TK-Xを考える
ここ数日のCBSニュースから。まず昨日、GMとUAWの紛争が解決したというニュースがあったんですけど、34万人もの退職者の保険と年金をGMがまた被らなきゃならない。GMって、UAWに食い潰されるような感じですよね。ここで気になるのは、今トヨタは飛ぶ鳥を墜す勢いだけど、繁栄は決して永遠じゃない。いつかはGMみたいに退職者の年金やら何やらに喘ぐ時が来るんでしょうね。
あと、これは木曜日のニュースだったのですが、マッカーサー賞というのがあるらしいんですよ。別名天才賞と呼ばれているらしい。それを受賞したYoky Matsuoka という女性のインタビュー・レポートで、日系人じゃないらしいんですけどね。うまく説明出来ない。ロボット工学と言って良いのか、この人の名前でググッみると、なかなか面白いですよ。
※ 「都内に爆弾持ち込んだ」 情報見返りに大使館などへ謝礼要求
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070928/jkn070928003.htm
>都内42カ所に爆弾を仕掛ける計画がある」「15キロの爆発物を小分けにして
一個辺り350グラムの爆薬で、それを42箇所に仕掛けるための人的リソースは……。数字がちょっと非現実的なんですけど。
※ 年収200万円以下、1千万人超える 民間給与統計
http://www.asahi.com/life/update/0927/TKY200709270647.html
凄まじいですよね。世界中が中国のご機嫌取りに忙しくて、一方で自由貿易だなんだと言っているんだけど、50年100年後、この時代を振り返った時に見えてくるのは、先進国が、自由貿易という経済的な理想を守るために、自国民を犠牲にして、門戸を開放してしまったことが果たして正しいやり方だったのか? という分析が出てくるような気がするんですよね。ブロック経済、非関税障壁、貿易鎖国、なんでそれが良くないの? 少なくとも、給料が自国の1/10以下で済むような連中と競争だの自由貿易だの繰り広げることが、いかにナンセンスか、将来指摘されそうな気がするんですけどね。
※ 紛争取材のプロ・長井さん、死亡情報に「間違いでは…」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070927ic24.htm
ジャーナリストは戦場で死ねれば本望ですよ。合掌。所で昨日のCBSニュースでは、はっきりと、「中国がバックにいる」ということを言っていたんですよね。
皮肉なことに、中国は中東やアフリカに手を出したせいで、シーレーン防衛に迫られている。所が、海軍力では、とても日米台には対抗出来ないから、何とかビルマからパイプラインを通したいといろいろやっている。中共にとっては、西側が手を出さない旨味のないビルマであってくれた方が、投資もコントロールもし易いわけですね。日本政府も日本のマスゴミも、北京のご機嫌取りに忙しいから、ビルマの民衆はこの後も犠牲になり続けるんです。
※ <救急蘇生術>人工呼吸は不要 心臓マッサージに効果あり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000049-mai-soci
これはやっと出てきた感じですね。ただこの思想が普及するには時間が掛かるだろうな。
※ TK-Xを考える。
ここの所ちょっと忙しくて、ヲタ向けの柔らかいネタが無かったので、相変わらず仕事は抜けないけれど、ちょっと考えてみましょう。
結論から言えば、次も主力戦車は国産で行くんでしょう。それは突撃銃が、あんなにどうしようもない性能と値段なのに、国産で行くのと理由は同じですよ。日本なりの国情とか地理とか体格とか腸が短いとか(~_~;)、とか言ってればたいがいのことは通る。天下り先もキープしとかにゃならんし、技術の伝承という錦の御旗もある。
私は、作品の中では国産偏愛主義者ですが(とは言っても銃だけはどうしよもない)、正面装備に関しては、納税者としての判断を下します。
この話を論じるには、まず90式戦車をどう評価するかで意見の7割方の方向性が決まってしまうわけですね。私は、90式戦車は失敗だったと思っています。というのは、陸戦はやっぱり数ですよ。どんなに優れた戦車や装甲車でも、数が揃わなければ戦いにならない。まさに、戦いは数だよ、兄じゃ! ドズル閣下は正しかった。
それが、戦闘機に於けるラプターみたいに、圧倒的な性能差を発揮出来るというのであれば、少数精鋭でも行けるかも知れない。でも陸戦は、やっぱり数ですよ。歩兵と随伴して士気を鼓舞し、いざとなったら歩兵の盾になれる数がなきゃ話にならない。性能云々は論じないけれど、そのお値段と調達数に於いて、あれは選択を間違ったと思います。
その反省に立って、TK-Xの開発が進んでいるのは結構なことです。
主に重量面の問題に於いて、TK-Xと、世界各国のMBTを比較して良いのか? という問題は当然あるわけですね。ただこれは穿った見方をすると、ここ四半世紀の日本の軍用機開発と似たようなもので、そこの隙間に要求性能を設定しないと、国産開発を許して貰えない、という事情が全く無いかと言えば嘘になる。言っちゃ何だけど、ドイツやイギリス、フランス(あるいは北海道にも)にも川はあるし、そこに掛かっている橋や道路が、100%、重量級戦車の通行に耐えうるわけじゃない。
だから、日本なりの道路事情や地理云々という話を出されると、正直、私は首を傾げます。だってさ、主力戦車が国内で駆けずり回っている状況というのは、極めてクリティカル、本土決戦てことですよ。そんな最悪の状況に備えるための兵器が、橋壊すし、水道管潰すし、アスファルトを抉ってしまうから使えません、みたいなことを言うのはナンセンスですよ。平時の訓練は工夫すれば良いだけの話。
つかTK-Xって、私はF2の二の舞になりそうな気がして仕方ないんですけどね。あの重量に詰め込めるつもりで開発しましたが、やっぱり駄目でした……。じゃさすがに納税者、今度は黙ってないでしょう。
そこで、出来たものが、仮に良いものだったとしましょう。お値段はともかくとして。他方、70トンにもなるんだけど、ここに、恐らくはその攻撃力に於いてTK-Xと同等かそれ以上、防御力はもちろん上、経験値でも、まあ日本より手練れているでしょう、という欧米の戦車がいる。値段、当然TK-Xより安い。
私は、欧米の主力戦車を買い叩けるという部分では、何ら心配してません。アメリカを別にすれば、調達台数にして本国陸軍と同等か、ひょっとしたらそれ以上の数が見込めるかも知れないという状況、商売上のライバルも多数。しかもこちらには、価格面で国産より高く付くようならイラネ、という強い立場を持っている。ここが少数台数しか買えずに、しかも国産開発力の無いアラブの金持ちとの決定的な違い。
独仏英米でコンペやらせて、一番お安い値段を提示したものを買えば良いですよ。
という発想を国民が持たないと、また90式戦車の時みたいに、あるいは89式AFVの時みたいに、良いものが出来たんですけど、この値段だと調達数がねぇ……、ということになってしまう。そういうのって、開発者や調達者の自己満足でしょう。PKFミッションみたいに、海外展開する部隊に行き渡る台数だけで良い、というのであれば、それこそ海外から安くて良いものを少数買えば済むわけで。
正面装備ということを考えると、数を揃えられないのであれば、国産は止めなさい、というのは、税金の使い方や装備戦略面からも全く正しい判断だと思いますよ。技術の伝承とか言っても、伝統工芸の伝承じゃないんだから、それを商品として買い揃えられない技術を伝承することにどれほどの意味があるんですか。
※ メルマガおまけ フーディア
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コメント
「ブロック経済、非関税障壁、貿易鎖国」全て日本が中国との戦争にのめり込んだ原因ではないですか。
もっとも、植民地主義・帝国主義時代の経験が、現在の世界情勢に合致するかとの問題はあると思いますが。
そして、安くて良い商品をバラまくというのは、日本が始めた戦争でもある。
>TK-Xを考える。
戦闘車両を購入する予算総額が少ないのが、一番の原因だと思います。
単価についても、他国と比べて高くないとの指摘もある。(異論もあるが)
数を揃えられないのであれば、「調達」は止めなさいと言うべきでしょう。
投稿: | 2007.09.28 10:45
GMの失敗をトヨタが繰り返すかどうかですが,おそらくその可能性は低いと思います。GMはかつて栄華を極めた際に,従業員の将来の年金や退職後の医療費の面倒までみるという大盤振る舞いをしました。しかし,その後GMは事業規模を縮小し,さらに,医療費の高騰がダブルパンチとなって,現在の苦境を招いたわけです。医療費の高騰は予想できなかったにしても,将来に備えて,十分積み立てをしておけば良かったのですが,そんなこと当然するはずもなく,現在レガシーコストとなって,GMの経営に大きな負担になっています。
年金と医療費はアメリカで企業を経営する上で,その生死を分けかねない問題なので,十分対策が取られています。年金で言えば,確定拠出型にして,将来企業に負担が発生しないようにしてますし,老後の医療費まで面倒見る会社は今やほとんどありません。
アメリカの場合,国は国民の社会保障の面倒はみないし,企業もその負担に耐えかねて,従業員に押しつけ始めているし,はっきり言って,とんでもない国ですね。その点日本はいろいろトラブルを抱えつつも,国が社会保障のラストリゾートを果たしているわけで,それなり評価すべきかもしれません。
投稿: suu | 2007.09.28 10:58
まあ、板ばさみの産経新聞や週刊新潮の高山もいるわけで。
2001年1月20日の夕刊で高山正之編集委員が、ミャンマー軍事政権とアウンサン・スーチー女史の長期軟禁について「「政治集会やデモの場合、どこの国もそうだが、ここも届け出制にしている。しかし、彼女は故意にそれを無視する。政府がたまりかねて規制すると『民主主義を弾圧した』と騒ぎ立てる」(山口洋一前ミャンマー大使)」という意見を引用して彼女を批判すると共に、かつてミャンマーを植民地化して今彼女を援護する欧米に追随する日本政府について「腹に一物も二物もある国々の言いなりになっていれば、日本はいい子でいられる。でも、そのおかげでどこかの国が今、植民地になろうとしている」と、ミャンマーへの経済制裁を批判した。高山は以後も週刊新潮巻末の変見自在において変わらずミャンマーを擁護しスーチーを白人植民地主義者の代理人として批判している。
投稿: | 2007.09.28 11:21
面白かったのでw
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1155486
投稿: dada | 2007.09.28 11:22
>TK-X
TK-Xに求められているのは戦略機動性ですよ。74から90へ移行することにより既存の戦車トランスポーターや渡河装備等の74用の既存装備が使えなくなってしまった。そのため90用の装備を新規調達せざるを得ず、その数が充分に揃えられないために90が北海道専用戦車になってしまっている一面がありますです。90の性能を74の重量で発揮させるのがTK-Xの目標であり、その目的は74用の装備インフラをそのまま流用できることにあります。
90の能力を持った車両を74の重量に抑えるためには質量効率の高い装甲と軽い車重で120mm砲を運用できるようにするためのアクティブサスペンションの開発が必用で、日本はそれができたからこそ世界に先駆けてTK-Xが生まれたといえるでしょうね。
>伝統工芸の伝承じゃないんだから
三菱はもうランドシステムは辞めたいみたいですね。既存品の生産はなんとかなるけど、新規製品の生産を立ち上げるのは暫く時間が掛かると言われる程に人が減っているそうです。かといって小松製の戦車に乗るのはどーかと(TK-Xで手を挙げたそうですが)
投稿: keenedge | 2007.09.28 11:47
74の戦車トランスポーターや渡河装備なんて、もう更新時期でしょ。
やっぱり単に重量の問題じゃね?
戦車運んでたら橋落ちた、なんて大スキャンダルだもん。
投稿: | 2007.09.28 12:01
>※ TK-Xを考える。
数を揃えられなければ意味がない、
それには同感です。今の日本の体制じゃ、
万が一、外国(具体的に言うとアメリカ)からの
技術供与が無くなって、戦争が差し迫ってきたとして
国産戦車・装甲車を年間200~300両単位で
生産できるとは思えませんし。
ただ個人的には国産戦車の開発だけは止めて欲しく
ないかな。90式は高性能という評判もある故に。
89式装甲戦闘車の方は、ぶっちゃけブラッドレーで
良かったでしょうから、こっちは国産止めても良いかな。
戦車さえ何とかなれば、いざとなればイスラエルみたく
戦車の車体部分を装甲車化する手があります。
これに今開発中の近接戦闘車用の機関砲を
載せられるよう最小限の改良だけしておけば(爆
まぁ、数を揃える上で重要なのは数を揃えられる
装備計画をしっかり立てておくことだと思います。
新装備を開発・調達するとしてそれをどこの部隊に
どれだけ配備するのか事前にしっかり決めれば、
一括調達もしやすくなると思うんですがねぇ・・・
とにかく現在の毎年少数生産で教導団に配備して
そこから北部へ少数ずつ配備というのは何とも。
石破新大臣にはそこの改善を期待したいところです。
投稿: | 2007.09.28 12:06
トヨタはよく判ってますよ。
昨今、医療の崩壊を招いている医療費抑制策は、トヨタをはじめとする大企業の意志でしょう。
トヨタのために、残りの国民(官僚様は除く)が我慢させられているんですよ。
投稿: OT | 2007.09.28 12:17
> 昨今、医療の崩壊を招いている医療費抑制策は、トヨタをはじめとする大企業の意志でしょう。
…結果が分かっていないか、コントロールし切れるとおもって始めて、やっぱりコントロールし切れなかったか、…。
トヨタを代表とする輸出型製造業が医療費抑制政策の旗振りをしていることはおそらく間違いありませんが、確実に見えているのは短期利益の増大だけのように思います。
このまま皆保険制度を崩壊させれば、結局はGM型の行き詰まりが待ち構えています。中長期的な見込みがきちんとできているとは思えません。
投稿: rijin | 2007.09.28 13:04
>ここが少数台数しか買えずに、しかも国産開発力の無いアラブの金持ちとの決定的な違い。
>独仏英米でコンペやらせて、一番お安い値段を提示したものを買えば良いですよ。
こんにちは。
ただ開発能力のあるスウェーデンがエイブラムスやルクレールも参加させたコンペを経て採用したレオ2の輸入価格が一輛8億円という話しもありますし……
必ずしもコンペやればバーゲン価格で手に入るとは限らないのではないでしょうか。
投稿: みずせゆう | 2007.09.28 13:13
>年収200万円以下、1千万人超える
ソースとなる記事を見れば、一方で1千万円
越えも10万人弱増えているから、トータルでは
減ったともいえませんよね。
最近、東京都の労働局が主催するヒアリングに
企業側で参加しましたが、最近 増えているのは
兼業です。ほとんどの企業で兼業は禁止ですが、
今後は守秘等の条件付きで認める必要は
あるのだと思います。 私の会社でも、コミケで
稼いで、空きの時にパートで働くソフト屋さんが
います。 兼業が増えると、就業辺りの金額は
下がりますので、こうした点は配慮が必要なのだ
と思います。
先生の門戸開放の問題についての意見には、
別の話として納得しておりますが、個人的には
引用記事とのつながりは難しいと感じました。
投稿: 外資社員 | 2007.09.28 13:46
トヨタは新規採用の給与条件を以前採用した人より厳しくしてるとか報道されてます。
投稿: himorogi | 2007.09.28 14:07
TKXって、なんとなく中戦車的運用になるのかなあと思うんです、それなら存在価値は有るんじゃないかと、数あわせの74とはそこが違っていて。90式が通れないような僻地を通れる戦車が無くなるって言う事が問題なんですよね?
日本海側海岸部とか、峠を越えないと入れない、広めの漁港をもつ谷筋なんか、結構あります。外国MBTでは、90式より厳しいかと。
まあ、道路を広げた方が安いって言うのは否定しませんが、何十キロ走っても町どころか集落すらろくに存在しない地域ですから、維持費を国や自治体が負担しつづけられるかどうか・・・、それはそれで地方救済になり得ますが。でも、この場合、90式改で今のところ問題ないでしょうし。
外車を今買うのはいいかもしれませんが、次の時は日本の技術力が取引材料になるかどうか、怪しいとも思います。
大石先生の言われるごとく、TKXが結局高くついて、しかも失敗作に終わるなら、結局90式改+道路整備、が一番安全策ではないでしょうか。
兵器オタとしては、TKXを見てみたいというのが本音なんですが・・・うまくいきませんかねえ・・・
投稿: nanasi | 2007.09.28 14:25
>レオ2の輸入価格が一輛8億円
取得価格の安さでのみで飛びついちゃいけませぬ。今までそれで幾つも火傷してますよね、直近ですとMH-53Eとか。運用コストも含めたトータルで考えないと。海外メーカに不具合通報を問い合わせてまともな答えが返ってきますか?修理や部品調達は納期通りやってくれますか?また、それは適正価格ですか?本国向けと同じ能力ですか?日本向けのF-15のFCSのはAMRAAM運用能力は殺されていましたが、飛行教導隊のAMRAAM搭載改修で、それを復活させるのに幾ら請求してきたか知ってますか?
ああ、良い例があった、AH-64D。下馬評どおり1飛行隊分のみで打ち止めになるそうですが、そうとう酷いらしいですね。
投稿: keenedge | 2007.09.28 14:56
>昨今、医療の崩壊を招いている医療費抑制策は、トヨタをはじめとする大企業の意志でしょう。
>トヨタを代表とする輸出型製造業が医療費抑制政策の旗振りをしていることはおそらく間違いありませんが、確実に見えているのは短期利益の増大だけのように思います。
なぜ輸出型製造業は医療費を抑制すると利益が増加するのでしょうか。わけがわかりません。
一昨日の消費税の輸出免税の話しのような与太話しでなければよいのですが。
投稿: Hatena | 2007.09.28 15:17
スウェーデンがMBTの自国開発を止め、輸入することになったのはメンテナスコストを含めて検討した結果では無いのでしょうか?
電子系は自国開発のモノに乗せ換えていますから最終調達価格はそこそこの価格になっていると思われます。
が、スウェーデンの中立政策は、日本の憲法9条問題と似たような所が有り、故に兵器の自国開発・調達にこだわっ来ていました。しかし、兵器の高度化に伴う開発費の高騰により全兵器の自国開発を断念せざるをえなくなり検討の結果、MBTが切られたと考えます。
トータル的にはコスト削減になっているはずです。
TKXに適した既存車両が有るかわかりませんが、スウェーデンのようにガラだけ調達して電子・通信系だけを日本製にするのも手だと思います。ブラックボックスがあるとF15のFCSのように言いなりの値段を出さないといけなくなる可能性があります。
#F15のFCSに機能制限をされたのが、どういう経緯だったのか興味が有ります。将来の使用の可能性を見極められなかっただけのような?
アラブの兵器調達は、自国の工業レベルの問題も有り、訓練・メンテ込みでの価格となっていると聞いています。一両幾らになっているか知りませんが、単純比較は出来ないのではないでしょうか?
UAEのルクレール調達に関しては、エンジンの乗せ換えなどの大改修をしていますが、輸出成約が無いことも有り、ディスカウント価格になっているようです。
投稿: 774 | 2007.09.28 16:24
>TK-X,戦略機動性
まさに、TK-Xに要求されているのは主に日本海側に上陸されて橋頭堡を作られてから戦略的な要衝とか主要都市に本格的に攻め込まれる体制を作られる前に可能ならば撤退させるだけの戦力を集中させ、最悪でも市街戦を最小限に食い止める当りにあって、日本海側の道路事情というのは、実際観戦になっている国道を走ったことがあれば容易に分かるのですが、都市間は一車線、いい場所では三車線の所もありますが、大抵は一車線でトレーラが走り回っていて、地形的にも車線増やせそうに無い所を強引に通していると言う状況がありますからね。
同じ幹線でも国道一号とは比べ物にならないです。
砕いて言うと、国道一号や国道二四六号でも静岡と神奈川をつないでいる辺りは一車線で曲がりくねっている所が多くて、東名高速が無闇に高いのもあって大型トラックが迂回に使ったりとか平気でするのでままボトルネックになっているのですが、そういう状況が日本海側の海岸線の間をずっと続いていて、最近は迂回路も整備されつつありますが、まだまだ.と言う事です。
そういう所で90式の幅と重量でどうするのか?と言う…当然、橋頭堡にされた(されかけている)地域の周辺から逃げてくる車で片車線は確実に埋まるし、もう片車線を占有するにしても90式の幅で限界ギリギリでは無いかと…
後、問題なのは海岸線と山が迫りすぎていることや陸自の場合には日本海岸に面した駐屯地の間隔が離れすぎているので、戦力を集中させるのに相当な時間がかかるというあたりです.(だからこそ96MPMSなどの精密誘導間接火力の出番も多くなるのですが)
本州については日本海側と太平洋側を繋ぐ幹線国道や高速道路をフル活用して内側や太平洋側から運び込むのが最善の手段でしょうけど。
どちらにせよ、74式の代わりになるような機動力と強固な防御力・火力、そして整備性や使いやすさを現場は要求しているでしょうから、「奇貨」で凌ぐか、敢えて重戦車は重戦車で90式の再生産か外国からの既存戦車の輸入で不足数の1/3程度に止めて、残りは機動戦闘車をあてがうか…と言う辺りで。
現状、陸自の戦略自体が混乱しているのも機動戦闘車の予算要求にはあるんでしょうけど.
戦闘部隊の海外派遣と周辺諸国への牽制を両立させるには後方がお粗末過ぎる…と言う最大のネックがありますので。
>AH-64D
初期の調達価格がとんでもない価格だったので予想通りと言うか…
ロングボウシステムがマトモに使える所って相当限られますし、一機の調達価格と必要な経費で地方の小さい一駐屯地の食料品や消耗品などの後方経費のかなりの部分を賄えそうなお値段でしたからね
アウトレンジと相互連携だけ狙うならば軍に食い込みきれないで苦戦しているロシアのカモフ辺りからヘリとシステム買いたたいてライセンス国産に順次移行するのとどのくらいの違いがあるのかと。旧東側と言うまったく異質な軍事システムの国家の防衛産業の考え方を勉強できる分を考えると余程意義があったよね.と言うのが冗談ではなくなってしまっている。
「やはり、外国製じゃ駄目だからOH-1をコブラ後継としてAH化する」のに説得力を持たせるための実績が欲しかったのだとすると…上層部や与党や財務省は一体何をかんがえているのかと小一時間ry
だからこそ、前の方で書いたような
投稿: 角さん | 2007.09.28 16:43
大昔、
「旧日本軍の戦車が小さくて軽くて弱かったのは、鉄道のレール幅が狭かったからだよ」
と教えられました。港湾や道路も問題があったと思いますが。
膨大な公共投資で、道路も港湾も整備された今なら、戦車の大きさは、もはや問題ないと思ってましたよ。
投稿: Inoue | 2007.09.28 18:08
>F15のFCSに機能制限をされたのが、どういう経緯だったのか興味が有ります。将来の使用の可能性を見極められなかっただけのような?
電子戦装置が供給されなかったり、かなりのモンキーだったのが有名な話だと思ったが。
投稿: | 2007.09.28 18:37
>旧日本軍の戦車が小さくて軽くて弱かったのは
旧日本軍の戦車は、大きくて重くて強いと考えて採用したらしい。(小さくて軽くて弱い戦車案もあった。)
実際、第2次大戦レベルでは十分な発展性があった。しかし、改良と生産のレベルが追いつかなかった。
投稿: | 2007.09.28 18:51
>戦いは数だよ、兄じゃ! ドズル閣下は正しかった。
あの会話って、増援を求めるドズルに対して、ギレンが
「ビクザムを送っておいたはずだ。あれ一つで云々」
とか言い出すんで、我慢できなくなったんでしょう。極端すぎましたね。
四号でいいからすぐに増援よこしてくれと言ってる前線司令官に、ヒトラーが
「マウスを送ったから大丈夫だ」
と言うようなもんだし。
投稿: Inoue | 2007.09.28 19:03
>AH-64D
採用が遅すぎたんでしょう。
湾岸戦争前後に採用していたら、別の評価だったのではないですか?
投稿: | 2007.09.28 19:26
>鎖国
Webという今の価値観の根幹を成しつつあるものが「鎖国」とは正反対の物ですから、難しいのかもしれません。
少なくともIT系の新しい技術はすぐにWEBを伝って伝播・発展していきますから。
でもこのままだとWebもGoogleという大地主とその下で働く貧乏小作農という図式になるのでは、、、という危惧が各所でなされていて、それを考えるとグローバライズって人間の幸福というものに寄与する類の物だったのかなぁと思ってしまいます。
googleが発展すればするほど「無料のサービスの質が有料のサービスを追い越す」という現象が発生して、ユーザは便利になりますが作り手側は不幸になりますから。
>ビグザム君
ギレンの野望で同じ状況作るとドズルの叫びが良く分かります
連邦のMSがうじゃうじゃ居過ぎてビグザム1機じゃ足らないよ兄貴!w
今の設定では確か連邦系MSはジム系に統一する事で部品やシステムをかなりの部分で共通化しているので増産・戦況に応じたライン変更がジオンより容易な上に対MS戦を補助する為のプログラムもジオンの数手先を行っていた事になってますから、ソロモンまで攻め込まれた時点でもうアカンって事なのでしょうね
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2007.09.28 19:46
>AH-64D
13機の配備はどうするんですかね。
空自のRF-4みたいに一極配備でその都度当該地域の最寄の駐屯地に遠征したりして。
DDHひゅうが専用運用だったらおもしろいのに。
投稿: とかげそ | 2007.09.28 19:47
>ブロック経済、非関税障壁、貿易鎖国、なんでそれが良くないの?
いや、年収二百万の人はそれで激減するでしょうが代りに年収二十万の人が激増するだけですよ。
日本は他所から買った材料加工して他所に売って儲けてそれで食い扶持稼いでいる国ですから。
江戸時代並の水準も維持できるかどうか・・・
投稿: 紅 | 2007.09.28 20:11
>公共事業で整備された
自分が先日さまよった下北半島などは、漁港の防波堤などは立派な物でしたが、いかんせん地形が厳しすぎるようで、大間からむつ市まで、陸奥湾側をたった40キロ移動するために、無数の峠を越える道路があるだけなんですよ。
長野付近で言うと、幹線から山間部に入ったような県道が幹線なんです。むしろ悪いかも。アップダウンは200m、リアス地形の岬を一つ越えるたびに、海抜ゼロから、遙かに海を見下ろすところまで駆けのぼり駆け下りるの繰り返しです。工事はしていましたが、ちょっと曲率を緩くする程度のものでしかない。でもあんな所に、2車線以上の道路なんか造ったら地形そのものを換えるしかないでしょう、谷の集落は全部道路にするしかないです、本末転倒とも言える。
峠を越えるたびに、北海道から竜飛岬まで、津軽海峡は掌の上という地形でもあります。
TKXだろうが90式だろうが、未来永劫あんなところで使えるとは思えないです。コマンドか何かに上陸されたとき、自衛隊員に肉弾戦を命じざるを得ない状況になったりするんでしょうか。
投稿: nanasi | 2007.09.28 20:54
>トヨタを代表とする輸出型製造業が医療費抑制政策の旗振りをしていることはおそらく間違いありませんが
国の医療支出が抑制されると、大企業にどんなメリットがあるのでしょうか?今の日本は、実は米国と同様、先進国の中では最も貿易依存度の低い国です。つまり、加工貿易で食っている国というイメージは、既に古かったりする。社会保障制度の崩壊は、国内市場の狭隘化につながり、中小企業ばかりか、大企業にとっても自分で自分の首を絞める結果を招く。
>TK-X
個人的には、「戦車の敵は戦車」という固定観念を持つのはどんなもんだろう。
日本の国土(内地)では90は使い難いという主張は昔から存在したが、それは同クラスの外国軍戦車にも言えることで、これはわが国に侵攻してくる外国軍は、MBTを支援するに足るだけの工兵器材を同時に輸送しなければならないことを意味する。船腹量に限りがあるから、それだけMBTやその他の重装備にしわ寄せが発生する。(渡洋作戦というのは、本当にしんどい作戦なのである)
で、MBTやAPCを装備した正規軍がすんなり上陸したとしても、今日のMBTにはMBT以外にも、ATGMやAH、タンクバスターという天敵がいたりする。専守防衛に限れば、これらを重視すべきで、MBTは日本に沢山は要らないというようなことを、以前イスラエルの駐在武官が言っていたそうな。
投稿: 土門見人 | 2007.09.28 21:32
日本の貿易依存度は低いですが、現在の経済成長は貿易に依存しています。
投稿: | 2007.09.28 21:48
>土門見人さん
確かに、純粋に戦略的な見かたからはそうなるでしょうね.
しかし、対馬や与論島や石垣島あたりを占有にするために起きた小競り合いであっても、対戦車隊も含めた現場で侵攻を阻止する歩兵の志気として、「重装甲で連続して火力を投射できる兵器が少なからずあるかどうか」と言うのは一つの分かれ目になると思いますよ。
逆に言えば戦車が使いにくい所にはいい装甲と重火力(戦車砲でなくて大口径機関砲の方が有利な場合も少なくない)、そして砂浜や田んぼで頓挫しない程度の路外機動力を兼ね備えた車両が何個中隊か駆けつけてくれるだけでも前線の志気はかなり上がると思いますが。
特に日本の場合、装甲車両が最初から一気に多数突っ込んでくる場合よりは、しんがりで歩兵と軽装甲の車両がある程度突っ込んで一地方都市中心部くらいの範囲を占有し、その間にAPCや機械化歩兵、後はいくらかのMBTを本格的に揚陸させて戦略要衝を堕としにかかるでしょうから、大陸国のような電撃戦がやりにくいし、やったとしても先手を打てば潰せる程度の範囲で済むから、純粋に戦略としてはタンクバスターやAHを使えば済む。と言うのはあながちまちがってはいないどころか、一番正しいのですが…
問題は戦争は市ヶ谷や師団などの司令部のではなくて実際の戦場と大使館でやる時代だと言うことだと思いますよ。
都市部などまでわざと敵の機械化部隊のしんがりを突っ込ませて歩兵や対戦車部隊で減殺しつつ(このあたりは去年ハマスがやった戦略の片翼でもあるのですが)、後から続く部隊をタンクバスターやAHで潰して孤立させるという戦術はアリでしょうけど、一般人の犠牲者を考えるとやりにくいし、
逆にそこまでやらざるを得ないという事は、「一億総玉砕」の悪夢再び。と言う事態になっていることと同等に近い訳で、そうなる前に相手を足止めして最悪でも休戦ラインを引く必要が出る訳で、そうなると陸自などが時間稼ぎをしている間に、永田町や霞ヶ関に外交カードを派手に切ってもらう必要が出る。そういう情勢ですから。最低でも日本とその周囲は。
流石に冷戦時代のように上陸される可能性を北海道に限定して、奥深くまで誘導して火力を集中して殲滅するなんぞというロマンチックなやりかたがやれる時代でも無いですから.冷戦時代ですら、あのやり方は実現できる可能性は極めて低かったと思っていますので.
それ以前に原発銀座の沖合いに軍艦を並べられて、いくらかのAPCを伴った歩兵大隊が揚陸して原発の周囲を囲んだら、どちらにせよ陸自の機甲部隊の出る幕自体がなくなるといえばなくなるからどーでもいいや.と言う見かたも出来ますけど。
投稿: 角さん | 2007.09.28 22:22
>大企業
財布の開閉技術にかけては天下一品。自ら世界一宣言したところもあるそうですから。
>医療
一概に関連はあるとも言い切れないし、ないとも言い切れないのがこの問題のミソ。
一旦火を噴けばおそらく危険領域突入は間違いない。
ただ、あの度重なるおかしな機械の導入はちとおかしくないだろうか。
そうそう、立花先生がある薬について何か書いているようですよ。
投稿: うそーん!!! | 2007.09.28 22:51
>対馬や与論島や石垣島あたりを占有にするために起きた小競り合い
こういう戦いで必要な車載火力は、大口径の戦車砲より、敵の軽火器をスタンドオフできて、しかも面での制圧が可能な機関砲だったりする。実際、ロシア軍は対空自走砲シルカを、歩兵に直協させる方法でチェチェンの市街地戦で効果を上げていると聞いている。狙撃手に戦車砲撃っても、クルスクのエレファントと同じ運命になる。
手頃なところでは12.7ミリキャリバー50重機関銃以上の主火器(複数)に、副火器として7.62ミリ機関銃を副火器として狙撃銃、機関銃、RPGをスタンドオフできるようにし、1個分隊を輸送可能、足は装輪式でスラット装甲を増着してRPGやATMに抗堪性を持たせる。あと、装甲車両が出てくることが心配だから、ATGMも搭載して、と。(離島での作戦でも、APCや水陸両用軽戦車くらいとは戦えなくてはならない)当然ながら情報システム搭載で、軍事革命(RMA)に乗り遅れないようにする。大型ヘリ、できればC-130で輸送可能。これが、私の理想とする、将来の「普通科の友」。
あ、マリンコのLAVに近いな。
投稿: 土門見人 | 2007.09.28 23:46
>紛争取材のプロ・長井さん~
職場で新聞読んだ時は、催涙弾の水平射撃による内蔵損傷で亡くなられたのだと思っていたんですが、帰宅して映像見たら、HKのG3かCETMEのMODEL Cの実包で撃たれていたんですね。合掌
にしても、あのライアット・コントロールは間違いなく中国武警直伝ですよ。
投稿: 名無し二等空士 | 2007.09.29 01:35
県の不作為で損害 産廃業者が賠償48億求める
http://www.shinmai.co.jp/news/20070927/KT070926FTI090013000022.htm
最終的な裁判結果がどうなるかはわかりませんが、もし賠償が認められれば、この損害は一民間業者に前知事があたえたものであり、その賠償は全県民が負うのだ、ということを未だに前知事を支持する方々に声を大にして言ってやりたい。いや、もちろん、周囲の人間には言ってやりますがね。
投稿: | 2007.09.29 04:02
>ロシア軍は対空自走砲シルカを、歩兵に直協させる方法でチェチェンの市街地戦で効果を上げていると聞いている。
WWW2時代のドイツ軍の対空戦車が、対歩兵戦で肉切り包丁って言われたのと同じですね。
でも、12.7mm以上の口径を対人で使うのは、南極条約wで禁止されてるような気も…(まあ、まともに掃射くらうと人肉タルタルステーキになっちゃいそう)
投稿: y-mat | 2007.09.29 08:09
>実際、ロシア軍は対空自走砲シルカを、歩兵に直協させる方法でチェチェンの市街地戦で効果を上げていると聞いている。狙撃手に戦車砲撃っても、クルスクのエレファントと同じ運命になる。
確かに、第一次チェチェン戦争で戦車とAPCを中心とする自動車化部隊をチェチェン側にコテンパンに潰されたロシア陸軍が取った「対策」は、まさに、シルカだけでなくツングースカ迄動員して、RPGを持ったゲリラが潜んでいそうな辺りを片っ端から機銃相射して行くと言うかなり強引な手段で、実際第二次チェチェン戦争の初期段階では既にチェチェンゲリラ側もやり方を全面変更する事を余儀なくされていますからね。
機銃を撃ちまくる方が戦車砲で潰すよりも確実な場合がかなりあるとは思います。特に市街戦や取られた所を取り返す時には、従来の機甲部隊の編成では難しい時代だと私も思います。
実際,あのやり方はチェチェンでは最終的にはうまく行かなくなりましたが、紛争諸国に拡散して,ハマスの様に、キルゾーンでの縦深の婦人を緻密にしてRPGなどの安価な近接対戦車火力の集中投射とアウトレンジからのATGMを両方ほぼ同時に一つの部隊に喰らわしてAFVの隊列を乱すのみならず、歩戦協同をぶち壊して最終的に都市の中に敵軍を封じ込めて叩き潰してしまう所まで行ってしまいましたし,
それに,レバノン戦争自体ではどの程度使われたか不明ですが、IEDや対戦車地雷の様な厄介なトラップがそれと組み合わされることは確実ですから、
上陸阻止戦闘や奪回戦闘での場合には単体で軽装甲のAFV位は潰せる威力の重機関砲(89MICVの35ミリや量産されるか怪しいテレスコープ式機関砲?)及び,対人阻止用の重機関砲、そして相手の上陸部隊の軽戦車の砲弾や歩兵携行ATGMの直撃に耐えられる装甲を兼ね持った車両が火力支援に廻る必要がかなりあるでしょうね.
そういう意味ではTTK-Xですら対処できない場合がある事は慥かに多いですね。
そこを踏まえて機動戦闘車の開発や調達に燗する予算の獲得で粘っている感じもしますが、それならば何故、戦車砲積む仕様なのかのか?と言う根本的な疑問がありますし.
流石にチヌークに積めるほどの小型軽量化や空挺降下可能な能力の獲得とかは厳しいでしょうけど、そうでなくても島を廻る争いの場合は重宝するし,本土に上陸された場合でも柔軟性はありそうですね。
ただし、それだけで固める訳にも行かないのが、戦場でしょうし、実際軍政絡めた場合のカードとしては74式MBTとほぼ同数の新型MBTに入れ替える事自体は九州と石川・新潟などの日本海側の要衝防御については必要になると思いますよ。
戦車のリプレース自体は現行TK-Xと機動戦闘車?で賄う必要がつよいし,多分,財政的にもいまのMBTの定数が減らされるのも避けられ無いでしょうけど.
X-ATM6自体は今は高機動車搭載予定のようですが、一台辺りの数を少なくした砲塔?を軽装甲機動車にマウントしてしまうことも、前線向けには。必要かも
投稿: 角さん | 2007.09.29 09:26
>TK-X
戦車は止めて、パワードスーツにしよう(HALに装甲をすれば・・・・・たぶん出来る!)
↓ まずはこれを開発して
http://www.geocities.jp/getter1988/lapter.htm
http://www.so-net.ne.jp/animax/cgi-bin/detail.cgi?goods_code=MMR0001
後はこれを着込んで薩摩伝来の「捨て奸(すてかまり)戦法でww・・・・・・。
投稿: 123 | 2007.09.29 09:55
下北半島の名誉のために付け加えますが、道路自体はきちんとした物です。
舗装も綺麗だし、片側1車線が可能な限り用意されていて、少し狭まるところは、地形的にこりゃやむを得ないだろうと言うところです(そういう部分が整備中という感じです)とにかく地形が厳しい。
十分な時間をとって観光するなら、すばらしい眺望と、張り合いのあるドライブが出来ると思います。大間の本州最北端の公園は整備されていて雰囲気の良いキャンプ場から、意外な大物まで有ります。場所柄か、人の数も程良い感じで、十分な空間のある展望台から北海道から竜飛岬、太平洋まで全てをゆったり見渡すことが出来ます。
露店のイカ焼きやサザエ串も1~300円でおいしかった、マグロステーキも期待以上でした。マグロ丼だけはやたら高かったが・・・。
三沢付近からの平原も、青森以外ではなかなか見られ無いと思います。大石先生の著作を思う事もできます。F2格納庫での整備とウォーミングアップらしき物を見物できました。F16かと思って見ていたんですが、エンジンテストを始めてくれたところで大興奮、タキシングテスト?でF2だと分かりました。
すぐ格納庫に戻って燃料補給、連休の朝でしたが、大勢関わっていて、全てが流れるように進んでいました。
スクランブル待機機なんでしょうか。
実機を見ても、綺麗なカラーリングでした。
>戦車
素人ですが、どんな地形でも、錯綜した状況で臨機応変に機動的な防衛ラインが動かせるのは、やはり戦車的なものならではないでしょうか?
相手も人間でこちらの弱点をついてくるでしょうから、同じ手駒を用意するか、足下を見透かした対策を講じておかないと・・・とも思うのですが。
それを用意してなおかつ新機軸への転換が可能な国力、というのが2次大戦の米軍ではなかったかと。
投稿: nanasi | 2007.09.29 10:09
>年収200万円以下、1千万人超える
アサヒらしい。話半分に聞いておかないと。
1000万人のうち、約750万人が女性。
ウチもそうですが、
妻が税金かからない程度にパートで働くというパターンが多い。
http://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2005/menu/pdf/00.pdf
23ページ。
平成13年→平成17年で
200万円以下の男性は2%増、女性は3.1%増。
投稿: リウ | 2007.09.29 10:39
>でも、12.7mm以上の口径を対人で使うのは、南極条約wで禁止されてるような気も…
撃つのは、あくまでドラグノフであり、RPGでつ。それで射手にヒットしたとしても、戦争にはつきもののコラレタルダメージ(付随的損害)に過ぎまへん。だから、国際法には違反しないのでつ。
投稿: 土門見人 | 2007.09.29 12:20
>DDHひゅうが専用運用
だから、始めからAH-1Zにしておけば(ry
>マリンコのLAV
空輸性ではストライカーの方が良いように感じますが、島岨部での逆上陸などを想定すると、こっちの方が良いかも。
いずれにせよ自衛隊が米海兵隊に学ぶ点は多いと思うのですが、カウンターパートになる所が統一できていないためかヴァイパーやLAVなど海兵隊装備の導入に冷淡なようですね。
投稿: yossi | 2007.09.29 12:44
空輸性を考えると、軽装甲機動車の調達が進んでいるのがなんとなく解る気がしますね
投稿: SEED | 2007.09.29 15:25
>軽装甲機動車
イラクではオランダ軍、米軍を随分と羨ましがらせたと聴きますが実際には観たまんまVBLですからIED、地雷対策は如何程か?南ア由来のRG-30程の性能は望むべくはないでしょうが、PKO/PMF仕様ならば、今後アップデート対象として考慮に入れる必要は有ると思えます。
自己レスですが、三自衛隊統合運用のモデルとして南西方面司令部(仮称)を佐世保辺りに設置、佐世保配置の護衛艦隊、WAIR・築城/那覇(F-2、F-15)・鹿屋(P-3C)の部隊を傘下に置き、AH-64Dは高遊原配置でOH-1,CH-47共々「ひゅうが」、「おおすみ」級に配備という形が望ましいかもしれません。
本当なら、海兵旅団設立が適切かもしれませんが、そこまでの再編成に幕が対応出来るのでしょうか?
投稿: yossi | 2007.09.29 20:34
>軽装甲機動車
陸自(旧防衛庁?)的には「機動車両に軽く装甲した」モノで、装甲車ではないようですから・・・。
良い装備だと思いますが、過度の期待は危険ですよね。
>「おおすみ」級
仮に空母的運用が出来なくとも島嶼防衛または奪還の際の洋上ヘリポートと考えれば十分アリだと思われます。
投稿: とかげそ | 2007.09.29 22:09
>撃つのは、あくまでドラグノフであり、RPGでつ。
なるほど、武器は憎んで人は憎まず(でも、当たったらゴメソ)ってなワケですね。(オトナの事情満載と言うか…)
まあ、たぶん撃たれたほうは、即死するだろうから、ある意味人道的と言っちゃあ人道的かもしんない。
死ぬ前にどう言う知覚・感覚を受けるかを想像して見ると…
肉が散らばり骨がバキバキに砕かれても、脳に信号が届く意識がフェードアウトしちゃってるとか、脳自体がグッチャンビッチョンと飛散して知覚するどころじゃないとか。
投稿: y-mat | 2007.09.29 23:36
Hatena さん、こんにちは。
> 一昨日の消費税の輸出免税の話しのような与太話しでなければよいのですが。
もちろん、与太だと思っています。
投稿: rijin | 2007.09.29 23:59
狙撃で脳天撃ち抜かれるより、対人地雷踏んだり、クラスター爆弾の不発子弾いじって死ぬ方が非人道的だと信じているヒューマニストの大脳を、誰かいっぺん解剖して詳しく検査してくれ。その際には、精神鑑定もセットで。
投稿: 土門見人 | 2007.09.30 00:15
>数を揃える
重要なのは、「戦時に数を揃えられる体制を整える」ことであって
「現在の調達数を増やす」ことではありません。
主力兵器の開発・生産を海外に依存することは下策であると考えます
投稿: とおりすがり | 2008.03.19 20:15