう感情がエネルギーになって作品に結実したのでしょう。
投稿: 土門見人 | 2007.08.17 19:53
「総員玉砕せよ」原作では、木戸参謀も戦死していますが、実際にはもう少し早い段階でバックれて司令部に戻ったそうです。ドラマでの描き方の方がむしろ史実に近かったのではないでしょうか。
ちなみに、講談社文庫版のあとがきにそんなことが書いてあったように思います。
実際については、自伝や「昭和史」の方を読んだ方がわかりやすいのかもしれません。
それにしても、木戸参謀の榎木孝明ははまり役だった…。
投稿: | 2007.08.23 19:30
http://blog.so-net.ne.jp/taro_iseki/2007-09-03
投稿: 井関太郎 | 2007.09.03 22:34