家族団らんの専門家
※ 厚木市立病院:「他に急患」診察せず、転送直後に死亡--先月 /神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070911-00000119-mailo-l14
病院が救急車を呼ぶシステムが無いからこれから整備します、ということになったらしいけれど、何なのこれ。恐ろしく想像力が無い、というか、公立病院で、そんなナンセンスなことを言ってても仕方ないでしょう。
※ 米・世界貿易センタービル、「背骨」断裂で崩壊か
http://www.asahi.com/science/update/0911/TKY200709110505.html
>だが、崩壊直前に下層階の窓ガラスがたくさん割れたほか、
これが911陰謀説を唱えている人々の根拠のひとつになっていたんですよね。ま、理解不能なことは、時たまあるわけで、それも科学が進歩すれば徐々に解き明かされていくんでしょう。
困るのは、陰謀説はそれ自体面白いんだけど、ネタで済まないレベルまで信じ込んでいるビリーバーがどんな分野でも一定数いることですよね。ネットの中でも、そういう人々と断絶することはなかなか難しい。
※ <相撲協会>記者クラブ会友の杉山さんの取材証を”はく奪”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070911-00000110-mai-spo
こういう時に、新聞は「協会」という形で一括りにするんだけど、実際には、そこで権勢をふるう実力者がいるわけで、これもその人の命令なわけですね。もちろん記者クラブの連中は、こんなこと書いて一見相撲協会を批判しているけれど、誰がその判断を下したかに関しては、知っているくせに書かないんですよね。
※ <厚労相>残業代ゼロ法案を「家庭だんらん法案」に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070911-00000139-mai-pol
さすがは、4つもの家族を渡り歩いた家族団らんのスペシャルストが考えつくことは違いますなぁ(以上棒読み(~_~;))。
いくら何でもこの誤魔化しは酷いと思うし、残業代が出なければ、リーマンはみんな大人しく帰宅するだろう……、みたいな想像力の欠如もちょっとどうかと思う。民間の経験が無いと、残業代が出ないことが当たり前の状況自体を理解できないんだろうな。
※ 愛媛県警裏金:「悔いない」きっぱり 仙波巡査部長
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070912k0000m040179000c.html
この判決の画期的な所は、県警本部長も、その謀議に加担したと判断していることなんですよね。ま、県警というか警察庁はこのまま黙っては居られないから、高裁で保守的な判決が出てくれることに期待することになるんでしょう。
※ 赤ちゃんポスト:障害児預けたが、思い直し引き取る
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070912k0000m040154000c.html
確かに障碍者を巡る状況は決して明るくないけれど、それは無いと思いますよね。記事では、親が現れたのは初めてのケースと書いてあるけれど、となると、一番最初にここに捨てられた幼児の親は発見されてないということですよね。
警察力を使えば見つかるはずなんですよね。それを探さないということは、倫理上どうなんだろうと疑問なのですが。
※ メルマガおまけ 田村英里子
| 固定リンク
コメント
> <厚労相>残業代ゼロ法案を「家庭だんらん法案」に
だれよりも厚労省の官僚自身がそんなのウソだと思ってるでしょう。ちょうど国会開会中ですから、例しに夜中の零時頃にDIで適当な部署に電話してみれば、必ず担当者が残業してるのがわかるだろうと思います。手当ては出たとしてもごくわずか。
…そのかわり、週休二日は大抵とれてるようですが。
投稿: rijin | 2007.09.12 10:24
>残業代が出なければ、リーマンはみんな大人しく帰宅するだろう……、みたいな想像力の欠如もちょっとどうかと思う。
いや大半が帰りますよ。
残業代目当ての人も結構いますからね。
残業規制かけるとものの見事にオフィスから人が居なくなります。
それでも必要な残業もあるし、家でやるしかない場合もありますけど、それって職場の問題です。
昔は海外からのテレックス待ちとかで、しょうがなかったけどね。
仕事が特定の人に過大になってるのが残業が減らない原因だと思いますよ。
投稿: | 2007.09.12 10:33
>陰謀説はそれ自体面白いんだけど
>知っているくせに書かないんですよね
こういろんな組織を見ていると「雰囲気」ってのがあって、「黒幕が指示した」という構図よりもなんとなく「雰囲気で」という日本古来の総意形勢というのを時折感じますね。
でも所詮雰囲気であって、例えば扇動役に「誰がそんなことを言ってたんだ」と詰め寄れば「誰も言ってないし僕も言っていない」ことが明らかになり流れは一変する。
止めなければ何となく全員の口に出せない願望であったりするから、みんな扇動役の行動に賛同し、いつしか組織の総意となる。暗黙の了解というのでしょうか。
「彼が黒幕だから彼が指示した」という陰謀説はネット以外でも大変有効で、それを見ていると、ひとは責任逃れのための代弁者を常に求めているのではないかと思います。
投稿: たつや | 2007.09.12 10:34
>だれよりも厚労省の官僚自身がそんなのウソだと思ってるでしょう。
ホントにね。
役所の残業ほど、どーでもいい残業の典型かな。
国会中は大臣、与野党用の資料・回答作りで深夜まで残業、予算編成中は「局長が財務省から帰ってくるまでは」とかの連れション残業。
ここに来て年金だとかコムスンだとか問題が噴出すれば、レク用資料を作るためのマスコミ対策残業。
本来の行政業務に費やす時間なんて何%ぐらいなんだろう?
桝添さんも槐より始めろってのが一番説得力あるかもね。
投稿: | 2007.09.12 10:40
>いや大半が帰りますよ。
残業代目当ての人も結構いますからね。
誰がどういう意図でこの法案を通そうとしているかを考えてください。
まあ、「自己責任」とやらでクビになる「自由」とやらを選択する人もいるかも知れませんが。
投稿: | 2007.09.12 10:47
田村英理子といえばテレビ東京のアレですねwアレが尻出しして路線変更した挙句にああなった。
投稿: papapa | 2007.09.12 10:53
昔、小沢一郎が細川総理大臣と図って、消費税を上げようとして、失敗したことが、細川政権の終わりの始まりだったのですが、そのとき、世論が反発した理由が、
「消費税を国民福祉税という名前に変更して増税するが、福祉予算が増える根拠はどこにもない」
ということでした。
投稿: Inoue | 2007.09.12 10:59
>家族団欒法案
記事の内容が良くわからないのですが。
ホワイトカラー・エグゼンプションは、
見送りになると思ったのですが、
舛添が名前を変えれば通ると言ったので
しょうか?
もしそうならば、朝三暮四というお話の
ようです。そこまで国民を
愚弄しているのでしょうか?
それとも、単なる記事が怪しいだけ?
ちなみに、ホワイトカラー・エグゼンプションは、みなし残業を適用できる職種を、
ホワイトカラーにまで拡大しようという
法案で、労働現場からは大きな問題と
言われています。
投稿: 外資社員 | 2007.09.12 11:19
> 厚木市立病院
まあ、杓子定規がいいとは思いませんが、これ、あちこちのブログで話題になっています。
> 遺族は「事務職員しか対応せず、そんな説明も一切なかった」
↓
> 看護師が妻に体温計を渡した。
> 「1時間半待つことになる。(嫌なら)他の病院へ行って」
しかも、
> 別の患者を搬送してきた救急隊員がやりとりに気づき、
救急隊員という証人までいるようです。
ここまで矛盾した主張をそのまま書く記者って、どうなんでしょう。
投稿: rijin | 2007.09.12 11:40
朝日と日経。素晴らしき家族だんらんの世界。
http://www.asahi.com/politics/update/0911/TKY200709110426.html
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070911AT3S1102B11092007.html
投稿: papapa | 2007.09.12 11:51
>「雰囲気で」という日本古来の総意形勢
全会一致の幻想
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E4%BC%9A%E4%B8%80%E8%87%B4%E3%81%AE%E5%B9%BB%E6%83%B3
投稿: so | 2007.09.12 12:29
所信表明演説した翌日に辞意表明するなんて
これでもまだ安倍は無能じゃないとおっしゃいますか?
投稿: papapa | 2007.09.12 13:07
>ホワイトカラー・エグゼンプション
舛添さんはTVタックルに出てる時代からずっと「アレは名前が悪くて趣旨が伝わっていない為に反発された」
と言っていた気がします。
WEは現行のみなし労働制でも十分に対応できる筈なのですが、これを採用すると「裁量権がある」と言う事になって出勤時間帯などについてある程度自己裁量で決定できる権利とそのための役職、及びそれに見合った給与を支払わなければ
ならなかったと記憶しています。
しかしそれだと
「やだやだやだ!ゴミ虫(労働者)にボクチンのお金をあげるなんてヤダヤダヤダ!」
と企業に言われてしまうので、WEを導入して永久奴隷を大量増産したいのでしょう。
WEを採用するなら残業することを前提にしたスケジューリングを厳しく規制しないと未払い残業が更に増えるだけなのですが、
「過労死は自己責任」
とかいうおめでたい人が横行している現状ではそんなものは夢のまた夢でしょうね。
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2007.09.12 14:15
>偏頭痛持ち技術者さん
貴兄の趣旨には賛成なのですが、
もしかすると勘違いがあるので念の為。
>WEは現行のみなし労働制でも十分に
>対応できる筈なのですが
みなし労働(裁量労働制)が適応できる
業種は技術職、企画職などに限られています。
営業、経理などホワイトカラーは
対象外だったので、その適用範囲をWEで
広げようということだったと思います。
(但し営業でも、外に出る時間が多ければ、
現状でも見なし労働は可能)
投稿: 外資社員 | 2007.09.12 14:48
> これでもまだ安倍は無能じゃないとおっしゃいますか?
無能と言うより、大事にしか興味が持てない、些事に煩わされることに耐えきれない御仁だったように思います。
投稿: rijin | 2007.09.12 14:52
>こんなこと書いて一見相撲協会を批判しているけれど、誰がその判断を下したかに関しては、知っているくせに書かないんですよね。
例によって(ピーター・グレイブス風)ご自分で貼った記事を読んでいないのでしょう。
「北の湖理事長は、抗議文で「(杉山さんの)言動の何が問題なのか、明確にしてほしい」と要請されたのを受けて、同クラブの代表者に対して口頭で回答。」とあって、すべて北の湖理事長の指図であることは他のマスコミも報道しています。
投稿: zougebu | 2007.09.12 15:30
>ホワイトカラー・エグゼンプション
合衆国は上手くやっているかもしれないけど、我が国は無理でしょう。
TVで見たが、ローンを組むにはリスクが高い人々が、あんな夢のような一軒家を買える国と、
「30年後」という未来の話も、「住宅ローン支払い中」という非常に現実的な時間軸に生きている国民とは、金に対する執着心が違います。
私自身は残業の付く立場では無くなりましたが、
残業が付けられる立場であった頃ならば、そのような提案をする政党には投票しなかったでしょう。
私が勤めてきた会社(2社)も「残業制限」はありましたし、少なからず(長時間の)サービス残業はありました。
これはその企業の問題であり、どうしても不満ならば「転職」という手段がとれます。
今回は御国が法律で、それを公認しましょうっていうのが問題だと思います。
投稿: 所長 | 2007.09.12 19:46
>ローンを組むにはリスクが高い人々が、あんな夢のような一軒家を買える国と、
アメリカでは、ローンが支払えなくなっても家を返せばそれで済む。
日本では、家を売って金に換えてローンの返済に充てないといけないので、家の価値が下がっていると悲惨(ていうか、新築してから価値はどんどん下がるわけで)。
家はアメリカでは社会のストックとして造られるけど、日本では社会のフローとして作られることの違いが出ているのだと思います。
カナダの例
http://remote.seesaa.net/article/50671579.html
http://remote.seesaa.net/article/50559577.html
投稿: ほるほる | 2007.09.12 22:35
>rijinさま
>大事にしか興味が持てない、些事に煩わされることに耐えきれない
何が大事で何が些事か、自分の価値観でしか考えることが出来なかったから、このような事態を招いたわけで、所詮、人の上に立つ器ではなく、首相としては無能だった、ということになるのではないでしょうか?何か、大きなことを成し遂げて、名宰相として名を残してやろうという意欲のみが空回りし、根回しその他、地道な努力を怠っていたような気がします。些事を上手く処理してくれる部下をもてなかった(その必要も感じていなかった?)、ということも含めて、やはりリーダーとしての資質を大きく欠いていたのだと思います。
投稿: ya-mana | 2007.09.13 00:49
ya-mana さん、こんにちは。
そうですね。
些事に限らず、耐えることこそリーダーの資質のひとつであり、であればこそ率先垂範とかnoblesse obligeとかいう一見時代錯誤な言葉が生き続けているのでしょう。
些事に耐えられないのであれば、家宰や部下に任せることを学ばねばならず、しかし、そこにもやはり忍耐と寛容と冷酷が必要とされるのでしょう。
いずれにも恵まれず、学ぶこともできなければ、地位を保つことは難しいようですね。
投稿: rijin | 2007.09.13 09:05
アメリカでは住宅ローンが払えなくなっても家から出て行く必要はありません。生活に必要な資産と言う事で破産しても、保有し続ける事が可能です。
だから担保処分ができないので問題なんですけどね。
投稿: ysaki | 2007.09.13 12:27
>外資社員さん
ご指摘ありがとうございます
自分の文では確かにその辺りが不足していました。
ただその特定職にすらきちんとした裁量権や給与を設定していなかったりするのに、それを今度は全ての職業に特権なしで範囲を広めるというのはやはり危険だと思います。
個人的には私は21時前後程度までの残業はそれが毎日でも残業代請求しようとは思わないですが(その方が仕事やりやすいですし)、深夜に近い時間までの作業をある程度の期間続けなければならないという状態になったら、そういう状態で従業員が働いているという認識と評価はきちんと上にしていただきたいと思いますが。
でも年俸制とか言って残業どころか殆どの手当てすらすべて廃止しようとか、そういうごまかしが横行しているようじゃなぁ、、、そういうの取り締まる方が先だろうに。
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2007.09.13 16:06
年金問題も選挙前にやれるだけの対策を打ち出したと思うし、事務所費についても対策を打ち出した。それに、格差問題には特効薬は無い。
何が不満なのか良くわからない。単に八つ当たりだ。
安倍首相が辞任した事で、逆にウヤムヤになるのではないか?
投稿: | 2007.09.13 23:17