私に対して、当たり障りのない営業トークを期待する読者の方が偶にいらっしゃるようなので、改めて表明しておきます。私はゴルファーは大嫌いだし、喫煙者はガス室で死ねば良いのにと思っているし、このブログに於いても、そのことは度々表明してきました。
今後ともそのスタンスを改める気は毛頭ありません。私に対して、いらんことを言うなという方は、私のブログを読み続けること自体、そう愉快なこととは思えないので、ここから去ることをお勧めします。貴方にとって利益となることは恐らく何も無いでしょうから。
私がネットの中で、極めて不愉快に思うのは、ある事柄に関して、たまたま、ある意見を支持する声が多かったとする。その時に、あたかもそれが正義であるかのような態度を取り、それを他者に強いる人々です。私は天の邪鬼ですから、そういう人々と出会うと、ついそれは違うだろう、と言いたくなる。
※ 「私はやってない」22:00 ~ 23:30 NHK教育
【えん罪はなぜ起きたか▽ある日痴漢で逮捕・無実を訴え続けた男性▽富山のえん罪事件・作家・佐木隆三のルポ▽鹿児島選挙違反事件・自白を迫られた人々が無罪を勝ち取るまで▽徹底討論・えん罪防止】
こういう番組があるのを全然知りませんでして、10時5分前になって、ブログのコメント欄を読んだら、そういう番組があるということを書いてくれていた方がいらして辛うじて間に合いました。深謝深謝!
私たちが国民として知っておくべき事は、日本の警察は、科学捜査はと全く無縁だということです。日本警察にとって科学捜査とは、逮捕した犯人の有罪を補強するための方便でしか無い。決して、事件の真相を明らかにするための科学ではない。
戦後日本の刑事司法は、いかに金を掛けずに効率的に自供を取って、速やかに裁判を終えさせるかしか無かったんです。戦前と変わったところは何もありません。せいぜい、露骨な拷問が言葉の暴力と、徹底した身柄の拘束という、精神面での拷問に変わっただけです。身柄の拘束は昔と一緒だし。そういう部分では、警察の手口はこの百年全く進歩していない。
自供しなきゃ拘置所から出さないぞ、なんて人質司法は、戦前と全く同じじゃないですか? いったい何処が違うんですか? それが偶に何処かの田舎で行われているというのならともかく、日本全国津津浦々で、当たり前のように行われている。それに対して警察検察のご機嫌を取ることしかないマスゴミは口を噤んで一切批判しない。
日本の刑事が身につけているのは、容疑者を引っ張ってきて、脅して吐かせるためのテクニックだけです。日本の警察にとって「真相」なんてのはどうでも良いんです。自転車泥とか掴まえて検挙率さえ稼げれば良いし、誰が冤罪で泣こうが、真犯人が高笑いして次の犯行に及ぼうが我関せずですよ。
そういう状況を野放しにして加速させたのは、ひとり警察を治外法権に置いてしまった国民だし、何より、捜査批判をタブーにして来たマスゴミです。
あとNHKは、民放と比較して、こういう番組作りにもの凄く消極的なんですよね。これも本来なら総合でN特として大々的にやるべきなのに、教育テレビでこっそりやる。
* 疑わしい自白の任意性
日本の裁判官の無能さも指摘したいけれど、日本の刑事裁判では、まず自白があるかどうか? が最大の問題点になるわけですね。自白があれば、裁判官は、事実認定に時間を割かずに済んで情状面だけに時間を絞れる。弁護士も同様。だからこそ、警察も証拠では無く自白を取ることに執着する。弁護士も実は自供してくれることを望んでいる。ところが、実はここでもう推定無罪の原則は崩れているわけですね。「自白があるのなら有罪」という偏見が当たり前のようにまかり通っている。
他方、法廷に於いては、「いかなる自白も任意で得られた」という大前提でことが進む。所が十日二十日、場合によって半年も一年も拘束して得られた「自白」に任意性なんぞあろうはずもない。そんな当たり前のことが、裁判官の念頭には一切入らない現状も問題でしょう。
二日後得られた自供なら8割の信頼度、十日後の自供なら信頼度4割、事情聴取着手後ひと月を経て得られた自供は、自供とは見なさない、くらいの姿勢は必要ですよ。
* 取調の可視化問題
この問題を巡って、検察庁は、「それを導入している国々は、司法取引、盗聴、囮捜査なんでもありですから事情が違う」とか言っているんだけど、何でそれが可視化問題と関係してくるのは全く理解出来ない。
それらの捜査手法が欲しいというのなら、国会に求めれば良いじゃん。それはそれ、これはこれでしょう。この可視化問題に限らないけれど、国会の法務委員会とか果たして機能しているんだろうか? 官僚が「それ駄目です」と言って来た時に、「国民がそれを望んでいるからやりなさい」、と法律を変えたり予算措置を取らせるのが国会でしょう? こういう問題に限らないけれど、問題が発生している時に姿が見えない国会というのは激しく役立たずだと思う。
* 鹿児島県警のやり逃げを許すな
志布志の援罪事件で、懐集落のある被害者家族は、家族を支えるために、農協に積み立てていた預金を全部取り崩し、7頭飼っていた肉牛を6頭まで売ってしまった。他方、この事件をでっち上げた連中は、ぬくぬくと退職金を満額受け取って第二の人生を歩んでいる。捜査を指揮した連中は未だに現役。県警はこの期に及んでも被害者らに直接謝罪する意思はない、と言っている。
こんな出鱈目、無茶苦茶な権力の犯罪を許しちゃいかん。奴らが県民の前で、薩摩武士としての誇りを取り戻して立派に腹を切って見せるまで追求を緩めちゃいかんです。
※ 志布志事件 TVドラマ化
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000709090001
>県内では15日午後2時半~4時、16日には関東地方で放送される予定
日テレ、ネ申!
「16日日曜13:25 報道ドラマSP「でっちあげ」12人の無実の人々を“投獄”鹿児島・志布志事件の闇…」
※ インド洋給油、継続できなければ退陣 安倍首相が会見
http://www.asahi.com/politics/update/0909/TKY200709090145.html
煽られちゃったね、この人。算段もなしにこんなこと言ったらミンスの思うつぼじゃん。日本外交にとっては、内閣が倒れる倒れないなんてのはどうでも良い話で、これでやっぱり駄目でした……、で安倍内閣が倒れるのはどうでも良い。
外務省はアメリカに対して、「いやぁ、政権の命運を賭けたんですけど、野党の理解が得られませんで、こればっかりは民主主義社会じゃどうしようもありませんなぁ。以上棒読みですが……」で済むから。これはこれで良いんですけどね。
てかこの破れかぶれ、安保と刺し違えた爺さんへのオマージュですよね(~_~;)。宰相として何の業績も残せなかったからには、せめて爺さんと同様、安保で刺し違えた男として歴史に名を残すことにしたんですよ。
でスカパーのパックインで、元帥がしきりに、「こんなもんは国益でも何でもない」と仰るけれど、イギリスですらバスラから撤退したけれど、彼らは今日までもの凄い人的犠牲を払っているんですよね。しかも当然アフガンに人を出している。
「アメリカは、日本は中東に9割もの石油を依存しているんだから、当然の貢献をしろというけれど、中東は石油を売りたがっているのに、いつもそれを妨害して来たのは当のアメリカじゃないか?」と週末も元帥は仰っていたんだけど、原油価格を維持するために、生産調整しているのはアラブ自身ですからね。しかも現状は、油田の開発は追い付かないし、たとえ供給が重要を大幅に上回ったとしたら、これは今度は原油枯渇の問題がクローズアップされてくるわけで、ことは誰それが妨害して来た、あんたが居なきゃ何の問題もないんだ、という単純な問題ではない。
更にわれわれが考えなければならないのは、アメリカとて感情に突き動かされる国ですから、外交面に於いて、日本が同盟国としての役割を果たしてくれないのであれば、そりゃいろんな嫌がらせを受けることになるでしょう。それは最終的には、経済に響いてしまう。そんなのは理不尽だとか関係ねぇだろうとか抗議しても仕方ないことですよ。それが国際社会の現実なのですから。
この問題に関して、延長の必要は無い、国益は無いと言う元帥ですら、サマワの陸自派遣に関しては、この程度のことでアメリカとの付き合いが果たされるなら、安いもので、それで一人二人戦死した所でどうってことは無い、とずっと言っていた。それが何で今回は、その必要は無い、と仰るのか理解出来ない。
※ 朝日新聞の夕刊コラムが死者にツバかけるー故瀬島龍三氏を「あいつ」「てめえ」と
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/294047/
正直、こういうことは、市井のブロガーが書くべきことであって、古森さんみたいな人がいちいち取り合うべきことじゃないと思う。
朝日のこれに関しては、私はちょっと卑怯だなと感じるのは、そういう思いがあるのなら、少なくとも新聞は、大本営参謀・瀬島に関して、きちんと調べて批判すべきだと思う。誰それがこう言ってたみたいな形で新聞が書くのはちょっとどうかと思う。
彼らはそれだけの調査能力がある、あったにも関わらず、本人にそれを突きつけることなく、陰口叩いて来たわけでしょう。一方で「昭和の参謀」とかいう提灯なイメージを拡散させた責任も新聞にはあるわけでね。
※ JR高山線が約3年ぶりに全線復旧
http://www.asahi.com/national/update/0908/NGY200709080002.html
3年振りというのも凄いし、復旧費用50億というのも凄いですよね。日本全国で、自然災害によって、鉄路が破壊され、そのまま廃線になるという事例が相次いでいるわけですが、かつて無かったような大規模な災害に見舞われることには、やっぱり山が荒れているとかの理由があるわけですから、今後は、鉄路を守るために、沿線住民が人手を出して、きちんと山を整備する、そもそも災害発生を防いで鉄路を守るという努力をすべきだと思う。
※ 西湘バイパス崩壊
http://news.livedoor.com/article/detail/3299662/
これも、私はこの道路を全く知らないんだけど、台風の大きさとしては知れていたことを思うと、本来緩衝役を務める海岸が、砂が補給されないものだから、どんどん侵食されるがままになって、結局こうなったということですよね。
こういう海岸線をどうやって維持するかは日本全体の問題ですから、名案が欲しいですよね。
※ プールでの事故 安全管理の難しさ悩み
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000709050001
>このときは男児は浮き具を外し、両親が小学2年の姉に男児の面倒を任せて現場を離れた一瞬の間に起きたという
プールで、小2に五歳児の面倒が見られるなんてとんでも無いことを考えている親は逮捕すべき。
※ ピンク、白、緑の3色のキリギリス発見 大阪・堺市
http://www.asahi.com/life/update/0907/OSK200709070006.html
ありえねぇ!(・o・)
※ 住宅地で1メートルのワニ捕獲 2日連続、2匹目 金沢
http://www.asahi.com/national/update/0909/TKY200709090162.html
いやぁ、田圃に限らず、野っぱらでワニなんかと出会ったら卒倒するしかないですよね。
※ メルマガおまけ メジロは減ったのか?
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