米国の疑心暗鬼
奥さん、今日はなんと月初めでしかも週末じゃないですかぁ!(^O^)/ メルマガを契約するにこんなに良い日はありません!
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/melmaga.htm
※ 【社説】 「中国軍艦の日本寄港、歓迎。新たな歴史の第一歩に」「国民レベルでも防衛交流を」…朝日新聞
http://www.asahi.com/paper/editorial20071130.html
いや良いんだけどね。あんたたち、せめて中東から米空母が帰港して来た時には、せめてその半分程度の記事は書いて欲しいよ。
日本に核ミサイルを向けている国の軍艦に市民団体は当然抗議に行ったんでしょうね、という話もあるわけですが。きっと中共の核は綺麗な核なんでしょう。
ところで、米側がイージス艦の見学にノーを突きつけたという一件ですが、もちろん引き金は度重なる情報流出事件なわけですが、見逃せないのは、やっぱりアメリカ人の中には、われわれにとっては絵空事の日中軍事同盟への疑心暗鬼があるんですよ。
そりゃアメリカ人が、日本を代表するクオリティ・ペーパーのこの社説を読めば、メガテンになることは避けられない。あれほど日米軍事同盟に難癖を付けている大新聞が、一方で中国軍艦の来訪を国を挙げて歓迎すべし、なんてことを書いている。
そりゃアメリカ人なら、こいつら太平洋のあっち側で何か企んでいるんじゃないか、と思うのも仕方ない。アカピーさん。日中友好も結構だが、アメリカ人がそれを読んでどう思うだろうか? も考えるべきだと思いますよ。
「アメリカ人は日中が軍事同盟を組んでアメリカと対峙するんじゃないか? と馬鹿げた妄想に取り憑かれている」というのは元帥の持ちネタだけれど、彼らをそういう心理状態にさせて来たのは、とうの朝日でしょう。
※ アーミテージ氏側に100万ドル 山田洋行子会社がコンサル料
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071201/crm0712010200003-n1.htm
外国企業からの贈収賄だから本当はあちらでアウトになるべき話なんですよね。最近やっと固有名詞がちらほら出てきたけれど、個人的には、れいのアンタッチャブルな人まで検察は行って欲しいと思っているわけですが。だって変でしょう。日米安保の根幹をわけのわからん個人が牛耳っているのって。
※ トヨタ元社員は「過労死」、遺族側勝訴 名古屋地裁
http://www.asahi.com/national/update/1201/NGY200711300006.html
理解出来ない。何故これが「過労死」扱いにならないんだろう。労基署が仕事していないことの典型例ですね。これは裁判で一審が出るまで5年も掛かっているんだけど、トヨタ側がそもそもどういう対応をしてきたかのフォローも欲しかったですね。何かそれを書きたくない理由でもあったのかな。そもそもこういう記事を書く時には、トヨタ側がその判決をどう思うかのコメントくらい取ってくるべきだと思うわけですが。
※ 取り調べ適正化にマイクやのぞき窓、警察庁が設置検討
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071130i414.htm
まだこんな誤魔化しを言っているよ。昨夜の朝生が検察特集でして、私は最近の朝生は録画するだけでほとんど見ずに消しているんですが、だってつまらないんだもの。昨夜は志布志冤罪事件の中山県議が出てらしたのでほぼライブで見たんですよ。
したら、鹿児島県警は今熱心にアカピーの鹿児島支局の記者を尾行しているんだそうです。地元紙にチクっても潰されることは当の内部通報者が一番良く知っていることですから、県警絡みのリーク情報は、今全部朝日に届くらしい。だもんだから、県警はせっせと朝日記者を尾行してリーク者と接触出来ないよう露骨な工作に励んでいるらしい。あんたら何処まで腐っているんだか。
※ 小学生169人が嘔吐や発熱で欠席、感染症か食中毒の疑い
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071130i516.htm
全然接点が無いけれど、次男のはこれだな。
※ 日航機内誌が尖閣諸島掲載 中国説明求める
http://sankei.jp.msn.com/world/china/071130/chn0711302039008-n1.htm
これは処理を一歩間違うと後々禍根を残しますよね。
※ 【断 呉智英】大江健三郎の“特権”
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/071201/acd0712010322001-n1.htm
>自決強制の有無の検証は私の任ではない。私が驚いたのは虐殺者(大江の見解での)を屠殺者になぞらえていることだ。
呉智英らしい着眼点だけど、きっと誤植だよw。ただあの頃だと、この表現自体はそう珍しくもない。版元がなぜその後、修正しないのかは疑問なれど。
※ 大アマ朝青龍の謝罪会見 代表質問は厳しい追及なし
http://www.j-cast.com/2007/11/30014018.html
昨日は亀田兄弟の謝罪会見もあったけれど、もう良いでしょう。ネットの中の炎上、謝罪強要と何ら変わらないと思う。亀田兄弟に世間が求めているものは、ヤンキーなキャラだし、朝青龍の帰国サッカーなんて目くじら立てるようなものじゃないでしょう。せいぜい故障したサッカー選手が人寄せに郷里で相撲大会出ました、いやぁ、故障中とはいえやっぱり運動神経凄いですねぇ、という程度のことじゃないですか。休養は閉門蟄居を求めているわけじゃない。
※ 自殺:キーワード検索で相談窓口へ ヤフーが防止策
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071201k0000m040162000c.html
思わずやってみますた。オオー! Google でもやって見たけれど、あちらもひょっとしたら少しは配慮しているみたいな結果になったのですが。
※ メルマガおまけ 柳美里という生き方
| 固定リンク
コメント
>トヨタ元社員は「過労死」、遺族側勝訴 名古屋地裁
この記事読んで何がたまげたかって、豊田労働基準監督署長が、QCサークル活動の時間を時間外労働に算入してなかったことです。
もはや、QCだとかデミング賞だとかいう時代じゃないってことはわかってますよ。しかし、それが有効な活動かどうかはともかく、会社内で、会社側の指導の下で、業務改善活動をしていたなら、それは無条件で労働時間でしょう。労組運動していたわけじゃないんだから。
但し、そんな状況でも、律儀に社員が残ってQC活動をやるトヨタは、確かにすごい会社です。三流会社だったら、時間が来たらさっと帰ります。誰も残らない。
投稿: Inoue | 2007.12.01 10:13
>労基署が仕事していないことの典型例ですね。
「豊田労働基準監督署」は偉大なるトヨタ様関係が絡む仕事は華麗なる超スルー、と言う事なんでしょう。彼らだって偉大なるトヨタ様に縁者がいる事でしょうし、天下り先もトヨタ様が用意しているのかもしれない。
投稿: 剣 | 2007.12.01 10:16
> 何かそれを書きたくない理由でもあったのかな。
広告収入の筆頭だからですよ。この前の富士F1だってさんざん実態はわかっているのに、非難的な表現は避けられてました。評判は気にしてますからね。睨みはきかしてます。人海戦術もやるし。
投稿: | 2007.12.01 10:24
> 判決によると、健一さんは同工場の車体部に所属。00年1月にEXに昇格し、02年2月9日午前4時20分ごろ、残業中に工場で不整脈で倒れて死亡した。
ここの時間に注目。午後ではない。午前4時。典型的な三交代勤務だったわけだ。
ずっとその時間帯固定で勤務するなら、そんなに問題はない。しかし、QC活動の班長は、全員集めたミーティングする必要があるから、自分の生活時間も省みずに起きていなきゃならなかったろう。
その待機時間やストレスも無視して、上司の証言「雑談をしていた」を理由に労働時間でないと認定されたら、いくらトヨタ様が相手でも、遺族は裁判おこしますよ。
投稿: Inoue | 2007.12.01 10:39
>【断 呉智英】大江健三郎の“特権”
「屠殺」はいつから解禁になったんだ?という話ね。
差別語であっても、それを真正面から問題にした文脈では、スルーされることがあります。
なだいなだの「くるいきちがい考」という文庫本が中公新書で長らく売られていて、それは問題になってない。通常の文脈で「きちがい」と書くと、必ず修正が入るのは有名な話だけれども、著者が精神科医で、かつ、精神病と社会との関係を真正面から問題にしているから、スルーされていたんだろう。
投稿: Inoue | 2007.12.01 10:46
>>日中同盟への懸念
朝日の論調もそうですけど、冷戦が終わったら、政局次第で自民党(右)と社会党(左)があっさりと連立政権作ってしまう国ですからね。
この見事な節操のなさはある種の現実主義の極みとして素晴らしいとさえ思いますが、そりゃあ対外的な信用は失くすわなぁ、と。
ただ、それを言えば、米国内にだって、対中擦り寄りにやる気満々な方々がワシントンからウォール街まであちこちにいらっしゃるので、日本人からすると油断がならない。
まぁ、硬軟入り混ぜてのコミュニケーションは外交の常ですから、中国に対して日本も米国も諸手を挙げてのウェルカムとはならないとは思いますが。
投稿: 義忠 | 2007.12.01 11:13
> 「中国軍艦の日本寄港、歓迎。
日清戦争前夜の、定遠、鎮遠の寄港を思い出すなぁ。あの当時、清は大艦巨砲を誇示すれば、小日本はビビり上ると我が国を見くびっていた。寄港先では、シナの水兵が大暴れしたもんだ。
今度の意図が同じかは分からないが(いくらなんでも、イージス艦まとめて敵に回したら、ロシア製やフランス製の艦がどうなるか、3流海軍でも分らないことはないだろう。)、少なくとも単純な友好が目的ではないということくらいは、国民も知っておくべきだろう。マスコミほどの馬鹿になりたければ話は別だが。
投稿: 土門見人 | 2007.12.01 11:57
親善艦の目的なんぞ米英露仏中何処でも変わらない。
それをさも何か深い意味あるように書くのは、米艦が寄航する度に直接軍事行動と結びつけて批判するプロ市民と同じ思考。
無駄な深読みなんぞ必要ない。ホントウヨサヨ別に関係なく全体主義者の考える世界はなんと単純なんだろう。なんで、何でもかんでも極論しか示せないんだか。プロ市民ほどの馬鹿になりたければ話は別だが。
投稿: | 2007.12.01 12:02
>日中同盟
先生の著作の新世紀日米大戦だと同盟っぽい環境でしたが、大地震予測と同様、これも「ハズレ」になりそうですね。
アカピーは、それを熱望しているのでしょうが、普通に考えて「組む」なら「より強い方」ってのが当然でしょう。
ましてや「真っ当な民主主義国家」と「今時、共産主義国家」ですから。
「より強い、真っ当な民主主義国家」USAと組み続けるのは当たり前です。
でもアカピーの連中にゃ理解できない?
あいつら言論統制とか思想弾圧とか好きなんだろうなあ。
それとも誰も見たことが無い「輝かしい人民の未来」とやらを未だに信じているのか?
だとしたら「治療と薬」が必要なんだがなあ。
投稿: 所長 | 2007.12.01 12:18
>日航機内誌
今年4月から地図のレイアウトが変わって、北方領土や竹島、尖閣諸島が明確に掲載されるようになりましたね。全日空の機内誌は未確認ですが、恐らく同様に「日本の主張する領土」は全て網羅されているはずです。そういえば、以前大韓航空に搭乗した時は、日本海は当然の如く「東海」と記載されていました。
航空会社が少なからず国家の尖兵である以上、このような措置は当然の事であり、他国にイチャモンを付けられる筋合いはありません。まぁ、半年も気付かなかった辺り、当局にとって釣魚台なんてどうでもいいって事なんでしょうが。
……っていうか、よく韓国当局は竹島記載の機内誌に抗議しませんでしたね。支那より先にこっちがイチャモン付けてきそうな気もするのですが。
投稿: 五月原清隆 | 2007.12.01 12:29
>>「より強い、真っ当な民主主義国家」USA
ここにきてそうでもなくなっているってのが、日本人の頭痛の種なのでして。
中国人の人権感覚やら国際感覚について日本人の感性と相容れないことは全面的に同意しますが、東アジアのパワープレイヤーとして無視できないのも事実です。
日本列島ごと西海岸に引っ越せない以上、腹が立つことも多いけど、ここで手は切れないですよ。
ましてや米国がヘタレてきたこの局面では。
まぁ、普段は笑顔を絶やさずにご近所づきあいを重ねつつ、つけ上がってきたらポイントを押さえてひっぱたくようにするしかありませんな。
外交なんて、すべからくそんなものっちゃ、そんなものですが。
投稿: 義忠 | 2007.12.01 12:39
http://blog.livedoor.jp/hiromi_kawai/archives/50959768.html
こういうお姉さんが、ラインで応援してくれれば、申し分ないんでしょうけどね。
日中軍事同盟は信じてないけど、独自の権益は与えたくないでしょう。それこそペリーの昔から、満州国独立も含めて、直接取り引きをするのは俺だ、おこぼれはやるけど。田中角栄だってニクソンの後塵をという形をとったし、6か国協議のスタンスも一緒のはず。
投稿: pongchang | 2007.12.01 12:47
>「過労死」
QC活動が具体的な時間拘束を受けるわけではないですからね。直接指示があったとは言い難い。
この判決は労働者保護のための「国の労災認定」であって、会社が「安全衛生配慮義務」を問われたものでもない。まぁこの判決根拠でこの後出てくるかもしれませんが。
投稿: たつや | 2007.12.01 12:56
>鹿児島県警は今熱心にアカピーの鹿児島支局の記者を尾行しているんだそうです
現代版薩摩飛脚、密偵は生きて帰さんって、針ほどのものを棒のようにいう大谷昭宏を信用する人がいるのか。
投稿: TOソープランド | 2007.12.01 13:08
>アメリカ人は日中が軍事同盟を組んでアメリカと対峙するんじゃないか?
これ、必ずしも妄想というわけでもないみたいよ。あちらこちらでくすぶってる慰安婦決議の件といい、日本人が考える論理と彼らが言う論理というのにはどうもズレがあるらしい。アメリカの政治エリートには帰還事業を拉致問題にからめて考えるかなり飛躍した論理をとる潮流もあるらしい。定期的におかしなことを言う朝日は案外そういった論理を代弁しているのかもしれない。
日本の対北朝鮮政策
http://www.business-i.jp/news/sato-page/rasputin/200711280011o.nwc
あれが書かれたのが、30年以上前というのは考えるべきでもあるね。このご時世だから問題になるという部分はたくさんある。その度に訂正版を出すのを考慮するとなるとルポみたいなのは書きづらくなる。これも曽野のもその時点でのひとつの主観的結論に過ぎない。訂正が出来ないならさっさと廃刊にしてしまえばいいんだろうけど、大御所の作品ともなるとそうもいかないんだろうね。空想小説とかが一番いいよ、面倒な問題にならなくて。ああ、でも今問題なくても後世に差別用語で廃刊、とか言われることもあるんだろうなあ。だったら作っちゃえってのが2ch用語だったりもするんだろうけど、キョカイとかさ。ただ、言葉狩りみたいなのはどうもね、婉曲しているだけなら単に言葉遊びに過ぎないと思うんだけどね。
投稿: | 2007.12.01 13:28
>中国の軍艦と聞けば「定遠」「鎮遠」といった名前を思い出すに違いない。清朝が誇る大戦艦だった。明治時代に日本の港を訪れ、その威容が日本人を驚かせた。
「友好親善」の記事でこれを載せるのは、歴史認識が基本的におかしい。当時の来航は、親善ではなく威嚇のためであることは明らかですからね。今だって、海底ガス井の試掘のことで威嚇しているじゃないですか。こんな前時代の論理を振りかざす国と「軍事面での友好」なんて意味ないでしょ。米軍の来航は非難するくせに、非民主主義かつファシスト国家の軍艦を歓迎汁とは、どーいう神経してんだろ。
投稿: | 2007.12.01 16:38
>中国の軍艦
こんな国にまだODAを渡してるんだから、お人好しにも程がありますね
投稿: 眼精疲労の建築屋 | 2007.12.01 21:17
>「過労死」
残業をやれるって事は二交代勤務じゃないですかね?
八時半~五時半プラス残業三時間の昼夜勤務。
三時間/日*二十日/月=六十時間
土曜日出勤八時間(もしかしたら十一時間)*4回=三十二時間(四十四時間)
これで大体百時間くらい。
もちろん件の班長さんが交代勤務者が来た後もライン外でQCの残業してた可能性がありますが。
投稿: | 2007.12.01 21:19
↑すみませんハンドル入れ忘れました。
21:19は森のクマです。
投稿: 森のクマ | 2007.12.01 21:21
>>こんな国にまだODAを渡してるんだから、お人好しにも程がありますね
基本的には減らす方向みたいですよ。
http://www.asahi.com/politics/update/1108/TKY200711080455.html
まぁ、その一方で環境関連の技術供与とか、形を変えた援助は続くのでしょうが。
もっとも、ODAの目的には、受け入れ先の担当者を窓口に情報収集やロビイングのチャネルを確保することもあるので、一概に止めればいいというものでもないんですけどね。
投稿: 義忠 | 2007.12.01 21:43
昨日深夜から始まったのですが、今夕からネットが絶不調に陥っています。症状としては前回と全く同様なので、NTTの基幹回線部分のトラブルと思われます。
神奈川県民の皆さんいかがですか? これ書込むためだけでも30分掛かり、メール一本チェックにあんな手法やこんな方法で5分とか掛かる。
投稿: 大石 | 2007.12.01 22:06
↑ウチ(隣の宮前区)は大丈夫ですよ。
投稿: KWAT | 2007.12.01 22:59
多摩区も問題ありません
投稿: 多摩区の読者 | 2007.12.02 00:15
いま現在、正常に戻っています。
投稿: 大石 | 2007.12.02 00:33
>こんな前時代の論理を振りかざす国と「軍事面での友好」なんて意味ないでしょ。
アカピーの記事はともかく意味ないというのは中国との外交は意味ない
と言っているに等しいですよ。実務者レベルでの実質的外交ですからね。
ロシアとは相互訪問してるはずですが。
投稿: きりしま | 2007.12.02 09:48
>QC活動が具体的な時間拘束を受けるわけではないですからね。
時間的拘束でなくても、会社の指示で行われた活動なら、それはすべて労働です。
フロシキ残業だって、本来は労働時間なわけですから。
時間的拘束を具体的に受けていなくても、結果として1日3時間かかったなら、それは労働時間ということになります。
裁量労働制適用の労働者なら別ですけれども。
投稿: Inoue | 2007.12.02 14:30