老人は死なない
今日はもう絶望的にニュースが無い一日ですね。
というわけで、先日の移民問題の続きをやりましょう。今日は、前回頂いた多くのコメントから取り上げます。
>> 1.少子化社会でも経済が回せる。
現に欧州の先進国は回ってるじゃないですか。欧州のどこに1億2千万がいないとやっていけない国があるのですか <
これはですね、たとえば「老人は死ぬんです」というコメントもありましたが、二重の意味合い、状況が違うわけですね。
一つには、老人は増え続けるのに今あるパイを縮小して生産人口を減らすことと、今すでに日本と人口差がある国を比較するのは無意味です。
年々パイが縮小する中で商売した経験が無いと、この辺りの切迫感はなかなか解らないものですけれどね。日本経済をこの10年蝕んできたのはこれなんですね。海の向こうにパイを広げられる企業はなんとかなったけど、ドメスティックな企業は、不毛なシェア争いで体力を使い果たした。出版業界はその典型です。
それに老人問題。何度も書きますが、「老人は死なない」んです。生産人口世代の人生の1/3からひょっとしたら1/2が、この世代への金銭的、あるいは直接のケアで明け暮れる。とんでもない負債を背負って経済と社会を回さなければならない。
>旧ユーゴの各国ではありますが
ユーゴと日本は違いますから。名無しさんは、そういう比較不能な状況を持ち出さないこと。
>日本の労働生産性は先進国でもそれほど高くないのだし
この問題は、農業を含めて、なぜ日本のそれはそんなに高くないのか? あるいは本当に今以上上げる必要があるのか? を議論する必要があると思う。
>移民肯定の人は、移民をロボットか奴隷だと思ってませんか?
これはあるでしょう。政策による移民なんてのは、大なり小なり人身売買に近いものでしょう。だからそれを現代、いかに人権に合致させて、お互いwinwinの関係でいきましょうか? という所で知恵が必要になってくるわけです。
>老人は、介護されるのを我慢して、子孫に広々とした国を残すべきでは?
少なくとも老人が一票持って、マスゴミが彼らの権利拡大を無制限に支援する間は、彼らが我慢する、という状況はちょっと望めないですよね。
>マイナス成長への対応は、不労所得を増やせばすむことです。つまり、金融や投資に金を注ぎ込む。労働者を輸入して、その成果を輸出しようなんていう加工貿易は効率が悪すぎてやるだけ無駄です。<
どこの国でもこれが理想ではあれど、なかなか上手く行かないのが現実ですよね。
>それがコメ欄が否定論で埋め尽くされている原因ですよ。これはサマータイム論にも、そっくりそのまま当てはまっている。<
2ちゃんねる時代の最大の弊害ですね。どちらか一方の意見が多勢だと、そのことをもってして誰かの意見が間違っていると断定する。パソ通時代にはあまりこういう人はいなかったのですけれどね。
>老人が増えるというのはいずれ時が解決します<
だから時は解決しないんですよ。今日60歳で定年を迎えた人間は90歳まで生きる。今日二十歳で就職した人間が、その世代を40年間ずっと面倒を見るということです。そしてその死なない老人は毎年大量生産され、逆に彼らの面倒を見る世代の生産力は減り続ける。
>先生に伺いたい。問題は限界集落をどう回避するかということのようですが、移民を受け入れたら、それが解決するんですか?-中略-移民だって、もっと実入りのいい仕事があればそっちに移っちゃいますよ。<
これはある。現実問題として議論して行く過程で、非常に大きなジレンマになるでしょう。
>『移民開国』より先にまず『難民開国』をすべきだと思います
これは仰るとおり。スウェーデン辺りが、そういう人々を自国の労働力としてどうビルトインしているのかぜひ知りたいですね。難民にすら門戸を閉ざして来た国が、突然移民はウエルカムですと言っても、世界は真に受けないでしょう。
これも現実問題として、ビルマ人を大量に受け入れて、最低限の教育を施して「どうですか? 日本の暮らし慣れましたか? そろそろお仕事とかどうでしょう。夕張という素敵な所がありまして。いえ、ちょっと冬は寒いかも知れませんが、雪とか見たこと無いでしょう。素敵ですよぅ」とか言ったら詐欺ですよね。
>ここ10数年で、少子化社会でも経済成長が無くても経済が回ることは立証されていると思います。私のような35歳以下の日本人は、少子化社会と低成長とマイナス成長の日本経済しか知りません。<
これは前段部分で業種毎に意見が分かれる所で、「経済が回っている」と実感出来る業種もあれば、出来ない業種もあれば職種もある。たとえば、出版業界で言えば、出版社は、店頭に陳列しきれない大量の商品を生産することで、ひとまず売掛金を回収して、会社を回すことには成功して来たんです。それがこの20年の実態です。でもライターはそれは出来ないわけですよ。手は一つしかないんだから。どんどん割りを食って来た。
中国へ出て行けるという業種は別にしてパイが小さくなることで、もういかんともし難い業種というのは一杯あるんですね。そんなのは潰れてしまえば良い、というのも一つの意見ですが、所が困ったことに、今年それらが潰れたら、来年はもうみんな無事かといえば、決してそんなことはないんですね。来年は来年でまた潰れる業種が出てくる。
そういうマスナスのスパイラスに陥ってしまうと、結局は人口が100人に減るまで、延々とそれを繰り返す羽目になる。
>アメリカの老人福祉はかなり劣悪で、歩けなくなれば地獄が待っているという点があります。歩けるうちは蓄え、ソーシャルセキュリティ、メディケア、老人就労で何とかなりますが<
初めてフロリダのディズニーワールドに行った時に一番びっくりしたことは、お年寄りがキャストとして、あの白い繋ぎを着て元気に働いているんですよ。こんな歳になってまで、外人の相手なんかして仕事しなきゃならないかなぁ……、と最初は思ったけれど、あんなハッピーリタイアメント・パラダイスで、なお働ける環境があるというのは、アメリカ社会にとっては天国のようなものなんですよね。
モスバーガーが最近それでニュースになりましたけれど、もちろん老人をもう一回労働現場、それも接客業的な所に呼び戻す政策は必須でしょう。
>>人口減は経済の縮小をもたらす深刻な事象
これが完璧に間違っているのですが、旧来思考から逃れらない、こうしたどうしようもないアホが、ロクでもない移民論をぶち上げているんですよね。<
さて私は、人口減が経済の縮小をもたらさない、という確固とした論説に接したことは無いのですが。たとえば、日本の人口はマイナスに転じたわけですね。その中でもGDPが、仮に1%でも毎年伸び続けていれば、それは経済が拡大していると言えるのか? 残念ながら、これはまだ始まったばかりなので、結論を出すにはもう10年は待たなければならないでしょう。ただ一つ言えることは、人口が増えていた頃より、経済を成長させることが難しくなったことは否めない、というより、そこはもう明かなわけです。それはもう、過疎に喘ぐ地方経済を見れば一目瞭然なわけですから。公共事業無くして支え切れない。それを含めたとしても、「人口が減り続けている地方でも経済の縮小は無い」、と断言できるのか?
一人辺りのGDPは、今後とも生産性の向上や、外資の注文で上がり続けるでしょう。しばらく、むこう4、5年は、鈍足且つ、この経済状況でもGDPは+を維持できるかも知れない。
ただ私はずっと主張してきたように、「老人は死なないんです。増えることはあっても決して死なない」し、やっとその世代が鬼籍に入ったと思ったら、今度は、無年金のワープア世代を数百万、現役世代が抱え込むことになる。
もちろん、移民を入れるコストを考えたら、女性の労働環境を改善すべきだ。子育て支援をすべきだという筋論はあるわけですね。日本では出産費用すら無料ではない。不妊治療だって無料化すべき。何なら「独身税」を掛けても良い。もちろん、老人医療の自己負担率も徹底して向上させる。
その程度のことすらしようとしない自民党の念頭にある「移民」なるものが、いったい何を意味しているかは推して知るべしです。
経済を活性化、老人医療問題の抜本的な世代間解決、現在ワープア世代を四半世紀後お荷物にしないための労働政策年金政策の改善、生産性の向上etc……。これらによって、実はこの後、半世紀前後、人口減を吸収しつつ、老人問題も解決して十分なGDPの成長を確保できる可能性はある。
ただいかんせん、年寄りは強欲です。特に、今の右肩上がりの経済成長しか知らない年寄りは、本当に強欲です。その強欲さを当たり前に「お年寄りの権利」として煽るメディアがいて、それに乗っかるしかない政治家がいる。
いまの日本人には無理でしょう。そういう改革は。
総じて、このコメント欄で言えることは、老人は増えるだけでまず死なないのだという現実が見えていない。
そして私自身が、限られたパイの中で商売しているわけですが、はたしてそういうパイの増減が自分の稼ぎに影響するような仕事をしている皆さんが果たしてどのくらいいらっしゃるのだろう、と疑問に感じる所です。景気浮揚に関して言えば、今のワーキングプア世代を救うだけでも、実はもの凄い景気浮揚効果が見込めるんですよ。突如として1千万の移民が出現した所か、一千万のマーケットが出現したくらいのインパクトを日本経済にもたらすでしょう。
だって昨日まで、携帯命で、派遣先のアパートを点々とするしか無かった若者が定住し、テレビを買い、休日にはレジャーに出掛けて財産形成へ向けて一歩ずつ踏み出せるんですから。その程度のことすら解らず、契約社員が居なければ中国との競争に負けるとかほざいて自分の会社の利益しか見なかった経団連の罪は万死に値する。
あんたの会社の社食でマグロ一体解体して社員に食わせるために、日本経済全体を人質に取ったわけだぁ。
※ 派遣労働者の待遇改善、マージン公開義務など与党見直し案
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080702-OYT1T00961.htm?from=top
結局、自民党が言い出している移民云々は、本音部分では、派遣に変わる低賃金労働の担い手のことを言っているんですよね。だったら正直に「季節労働者を国外から招こう」で良いじゃないですか。
※ 東証10日連続下落 証券恐慌以来43年ぶり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080703-00000054-san-bus_all
*NY株、急反落=1年11カ月ぶり安値
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080703-00000025-jij-int
*NY原油大幅続伸 時間外で144ドル台に上昇
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080703ATQ2INYPC03072008.html
※ 自民が務台氏擁立/衆院2区
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080701-OYT8T00737.htm
※ 多用途支援機 首相、空自U4機で北京へ 五輪開会式 効率性前面に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080703-00000070-san-pol
※ 「Web図書館」 自宅で手軽に「閲覧」 複製・印刷は不可能
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080703/sty0807030748001-n1.htm
※ 前日の空虚重量68.0キロ
お昼前、まず霊園コース2時間半。日差しがある中で歩いていると、本当に良い森林浴をしている感じがする。いったい自分は何を吸っているんだろうと思えてくる。
最近気付いたのだが、霊園内にあるあちこちの小さなお社に立ち寄ってはお経を読んで帰る妙齢の女性を発見する。何かの理由があってのことだろうか。それとも単なる流行なのだろうか。
お昼過ぎ、次男が帰宅してからフラッカーズで等々力緑地公園往復。しかし多摩川のサイクリング・ロード沿いを走るロードランナーの装備っていつ見ても凄まじい。ヘルメットからもちろん車体に至るまで。この前はヘルメット装着型のバックミラーを装備しているランナーまでいた。あれはちょっと欲しくなった。
* 所で傍目から見たらこんなハードなトレーニングを私がしていることをして、自分には無理とお嘆きの皆さん。自分なりの運動法を見つければ良いんですよ。
たとえば都会なら、いつもの利用駅を一つずつずらすとか。サラリーマンの場合、どうしても外での食事で必要以上のカロリーを摂取しがちになるので、そこをどう抑えるかで工夫したり。日勤者のエネルギー消費量を考えると、毎日のカロリー摂取量を抑制するだけで、十分なダイエットができると思います。
むしろ難しいのは地方の皆さん。まず電車が無いから車通勤になるでしょう。それを自転車に切り替えられるか、と言えば、道路網が貧弱だから、自転車通勤は命懸けになる。
じゃあ近所の農道を散歩してみようかとなっても、これが農道であるが故に、たまに走ってくる軽トラックはスピードを出しまくって危険この上ない。地方には地方のそういう悩みがありますよね。
*背中の痛み、相変わらず。
※ メルマガ有料版おまけ とんでもないオチ
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コメント
>今日60歳で定年を迎えた人間は90歳まで生きる。
大変失礼ですが、このようにはっきり言い切る根拠を、先生は何かお持ちなのでしょうか。
個人的には、戦前派の方とは生活環境が違うので、実際に検証してみないとわからないと思うのですが…
先生のおっしゃるように、マーケットが国内に限定されている業界に関しては、総人口の減少は頭の痛い問題です。これは、大量に創ってしまった大学にも当てはまります。
このままで行けば、多くの大学は「倒産」になるでしょう。そんな背景もあって、留学生の大量受け入れを政治家に働きかけているのかもしれません。
投稿: Feri | 2008.07.03 10:54
>限られたパイの中で商売
朝日新聞出版は小説の公募を歴史小説に切り替えたとかね。
http://publications.asahi.com/jidai/
少子化が問題ではなく、老人のあしらいが難しいというのは、医療がわるいんです。早く崩壊して、目につくところに、年寄りがゴロゴロして、社会の共通認識が得られれば良いんでしょうが、預けちゃえば隠してしまえる。
小石川の製本屋とか梅島の町工場のように、表出しても後が続かない。
元気な年寄りだけ出して、消費を煽るくらいなら、そんな経済はシュリンクしてしまえ。孤独死を行政に転嫁するな、自然の末期だ。
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak431_435.html#433-A
エントロピーは減らすべきで、クジラやカンガルーの方が大切と思う方が、健全と思うのは、老人問題をみれば鏡のように突きつけられる。
なのに、尊厳死とか終末期相談支援とか
http://20.iryoujimu1.com/h20-69.html
取り組みがあったのが無になる。
blog主の自動自殺制度もその延長線上にある。
>はっきり言い切る根拠
しなくていい医療が重ねられる。
心筋梗塞にも血管拡張療法が行われる。衆議院議長もどこかの組長も肝臓移植を受けた。そういった高度医療だけではない。
脳梗塞は誤嚥や食事が取れない事による餓死でお迎えが来たのが、死ねないくらいには栄養を与えることが出来る。高度医療というのではなくて、介護の手があって点滴の何本かも家で出来れば尚更の事。
孤独死の逆がいえる、お襁褓を替える手も無くて喰わないでほっておければ90歳までもたないが、自然な末期を妨げるのは支援制度だけではなく、
http://law.e-gov.go.jp/announce/H17HO124.html
要らん世話な法律があるせいで、老衰にたどり着くにも無駄に時間が掛かる。生活環境が違うので、「長生き」してしまう。
投稿: pongchang | 2008.07.03 11:03
>ここから ネ タ バ レ 警報
いくらメルマガとは言え
ネタバレはマズイでしょう
これではおちおちと読む事も出来んですよ
当地の地方新聞に年間映画ランキングの様な
コーナーがあって、まだ上映したてなのに
ネタバレな事書いて(大どんでん返しのストーリー)
お前ら身銭切らずに試写会のくせに・・・と
憤慨した事を 思い出してしまいました・・・
投稿: 演歌なとりうむ | 2008.07.03 11:03
いやいや、ちょっとまってください先生。
今の平均寿命が大体男女で82.3ですよ。いきなり90とかにあがりませんよ。先進国も大体77~80程度です。ここ最近の平均寿命は横ばいです。落ちるだろうとも言われている。
未来永劫老人が増えて減りはしない。ということはないんですよ。
そもそもその老人の数が膨れ上がっていた原因である団塊世代の中心が1947年~1950年だとしてこのとき出生率が4.1だったかな?で、今は1.33。30代前後の団塊Jr世代で2.1だったかな。
団塊世代に対して平均寿命の+80すれば、2030年。概ねこれを境に極端な人口バランスは是正されるのでは?
確かに少子だけれど、愕然とせねばならないほど高齢化にはならないし、それならはイギリス、フランス、ドイツと同じようなものでは?(WW2のような極端な労働力低下でもないかぎり)。
まぁ、少子化問題とかはありますけどね・・・。
投稿: | 2008.07.03 11:13
>60歳で90歳
http://www.jili.or.jp/knows_learns/q_a/life_insurance/life_insurance_q2_exp1.html
60歳時点の平均余命、男は22.41年で流石に苦しいが、女はね27.92年。88歳と書けばより正確といっても、文章の意味は酷くは狂わないはず
投稿: pongchang | 2008.07.03 11:20
>パイの増減が自分の稼ぎに影響するような仕事をしている皆さんが
>果たしてどのくらいいらっしゃるのだろう
昨今 倒産が相次いでいる不動産業界は、その典型なのでしょうね。
従来から比べれば、都市部では複数のの家を持つ人が増えているにも
かかわらず、価格の下落が続いています。 郊外は見るも無残。
6月末に”ガイアの夜明け”で不動産業界の値引き実態を特集しましたが
テレ東スポンサーからの抗議ゆえか、再放送もされませんでした。
センセーショナルな事項を隠そうが、パイの減少はどんどん進んでいます。
>契約社員が居なければ中国との競争に負けるとかほざいて
>自分の会社の利益しか見なかった経団連
その昔、経団連の幹事会社に正社員としておりましたが、
CSRの掲げる崇高さと職場に存在する関連会社、派遣との格差の実態が
嫌で、職を転じました。
外資は厳しい面もありますが、基本的には業務に応じた賃金という
ポリシーは、比較して健全なのだと思います。
先生の小説に関しては、海外でも うけると思いますよ。
良い翻訳者と、アレンジ(時に国籍や設定は入れ替わり)を許容頂ければ
筋書きや、作品の意図するものには国籍を超えられるのだと思います。
但し、良い翻訳者と、海外の良きパートナを見つけるのが大変かも
しれませんが。
投稿: 外資社員 | 2008.07.03 11:39
労働力不足を移民で補うとして、もし来てくださる方がいるとして(出稼ぎならここよりもっと儲かる国が他にあると思うんですけれど)、一世にあたる方は出身国より環境が良かったり実入りが良く感じたりなさるかもしれませんが、ここに生活の基盤を置いて育つ二世三世は、第一世代が経験した環境には多分我慢できないと思います。
上の学校に行かなければ安定した職は手に入らない上に、この国で育ったのに外人扱いされて就職はままならない(フランスがそうだとか)、親の出身国に戻っても今更生活はできない、という人たちが増えます。このままだと。
そこまでの面倒を見る気で受け入れるつもりなら、今実際に働けど働けど楽にならない人たちが生きていける道をつくるのが先なような気がします。そうじゃないと移民を受け入れても問題が先延ばしになるだけなような。
投稿: Lee | 2008.07.03 11:53
>今日はもう絶望的にニュースが無い一日ですね。
えー。
こんな面白いニュースがぁ
===========================
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080701/crm0807011820027-n1.htm
防衛省宿舎でビラ配り逮捕 邸宅侵入容疑の男
調べでは、渡辺容疑者は5月21日、「早急に核武装しよう」などと書いたビラを郵便受けに入れるため、陸上自衛隊富士学校が管理する静岡県小山町の三宿舎の出入り口に侵入した疑い。
===========================
立川反戦ビラを支持してた連中はどうするんだろうw
投稿: くま | 2008.07.03 12:00
無障害平均余命は短縮し、平均余命は伸びる(第3-1-6図)
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h18/01_honpen/html/06sh030102a.html#06sh030105z
投稿: pongchang | 2008.07.03 12:13
まずはこれから。
> >旧ユーゴの各国ではありますが
> ユーゴと日本は違いますから。名無しさんは、そういう比較不能な状況を持ち出さないこと。
となると、先生は移民について語る資格はないですね。
移民を進めたら何が起きるかを知るにはいい例です。それぐらいの事例は調べるべきです。
旧ユーゴの全部がそうではないですが、ボスニアとコソボのあたり、特にボスニアでは複数の民族での混在化・混血化が進んでました。人種的にはほとんど差がないのです(実際、クロアチア人とムスリム人の区別はとてもつかない)。違うのは宗教と言語(文字)。内戦が始まるまでは全く仲良くやっていたのです。ボスニアは安定してました。しかし、そこからまず国内のクロアチア人がクロアチア独立に絡んで声を上げ始めて、3つ巴の内戦になっていきました。
日本にだって、在日中国人や朝鮮人が安定しているわけです。比率はユーゴの例とは大分ちがいますが。漢族は日本人とは結構違うという話は聞きますが、朝鮮人はほとんど同じといわれています。実際、区別がつかない朝鮮人は多い。だからといって、いつまでも安定しているという保証は先の国を見る限りないのです。
それはパレスチナも同じです。民族が相互に深く絡んでいる分、問題が深刻になりやすく、紛争として大きく凄惨になります。そういう前例がいくつもあるにも拘らず、そういう下地をわざわざ持ち込もうというのは”愚か”以外の何者でもないと先に書いたのです。
投稿: | 2008.07.03 12:14
>立川反戦ビラを支持してた連中はどうするんだろうw
別に態度変えませんよ。
主張自体は白眉物ですけど、こういう檄文入れたかどでパクられるのも又問題でしょうと…公安の考えがどういう意図なのか想像すると非常に興味深いですけど。
見つけた住民が追い出そうとして大喧嘩になるならまだしも(富士学校レベルの部隊にいるマトモな自衛官なら核武装のリスクが分からないわけないと思いたいですけど)、ビラ入れただけでは…
千歳の自衛官レイプ裁判とかパワハラ自殺とかで原告になるひとが「プロ市民」を最終的に頼らざるを得ない・居場所がその方面になってしまう。と言うことがどういうことだか、分かってるんでしょうかね?
彼ら・彼女らとて防衛政策についての見解は「プロ市民」と対立してるけど、やってる訳ですわ。同僚がひどい目にあってるのを改善したい一心で。
自殺する自衛官や精神病院に送られた後に除隊させられる自衛官が急増してる背後に部隊でのいじめの横行とか戦場にいつ送られるか。と言う緊張感が強くなったこととかがあって、結局は理不尽なしごきや駐屯地ローカルの「しつけ」とかの出鱈目さが改善されないからのようですけど?
任務でかかった病気の為であっても通院の為の外出をしたら、自由外出剥奪とか謹慎とか訳のわからない慣習が「しつけ」名目で残っていて、それが逆に戦力削いでいるのに見直しかかっていないのでは…
特にバブル前後に入隊した「鬼軍曹」の横暴ぶりが酷いようで、護衛艦の中で首吊った自衛官をいじめていた(と言うかヤクザ真っ青の恐喝していた)のもこの世代。
とにかく、そういう旧軍的な体質を改めようという内側からの自浄作用が無いのを突き上げているのも「平和団体」だったりと言うのは、自衛隊寄りで「プロ市民」嫌いな人たちは真剣に考えた方がいいんじゃないかと。
投稿: 業界インサイダー | 2008.07.03 12:29
出版業界は移民が増えても全く解決しない。
投稿: | 2008.07.03 12:42
母が団塊世代です。
90まで生きるのは無理としても、なんだか結構長生きしてしまうのではないかと思えて仕方がありません。祖母が今の両親くらいだったころの写真と比べると、どう見ても今の母のほうが若いのですね。
記憶をたどっても、祖父母は動きなど明確な「老い」を感じていたのに、今の母はそこまでなっていませんし。本人も「定年ってもう少し老けてると思ってたんだけどねぇ」といってるくらい。
現状を考えると、これからの老人層は定年後も接客など別業務で働きつづけてもらうほうが、無駄に非生産人口を増やさずいいんじゃないかと。
投稿: 銀次 | 2008.07.03 12:44
> 出版業界は移民が増えても全く解決しない。
いや、そんなことは無いでしょう。 日本人並みでは無いかも知れませんが、
移民してきた連中向けの需要があるでしょうから業界自体はある程度拡大するでしょう。
まぁ確かに現在出版業界にいる多くの人たちにとっては何の解決にもならないでしょうけれどw
(2世、3世まちということになるのかな?)
投稿: | 2008.07.03 13:14
>クロアチア人とムスリム人の区別はとてもつかない
そりゃそーだろ、一般に言う“ムスリム人”てのは、民族名じゃなくて、あの辺りに住んでるイスラム教徒全般のことなんだから(クロアチア人でも、イスラム教徒ならムスリム人)。
あとユーゴは、ギリシャだとかローマだとかフン族だとかゲルマン人だとかスラブ人だとかイタリアだとかハンガリーだとかオスマン・トルコだとかオーストリアだとかが、覇権を巡って2000年以上も押し合いへし合いした結果、あんな複雑な民族分布になったのであって、移民を受け入れたからああなったのではありません。
内戦以前はみんな平和に暮らしていたとか、一体誰に聞いたのかと。生憎自分は第1次大戦以降の話しか知りませんが、それでもかなり血生臭い事件が出てきます。
そちらこそユーゴについて、もう少し調べるべきでしょう。
投稿: PIAT | 2008.07.03 13:27
はじめまして 日本の人口は約1億3千万人いますけど
これから、50、100,200年、1億3千万人も
いりますかね。100年後くらいには8千万人ぐらいが
ちょうどいいんじゃないかと。
今政府がやることは8千万人ぐらいが余裕をもって生活
できる環境作りを進める政策だと思います
具体的に住宅をマンションだと5LDKぐらい
一軒家だと最低50坪ぐらいの広さにしたらいいんじゃない。
移民ですけどこれからも日本の人口を1億3千万人を維持
していくのか疑問です。移民を入れて人口を維持しても
いつかは人口減になるため、いつかはとうらなければいけない道だと思います。
投稿: | 2008.07.03 13:43
はじめまして 日本の人口は約1億3千万人いますけど
これから、50、100,200年、1億3千万人も
いりますかね。100年後くらいには8千万人ぐらいが
ちょうどいいんじゃないかと。
今政府がやることは8千万人ぐらいが余裕をもって生活
できる環境作りを進める政策だと思います
具体的に住宅をマンションだと5LDKぐらい
一軒家だと最低50坪ぐらいの広さにしたらいいんじゃない。
移民ですけどこれからも日本の人口を1億3千万人を維持
していくのか疑問です。移民を入れて人口を維持しても
いつかは人口減になるため、いつかはとうらなければいけない道だと思います。
投稿: 1972 | 2008.07.03 13:47
>さて私は、人口減が経済の縮小をもたらさない、という確固とした論説に接したことは無いのですが。
根本的な疑問なのですが、大石先生は経済発展には人口が増え続けることが好ましいそしてそれが可能だとお考えなのでしょうか?私は、経済が縮小するのは仕方ないと思っています。批判も多いマルサスの人口論ですが、ネズミ講のごとく人口が増え続けることは不可能だと思うのですが。それは地球規模に拡張すればよりはっきりすると思います。いまでさえ、大量の餓死者がいるわけで。
投稿: | 2008.07.03 13:54
>業界インサイダーさん
エントリに関係ない話なんで、さらっと
ま確かにピンクチラシじゃ無いんだしって気はしますねぇw
立川の件ではビラの内容ではなく表現の自由を前面に押し出した以上、ダブスタは避けるべきです。特にマスゴミは。
市井の人々からの信頼を失っては貴方の書かれたような被害自衛官のシェルターとしての機能も危うくなるでしょう。「隊内でこんなひどい事が!」に「また自衛隊叩きのデマ?」と思われるようになったら、さらに逃げ場がなくなっちゃいますからねぇ。
投稿: くま | 2008.07.03 14:01
えっと…。例の毎日新聞のデモはミヤネ屋で取りあえげています。実際にはニューズウィーク日本版も週刊ポストをパクった事もあるんですけどね…。
投稿: お茶菓子 | 2008.07.03 14:06
>移民してきた連中向けの需要があるでしょうから業界自体はある程度拡大するでしょう。
移民が全て同じ言語圏からなら、成立する話です。
例えば、インドは多言語小人口の為、出版業が成立しないとの事。出版物は英語圏からの輸入に頼っているそうです。
日本は恵まれた環境にあるのです。
投稿: | 2008.07.03 14:07
旧ユーゴは移民の結果紛争になったのではない。
元々民族や宗教がモザイク状に入り乱れた国家であって、
オスマントルコ帝国時代は平和であったが、オスマントルコが弱体化し、
民族自決主義が勃興した結果、火種になっただけだ。
投稿: mick | 2008.07.03 14:22
とりあえずここまで。
> 一般に言う“ムスリム人”てのは、民族名じゃなくて、あの辺りに住んでるイスラム教徒全般のことなんだから(クロアチア人でも、イスラム教徒ならムスリム人)。
正確には違う。便利ということでこの区別が今も使われているに過ぎない。もともとムスリムの流れはオスマントルコ支配の影響でトルコ人の血も混じる形で進んできた。今はスラブ系同士の混血が進んだのでほとんど差が見られなくなっただけ。そのため結局は紛争対立が宗教と言語(あわせて思想ということになるが)を通じて行われた。もっと細かなレベルでは同じ人種であったって紛争は起きる。ただ、民族間の差が対立を浮き立たしやすいというだけだ。だから、そんな利用されやすい種を自ら持つなと言っているわけだ。
> 覇権を巡って2000年以上も押し合いへし合いした結果、あんな複雑な民族分布になったのであって、移民を受け入れたからああなったのではありません。
移民を受け入れたから、強制的に来たからなどという区別は何の意味もない。来た時点では余韻に違いはあるかもしれない。しかし、その後は領土や資源、商業活動の場などが明確になるにしたがい、そのときどきでそれぞれの権利として主張と相互認知が行われる。そこに軋轢が生じるかどうかである。
それに覇権争いとは違うと言うなら、極東におけるロシアや中国は日本の領土に対してそれを広げないという保証でもあるというのだろうか。それを日本の移民提案を利用するのか、直接にやるかで、国家が揺さぶられる点で違うとでもいうのだろうか。
投稿: | 2008.07.03 14:41
> 移民が全て同じ言語圏からなら、成立する話です。
うん?だから業界自体はある程度拡大するけど、今業界にいる人には何の解決にもならない、日本語を使いだすであろう2世、3世まちかなと
いうつもりで書いたんだけど、分かりにくかったかな? すまん。
投稿: | 2008.07.03 14:46
出版業界自体は、その移民の言語で商売すれば、少しは恩恵を受けるでしょうが、我々書き手はほとんど無関係でしょう。
ただ、それで経済が上向くという希望が持てれば、消費者の財布の紐が緩んで、少しは儲けが出るかなという程度で。
その辺りのことを目指すなら、小説なんか読んでいる暇もない、今のワープア世代にきっちりと報酬と休みを与えることの方が遙かに効果は絶大です。
投稿: 大石 | 2008.07.03 15:14
人権は民主主義を成功させる唯一の鍵であるが、これは民族紛争の鍵である宗教対立、民族対立、言語の対立にも有効な解決策になる。
相手の人権を認め民主主義でありさえすれば、宗教も民族も、非暴力、言論の自由とあわせて紛争のタネとはなり得ず、全く怖れるに足りない。
もし、民族対立を怖れる者がいるとすれば、それは即ち自分が民族主義者であったり、排他的宗教家であったり単純に自分が他人の「人権を認めない」ということを表明しているに過ぎない。
投稿: たつや | 2008.07.03 16:07
>今のワープア世代にきっちりと報酬と休みを与えることの方が遙かに効果は絶大です。
いわゆる”ゆとり教育”下に育った世代に収入と余暇を与えることで、出版業界自体に活気が出るとは・・・。
もちろん、移民1000万人よりは可能性は高いけど、教育の荒廃?(活字離れ)や紙媒体依存度減の方が有効な気もします。
今のワープア世代(20~30代?)や、10代ですら月の携帯通信使用料金、万円単位がざらだとも聞きます。収入における携帯料金の割合、テレビ報道だと2~3割なんて例もありました。(手取り月12万円で携帯料金3万円、残りで衣食住?)
書籍とは縁がないライフスタイルの拡大再生産が続くと著述専業も絶滅種扱いになりかねないと想像しますが如何なものでしょう。
投稿: 海老太郎 | 2008.07.03 16:50
>日本語を使いだすであろう2世、3世まちかなと
日系ブラジル人の現状を見るに、絶望的かと。
思えば、かつても日本は、台湾・朝鮮に対して、すごく教育熱心だったね。
今の日本だと、多言語の移民に対応出来ない、しないでしょう。
投稿: | 2008.07.03 18:26
>実際にはニューズウィーク日本版も週刊ポストをパクった事もあるんですけどね…。
それはパクリじゃなくて記事の引用でしょ。
投稿: | 2008.07.03 18:44
>だからそれを現代、いかに人権に合致させて、お互いwinwinの関係でいきましょうか? という所で知恵が必要になってくるわけです。
自国民を奴隷として扱い、研修生という外国人も奴隷として使い捨てにしてきた「実績」からすれば、智恵を出す以前に既成事実を作り出して蟹工船奴隷列島にすること必至でしょう。
今の政財官界に移民受け入れの実力も資格もないです。
まずはやるべきことをやって、奴隷大国日本を脱却した上で移民を考えるべきです。やる気があれば10年程度でできることです。
なにしろ、蟹工船奴隷列島化したのはほんの10年ちょいの実績でしょう。
投稿: | 2008.07.03 18:59
>著述専業も絶滅種扱いになりかねないと想像しますが如何なものでしょう。
まぁ、ゲームなどのコンテンツの周辺に出版コンテンツの市場を形成することは不可能ではないでしょう。むしろ、テレビの受ける打撃の方が大きいとおもいます。
中身カラッポでもワンコイン(500円)で買えないから本が売れないという実態もあります。
装丁や印刷の品質を下げてでも300円くらいで買える本を流通させるべきとおもいます。もちろんそれは、現在絶版になっている古い本(コバルトやらCノベルなどは寿命が短いでしょう)で若者向けの分野を復刊させるなどで良いかとおもいます。
投稿: | 2008.07.03 19:05
>蟹工船奴隷列島
江戸時代はずっと封建制度で農奴だし、野麦峠も蟹工船も現代の蟹工船も10年処じゃなくて、有史切れ目ないですね?w
投稿: たつや | 2008.07.03 19:18
大石様
私が勤務する大学の書店でも本が全く売れていない状況があり、若い人の本離れは加速度的に進んでいます。なにしろ、教科書すら買えない学生が多く、教科書の入荷数に書店は頭を痛めています。(大学の教科書は、買い取りが多く、返本はできない場合が多い。)
大学図書館にライトノベルを置くなど、司書さんも本を読ませる努力されていますが、私は、図書館にライトノベルを置くと、販売数がますます落ちて、出版業界にはマイナスのように考えています。公立図書館に漫画が置かれることにより、著者に廻る印税をかなり下げているのではないかとも思っています。
ちなみに、大学図書館や公立図書館において、ライトノベルや漫画の貸し出し需要は極めて高いです。要するに、若い人たちも本を読む習慣や欲求は大いにあるのです。質が低いと莫迦にしてはいけません。まずは本を読むこと、そして、それからより質の高い本に移ることが肝要です。
一方、携帯やらゲームやら、新しいコンテンツにお金が廻っており且つ、収入は下がる一方の若い世代にとって、仮に500円でも高いわけで、彼らが本を買わないことを「ゆとりは本も読まない莫迦だ」等と一方的に責めるのはおかしいようにもおもいます。
新聞にせよ、NHKにせよ、本にせよ、「横一列の為なら高くても金を出す」という考えで物価を高どまりさせた為、若年層の貧困化により「横一列に金を出さない」という結果がでてきたわけで、結局それが市場の急速な縮小をもたらしたのだとおもいます。例えばコミック本に出せるのは精々300円でしょう。
若い人が岩波文庫を読まなくなったというのは私が学生時代からいわれていたことですが、ライトノベルも何も読まなくなってしまったのは、経済的理由もかなり大きいわけで、すでに絶版になっている過去の作品の再利用などにより、若年層の可処分所得相応の価格の物を送り出す必要もあるかとおもいます。
投稿: | 2008.07.03 19:27
>東京都国分寺市の共産党市議が、同党市議団発行の「市議会報告」を市内にあるマンションの集合ポス
>トに投函(とうかん)したとして、東京地検八王子支部に住居侵入容疑で書類送検されていることが
>2日、分かった。この市議と共産党国分寺市議団は「オートロックのドアの外側にある集合ポスト周
>辺は事実上、だれでも出入りできる。ここへの投函が罪にあたるはずがない。市議会報告の配布は市
>議活動として必要な行為だ」と批判、不起訴処分を求めている。
http://www.asahi.com/national/update/0702/TKY200807020249.html
今度はオートロックの外側です。同じ様に配っている自民党公明党は事件化されないのは確実なので
この調子で行けば形式的には民主主義国、中身は中国真っ青の党利党略国家への道一直線ですな。
投稿: | 2008.07.03 19:33
たつや様
「江戸時代の農奴」ですが、実際はどうだったんでしょうね。プロレタリア史観によってかなり誇張されているようにも思うのですが。それに是非はともかく、封建時代では当たり前のことでしたし。
ただ、百姓は土地に縛りつけてしまえという支配の仕方が成功したことと、貨幣経済の発達により農村から都市部への富の移動が著しかったことにより、農村が都市部の繁栄の犠牲になっていたことは事実ですね。
投稿: | 2008.07.03 19:34
>出版業界
どこかの地域では印刷関連業の建物が続々と完成して稼働し始めてますよ。
建設途中のところもあるし。
現代日本にはあしながおじさんがいるんじゃないのかな。
よかったですね(楽観視は無理?)。
投稿: | 2008.07.03 19:35
>今度はオートロックの外側です。同じ様に配っている自民党公明党は事件化されないのは確実なので
公明党のビラはマジでウザイ
共産党員を捕まえるのなら、その10倍、公明党員をパクッテほしい。
投稿: | 2008.07.03 19:36
>どこかの地域では印刷関連業の建物が続々と完成して稼働し始めてますよ
詳しく教えてください。
投稿: | 2008.07.03 19:37
移民については、自民や経団連は奴隷労働者が欲しくて直ぐにでも解禁しようとしていますが、それが透けてみえるから強烈な反対が出るのではないでしょうか。
大石さんが移民開国を論じられるのを拝読していますと、自民や経団連のような奴隷輸入とは異なり、少し長い時間(おそらく10年単位程度)で論じられているようにも感じます。
自民・経団連が奴隷1000万人輸入を主張ているのと同じと観られているが故に反対論が目立つのではないでしょうか。
私を含めて反論される方のなかには、移民開国の前にやるべきことは沢山あるだろう、移民開国はその次という方が多い様に思われます。
それとは別に、人口GDP連動論がある訳で、いくつかの別次元の議論がゴッチャになっている様に思われます。
投稿: | 2008.07.03 19:50
とにかく現状、世代間格差があまりにも酷いので、なにかの対策はしなければならないわけです。
年金だけとっても、今の20台と60台では、生涯で1億近い差が出来てしまうのに、
(最善のシュミレーションでも、40歳以下だとマイナスになります。)
マスコミは今もらっている世代がいかに損しているか?というようなトンチンカンな
話題しか流しません。
投稿: | 2008.07.03 20:04
>投稿 | 2008.07.03 19:37
>詳しく教えてください。
とりあえずググりまくって検索してください。
確実に日本国内にありますですよ。
ただ、それは少なくとも都心部ではない。
そういえば最近は円安傾向にあるような……。
投稿: | 2008.07.03 20:13
投稿 | 2008.07.03 19:34 さま
何をもって自由とするのか、人権意識が行き届いているのかというのかは、その時代を生きていませんので正確には分かりかねます。私も前のコメントはプロレタリア史観に対する冷やかしです。
それこそひとえに時代背景があり、文明の発展度、人権意識などの民度の問題などで、効果的な統治方法(これは民衆の側にとっても)行政形態があって、逆にご指摘の通り土地に縛り付けたからこそ江戸時代のように、安定的成長を続けられたのはそれなりに良かったのではないかと思います。
都市部農村の格差については、体制が士農工商の商を唾棄すべきものとした、いわゆる資本主義経済についていけなかった、儒教を頑なに守ったのが原因かと思います。そう言う意味では体制のほころびであり限界だったのだと考えます。
投稿: たつや | 2008.07.03 20:22
>それはパクリではなく引用でしょ いえいえ、ニューズウィークには一言も週刊ポストから引用しているとは掲載していません、本誌が調べたとありますが…。これってパクリです。引用ならば、掲載元も掲載するはずですし…。掲載元を明らかにしないのであれば単なるパクリです。
投稿: お茶菓子 | 2008.07.03 20:41
たつや様
>私も前のコメントはプロレタリア史観に対する冷やかしです。
やはりそうでしたか。
まぁ、江戸時代には基本的人権なんて概念など存在しなかったわけで、生存権も怪しかった時代を現代の(ふるっちい)プロレタリア史観で論じる歴史教育には極めて強い疑念を持っています。(あれが本当なら、時代劇なんて全てプロレタリア悲劇でなければならないし、歌舞伎なんて庶民の娯楽として存在し得ない。)
土地への縛りつけはたしかに江戸時代の繁栄の原動力でしたし、米将軍吉宗が苦心した饑饉対策など、幕府や諸大名が無為無策という訳ではなかったんですよね。農民の武装解除も終えていたし、侵略の先兵たる宣教師も追い出してしまいしかも日本は列強の兵站線の外にあった。
ただ、都市社会の繁栄と貨幣経済の本格化はその遥か先を行っていた訳で、それでもなお、天下太平を250年間維持していたことは凄いことだと思います。
投稿: 2008.07.03 19:34 | 2008.07.03 21:35
>現に欧州の先進国は回ってるじゃないですか。
移民の労働力前提に経済が回っている欧州を例にとって移民反対、と言うのは歪みを感じますねえ。
>今度はオートロックの外側です。
何かと思えばマンションの住民が交番まで連れてきて被害届け出たから書類送検した、てだけじゃないですか。
逮捕拘留どころか起訴も決まっていない。
書類送検自体は警察の義務ですよね?自民党だろうがピザ屋のビラだろうが同じことされたら送検だけはされるんじゃないですか。
よくこんなの新聞沙汰にしたなあ。
投稿: 紅 | 2008.07.03 21:41
>先生の小説に関しては、海外でも うけると思いますよ。
私もそう思います。ただ個人的にはデビュー当時の作風の方が良いかな(笑)今のは日本語圏(日本しかないけど)以外で発表するにはドメスティックすぎるような気がする。
出版業界の勢いが保てる限界は言語人口1億人くらいだそうですよ。ドイツ語圏はドイツ周辺国等を含めて1億人くらいで出版業界が勢いを保っているらしいです。
前にも書きましたが私は移民政策には反対です。現状では互いに不幸になります。その前に日本がやるべきことは山ほどあると思います。大石先生が同じ考えだとわかってちょっと安心しました。
投稿: k-74 | 2008.07.03 21:43
>移民開国の前にやるべきことは沢山あるだろう、移民開国はその次
自分が現世から撤退するまで現状維持、その後の社会なんてどうなっても知ったことじゃない
と言う層にとっては、こういう意見は大歓迎でしょう。
確かなことが判るまでやるべきではない」と言うのと双璧の主張です。
投稿: 紅 | 2008.07.03 21:45
大石さんの、年寄利権や若者棄民に関する指摘はすごく鋭いと思いますし、それに対する政府やマスコミの態度も的確だと思います。ただ、現在のニート若者を見捨て移民を大量に受け入れるという帰結が理解に苦しみます。
大石さんほどの的確な想像力があれば、容易に、これらの移民が日本を蝕むことは予測可能です。ショック療養で日本社会に警鐘を鳴らすのなら分かりますが、経済縮小と引き換えに移民を受け入れるというレベルなら移民は要らないです。
投稿: タカダ | 2008.07.03 22:08
老人に海外に移住していただくというのはどうでしょうか。
ペルーやブラジルで悠々自適な暮らしをしてもらう。
治安の悪さや医療制度の不備などについては、我慢してもらう。
先進国の移民問題についてはすでに指摘があったと思いますが、過去の列強の植民地支配の問題との関連も深いので、他国を植民地にしたことがあまりない日本人にはリアリティが感じられない話題ですね。
投稿: まえやま | 2008.07.03 22:19
>自分が現世から撤退するまで現状維持、その後の社会なんてどうなっても知ったことじゃない
と言う層にとっては、こういう意見は大歓迎でしょう。
これまで放置していたのだから、今更でしょう。
しかし、アメリカも高齢化対策出来てないし、ましてや中国などは。移民が上手く行っているように見えるアメリカも、移民対策は大きな政治課題になっている。
なしくずしに開国するのが1番最悪。行うなら十分に準備すべき、参考事例はたくさんあるのだから。
投稿: | 2008.07.03 22:23
NHKスペシャル沸騰都市ロンドンで、イギリス人建設労働者が外国人の方が賃金が高い(統計で出ている)と不満を述べていましたね。
そして外国人受け入れ積極派の市長落選。
投稿: | 2008.07.03 22:28
>老人に海外に移住していただくというのはどうでしょうか。
オーストラリアが最近までやっていました。
日本人の退職後の方が金持ちなのに着目して、預金残高が十分にあることを条件に長期在留査証を出していました。
でも、2年ほど前に方針転換して締め出していました。
金持ちの年寄りを呼び寄せてお金を落としてもらうのにも何らかの大きな問題があったようです。
全く関係ないけどオモシロイ動☆画を見つけました。
http://jp.youtube.com/watch?v=ZTodwoHo2D4
なんか笑えない諷刺ですねぇ。
投稿: | 2008.07.03 22:31
>いまの日本人には無理でしょう。そういう改革は。
多くの日本人は、国家主義的な生き方を捨てて、個人として生きていくことを選択しているからです。
移民を入れることも相続税を100%にすることも、要するに計画経済を行ない国民を統制して政府を行えば幸せになれる!という社会主義政策です。そして、その社会主義政策を行った国家は全て破綻しました。
日本国民の多くは、政府に何も期待していないのです。それは自由主義や民主主義の観点からは非常に正しいことです。
政府が余計なことをせずに、税金を軽くすればワーキングプアも解決します。
江戸時代は、相続税もなく、税金も軽くなる一方(最初に決められた税率が変更されなかったので生産効率を上げた分が全て儲けになった)で、世界有数の発展を遂げました。
国が福祉を保証するなんていうから、それに乗っかる老人が増えるのです。
乗っかる老人が増えるから福祉が破綻するのです。
老人自身に全てを負担させるようにすれば、自分たちで工夫します。
日本国政府はいますぐ高齢者福祉の打ち切りを宣言するべきです。そうすれば、高齢者向け市場が本格的に立ち上がるでしょう。
投稿: ほるほる | 2008.07.03 22:32
出版関係者は本が売れないと嘆く一方で、一読者としては本屋に行っても読みたい本が無いんですよ。
10年ほど前は月に1万円程度は小説や漫画を買うために使っていましたが、今は月に2千円前後ですね。
本の単価が上がっているから、量は更に減っています。
本当はもっと面白い本が読みたいんですが、今の状況は非常に残念です。
先月買った小説は北方領土の4巻だけですよ。
今、本屋に置いてある大量の本は、一体だれに売るために発行しているんでしょうか。
本当に読者が求めているものなのでしょうか。
疑問です。
投稿: | 2008.07.03 22:34
>今の20台と60台
どうやらその歪みの代償とやらは世代の中間層、
つまり30~50代が背負っているというのに、
誰も何も指摘しないんですかね。
5000%自己中心的でかつ10000%利己的な
民主主義的価値観の押し付けだけは健在なんですねえ。
かつてのミイラ取りが時を経てミイラになる、
よくある事だそうで。
投稿: | 2008.07.03 22:35
>政府を行えば幸せになれる!
上の書き込みは、政府が所得の再配布を行えば幸せになれる!の間違いです。
日本が繁栄したのは金儲けのうまい人々がガンガン稼いだためで、政府が何かをやったからではありません。
投稿: ほるほる | 2008.07.03 22:35
動☆画の「☆」を取るとコメントスパム判定されますね。
上の捕捉ですが、老人が物価の安い国に移住するばあい、永住査証は出ません。長期在留査証が出ます。理由は当たり前で、働けない人(社会的生産力の低い人)の移民は受け入れ国にとって負担になるだけだからです。
ですから、余程お金のほしい国(とても貧しい国)を除いて老人の永住移民はあり得ません。
それと、人間には郷愁というものがあって、(持ち出したお金をつかってしまって)無くなる間際になると帰って来ます。
投稿: | 2008.07.03 22:38
投稿 | 2008.07.03 22:34さん
たしかに本への出費は減っていますね。
私も毎月2万円くらいは本に出費していましたが、今では平均5千円程度です。
しかも古書店を漁って古い本を買うことの方が多いように思います。
投稿: | 2008.07.03 22:51
まぁ、聡明で無い人たち向けに具体的な数字で例を挙げるというのは理解できるけど、そうすると本質ではないところにそういう人たちの目を向けることになるんだよな。
国連がすでに移民政策というのが現実的ではないと結論しているというのは昨日書いたけど、なるべく具体的な数字を挙げないようにした。それでも見当はずれな意見が出ていた。各論を論じる場合は最低限正確な数字と根拠を具体的に示す必要があるが、総論の段階では必ずしも必要ではなく、むしろこのように弊害のほうが大きい場合が多い。それと移民の問題は基本的には経済学的観点と福利厚生を含めた労働学的観点を分けて考えたほうがいい。もちろんこれらは最終的には切り離せないが、ごっちゃにして話すからロジカルな話と感情論が交錯する。また移民政策は奴隷労働とか難民受け入れが先とかいうレベルの話じゃなくて、昨日書いたようにそもそもの目的である持続的な経済メリットがないという極めて論理的な話だというのが理解されていないな。
金持ち老人を追い出す必要なんてないし、何が問題なのかもわかっていない意見も多いね。
人口減少経済と移民等に関する一考察
http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/column/oguro_001.htm
ニッポンの内と外で始まる人口減少
http://www.nli-research.co.jp/report/econo_eye/2005/nn051107.html
「第8回厚生政策セミナー」 人口減日本の選択 外国人労働力をどうする?
http://www.ipss.go.jp/seminar/j/seminar8/index.html
我が国における「団塊の世代」退職及び少子高齢化が、経済・金融に与える影響について
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/tyousa/1708dankai.htm
確かにドメスティックな産業、特に日本語のような超ローカル言語に紐付けされた産業は国内需要の縮小がダイレクトに影響するのは事実だね。アニメの原作でも書いてればリサイクル需要や海外需要も期待できて富野氏みたいに左団扇かもしれないけど。
投稿: | 2008.07.04 00:24
>外国人労働力
結局のところ受け入れたとしてもそう長くは続かない、あるいは続けられないという問題が出てくる。
労働者のほとんどが祖国にいる家族に送金しながら切りつめた生活を送っているのが現実だし、ある程度送金が済んで実家に貯えができた時点で帰国してしまう事の方が圧倒的に多い。
労働者側に立ってみれば長期滞在、しかも十年以上というのはかなり無理があるし、雇用者側にしても職場内での混乱はある程度覚悟しなくてはならない。
どちらにせよ単発的なものに終わる可能性の方が高いというのは考えておいた方がいいかもしれない。
投稿: | 2008.07.04 00:59
思いついたのですが。
移民をロボット扱いするのではなくて、そのうちロボット技術がかなり発展すると思うので、大変な仕事はロボットに引き受けさせるようにすればいいのではないか。
この意見は目新しくもなんでもないでしょうけども。
ロボットが今以上に発達すれば国の生産性はそんなに下がらないかもしれない。
生産性がどうなるかはわからないですがロボット技術は将来、間違いなく発展する。
日本の人口問題は都市人口をどう統御すればいいのかという問題かな。今するべきことは将来を考えて、どの都市にどれぐらい人口を集中させるべきか考えることかな。
映像は故山本夏彦に見せたいような作品ですね。
投稿: まえやま | 2008.07.04 01:13
もの足りないメディアの温暖化報道 ~「密約説」を唱える前に
http://wiredvision.jp/blog/ishii/200807/200807030800.html
実はメディアはエコをやめさせたいんだろうね。
毎日のようにメディアスクラムでエコキャンペーンを張られたら誰だってうんざりしてエコアレルギーになる。彼らが一様にキャンペーンを行うのは自分だけやらないとエコに不熱心な企業と思われる恐怖心に過ぎない。
自分たちの考える独りよがりのエコを「これはいいことだから視聴者はやりなさい」と他人事のように垂れ流す。
先日もmottainaiというミニ番組で、日本で大量に排出される車や電車の中古品が海外で再利用されていることを紹介し、まだ十分に使えるのにもったいないと言っていた。ところがそのことを紹介するアナウンサーが自分は車に特に愛着はないから3年で乗り換えていると平然と言う。一方、同じ番組に出ていたタレントは自分の家には10台の掃除機があって、その理由は各部屋間を移動させるのが面倒だからだという。
一体何が伝えたいのかがよくわからなかったが、もしかしたら「景気回復のために消費活動を増やしましょう」ということかもしれないし、あるいは「自分たちは伝えることだけが使命だけど、あなたたち視聴者はこんなことはしてはいけないよ」ということなのかもしれない。
社会問題にもコメントしエコに関心があるというタレントはある番組で、靴や洋服など色違いの商品を買うのにどれにするか迷ったときはとりあえず全部買ってしまうが、結局使うのは気に入った一つだという。これに対して良識派と言われる司会者も自分も同じだと嬉々として同意する。こういう感覚の人たちを使ってもったいないだのエコだの言ったところで何か伝わるとでもいうのだろうか。やはりメディアの本心は「エコなんてやめちまえ」に違いない。
テレビ局に深夜放送の自粛を促す 町村官房長官
http://www.j-cast.com/2008/07/03022903.html
たまにはまともなこと言うな。櫂より始めよだな。
「構造的不振」テレビ広告の深刻 番組制作費まで削る
http://www.j-cast.com/2008/07/03022916.html
もう民放は通販番組だけやってればいいんじゃないか。
投稿: | 2008.07.04 01:22
海外で再利用されているなら、十分エコだと思う。
投稿: | 2008.07.04 01:45
移民に反対なら反対でもいいけど、そのかわりに30年の時限立法で、
60歳以上の安楽死法案でも成立させてくれ。
移民を受け入れないで、現役世代の負担をこれ以上増やさないためには、
ご老体たちに現世からの「引退」をしていただく以外に方法はない。
それとも、現役世代に生きながらに死ねとでもいうのかね。
移民反対論者は。
投稿: スサノオ | 2008.07.04 01:49
あと、生産性をあげればいいとおっしゃっている方々、
生産性をあげるのはいいけど、生産物はどこに売りさばくの?
国内市場が縮小するから、必然的に海外に売りつけることになるよね。
また貿易摩擦でも引き起こそうというのだろうか。
欧州の小国を引き合いに出して「小さな国でもちゃんとやっている」というのも論外。
それら小国は欧州という巨大市場に組み込まれている。だから小さい規模でもやっていける。
一説によると、市場規模が3億人くらいで自立的な経済圏を構成できるという。
欧州はそれが可能だし、米中露も可能だ。だけど、日本はそうはいかない。
現状でも1億2千万「しか」いないのに、これからどんどん縮小していく。
いったいどうやって日本経済を維持しいくのか。
この先欧米がいつまでも日本製品を受け入れてくれるともかぎらないじゃないか。
移民受け入れだけでなく、周辺国との経済的・政治的結びつきもつよめていかないと
立ち行かなくなる。結局は、移民反対派の主張はレイシズムに基づいた「○○人は入れるな」
ということであって、それ以上の主張はしていないんじゃないのか。
奴隷労働云々にしても言い訳としては最低で、移民が入ってきたらその移民の人権も含めて、
日本に住む労働者全般の権利を守る構造を作ればいい。この十年、その構造を積極的に
壊してきたのは我々自身だけどね。
なにか、主張がおかしくないかい?
投稿: スサノオ | 2008.07.04 02:07
案外近い将来において日本国内で人種の総入れ替え現象が起こるかもしれない。
ただこれはあくまでも極端な予想でしかない。
>ご老体たちに~
他にうまい方法論はいくらでもあるように思いますがね。
それに少子化とはいっても子供はいるところにはたくさんいるし、妊婦さん達同士で会話しているのをよく見かける。
どうも超近視眼的な極論ばかりが飛び交うので面食らいますよ。
それでは皆さんご機嫌よろしゅう。
投稿: | 2008.07.04 02:25
まぁ、コンビニを強制夜間閉店させるのはドイツ並に経済の自由を束縛する度胸があるなら、やるべきでしょうね。
道路端にある自販機の全廃もむだな冷蔵庫を激減させる効果があります。太陽電池による完全自己給電のみ設置可・・・発電能力不足で無理だな
深夜テレビ放送の全廃、第一次オイルショックのときには日中のテレビ放送も中断していたから、6時から14時、17時から24時に放送時間帯は制限。
エコにこだわりたければそりゃぁ簡単にむだなものを停めることができますぜ。高校野球のテレビ中継全廃なんてピークロード電力を大きく低減できます。
オリンピックなどのスポーツイベント放送の大幅縮小
デジタル放送の中止と全廃(アナログの方が受信機も含めてエネルギー効率がよい。)
ハイビジョンの廃止(SDの方がエコ)
ジャストインタイム方式の全面禁止(輸送エネルギー効率が悪い)
直行トラック輸送の大幅減 (船やヤード方式鉄道輸送への回帰)
ペットボトルとアルミ缶の禁止。原則リターナブルガラス瓶と紙パックへ。三角パックの復権。
いや~仕事もたくさん生まれるし、むだなエネルギー消費も一挙に減る。
嫌な世の中だな。
投稿: | 2008.07.04 02:53
>移民反対派の主張はレイシズムに基づいた「○○人は入れるな」
ということであって、それ以上の主張はしていないんじゃないのか。
ここでの議論を逐一読んでいれば、こんな見当外れの主張は出てきませんね。
むしろ、移民1000万人を主張する、自民、日経連は外国人労働者を低賃金重労働者と考えており、それこそ外国人労働者を奴隷と見なす人種差別論者だと考えるべきでしょう。
拙速な移民開国論者は移民を奴隷か二級市民とみるレイシストということになります。
投稿: | 2008.07.04 03:10
>60歳以上の安楽死法案でも成立させてくれ。
年齢差別論者は当然、レイシストであると言われますよ。
移民開国をもとめる人が、年寄りを捨てろ、年寄りを殺せ、年寄りをパージしろと主張すれば、移民開国の目的は奴隷輸入だろうと攻撃されます。
どうも、こういった近視眼的且つ人権という観点の欠如した議論がなされるようでは、移民受け入れにはほど遠いと感じざるを得ません。
安易に移民による奴隷輸入に頼るよりは、まずはいままで机上の空論と利権の出汁にしてきた少子化対策をまともに行う方が先でしょう。これも10年で結果が出ますし、25年後にはその恩恵を得ることができます。
原状、趣味の悪いババァの腰掛けに過ぎなかったのが少子化対策ですから。合計特殊出生率はまた下降に転じましたね。
投稿: | 2008.07.04 03:19
スサノオさん
>生産性をあげるのはいいけど、生産物はどこに売りさばくの?そんなことは、各生産者が独自に考えることです。
政策で決めることではありません。
>欧州はそれが可能だし、米中露も可能だ。だけど、日本はそうはいかない。
自立した経済圏なんて、共産主義の変名に過ぎません。
日本は自由貿易を維持するべきでしょう。今も昔もそうやって利益を得てきたのですし。
>日本に住む労働者全般の権利を守る構造を作ればいい。
それは全体主義につながります。守らせるなら権利ではなく経済活動のルールにしたほうがよいです。
投稿 | 2008.07.04 03:19さん
>まずはいままで机上の空論と利権の出汁にしてきた少子化対策をまともに行う方が先でしょう。
少子化対策は効果無いですよ。稼いだ金を子供よりも自分のために使おうと考える人が増えたから少子化になっているのです。その考えを小手先の政策で変化させることは不可能だと思います。
家畜の子供を増やすのとはわけが違うのですから、少子化対策からも政府は手を引くべきでしょう。
投稿: ほるほる | 2008.07.04 07:04
私は移民問題には賛成でも反対でもない
(と言うか余り関心が無い)ですが、
「移民を奴隷にするな」と言うならば
現役世代も高齢者の奴隷にしないでくれと
言いたいですね。
後、
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/suzuoki/index.html
>ここ数年、「日本にも格差はあった」と報じようと多くの韓国メディアが記者を東京に送った。
>が、ほとんどの韓国記者が「韓国の格差」が実は日本とは比べものにならないほど大きいものであることに気づき、肩を落としてソウルに帰った。
こういう記事を見るたびに、「日本の格差社会って何?」と思いますね。本当に存在するのかと。
投稿: 紅 | 2008.07.04 07:16
韓国ごときが目標ですか?
あっちの方が格差社会なのは自明でしょ。
ただ単に韓国社会が「日本のほうが格差があるに違いない」と思い込んでいるだけのことです。
投稿: 山林坊 | 2008.07.04 07:27
日本より格差の無い社会と言うのがどこにあるのか、と言うことですよ。
北欧ですか?狂ったような高税率の。
それとも産油国ですか?外国人労働者入れ捲ってると思いますが。
投稿: 紅 | 2008.07.04 07:40
>北欧ですか?狂ったような高税率の。
税率高い方が格差は少なくなると思いますが。
投稿: 山林坊 | 2008.07.04 07:57
北欧の高税率は国民に受け入れられている。
なぜなら、高い税金は効率的な政府によって、国民の福祉に使われているから。
高い税金に見合ったサービスを彼らは受けている。
日本では高い税金を払っても、せいぜいが族議員や官僚、土建屋、兵器産業を
潤すだけで全然行政サービスの向上につながらないから反対されるんだろ。
どっかでぱくった台詞を連呼してんじゃないよ。
アホか。
投稿: スサノオ | 2008.07.04 08:01
格差を少なくしたいというならば負担を受け入れる必要があるということですな。
高税率然り。
北欧諸国は高齢者の延命治療をしていない、
と言う話もあります。
切り捨てるところは切り捨てる、非情なまでの合理性が無ければ達成できないモデルでしょう。
投稿: 紅 | 2008.07.04 08:03
結局「日本より格差の無い社会」はあるということでよろしいですか?
まあそれを目標とするかどうかは措くとして。
投稿: 山林坊 | 2008.07.04 08:15
今の体制で続ける為に働かない無能な若者のかわりに移民を受け入れよって若者棄民論と
年寄りを姥捨て山して若者が楽に暮らせるようにしろって年寄り棄民論の
対立ですか。
投稿: | 2008.07.04 08:39
>「日本より格差の無い社会」
格差なんて大小の問題であって、脳内共産主義以外に「格差の無い社会」なんてのは存在しません。
というか、格差があることを前提にして、富の再分配や格差を乗り越える制度が社会に必要なだけで。
格差で悩むのは、ハゲで悩んでいるオヤジと同じ。
ハゲでもいいじゃん!、カツラで問題解決!、いや増毛が効果あり!、ってことで、隣でフサフサしている奴をみて妬んでどーすんの?ってことですわ。
投稿: | 2008.07.04 08:49
移民問題は、俺らがジジィやババァになった時の面倒を誰がみんだってことでしょ?根本は。
自分の子供が、テメェの親だけでなくどこぞの爺婆の分まで貢がなきゃならんって危惧。
インを増やす(少子化対策・移民政策)か、アウトを減らすか(姥捨て山・年寄り早く死ね)って選択なんだろうけど、どっちがどっちってのより、いろんな政策をミックスすりゃーいいでしょ。
移民だけで解決しようだなんて誰も言ってないのだし。(だから5億人移民受容れだとかの極論がでてくる)
投稿: | 2008.07.04 08:56
いずれ現役世代1人で老人1人を支えなくちゃいけない時代が来るんだから、
移民でも入れない限りこの問題は解決できないことは自明。
投稿: mick | 2008.07.04 12:51
社会主義政策を行っていない国を教えてもらおうじゃないか。
投稿: 棒 | 2008.07.04 13:11
「ヤマダ電機」取引先従業員“タダ働き”で公取が指摘した問題点
http://diamond.jp/series/nagasawa/10036/
やっぱり二重派遣だよな。メーカがローディングの高い自社の正社員を派遣させるわけ無いもんな。
[自殺実態白書]地域性や原因分析 自治体別で初の全国集計
http://news.livedoor.com/article/detail/3713937/
各署ごとの傾向は、全体では6位の愛知県警豊田署(豊田市など)は被雇用者では1位。
トヨタ燃料キター。
オバマ氏を差別?携帯会社のCM中止
http://news.livedoor.com/article/detail/3714129/
ねぇ、犬は。立場の弱い日本のおとうさんは犬以下だからいいの?
投稿: | 2008.07.04 22:41
投稿 | 2008.07.04 08:49 さん
>富の再分配や格差を乗り越える制度が社会に必要なだけで。
それを共産主義(社会主義)というのです。
富の再分配は、分配を行う者に無用の権力を与え、社会を逼塞させるだけです。
日本の地方経済が滅びたのも、再分配を受け取るために再分配を行う官僚の言うことを全面的に受け入れなくてはならなくなったからです。
そして、地方経済を自由にコントロールできるようになった官僚の都合のよいように再分配は進められ、経済活動の自由を失った地方は旧ソビエトの地方のようになってしまいました。
mick さん
>いずれ現役世代1人で老人1人を支えなくちゃいけない時代が来るんだから、
そんな時代は来ません。
これから来るのは、自分の老後は自分で面倒見る時代です。
投稿: ほるほる | 2008.07.04 23:12
>それを共産主義(社会主義)というのです。
>富の再分配は、分配を行う者に無用の権力を与え、社会を逼塞させるだけです。
まあ、常識の違いかもしれないけど、資本主義にあっても富の再分配機能はちゃんとありますよ。
「税金」というのがそれです。
課税権を無用の権力と言うのならば、どこかお花畑の「国家」にでも移住することを心からお勧めします。
投稿: | 2008.07.05 00:37
>「税金」というのがそれです。
それ、福祉官僚の言い訳ですから残念!
だいたい、税金は公共サービスの使用料金。再分配機能なんて全くありません。
政府が金持ちから金を奪って貧乏人に配ってくれるというのは、共産主義者や国家社会主義者に騙された哀れな方々の妄想にすぎません。
投稿: ほるほる | 2008.07.05 08:46
>>「税金」というのがそれです。
>それ、福祉官僚の言い訳ですから残念!
>だいたい、税金は公共サービスの使用料金。再分配機能なんて全くありません。
自由主義経済学者のフリードマンさえ、マイナス課税などでの「再分配」を提言してたのだが・・・。
って、もう見てないか。
投稿: スサノオ | 2008.07.05 13:56
横レス失礼致します。
所得の再分配のシステムを20世紀の遺物(デマゴギー)と捉えられるのは残念です。西北ヨーロッパ各国が20世紀から21世紀に挑むにあたり、切磋琢磨したテーマの一つは、経済成長を遂げながら、いかに所得の再分配を為すか、そのさじ加減の巧妙さを競う時代だったのですから。その結果として、今現在のヨーロッパには、北欧の満足度の高い行政と、好景気を維持する西ヨーロッパが存在する。日本の場合、所得の再分配のシステムが、地方への投資や政府の搾取、ソ連中国北朝鮮を引きずる社会"主義"、福祉を連呼する共産党などを現す同意語へと化けてしまったからおかしなことになってしまった。本来、所得の再分配とは、税金も含め、もっと大きなシステム(国民相互がWinWinになれる処方)を表す言葉であるはずなのですが、、
投稿: nanwa hachi | 2008.07.06 22:56
>あんたの会社の社食 さらりまんねお6/29(バイキングコーナー100円)
経○連会長に就任される前のお話になりますが、下丸子さんの社食、各メニューには、社員価格と外様価格が併記されておりました。(他工場も同じ) 当時、外様価格のバイキング(サラダバー)は200円に近い値段。近年の野菜価格の上昇傾向からして原価が下がったとも思えませんし、バイキング100円ってのは、社員補助でさっぴいた方の金額を載せているような気がします。二重価格は他の会社でも同様にあることですが、対外的に数字を出すなら、外様価格でアナウンスしてほしい。
>本社で仕事をするときは、必ず社食を利用するそうです
うーん?役員の方々は昼食会議多く、役員フロアにて特製仕出しの幕の内を召し上がられていたようですが、これは社員食堂を利用してると云えるのかなぁ。("必ず"なんて付けなきゃいいのに。)
投稿: 自称こっそり | 2008.07.06 23:27
安心しろ。
20世紀の遺物だなんて思ってるのは一部の原理主義者だけだ。
投稿: | 2008.07.06 23:48
スサノオ さん
>自由主義経済学者のフリードマンさえ、マイナス課税などでの「再分配」を提言してたのだが・・・。
累進課税による所得再配分には、自由主義の観点から猛反対していたのがフリードマンです。
マイナスの所得税でしたら、あれは再配分ではなく、衣食住に苦しむ貧困層を救うための制度です。
nanwa hachi さん
>好景気を維持する西ヨーロッパが存在する。
どこに?スタグフレーションにつっこみそうですよ。
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/667606179fb61c727c73b6c381c3cd70
>共産党などを現す同意語へと化けてしまったからおかしなことになってしまった。
おかしくないですよ。
スーパーエリートに再配分をやってもらおうという思想はドイツから生まれ、ヨーロッパに広がり、ソビエトを産み、ナチスのような国家社会主義を産んだのですから。
ヨーロッパのエリートは、「ヒトラーは失敗したけど、俺たちはもっとうまくやるぜ」と未だに思っているのでしょう。
投稿: ほるほる | 2008.07.07 00:25
社食の値段
外食産業では原価は概ね30%です。
社食の価格は概ね一般的に原価だけで販売されています。理由は簡単です。人件費設備費利益を考えないからです。
一種の福祉施設なので、警備員さんや、掃除のオバサンのコスト同じで、ソコでの人件費、設備費は全くペイすることを考えていません。
あわせて、食事補助が出る場合があります。
これは、基本給以外の支給を増やしたり、社食の活用を目指したり、社員同士の親睦の場として活用目的とするために、一食200円などの補助をする場合があります。月額では4000円程度なので給与の内訳と見た場合、たいした金額ではありません。
結論的にいえば、毎食300円の社食を利用している場合、補助200円で500円の社食。イコール1500円の一般レストランの料理になります。例えば800円の料理ならば3000円。別に社員が利用しても、社長が利用しても何にも問題ありませんw
投稿: たつや | 2008.07.07 10:54
だから再配分の主体をスーパーエリートに集中させず、いかに民主的に運営するかってのが課題じゃないの?
一切の再配分をせずすべて個人の自助努力に任すべしってのがほるほるタソの好む社会なのか知れないけれども
俺はそうじゃないし、そういう人には投票しない。
投稿: | 2008.07.07 11:01
>いかに民主的に運営するかってのが課題じゃないの?
具体的にどうやって?
>俺はそうじゃないし、そういう人には投票しない。
だから、再配分を司る人間や組織に権力が集まってしまう。
再配分を政策として行ったソビエトを初めとする共産国家が滅び、日本の地方公共団体が滅んだのは、再配分をもらうことばかり考えて、自分で商売をして利益を出す人間がいなくなったから。
再配分を唱える人間が胡散臭いのは、もらうことばかり考えて、自分が払うことを想定していないところ。
平等を旗印にして、金持ちや成功者から奪うことばかり考えている。政府や国家を通したからと言って、それが強盗や泥棒であることに変わりはない。
だいたい、何で政府が再配分をする必要があるのやら。
金が欲しければ、市場で商売をしろ。
投稿: ほるほる | 2008.07.07 20:20
>西ヨーロッパ好景気?
ほるほるさんのご指摘のとおり、ここ最近1.2.3%台でうろうろしているGDPの成長(あるいは低下)、足並みが乱れ鈍足なように見える金融施策等、このままスタグフレーションの輪に陥りそうな要素はありますよね。けれど私は、オイル価格上がりまくりの状態でのユーロ高、日米が長期債務をわんさかこさえてる状態で債務抑制がそこそこ出来てたり、ヨーロッパ-トルコ-イスラム圏(産油国)という金・人の出入り口や、東へ東へとお金を落とす場所が広がってる状態、流入する移民という人材の下支えは、日本と比較して良好な経済が維持できていると考えているのです。数字として説明を出せていないので、根拠に乏しい見解ですが。
所得の再分配のシステムという言葉の意味はもっと広いとちゃいます?との提示が私の本論なので、ほるほるさんのご指摘とは意図が噛み合っていないかもしれませんが、再配分の歴史のを挙げるならば、英雄が統治体制の頂点に立った時を思い出します。(国家社会主義から起源を辿りドイツに行き着くのは分かるのですが)所得の再分配のシステムは、英雄の分配あり、国家社会主義による分配あり、21世紀の分配もある。思想ではなく在り様は多彩にあるシステムと理解して頂けないものでしょうか。
固定化された階層(資産)蔓延る西ヨーロッパをしてエリート政治がなされているとの指摘は分かるのですが、彼らもシステム(法律)の内に組み込まれる市民ではあるわけで、そんな彼らの体面を保ちつつ、どれだけ多くの国民に安定的な所得基盤と人生設計図を渡せたか、その葛藤(法整備)に各国の近年の歴史があると思うわけです。(資産が膨れ上がっている富裕層があるのは承知しています。)でっ、そんなヨーロッパを見習いつつ、日本の所得の再分配のあり方はどうすんべ?と議論することが、21世紀の分配が成され日本が継続的に先進国足り得るキーポイントと考えているわけです。ワープアが固定化(巨大化)される前、次世代に響く前にグランドデザインを描いて法制化しないとジリ貧(日本人の不幸の拡大再生産)は免れないと、焦りばかりが募っていますが。
ジリ貧とは、労働の対価に占める生活費が増し、余暇する時間と思想する人材を失うことの悪循環でもあります。私は日本人として、有形無形の所得の再分配のシステムによって守られ成長し、労働者として得た資金と空き時間において、ここへコメントを記入しているという自覚があります。このような場所で議論が深まるのは、素敵なアイデアを考え、話し合う頭数を右肩上がりで維持できていた日本であるからこそ可能だったと思うのです。
投稿: nanwa hachi | 2008.07.07 23:02
nanwa hachi さん
>思想ではなく在り様は多彩にあるシステムと理解して頂けないものでしょうか。
無理。だって、それ共産主義者がイデオロギーを広めるときに使った論法でしょ。英雄による分配も国家社会主義による分配も無惨な失敗に終わってるわけだし。
>21世紀の分配が成され日本が継続的に先進国足り得るキーポイントと考えているわけです。
日本が先進国になれたのは、商売で成功したからです。日本の社会主義的政策も、その成功があったればこそ。他人が稼いだ利益の分配方法に頭をなやませる暇があるなら、自分で稼ぐのが健全な人生というものです。
ワーキングプアが増えたのは彼らが平等ばかりを重視し、競争での勝利、ひいては商売での勝利を否定するような教育を受けてきたからです。
彼らに必要なのは、他人の稼ぎをかすめ取る方法ではなく、自力で稼ぐ方法です。
いかに効率よく金を稼ぐかが重要なのです。
投稿: ほるほる | 2008.07.08 00:06
ほるほるさん
>累進課税による所得再配分には、自由主義の観点から猛反対していたのがフリードマンです。
>マイナスの所得税でしたら、あれは再配分ではなく、衣食住に苦しむ貧困層を救うための制度です。
>日本国政府はいますぐ高齢者福祉の打ち切りを宣言するべきです。
あなたは負の所得税に反対なんでしょう?フリードマン自身は別にして、一般にハイエクやフリードマンを支持する人はアリバイ作り的に「フリードマンはこういう考えだ」と放言してそれでおしまいですけど。わたしはフリードマンをアリバイ作りではなく支持していますが。
>ワーキングプアが増えたのは彼らが平等ばかりを重視し、競争での勝利、ひいては商売での勝利を否定するような教育を受けてきたからです。
あなた何歳ですか?こういうこと言う人は日教組とか朝日新聞あたりを大変過大評価していますが。
結論
あちこちのエントリーでくだを巻くのはやめてください。
投稿: | 2008.07.08 01:24
>そんな時代は来ません。
>これから来るのは、自分の老後は自分で面倒見る時代です。
高齢層に商品を売り込みたい、証券マンのポジショントークと言うかセールストークみたいに聞こえるんですが…
>ワーキングプアが増えたのは彼らが平等ばかりを重視し、競争での勝利、
>ひいては商売での勝利を否定するような教育を受けてきたからです。
へぇ~、そうですかねぇ?
逆に貧困を自己の責任と受け止めて、社会の所為にしないと言う教育が身に付いてるような気もするんですけどねえ。
投稿: y-mat | 2008.07.08 01:46
>ワープアの増加の要因
ワープアの増加が教育によるものとは、私は思えないのです。彼らがその受けた教育を根拠に社会へ主張し、法制化を成してワープアを手に入れたとは、とても・・・
ワープア増加の原因は、派遣解禁の法制化により終身雇用以外の就職先が増加したこと、雇う側が終身雇用と右肩上がりの賃金によって保たれた社会の富を無視し、人材を安く手に入れ、彼らの努力をいかに安く維持するかの効率の良さを競い、そこから産み出た収支の良さこそ経営の花形と社会から賞賛を得た事が主要因と思うのですが、いかがでしょうか。
仮定の話になりますが、20才代後半のワープアに自身を置き換えて資産形成シュミレーションをしたとして、現在の所得の再分配システムにおいて、資産乏しい20才代後半ワープアの半数以上が40歳世代になった際、その平均所得を得られる労働とは何か、、私には考え付きません。自分の労力を市場に提供しても買い叩かれ、40歳になっても20代と同じ位乏しい資産しか手元にないと思うのです。
所得の再分配のシステムとは、ワープアにお金を与えるという行為とイコールではありません。以前私は、『残業させるなら重税課すからもう一人雇え法を作れ!』と発言したのですが、実際これを施行するとなると、雇う側に膨大な労力や負担を科すことになります。その際、経営者側を支える為の法制や資金が必要になってくるワケですが、その原資となるのは、所得の再分配のシステム(税金)だったりするのです。この際、ワープアにはお金は行かず、代わりに余暇(時間)を得る。
また、所得の再配分には、商売に欠かせない安定性のある市場を生み出す効果もあると思うのです。日本の戦後復興は、GHQ指示による所得の再配分と法整備、戦勝国の投資、朝鮮戦争によってアメリカよりもたらされた商売種(買い手)があったことは欠かせません。その要素がなければ、日本総中流の資産や労働環境を得る前の、資源・資本金の大半を失った購買力のある戦勝国の市場から遠い日本では、バブル前までの早い経済成長は芽生えなかったと思っています。(乱高下する景気や、ハイパーインフレーション、政変や階級闘争によるインフラダメージに喘ぐ羽目になったのかなと想像することはありますけど)
無一文からのし上ったと語る商売上手な経営者が苦労話を語られることがありますが、その際、自身がのし上るために使った市場や原資、販売先がなぜ存在しえたかについては、あまり話すことはありませんよね。お金を得る知恵とはまた別に、考えて伝えなければいけないことがあるはずなのですが。。
私は、市場という商取引自体、所得の再分配のシステムのもたらした治安・相互理解により成り立っていると思っています。所得の再分配のシステムを意識しないということは、市場を失い、治安の良さを失い、知恵の泉は干上がり、所得に依存しない人と人との交流を絶つ、日本を潰す愚かな不作為と思っているのです。
私は《北欧孤島奪還戦線》発売時からの読者でして、95年ごろからインターネットにアクセス開始するも、先生のHPに書き込むゆとりを得たのは今年のこと。現在私は終身雇用の輪におりませんが、もし収入なり資産が無ければ、コメントを書きこんで、気づけたり勉強することはなかったと考えると、それは残念なことと思うのです。
投稿: nanwa hachi | 2008.07.08 04:57
>あなたは負の所得税に反対なんでしょう?
いいえ。
>わたしはフリードマンをアリバイ作りではなく支持していますが。
わたしって、誰のこと?
他人に書き込むなと身勝手な支持を垂れる前に、コテハンくらい入れてから書き込んでくださいよ。
結論:「わたし」が何を言いたいのか判らない。絡みたいだけ?
y-mat さん
>逆に貧困を自己の責任と受け止めて、社会の所為にしないと言う教育
若者を持ち上げて騙して責任逃れをする老人のポジショントークに聞こえますねえ。
nanwa hachi さん
>市場という商取引自体、所得の再分配のシステムのもたらした治安・相互理解により成り立っていると思っています。
でしたら、再配分のシステムではなく、「市場」というシステムを意識し理解するだけで十分ではないでしょうか。
税金は再配分のためではなく、社会インフラの使用料として取り立てているはずです。
投稿: ほるほる | 2008.07.08 07:04
>市場で十分
教育やなんかで、意見を展開できないか考えたんですけど、どーにもうまくいかなかったので、今回は、マクロな意見をやめて、ミクロ(些細)な意見を出してみます。
極端な例ですが、もし『破産し資産も身よりも無い人が、山手線に飛び込み死亡した。列車は停止し時間経つ毎に経済損害が増す』状況を、どう市場原理で処理するのか、ほるほるさんのご意見を聞かせて頂けないでしょうか。資産無い者がモノとなってしまった場合、所得の再分配に基づくサービス(行政もしくは鉄道会社の介入)でしか解決できないようにおもわれるのですが。
投稿: nanwa hachi | 2008.07.11 18:43
金で票を買うな!国債残高を積み増すな。財政規律をまもるため2200億円削減といいながら、窓口自己負担の先送りをするな。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080713AT3S1200N12072008.html
「現役並みの所得がない一般の70―74歳は1割負担になっている。70―74歳の窓口負担割合を08年4月に2割に引き上げることを決定。福田康夫政権発足後の同年10月に実施時期を09年4月まで1年先送りした。今回、先送りすれば2度目の凍結になる。」
投稿: pongchang | 2008.07.13 07:20
>もし『破産し資産も身よりも無い人が、山手線に飛び込み死亡した。列車は停止し時間経つ毎に経済損害が増す』状況を、どう市場原理で処理するのか
運賃から費用を捻出しておけばすむことでしょう。
ところで、行政も鉄道会社も、再配分のために存在するわけではありません。
公共サービスの維持のために税金や運賃を取っているのですよ。
再配分に基づくサービスとは、いったい何のことですか?
投稿: ほるほる | 2008.07.13 12:40
>破産し資産も身よりも無い人が、山手線に飛び込み死亡した。
詭弁の典型の様な論法ですな。
大体鉄道自殺自体が自殺の割合の多数を占めているわけでもなし、自殺の動機も(ホントのところはわからんだろうけど)別に貧乏や老化だけが原因じゃないしその割合が多いともいえない。ノイズは処理できなくても有意信号分だけを取れればいいんですよ。パレートの法則にもあるとおり。
投稿: | 2008.07.13 12:57
>税金は再配分のためではなく、社会インフラの使用料として取り立てているはずです。
まあ、その考え方が正しいとすると、代価として充分な税金を払ってる者であれば、たとえ外国人だってあっても参政権と言う社会インフラを行使する権利は与えられるべきなのでしょうね。(ほるほるさんが、意外とリベラルだとは思いませんでした)
投稿: y-mat | 2008.07.13 21:58
>参政権と言う社会インフラを行使する権利は与えられるべきなのでしょうね
参政権は社会インフラではありません。国民固有の権利です。
ですから、税金を払っていようが何しようが外国人に与える必要は全くありません。
権利がインフラだなんて、何処で学んだのやら。
投稿: ほるほる | 2008.07.13 22:07
>ほるほるさんへ
そう、運賃になるわけですよね。でっこの仮定で注目してほしいポイントは、飛び込んだ人に資産があれば加害者(飛び込んだ人)から被害者(鉄道利用者)へ"対価"を払い(鉄道会社が代わりに請求する)解決できるが、資産無い場合には請求できずに運賃から捻出することに”切り替わる”ことなんです。運賃で処理するというのは合理的なことなんですが、その切替わりは受益者(運賃払っている人達)との合意が出来た上で決まるわけじゃないですよね。近親者に支払わせるべきだとかの意見もでてくるわけで、対価をどこが負担するかという喧々諤々には、受益者と供給者の合意に基づく市場原理だけでは解決できない。運賃で処理するという解決の中には、解決に至る合理的な部分とともに、"人でなしで無くするため誘導"が含まれていると思ったのです。でっ、再配分の話に戻るのですが、"人でなしで無くするため誘導"に、再配分の意義があるのではないかと。これが暴走したり加減を誤ると、経済成長阻害や不正の温床になったりするのではないかと。・・・・なんか分かりづらいですね。端的に云うと、ほるほるさんも再配分と市場の両輪に基づいて思考されていませんか?という話なのです。
>再配分に基づくサービスとは、いったい何のことですか?
再配分のみで構成されたサービスはないかと色々考えたのですが、現代で再配分だけに基づく例を思いつかないんですよ。サービスを論じる際、市場原理と再配分のシステムの2つに基づいて考え、市場原理に寄ったバランスで出したり、再配分のシステムに傾いた指針にしたりしてひとつのサービスが出来あがると。どっちかだけで考えると、非効率だったり、人でなしになるのではないかなと思うのです。
投稿: nanha hachi | 2008.07.13 23:11
>飛び込んだ人に資産があれば加害者(飛び込んだ人)から被害者(鉄道利用者)へ"対価"を払い(鉄道会社が代わりに請求する)解決できるが、資産無い場合には請求できずに運賃から捻出することに”切り替わる”ことなんです。
列車が自殺者で止まろうが、タヌキで止まろうが、ゴジラで止まろうが、その処理は運賃収入から積み立てておいた対策費で処理をするだけです。
切り替える必要なんて最初から無いんですよ。
>サービスを論じる際、市場原理と再配分のシステムの2つに基づいて考え
で、再配分のシステムとはいったい、いかなるシステムなのか説明してくださいよ。
投稿: ほるほる | 2008.07.13 23:25
ほるほるさんへ
>対策費で処理
資産を持っていようがいまいが、ひとまずその資金で対処しますよね。(ゴジラの場合、被害でか過ぎて対策金でまかないきれないかもしれないけど)ほったらかしにすれば、損害が増すばかり。けれど、実際にはその後自殺者に費用を請求するわけです。線路からモノをどける処理が終わった一部分だけを見て語るのでは、対価を求める市場のシステムとして帰結がつかないと思うのですが。市場で十分という認識の違和感に気づいて頂けないかと話を作ったのですが、うまくいかなかったかなぁ。
>再配分のシステム
市場原理では処理できない、もしくは不適当(人でなし)と思われる部分のサービスにおいて、人が人でなしで無くなるために考え発した施策です。国が税として吸い上げ、老後の生活(健康)を保証するという施策も、金もなく生産力の無い人へ、人でなしで無く扱われる未来がありますよという意思から出た施策と思っています。ただ、その保障にたかって、井戸端会議の為に病院へ通院受診するという現象もおきていますが。。そこで市場原理の思考の出番となるわけですよね。重篤でない方の頻繁な通院には○割負担させますからと、受益者に対価を要求するわけです。
投稿: nanwa hachi | 2008.07.14 00:19
>国民固有の権利です。
すると、たとえ税金を払えないような貧乏人であっても、「国民」であれば、社会インフラをロハで使用する権利はあって良いってことなのですかね?
(それとも、ほるほるさんの「国家」観では、税金を払えないような貧乏人は、「国民」たる権利がないのかも知れませんけれど…)
ほるほるさんの国の警察とか軍隊は、きっとたぶん民営化されていて、利用料金を払った人しか保護しないのかも知れないのかも知れませんが…
投稿: y-mat | 2008.07.14 00:34
>対価を求める市場のシステムとして帰結がつかないと思うのですが。
自殺はただの事故。列車がなんらかの事故で停止することは経営に織り込み済み。
ちゃんと帰結はついていますよ。
>国が税として吸い上げ、老後の生活(健康)を保証するという施策も、
健康保険と年金制度と生活保護制度は、それぞれ別個のシステムです。
>受益者に対価を要求するわけです。
保険制度について勉強してください。
y-mat |
>すると、たとえ税金を払えないような貧乏人であっても、「国民」であれば、社会インフラをロハで使用する権利はあって良いってことなのですかね?
社会インフラとは、不特定多数が受益することを前提が前提ですよ。
だから、税金で整備するのです。
>ほるほるさんの国の警察とか軍隊は、きっとたぶん民営化されていて、利用料金を払った人しか保護しないのかも知れないのかも知れませんが…
あなたが社会インフラというものを理解できていないだけ。
投稿: | 2008.07.14 06:46
投稿 | 2008.07.14 06:46は、ほるほるの書き込みです。
投稿: ほるほる | 2008.07.14 06:46
>健康保険と年金制度と生活保護制度
確かに、システム(制度)として立脚するものが異なりますよね。一緒くたに例とするはふさわしくなかったかもしれません。今回、話のコアは、市場原理のみでの考えでシステム(制度)を成すことはできるか否かというところに焦点があるわけですよね。山手線の下りでは、"運賃"という答えとは別に、より"市場原理の持つ本質"(受益者と供給者における対価の交換)に沿った答えがあったと思うのです。例えば『自殺者と無関係な我々(乗客=受益者)が出資したお金(運賃)を使う理由が市場原理のどこにあるのか、我々は、自殺者の為にお金を出しているワケではない。モノであれば受益者供給者の関係は無く処理しなければならないことと理解できるが、人なら自殺者から今まで益を受けていた近親者(受益者)に対策費を支払わせるべきだろう。』などと。運賃で支払うということは、経営者の執行の範疇として理解できること(というか法律に沿った思考であり、多くの受益者が同意できる常識)ですが、それは市場原理のみで出来た思考ではないですよね。所得(運賃もしくは原資から拠出した資金)を再分配(対策費)としてつかうこと、市場原理と所得の再分配をミックスして、人でなしな要求をしないことを選んだのですよね。というのが、この例え話で伝えたいことなのです。
投稿: nanha hachi | 2008.07.14 22:02
>所得(運賃もしくは原資から拠出した資金)を再分配(対策費)としてつかうこと
対策費が何を再配分しているのですか?
対策費は文字通り、事故の対策として使われるだけです。
再配分とは、例えるなら10勝0敗したチームの勝ち星を0勝10敗したチームにあげて、5勝5敗なり9勝1敗なりの状態を実現しようということです。
市場原理の結果を歪ませて、別の結果を導こうというのが再分配です。
対策費は再配分ではなく、利益を出す過程で発生するコストです。
投稿: ほるほる | 2008.07.14 22:18
>社会インフラとは、不特定多数が受益することを前提が前提ですよ。
>だから、税金で整備するのです。
インフラを享受してても、税金を支払う能力のない人達もいるワケなので、ある意味、高額所得者から課税対象にならない低所得層への形を変えた所得の再分配に思えるんですが、どうなんでしょうか。
(
>税金は再配分のためではなく、社会インフラの使用料として取り立てているはずです。
使用料だったら、払えない者は使うなって言ってるように聞こえるんですが…
まあ、さすがのほるほるさんも、そこまでは冷酷ではないってことなのかも知れません。
投稿: y-mat | 2008.07.15 01:18
>課税対象にならない低所得層への形を変えた所得の再分配に思えるんですが、どうなんでしょうか。
サッカーに例えるなら、競技に参加する各チームから使用料を取ってグラウンドを整備しても、各チームの勝率は変化しません。
ですから、再配分ではありません。
>使用料だったら、払えない者は使うなって言ってるように聞こえるんですが…
その通りです。
課税対象者が少ないなら、消費税などで社会活動全般に税金をかければOKです。
投稿: ほるほる | 2008.07.15 07:14
市場の仕組みをして処理するならば、株主・乗客の代理する企業として、自殺者と関連する受益者(生前対価を受けた近親者)から対価を徴収する道を追求しなければ、理屈にあわないのですが、市場の仕組みをもって行動すると表明していながら、自殺者処理に出資金をつまむことを、果たして市場原理を主張する出資者(株主・乗客)は納得するのでしょうか。
>再配分とは、勝者の勝ち星を敗者へ移すこと
この例えは、再配分の説明でも市場の説明でもありません。だいたい、人生における"星"ってなんですか?0勝の人とはなんですか?それは生命を維持する収入さえ、勝負に参加する資金(星)になるとさえ云いかねない。人生を肉切り包丁でぶつ切りにしてその切れ端に価値があるとするような、人でなしな俯瞰に思えます。ほるほるさんは再配分について気づかれていないだけと思っておりましたが、市場へ参加するとは何かを理解されていない、市場の本質を見ていないのではと思うようになりました。
試合(市場)という勝負の場(原理の働く場)に出るには、体力・資金・知恵・人脈等、何がしか相手に渡す担保の用意ができなければ、あがることが許されない場です。相手にすらされない。
人が生きていくには、まず父母(またはそれに代わる近親者)から益(対価)を受け、対価を提供できる成人と成長してプレーヤーとして市場に参加する。しかし、不慮の事故・事由により、人は、何がしかの対価を払うことが出来ない自体に陥ることがある。
現代、人は対価の払えない人へ生命維持を保障する益を渡し、労働とされる行為を拡大し、現状対価を供給できない人には、未来においてなにがしかの労働をもって社会に還元(社会益というパイの増加)をしてもらえるよう益を提供して促す(強制ではない)社会を構築し、それに合うように各家庭が円満に構築されることをめざす集団です。ここでいう労働とは、対価を市場に供給する以外にも、何かしら他人の人生を有意義にすることを指します。老いても提供できる広義な労働です。
ちなみに、人は、人生の初めにおいて、父母(またはそれに代わる近親者)から対価を払わず生命維持の益と成人となる益を受けますよね。ほるほるさんは、この部分を市場の仕組みでどう説明をされますでしょうか? 市場の仕組みをもって、全員が全員、受けた益(対価)を完済出来るシステムは築けないと思うのですが。
投稿: nanwa hachi | 2008.07.16 00:41
>自殺者処理に出資金をつまむことを、果たして市場原理を主張する出資者(株主・乗客)は納得するのでしょうか。
納得していないという事例でもあげてください。
アクシデントに対応する用意をしておくのは経営者の当然の義務です。
> 市場の仕組みをもって、全員が全員、受けた益(対価)を完済出来るシステムは築けないと思うのですが。
市場は、そんなことを目的にしていません。
金を媒体にして取引をおこなうだけです。
>試合(市場)という勝負の場(原理の働く場)に出るには、体力・資金・知恵・人脈等、何がしか相手に渡す担保の用意ができなければ、あがることが許されない場です。相手にすらされない。
全て不要。市場への参加は自由というのが原則です。
>現代、人は対価の払えない人へ生命維持を保障する益を渡し、労働とされる行為を拡大し、現状対価を供給できない人には、未来においてなにがしかの労働をもって社会に還元(社会益というパイの増加)をしてもらえるよう益を提供して促す(強制ではない)社会を構築し、それに合うように各家庭が円満に構築されることをめざす集団です。ここでいう
それ、全体主義の統制社会ですよ。
投稿: ほるほる | 2008.07.16 07:29
>>市場原理を掲げる株主・利用者の追及がされる
>対策費は再配分ではなく、利益を出す過程で発生するコストです。
サービスの供給者として利益を出すには何が必要ですか?元手となる資金を最大限活用し、受益者へ最大限の益を与えることです。言い換えれば、資金が多ければ多いほど、リターン(利益)は大きくなる。ほるほるさんは、市場原理に沿って、自殺者の近親者(受益者)に対策費を払わせることをせず、コストと称して、資金を目減りさせる行為に及んだ。それは本来減るはずの無い資金が減り、その資金を使って得られたはずの利益を逸した。市場原理に則ったとするその行為は、実は市場原理に沿っていない"不作為"だと、市場原理に則った株主・利用者から見れば指摘されるに十分と思われますが?コストと答えるのは、市場原理からの逃げです。
>全て不要。市場への参加は自由というのが原則です。
何じゃそりゃ?参加の意味を履き違えている。なんの元手・元金が無い状態で、市場で何が出来るのか考えていない。見学? 市場はその構造・原理について隠し事はしないこと(プレーヤーにルールを説明し、供給者受益者の互いが確認できる証拠を残すこと)で、対価の交換が正当に行われることを保証している。見学は自由、しかしそれは市場に参加するプレーヤーのことはない。ほるほるさんに証明してほしい。元金・元手が無いプレーヤーができることとは、何かを?
オーディエンスの方々に判る様、言い換えると、ドラクエのカジノで、0ゴールドの状態でコインを得る方法を、ほるほるさんは知っているらしい。
>市場は、そんなことを目的にしていません。金を媒体にして取引をおこなうだけです。
原点に戻りましょうか。ほるほるさんは、老人福祉を廃止すれば高齢者市場が出来上がるといっていた。確かに市場は出来るでしょう。市場に拠出する資金を持った老人は現実にいますし、そのお金と対価として供されるサービスを提供する者が現れ活況を呈するのは、ほるほるさんの云うの通り。しかし、ほるほるさんは、見て見ないふりをする。生命維持さえままならない老人が存在するにもかかわらず、生命維持するサービスの対価を払えない人が居るというのに。 市場の仕組みで解決するとしたほるほるさんは、資金も労働も提供できない老人(プレーヤー)の生命を維持するサービスを、どう市場の仕組みで解決するのか教えてほしい。私から『人でなし!』と云わせない何かを示してください。
>それ、全体主義の統制社会ですよ。
どこをして全体な主義なのか(というか21世紀のいまさら全体主義を持出すって?)よくわからないのですが、そろそろ20世紀のレッテルを使わずに、ご自身の言葉で語られてはどうですか?ほるほるさんの云う、"星"なるものの説明がまだされていないですよ。
投稿: nanwa hachi | 2008.07.17 22:51
>サービスの供給者として利益を出すには何が必要ですか?元手となる資金を最大限活用し、受益者へ最大限の益を与えることです。言い換えれば、資金が多ければ多いほど、リターン(利益)は大きくなる。
これは市場ではありません。
市場では安く仕入れたものを高く売ることで利益を出します。資金の大きさとリターンの大きさは関係有りません。
>元金・元手が無いプレーヤーができることとは、何かを?
自分の時間を売ればいいのですよ。つまり、誰かに雇ってもらって働けばいいのです。
>資金も労働も提供できない老人(プレーヤー)
寿命です。死んでください。
もちろん、あなたが助けるのは自由です。
命を失った生物が死ぬように、金も売るものも無くなった人間は死ぬのが自然の摂理です。
永遠に生きられる人間は存在しません。
>未来においてなにがしかの労働をもって社会に還元(社会益というパイの増加)をしてもらえるよう益を提供して促す(強制ではない)社会を構築し、それに合うように各家庭が円満に構築されることをめざす集団です。ここでいう
他人に対して、その金の使い道を「社会に還元」「家庭を円満に構築」することに限定しようとしているのは、明確な全体主義です。
他人に何も強制しないのが自由主義です。
あなたは口触りの良いスローガンで、他人を操ろうとし、他人の行動を束縛しようとしているだけです。
「促す」などというものは、強制を意味する役人言葉ですよ。
>"星"なるものの説明がまだされていないですよ。
儲けのことですよ。
投稿: | 2008.07.18 07:03
投稿 | 2008.07.18 07:03 の書き込みは ほるほるによるものです。
名前を入れ忘れました。
投稿: ほるほる | 2008.07.18 20:49
>>資金も労働も提供できない老人(プレーヤー)は、ほるほるさんの云う市場の仕組みでどのように生命維持出来ますか?
>寿命です。死んでください。(←ほるほるさんの発言)
とうとう出しましたね。市場の仕組みで解決できると云った方の、これが"答え"なのですね。死んでもない人間を経済的に見殺し(放置)することを是とする社会。ぜひ身近にいる年長の近親者の方々に、ほるほるさんの提案(というか人でなしっぷり)を語られて協賛を求めてはいかがでしょうか。色を無くす反応が返ってくると思いますよ。
>資金の大きさとリターンの大きさは関係有りません。
市場原理を御旗にされていて、まさか資本の原理まで理解頂けていないとは知りませんでした。びっくりです。もうなんの話をすればよいのやら。
>他人に対して、その金の使い道を「社会に還元」「家庭を円満に構築」することに限定しようとしているのは、明確な全体主義です。
何をして明確なのか(限定するのが明確とのこと?)私は"金をもって"とは書いておりませんよ、労働をもって社会に還元(家庭を円満に構築)すると書いております。どうも本文を読み違えていらっしゃる。読み直して頂きたい。
>「促す」などというものは、強制を意味する役人言葉ですよ。
せめて書き込みなされる前に、googleでもって『促す』を検索してほしいものです。1ページ目にどれだけお役人がいらっしゃいますか? もう、どうしようもない。
>あなたは口触りの良いスローガンで、他人を操ろうとし、他人の行動を束縛しようとしているだけです。
>自分の時間を売ればいいのですよ。
束縛されない社会(ルール・目的・再配分のない社会)など日本にはありませんよ。ほるほるさんは日本人として束縛ある社会に住まう幸せを享受していながら、そのようなことをおっしゃる。ほるほるさんは時間があれば市場に参加できるとのこと。また束縛のない市場の仕組みの存在している国(社会)が目標とのことですね。束縛の無い社会と云うと、そうですね、ソマリアなど、どうでしょう。無政府状態ですが市場はあります。ぜひご自身の理論をソマリアで実践されて、悲劇の集積地と化したソマリアの方々の幸せを高めては頂けないでしょうか。
投稿: nanwa hachi | 2008.07.19 00:03
>市場の仕組みで解決できると云った方の、これが"答え"なのですね。
市場は生命維持を保証する場所ではありませんよ。
あなたは何を期待していたのですか?
何ももたない老人が永遠に生かされる天国ですか?地獄ですか?
>市場原理を御旗にされていて、まさか資本の原理まで理解頂けていないとは知りませんでした。びっくりです。
多額の資本を投入すれば、損失も多額になりますよ。
>労働をもって社会に還元(家庭を円満に構築)すると書いております。
具体的にどうやって?
農本主義なら全て失敗に終わっています。
>束縛されない社会(ルール・目的・再配分のない社会)など日本にはありませんよ。
社会が個人を束縛してもかまわない。それが全体主義です。まさにファシズムそのものですね。
>ぜひご自身の理論をソマリアで実践されて、悲劇の集積地と化したソマリアの方々の幸せを高めては頂けないでしょうか。
内戦が終われば自然にそうなりますよ。
自由主義経済を取り入れた社会は、全て豊かになっているという実績を忘れないように。
あなたは耳障りの良いだけで何の効力も無いスローガンを唱えていてください。
個々人の欲望を全体の利益に変換する市場が人類全てをそれなりに豊かにしますよ。人類発祥以来、そうなってきたように。
投稿: ほるほる | 2008.07.19 00:50
>ほるほるさん
最近は2ちゃんねるなどにも活動の幅を広げているようですね。
ますますのご活躍をお慶び申し上げます。
投稿: | 2008.07.21 00:45