私はやってない
私に対して、当たり障りのない営業トークを期待する読者の方が偶にいらっしゃるようなので、改めて表明しておきます。私はゴルファーは大嫌いだし、喫煙者はガス室で死ねば良いのにと思っているし、このブログに於いても、そのことは度々表明してきました。
今後ともそのスタンスを改める気は毛頭ありません。私に対して、いらんことを言うなという方は、私のブログを読み続けること自体、そう愉快なこととは思えないので、ここから去ることをお勧めします。貴方にとって利益となることは恐らく何も無いでしょうから。
私がネットの中で、極めて不愉快に思うのは、ある事柄に関して、たまたま、ある意見を支持する声が多かったとする。その時に、あたかもそれが正義であるかのような態度を取り、それを他者に強いる人々です。私は天の邪鬼ですから、そういう人々と出会うと、ついそれは違うだろう、と言いたくなる。
※ 「私はやってない」22:00 ~ 23:30 NHK教育
【えん罪はなぜ起きたか▽ある日痴漢で逮捕・無実を訴え続けた男性▽富山のえん罪事件・作家・佐木隆三のルポ▽鹿児島選挙違反事件・自白を迫られた人々が無罪を勝ち取るまで▽徹底討論・えん罪防止】
こういう番組があるのを全然知りませんでして、10時5分前になって、ブログのコメント欄を読んだら、そういう番組があるということを書いてくれていた方がいらして辛うじて間に合いました。深謝深謝!
私たちが国民として知っておくべき事は、日本の警察は、科学捜査はと全く無縁だということです。日本警察にとって科学捜査とは、逮捕した犯人の有罪を補強するための方便でしか無い。決して、事件の真相を明らかにするための科学ではない。
戦後日本の刑事司法は、いかに金を掛けずに効率的に自供を取って、速やかに裁判を終えさせるかしか無かったんです。戦前と変わったところは何もありません。せいぜい、露骨な拷問が言葉の暴力と、徹底した身柄の拘束という、精神面での拷問に変わっただけです。身柄の拘束は昔と一緒だし。そういう部分では、警察の手口はこの百年全く進歩していない。
自供しなきゃ拘置所から出さないぞ、なんて人質司法は、戦前と全く同じじゃないですか? いったい何処が違うんですか? それが偶に何処かの田舎で行われているというのならともかく、日本全国津津浦々で、当たり前のように行われている。それに対して警察検察のご機嫌を取ることしかないマスゴミは口を噤んで一切批判しない。
日本の刑事が身につけているのは、容疑者を引っ張ってきて、脅して吐かせるためのテクニックだけです。日本の警察にとって「真相」なんてのはどうでも良いんです。自転車泥とか掴まえて検挙率さえ稼げれば良いし、誰が冤罪で泣こうが、真犯人が高笑いして次の犯行に及ぼうが我関せずですよ。
そういう状況を野放しにして加速させたのは、ひとり警察を治外法権に置いてしまった国民だし、何より、捜査批判をタブーにして来たマスゴミです。
あとNHKは、民放と比較して、こういう番組作りにもの凄く消極的なんですよね。これも本来なら総合でN特として大々的にやるべきなのに、教育テレビでこっそりやる。
* 疑わしい自白の任意性
日本の裁判官の無能さも指摘したいけれど、日本の刑事裁判では、まず自白があるかどうか? が最大の問題点になるわけですね。自白があれば、裁判官は、事実認定に時間を割かずに済んで情状面だけに時間を絞れる。弁護士も同様。だからこそ、警察も証拠では無く自白を取ることに執着する。弁護士も実は自供してくれることを望んでいる。ところが、実はここでもう推定無罪の原則は崩れているわけですね。「自白があるのなら有罪」という偏見が当たり前のようにまかり通っている。
他方、法廷に於いては、「いかなる自白も任意で得られた」という大前提でことが進む。所が十日二十日、場合によって半年も一年も拘束して得られた「自白」に任意性なんぞあろうはずもない。そんな当たり前のことが、裁判官の念頭には一切入らない現状も問題でしょう。
二日後得られた自供なら8割の信頼度、十日後の自供なら信頼度4割、事情聴取着手後ひと月を経て得られた自供は、自供とは見なさない、くらいの姿勢は必要ですよ。
* 取調の可視化問題
この問題を巡って、検察庁は、「それを導入している国々は、司法取引、盗聴、囮捜査なんでもありですから事情が違う」とか言っているんだけど、何でそれが可視化問題と関係してくるのは全く理解出来ない。
それらの捜査手法が欲しいというのなら、国会に求めれば良いじゃん。それはそれ、これはこれでしょう。この可視化問題に限らないけれど、国会の法務委員会とか果たして機能しているんだろうか? 官僚が「それ駄目です」と言って来た時に、「国民がそれを望んでいるからやりなさい」、と法律を変えたり予算措置を取らせるのが国会でしょう? こういう問題に限らないけれど、問題が発生している時に姿が見えない国会というのは激しく役立たずだと思う。
* 鹿児島県警のやり逃げを許すな
志布志の援罪事件で、懐集落のある被害者家族は、家族を支えるために、農協に積み立てていた預金を全部取り崩し、7頭飼っていた肉牛を6頭まで売ってしまった。他方、この事件をでっち上げた連中は、ぬくぬくと退職金を満額受け取って第二の人生を歩んでいる。捜査を指揮した連中は未だに現役。県警はこの期に及んでも被害者らに直接謝罪する意思はない、と言っている。
こんな出鱈目、無茶苦茶な権力の犯罪を許しちゃいかん。奴らが県民の前で、薩摩武士としての誇りを取り戻して立派に腹を切って見せるまで追求を緩めちゃいかんです。
※ 志布志事件 TVドラマ化
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000709090001
>県内では15日午後2時半~4時、16日には関東地方で放送される予定
日テレ、ネ申!
「16日日曜13:25 報道ドラマSP「でっちあげ」12人の無実の人々を“投獄”鹿児島・志布志事件の闇…」
※ インド洋給油、継続できなければ退陣 安倍首相が会見
http://www.asahi.com/politics/update/0909/TKY200709090145.html
煽られちゃったね、この人。算段もなしにこんなこと言ったらミンスの思うつぼじゃん。日本外交にとっては、内閣が倒れる倒れないなんてのはどうでも良い話で、これでやっぱり駄目でした……、で安倍内閣が倒れるのはどうでも良い。
外務省はアメリカに対して、「いやぁ、政権の命運を賭けたんですけど、野党の理解が得られませんで、こればっかりは民主主義社会じゃどうしようもありませんなぁ。以上棒読みですが……」で済むから。これはこれで良いんですけどね。
てかこの破れかぶれ、安保と刺し違えた爺さんへのオマージュですよね(~_~;)。宰相として何の業績も残せなかったからには、せめて爺さんと同様、安保で刺し違えた男として歴史に名を残すことにしたんですよ。
でスカパーのパックインで、元帥がしきりに、「こんなもんは国益でも何でもない」と仰るけれど、イギリスですらバスラから撤退したけれど、彼らは今日までもの凄い人的犠牲を払っているんですよね。しかも当然アフガンに人を出している。
「アメリカは、日本は中東に9割もの石油を依存しているんだから、当然の貢献をしろというけれど、中東は石油を売りたがっているのに、いつもそれを妨害して来たのは当のアメリカじゃないか?」と週末も元帥は仰っていたんだけど、原油価格を維持するために、生産調整しているのはアラブ自身ですからね。しかも現状は、油田の開発は追い付かないし、たとえ供給が重要を大幅に上回ったとしたら、これは今度は原油枯渇の問題がクローズアップされてくるわけで、ことは誰それが妨害して来た、あんたが居なきゃ何の問題もないんだ、という単純な問題ではない。
更にわれわれが考えなければならないのは、アメリカとて感情に突き動かされる国ですから、外交面に於いて、日本が同盟国としての役割を果たしてくれないのであれば、そりゃいろんな嫌がらせを受けることになるでしょう。それは最終的には、経済に響いてしまう。そんなのは理不尽だとか関係ねぇだろうとか抗議しても仕方ないことですよ。それが国際社会の現実なのですから。
この問題に関して、延長の必要は無い、国益は無いと言う元帥ですら、サマワの陸自派遣に関しては、この程度のことでアメリカとの付き合いが果たされるなら、安いもので、それで一人二人戦死した所でどうってことは無い、とずっと言っていた。それが何で今回は、その必要は無い、と仰るのか理解出来ない。
※ 朝日新聞の夕刊コラムが死者にツバかけるー故瀬島龍三氏を「あいつ」「てめえ」と
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/294047/
正直、こういうことは、市井のブロガーが書くべきことであって、古森さんみたいな人がいちいち取り合うべきことじゃないと思う。
朝日のこれに関しては、私はちょっと卑怯だなと感じるのは、そういう思いがあるのなら、少なくとも新聞は、大本営参謀・瀬島に関して、きちんと調べて批判すべきだと思う。誰それがこう言ってたみたいな形で新聞が書くのはちょっとどうかと思う。
彼らはそれだけの調査能力がある、あったにも関わらず、本人にそれを突きつけることなく、陰口叩いて来たわけでしょう。一方で「昭和の参謀」とかいう提灯なイメージを拡散させた責任も新聞にはあるわけでね。
※ JR高山線が約3年ぶりに全線復旧
http://www.asahi.com/national/update/0908/NGY200709080002.html
3年振りというのも凄いし、復旧費用50億というのも凄いですよね。日本全国で、自然災害によって、鉄路が破壊され、そのまま廃線になるという事例が相次いでいるわけですが、かつて無かったような大規模な災害に見舞われることには、やっぱり山が荒れているとかの理由があるわけですから、今後は、鉄路を守るために、沿線住民が人手を出して、きちんと山を整備する、そもそも災害発生を防いで鉄路を守るという努力をすべきだと思う。
※ 西湘バイパス崩壊
http://news.livedoor.com/article/detail/3299662/
これも、私はこの道路を全く知らないんだけど、台風の大きさとしては知れていたことを思うと、本来緩衝役を務める海岸が、砂が補給されないものだから、どんどん侵食されるがままになって、結局こうなったということですよね。
こういう海岸線をどうやって維持するかは日本全体の問題ですから、名案が欲しいですよね。
※ プールでの事故 安全管理の難しさ悩み
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000709050001
>このときは男児は浮き具を外し、両親が小学2年の姉に男児の面倒を任せて現場を離れた一瞬の間に起きたという
プールで、小2に五歳児の面倒が見られるなんてとんでも無いことを考えている親は逮捕すべき。
※ ピンク、白、緑の3色のキリギリス発見 大阪・堺市
http://www.asahi.com/life/update/0907/OSK200709070006.html
ありえねぇ!(・o・)
※ 住宅地で1メートルのワニ捕獲 2日連続、2匹目 金沢
http://www.asahi.com/national/update/0909/TKY200709090162.html
いやぁ、田圃に限らず、野っぱらでワニなんかと出会ったら卒倒するしかないですよね。
※ メルマガおまけ メジロは減ったのか?
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コメント
>こういう海岸線をどうやって維持するかは日本全体の問題ですから、名案が欲しいですよね
砂防ダムを無くせば、河川から砂が海岸に供給されます。また、全てのダムで、ダム湖にたまった砂を下流に吐き出すような設備が必要でしょう。供給元を絶っておいては、幾らテトラポットで海岸線をおおっても、海流の浸食作用のほうが強いです。
日本の地形は、雨による浸食作用で出来ています。幾らハードの工事をしても、人力で完全に防ぐことは無理です。出来るだけ人的被害の無いように、ソフトの面での政策が必要でしょう。
投稿: 龍 | 2007.09.10 10:24
>>安部総理進退
今朝ワイドショーを見ていたら、
「安部さん、辞めるなんて一言も言ってない。
あれは解散総選挙するぞって脅しでしょう」
と言ってる人達がいましたが、どうなんでしょう?
投稿: てんてけ | 2007.09.10 10:36
※ 朝日新聞の夕刊コラムが死者にツバかけるー故瀬島龍三氏を「あいつ」「てめえ」
この場合の「てめえ」は瀬島指してますかね?にしても古森氏はブログやめたほうがいいのではないかと思いますよ。
最後の当て字にしても酷いものだし、過去のエントリー見ても適当なことを書いては一々原文に当たられて誤訳や誤読、無知を指摘されてしまっていますね。中には
中国史上初の暴挙→米軍がとっくにやってました
米軍の命令を証明する書類→米軍が許可しただけでした
と産経新聞本紙に謝罪文を掲載する事態になったものも多々ありますし。ブログではそういった指摘に対する逆ギレや口の悪さも初心者以下の酷いもの。朱に交われば赤くなるですね。一流ジャーナリストの古森氏がブログをはじめてからドンドンといわゆるネットウヨ並みのことを書くようになってきているのは不幸なことです。
投稿: | 2007.09.10 10:44
>算段もなしにこんなこと言ったらミンスの思うつぼじゃん
これを政局にしちゃったら、民主としてはぎりぎりで妥協したくても
安倍延命に手を貸すことになるから賛成するわけにいかなくなる。
自分から辞める条件を明示したのだから民主にしてみたら絶好のチャンス。
最初はそう思ったのですが、考えてみれば安倍退陣したって民主に政権移るわけじゃない。
これで麻生政権に変わったら参院選大勝のお祭りムードが一気にしぼんでしまう。
民主にしてみたらこのタイミングで辞められるのはまずい。
安倍もなかなかの策士かも知れません。
投稿: | 2007.09.10 11:09
>私に対して、当たり障りのない営業トークを期待する読者の方が偶にいらっしゃるようなので、改めて表明しておきます。
なるほど!先生が確固たる意思を持って意見表明されているのであれば特に問題はございません。
私の場合は職業病のようなもので、金銭的利害に影響がなければ「可能な限り玉虫色」ってのが身に染み付いているだけです。
>※ インド洋給油、継続できなければ退陣 安倍首相が会見
首相が退陣しようがしまいが、どちらでも構わないのですが、これは継続した方が得なのは明らかな事柄なんですよね。
不人気の首相の退陣を賭けるよりも、「じゃあ陸自の隊員にアフガンの地に血をばら撒けと言えって事ですか?」ぐらいに国民に分かり易く、洋上給油のメリットを説明して欲しいですね。
湾岸戦争の教訓から言えば、なんらかの人的貢献をアフガンでやらなきゃいかん。その中の選択肢として「洋上給油」は貢献度は高く、人命損失の確率は極めて低い「お得な貢献」ってのを説明とアピールが必要だと思います。
有権者も同胞に「血を流せ」って言うのは気が引けますから、「じゃあ洋上給油の継続で」って事になると思いますが。
どう考えてもイラクで陸自隊員が全員無事に帰ってきたのは、八百万の神々の奇跡に守られた結果のようなものです。
神様達も洋上給油を蹴飛ばして、陸上での業務を選択せざるおえないような状況に追い込まれる愚かな判断を下した連中に、2度目の奇跡を授けてくれるほどお人よしではありますまい。
投稿: 所長 | 2007.09.10 11:16
冤罪関係の資料を読んでいますと、まずその捜査官を再審で追及しようと証人喚問を請求しても裁判所がそれを許さないなど如何しても捜査側に有利な展開が多いですね、また証拠品開示もされなかったり証人請求も認めなかったり、しかし逆に捜査側の請求は殆ど認められたり、まあ四の五の言わずに取調べを全て記録すると言う制度が必要なの明白でしょう。
投稿: ざんぶろんぞ | 2007.09.10 11:21
治山もいいですけど、山奥の集落から住民を撤収させる時期に来てるんじゃないかな?と思います。
コスト的にも、公共サービスを確実に届けるという意味でも。
投稿: RammJager | 2007.09.10 11:37
「ゴルファーは大嫌いだし、喫煙者はガス室で死ねば良いのに」に禿同の私でも、営業マンの資質を欠いていることがそんなに偉いのだろうかという疑問は禁じえません
投稿: 営業部二等兵 | 2007.09.10 12:13
>煽られちゃったね
もっと崇高な憲法改正とかで倒れるんじゃなかったのか(棒読み)。倒れるんだったら、一緒に消費税も10%とかキリの良いところまで上げて倒れて欲しい。期限付きの延長程度でなくて、安保改正並の長持ちする法案で倒れなきゃ意味無いでしょう。
>西湘
砂利より水道。こと、神奈川県に関しては、海浜が減ろうが、四国や利根川水系とちがい、最低限の安全保障である「水の供給」を怠ることなく戦後過ごしてきた。
道は譲っても、水は譲れない。
>メジロ
スズメ並にいるでしょう、その辺に。
投稿: pongchang | 2007.09.10 12:26
http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p03136.html
養浜の話は、こちらで。
投稿: pongchang | 2007.09.10 12:29
>「じゃあ陸自の隊員にアフガンの地に血をばら撒けと言えって事ですか?」ぐらいに国民に分かり易く、洋上給油のメリットを説明して欲しいですね。
対外イメージを考えれば、政府・与党幹部が言える訳がない。国民が察しなければいけない事だ。
投稿: | 2007.09.10 12:31
>宰相として何の業績も残せなかったからには
法案成立も宰相の業績とするなら、十分残していると思います。今後は法案成立が望めないので、行政権限で業績を残すようにつとめる事になるでしょう。
投稿: | 2007.09.10 12:37
”自白は証拠の王様”というのは、あくまでも容疑者が自発的に行ったもので、拷問や脅迫、不法な身柄拘束で無理強いしたものではないという建前で、推定無罪とセットで成立する概念だと考えられますが、逆に”自白しているから犯人じゃね?”と見られがちなのが現状です。司法のプロたるべき裁判官・弁護士ですら自白が有るなら事実関係を争わず、後は情状と量刑を秤に掛けるだけならば、これから始まる裁判員制度でも、一般の国民が同様の判断を下すのではないかと心配です。
投稿: yossi | 2007.09.10 12:44
> 「アメリカは、日本は中東に9割もの石油を依存しているんだから、当然の貢献をしろというけれど、中東は石油を売りたがっているのに、いつもそれを妨害して来たのは当のアメリカじゃないか?」と週末も元帥は仰っていたんだけど、原油価格を維持するために、生産調整しているのはアラブ自身ですからね。しかも現状は、油田の開発は追い付かないし、たとえ供給が重要を大幅に上回ったとしたら、これは今度は原油枯渇の問題がクローズアップされてくるわけで、ことは誰それが妨害して来た、あんたが居なきゃ何の問題もないんだ、という単純な問題ではない。
中東だけで駄目ならロシアや中米などから買ってしのいげばいいのに、小泉政権時代に外務省がアメリカンスクール以外を全部粛清しちゃったんでそれができなくなっちゃっていますよね。
ロシアのその方面と強い政治的なパイプを持っている鈴木宗男や佐藤優なども外交の現場でやっていれば誰でも脛に持ってるような傷を突ついて犯罪者にして失脚させちゃいましたしね。
さらにおバカな事にエリツィンの葬儀のような国家的な義理を通す大事な場にいい加減な理由付けて安倍総理はいかないで済ませちゃったし、もうアホかバカかと小一時間ry
投稿: M生 | 2007.09.10 12:47
>えん罪
そういえば、科学捜査の先進国のように思われているアメリカでもえん罪が多発しているようですね。
実際、えん罪で死刑が確定し、再審で無罪になったケースが増えてきたため、死刑執行を停止している州が多くなっているという報道を見たことがあります。
陪審員制度の落とし穴らしいのですが、日本も今の状況で裁判員制度が始まると、えん罪続出の予感がします。
投稿: 成田の近くの住人 | 2007.09.10 12:57
>西湘バイパス
リンク先の画像。波の力で擁壁が破壊され、テトラポットがバイパスの下まで運ばれる。
海浜にもっと砂があってもだめそうだな。今回のように早くに通行止めにして、その都度繕うしかないでしょう。それにしても、台風の後にカヤックや、釣りのためにボート出して何人死亡したのでしょう。自制心のなさに呆れるばかりだ。
投稿: | 2007.09.10 13:13
ロシアからの輸入については、色々策を講じていると思います。現時点では、物理的に輸入できる体制になっていないという事でしょう。
弔問外交に熱心でなかったのは、小泉政権もですな。ローマ法王の葬儀に対する対応も酷かった。
確かに、平時から対応を考えておくべきです。政治家が無理なら、皇族方に出席してもらう事を考えるべきでしょう。
投稿: | 2007.09.10 13:17
>インド洋給油、継続できなければ退陣
これだけやったのだから、駄目なら仕方が無いと
いう自己満足を感じました。
もし、そうした考えなら、政治家らしからぬ
諦めの良さでしょう。
そうした考え方なら、海外からは理解し難いの
だと思います。 政治家は、どれだけやったかが
重要ですので。
不退転の決意表明だとすれば納得しますし、
万一 駄目でも辞めずに、実現の努力をするなら
政治家として立派なものなのだと思います。
投稿: 外資社員 | 2007.09.10 14:14
>西湘
悪魔のような事を言えば、関東大震災と同じ隆起があれば、1m位すぐ取り戻せる。
http://www.agri.pref.kanagawa.jp/suisoken/mailmag/no020.html
じゃぁ、逆に戦後も沈降したのかといえば、風説の流布か?
投稿: pongchang | 2007.09.10 15:58
>安部さん
やっぱりおぼっちゃん・・・
普通の人より粘ることはしなさそうな感じ
でした。何かのために戦う、その何かを
結局持っていないというか、それが必要な
い人生を歩んできたというか。
大事なところで、泥沼で争うよりあっさり
身を引く方を選びそうな予感がしてました。
相手を火事場に連れ込んでドスを抜くよ
うな小泉氏が、何でこの人を後継に選んだ
のか、人が人を見る目って興味深いです。
投稿: nanasi | 2007.09.10 16:01
>>「じゃあ陸自の隊員にアフガンの地に血をばら撒けと言えって事ですか?」ぐらいに国民に分かり易く、洋上給油のメリットを説明して欲しいですね。
>対外イメージを考えれば、政府・与党幹部が言える訳がない。国民が察しなければいけない事だ。
どうなんでしょう?進退を賭ける程の決意を持って望むのなら、政治的には自殺発言かもしれないって程度の発言は必要な気がします。
我が国のマジョリティは良しにつけ悪しきにつけ「情」ってのが入り込む余地が大きいのが特徴です。(同盟国だと宗教的価値観かな?)
そこいら辺を突っつく意味としても、上記のような内容を推敲して、「涙ながら」に国民に語れば、支持率の改善と洋上給油の継続に貢献すると思うのですが。
舞台としては「靖国訪問時」ってのがインパクト大だと思いますね。秋の例大祭にいかがですかね?
(「情」ってのがあるので我が国から営業って仕事がなくならないんですよ。なけりゃwebサイトに金を掛けるだけで充分なんです。だから私も家族を養えるw)
投稿: 所長 | 2007.09.10 16:37
* 疑わしい自白の任意性
供述調書をQ&A方式にするだけでずいぶん、
違うと思うんですけどね。今の調書って調べ官
の作文ですからね。
被疑者が「はい」とか「ええ」とか「ちょっと
わかんないです」とか答えているのに、出来た
調書は
「私は平成19年9月10日午前6時半頃、
神奈川県川崎市××区○○1丁目14番先
路上において、■■さんをナイフ(刃体の
長さ15センチ)で刺し、失血死させたこ
とをここに供述します」とかになる。
そして文末には
「私は司法警察員××に以上のように供述し、
その内容を読み聞かせてもらった結果、事実に
相違ないことを認めます」署名、押印。
ですからね。
これで公判で否認したって裁判官も弁護士も
まずは「嘘ついてんじゃねえぞ」となる。
「そんなに理路整然と喋れるか」と
分かっててもそうなる。
投稿: ぴぴ | 2007.09.10 16:47
国会答弁は答弁のみです。逆質問は出来ません。例外は党首討論だけです。与党が圧倒的だったときは好き勝手にいい加減な答弁できましたけど今やそういう真似はできません。
投稿: | 2007.09.10 17:52
>ロシアからの輸入については、色々策を講じていると思います。現時点では、物理的に輸入できる体制になっていないという事でしょう。
それもあるとは思いますが、これまでかなり読みを誤った外交政策を続けた結果として、「現在では物理的に輸入できる体制になっていない」って事ではないかと思うのですが?
実際中国方面への石油パイプラインの件にしても、サハリン沖ガス田の共同開発計画にしても、音頭をとる立場の経産省あたりの方々は非常に頑張っていたにもかかわらず、日本側の内情から見れば政権や政権に近いお役所あたりがスポイルするような横槍入れて、結局空中分解しちゃっていますしね。
何かにつけてロシアがEU向けのパイプラインを制限したりしてモメていることなどからだけでも、ロシアが石油を米国主導で来た世界情勢が緩やかに崩れる中で、親米諸国と米国の関係を切り崩して、来るべき時に「世界の極」として復興する為の政治カード的な重要な戦略物資の一つとして商売していることは明白で、今の日露関係だと本当に売ってくれるのかな?と言う危惧を持ってしまうんですけど。
実際上海協力機構の動きとか見れば、アジア大陸や中東地域からアメリカの影響力をとことん排除する為に中露が協同で音頭取って地ならしをやっているのが見え見えな訳で、
ロシアが日本に石油などを本格的に売るとしたら、最低でも石油をドルではまず売ってくれないだろうし、売ったとしても相当ぼったくられるか対米追従路線を放棄する事を迫られるような条件とセットになるんじゃないかと思いますけど。
日米同盟切ったら半日かからずに在日米軍に霞ヶ関と市ヶ谷を占領されるだろうから切るのは無理でも、これから先、かなり上手く立ち回らないと中東や石油メジャーからくるのが好投したり減ったりする分のバックアップに出来るだけの量すら、ロシアから石油や天然ガスを調達できないような現状にはまってしまってると見ていますけど?
>弔問外交に熱心でなかったのは、小泉政権もですな。ローマ法王の葬儀に対する対応も酷かった。
確かに、平時から対応を考えておくべきです。政治家が無理なら、皇族方に出席してもらう事を考えるべきでしょう。
何も考えずにアメリカについていけば、何はともあれ安泰。逆に少しでもお気を損ねたら自分が失脚する。と言うのが田中角栄失脚以後と言うか中曽根以降の日本の政権主流派の行動原理でしたからね。
小泉も安倍も、「金色夜叉」の「貫一お宮」のくだり的な感じでアメリカ頼って来ているのを見ていると、最低でも21世紀に入ってからの日本の上層部には本当の意味での「有事」なんて元から頭にないんじゃないかと思いますよ。
投稿: M生 | 2007.09.10 19:37
>>西湘
>悪魔のような事を言えば、関東大震災と同じ隆起があれば、1m位すぐ取り戻せる。
関東大震災で横須賀側は1~1.5m沈降しています。
三浦半島を軸に北東が沈んで、南西が上昇したかんじです。
投稿: あんぶっしゅ | 2007.09.10 19:40
>中東だけで駄目ならロシアや中米などから買ってしのいげばいいのに、小泉政権時代に外務省がアメリカン
>スクール以外を全部粛清しちゃったんでそれができなくなっちゃっていますよね。
友好関係にある国が1バレル100ドルで買おうと言いました。非友好国は、1バレル110ドル出そうと言いました。産油国はどちらに売るでしょう?答えは明白です。非友好国に売ります。外交官のパイプなんか要りません。商社が、小切手持っていけばいいのです。
石油に限らず、資源の獲得に必要なのは、友好関係やパイプではなく、ハードカレンシーです。(もちろん、交戦関係が係わってくると話は別となりますが)パイプをひけらかす輩が実は国益に害をなすのは、外交官でも政治家でも商社でも、変わるところがありません。
閑話休題
溜まった土砂を下流に流すエコロジーなダムを実際に黒部峡谷に作って、排砂をやってみたところ、ダム湖の中に落ちた木の葉がヘドロ化していて、河口近くの養殖が壊滅した例がありました。世の中、なかなか上手く行かない。
投稿: 土門見人 | 2007.09.10 20:11
>継続できなければ退陣
海部俊樹の政治改革のときの「重大な決意」発言にダブってしまって仕方ありません。
この臨時会でお別れということで・・・。
>国会答弁
仮に民主党が対案を出すことになれば、答弁する義務が生じます。(例:常会のイラク特措法廃止法案)
民主党は、テロ対策特措法制定時(派遣の承認案件)と主張を変えた理由(当時の小沢自由党の主張に)や、その主張する民生支援が本当にアフガンにとって効果的なのかといった点に真摯に答えなければならなくなります。
投稿: 禿鷲 | 2007.09.10 22:21
>日米同盟切ったら半日かからずに在日米軍に霞ヶ関と市ヶ谷を占領されるだろうから
米軍の空挺はいったいどこからどうやってくるのかな。自衛隊のクーデターならわかるけど。
投稿: 大石愛読者 | 2007.09.10 22:22
甚く司法にご憤慨のようですが、一方で、その中で触れられているとおり、問題なのは畢竟“予算”なワケでなんですが、それについて↓な事情もあるそうな。
(0;”」の「ここだけの話」
http://www4.diary.ne.jp/user/432979/
■2007/09/08 (土) 『マスメディアからみた医療]』朝日新聞編集委員
http://www.iryoseido.com/jimukyoku/tmp/200708220913.pdf
>・医者は馬鹿にされている
>大蔵省主計官にこういう話を聞きました。今から12、3年前、ダムの建設
>予算3千億円のうち、400億円を削った。すると翌朝から電話が鳴りっぱ
>なし。国会議員や各都道府県の人間が何人も面会を求め、仕事にならず、大
>臣折衝で撤回してしまった。一方医療費はどうか。1千億円、1兆円削って
>も、医者も患者も誰も文句を言ってこない。だから医療費を削った方が楽
>なのです、と。
結局のところは、その“予算”に与れる受益者の政治的趨勢に還元されるってワケで、ことの性質上、刑事被告人になるのはごく少数でしかありえず、しかも一生で刑事被告人になる確率が、これまたごくわずかでしかなければ、そこに予算がつくかどうかなどには関心は向かわず、ご憤慨のとおり、お上の専横はまだまだ続くということかと思われます。
投稿: truly_false | 2007.09.10 22:27
>日米同盟切ったら半日かからずに在日米軍に霞ヶ関と市ヶ谷を占領されるだろうから切るのは無理でも
理由はともかく「そんな事態」になっても、私の業務(というか営業活動)には一切の変化が無さそうです。
FMで防衛省を米軍が占拠したニュースを聞きながら四谷駅前の顧客で商談をし、中華屋のTVで霞ヶ関の官庁街に米軍が展開している画像を見た後に、霞ヶ関界隈の顧客にアポを入れていることでしょう。
金儲けはその程度の理由じゃあ止まりません。
「ミニミが怖くて、商売が出来るか!!」
というのは嘘で
多分、在日米軍・・・・・っていう事態は単純に現実として受け入れないと思います。
投稿: 所長 | 2007.09.10 22:38
これまでの自民の国会運営を見ると、危ない法案は全部強行採決で通してきたでしょ。参院選直前では、委員会さえも通さずに直接本会議で通しちゃった。お陰で会期延長も無駄になった。衆院で2/3を占め参院でも過半数を握ってれば、憲法以外のどんな法案でも通ります。そんなの、首相の功績でも何でもない。その数の上に立って傲慢な国会運営をしていた党が、急に揉み手で近寄ってきたところで誰が信用しますか。
テロ特措法だってそう。国際公約っていくら言われても、国会に情報は報告せず、参院で優位がひっくり返った途端に、アメリカまでが情報を提供しますだとさ。今更何を言っているのか。なぜ、最初にそれができないのか。国民は政府に従って諾々と税金を払うだけの存在だとでも言うのか?
投稿: | 2007.09.10 23:03
>インド洋給油~
今、パキスタン国境のトライバルエリアに潜伏中のアルカイダ中枢は、パキスタン当局の掃討作戦と米大統領選有力候補の発言(特にオバマ)の影響で、新たな根拠地を作ろうと模索している様です。
その候補として上がっているのが、東アフリカと東南アジア(タイ南部・インドネシア・フィリピン南部)
だから、今回の件で各国の反応が素早かったんですよ。日本のロジがインド洋から消滅したらエライ事になるって。インド洋でオンステーション中の各国艦艇が、ごっそりと減りますから。
とにかく、今の時期の撤退は最悪です。こんな時期に撤退して、もし欧米で大規模テロでもあったら目も当てられませんよ。特に米国なんて逆恨み大将ですから。後、日本の近傍に根拠地でも作られたら、政治屋連中はどうするんでしょうね。
話は微妙に変わりますが、報道等を見ていると『後方支援』ってのを微妙に馬鹿にしてません? 世間的にロジってのは評価されないものなんですかねぇ……。どこかでロジサが泣いてるぜぃ。
投稿: 名無し二等空士 | 2007.09.10 23:27
兵隊はみな飯など食わなくても戦えるし、乗り物は燃料がなくても動くと皆さん思っているのです。
今日のTVタックルでその件(インド洋撤退)に関してハマコー先生が突っ込んでましたが、民主の人は
「撤退はする。でももしなんかあったら安保があるのでアメリカに助けてもらう」
と言っておりました。
TVでこんなこと言ったらいかんだろうに、、、
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2007.09.10 23:43
>衆院で2/3を占め参院でも過半数を握ってれば、憲法以外のどんな法案でも通ります。そんなの、首相の功績でも何でもない。
その2/3を掌握ししていたのは首相の功績です。小泉総理も掌握できずに選挙を行った。
今回、参院選挙で負けて「党政奉還」となりました。
投稿: | 2007.09.11 00:57
> 話は微妙に変わりますが、報道等を見ていると『後方支援』ってのを微妙に馬鹿にしてません?
日本の報道は60年経ても、先の大戦に反省することなく全く変わっていないということになりますね。変わってないのかな?
投稿: 岡倉天心 | 2007.09.11 01:08
関東大震災の地震そのものでは三浦=房総ともに隆起、しかし地震後沈降傾向がみられる。
沈降したのは丹沢や秦野とか内陸側。
http://cais.gsi.go.jp/KAIHOU/kaihou60/03-06.pdf
投稿: pongchang | 2007.09.11 05:38
>民主の人は「撤退はする。でももしなんかあったら安保があるのでアメリカに助けてもらう」
と言っておりました。
あれ民主の人じゃありませんけど?
投稿: | 2007.09.11 06:21
海外では安倍ちゃんのいつもの言い間違いなど考慮せずまんま直訳されちゃってますね。
"I have no intention of sticking to my duties (as prime minister),"
(Reuters)
http://uk.news.yahoo.com/rtrs/20070909/tpl-uk-japan-abe-81f3b62_1.html
私には、私の義務に執着するという意志が全くありません。(首相としての)
投稿: | 2007.09.11 08:01
ロイター電:安倍首相談話
日本語でいかに巧妙に言おうが、英訳すると
論旨がはっきりしてしまいますね。
改めて英文を意訳すれば、
”できるだけのことはやるが、駄目だったら
現職に固執しない”ということですね。
ということは、日本は他のアメリカへの義理も
果たせない可能性大、円が本来の経済的価値に
戻す方向の、大幅な円高の背景が見えてきます。
投稿: 外資社員 | 2007.09.11 08:41
>2007.09.11 06:21さん
ありゃ、そうでしたか。
記憶違いで誤情報書いてしまいすみません
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2007.09.11 09:25