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2008.07.31

勤勉は知恵なり

 疲労モード&朝から背中が痛くでキーボードを打てない。

※ 日本人「勤勉続くと思わない」61%…読売調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080730-00000034-yom-soci

 私ももう駄目だと思いますね。それは海外での日本人の立ち位置を見ると、何となくもう駄目だなぁ……、と思える。
 昔の、ぼっとん便所で育った世代には、まだまだ立身出世の、ギラギラした欲望があったわけですよ。所がそれを否定する勢力が現れる。宮台真司みたいな、自分はちゃっかりその一員のエリートたちが、筑紫哲也に新人類とか煽てられて、競争社会なんて無意味じゃん、とか言い始めた。自分らはその勝者のくせして。
 それに踊らされたマジョリティがいて、それは10年後ワーキングプアを生み出し、小泉改革に使い捨てられる羽目になったわけです。

 そして、私たちは世界に対して日本のダイナミズムを誇示することなく中国の台頭にフェードアウトしようとしている。

 ロンドンにいる間、3回くらいピカデリーやソーホーに出たのかな。なんだかんだ言ってもあそこは待ち合わせに便利ですから。世界中の食文化があるし。文明社会のダイナミズムに圧倒されます。あそこはパリのオペラ座周辺とも微妙に違うんですね。世界中から若者や観光客が集い、世界中の言語が飛び交っている。
 あの人間の波に揉まれながら、ああ、日本の若者は、もうこういう世界のダイナミズムに触れることなく老いてゆくんだな……。と思った。私が海外旅行しなきゃ駄目よ、と言っているのはそういうことなんです。
 裸一貫で一旗揚げて、という人生も素晴らしいんですけれど、ルールとして一番容易なのは、今も昔も、良い大学に入って、立派な履歴書を作ることですよ。それだけでキャリアの選択肢が広がるんですから。
 絶望して他人を刺しまくる社会ではなく、欲望を持って世界に羽ばたく人間を増やさなきゃ、国家も社会も衰退するんです。そのための勤勉さ。勤勉は美徳である前に、国民国家が生き延びるための知恵なのだということを再確認しないと。

 ↓その他の話題はメルマガにて

※ IMF年次報告:「日本経済は底堅い」 先行きを楽観
http://mainichi.jp/select/today/news/20080730k0000e020058000c.html
*景気動向指数:基調判断「悪化」へ…後退局面可能性強まる
http://mainichi.jp/life/money/news/20080731k0000m020137000c.html
*ユーロ“独り勝ち” 外貨準備、決済 ドル離れ加速!?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080730-00000917-san-bus_all
※ 外務官僚、ホテル代1500万“踏み倒し” セミスイートに300日宿泊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080730/crm0807301710022-n1.htm
※ (54)水田に残る掩体 高知県南国市
http://www.asahi.com/kansai/travel/michi/OSK200807300007.html
※ 本を売るなら新刊書店!? 出版不況…古書販売に力
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080731/acd0807310749004-n1.htm
※ 前日の空虚重量68.5キロ

 背部痛。昨日日中は楽だったんだが、夕方から酷くなる。起きた瞬間からも酷い。
 右手人差し指と薬指先端のごわごわした皮膚が壮大に剥けて来る。まるで塹壕足炎みたい。

 お昼過ぎ、高津駅前を歩いていたら、御近所の某大付属病院の白衣姿のドクターとすれ違う(田園都市線の高架や書店を挟んで病棟が二つに別れているため、スタッフは普通に白衣姿のまま往き来している。お昼時、高架下のコンビニに入るとナース・フェチにはたまらんとです(~_~;))。ちょっと先生、さすがにその太り方は拙いでしょう、という見事なビア樽体型のドクターだった。でもああいう人は血糖値のコントロールとかはきちんと出来ているんだろうな。

※ メルマガ有料版おまけ 最近激怒している件

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コメント

日本人は勤勉なのでしょうか、私は過去から疑問をもっています。
仕事に対する熱心さや、生産性の高さなら、海外ではもっと高い人々がいるように感じます。(もちろん平均値ではなく、ある分野ですが)
 前の会社には、休日でも、深夜でも会社にいるのが勤勉と思っている人が、結構おりましたが、この手の人は好きになれませんでした。
多分、外国人にも 対価も貰わず仕事をするとか、仕事もせずに会社にいる、それを会社が黙認していることは理解不能なのだと思います。

件の記事が、”勤勉”として何を指しているかは、読んでも判りませんでした。

とは言え、仕事で 外国人が日本人を評価している美点としては、
1.時間に正確でまじめ:ビジネスでは納期厳守
2.事前準備が周到な点 と思います。
こうした評判は、落としたくないし、個人的にも守って行きたいと思います。

投稿: 外資社員 | 2008.07.31 10:21

※ (54)水田に残る掩体 高知県南国市

保存会がそういう趣旨で保存しているんだからそういう記事になるのが当たり前のような気がしますがね。
それに自分たちの党利党略上の宣伝だというのなら共産主義というより全体主義でしょ。
産経新聞にも大日本帝国バンザイ記事で

>パラオ人は大いに悲しみ、子供に日本神道にちなんだイシドウロウ(石灯籠)
>という名前をつける人もいたほどである。

なんてのが勝手に「石灯籠」とされたパラオ共和国上院議員のIsidoro Rudimch 氏(故人) となって掲載されてるからね。

イシドロって、スペインのキリスト教聖人の名前でスペイン語圏(南米やフィリピン)ではポピュラーな名前なんだけど
http://es.wikipedia.org/wiki/Isidoro_de_Sevilla
日本の石灯籠にちなんで名前をつけたなんて、こんな失礼なことを流布する産経新聞こそ日本の恥

投稿: | 2008.07.31 10:26

>ユーロ“独り勝ち” 
外貨準備にドルの締める割合が減ってるのは確かだが、ユーロが評価されたのではなくてドル以外を選択肢ということでユーロがとりあえず選ばれただけではないか。
欧州バブルがはじけたら、ドル以上に見向きもされなくなる可能性だってある。

投稿: | 2008.07.31 10:42

>新刊販売の落ち込みはない

現時点で問題無いのでは?
自動車の新車ディーラーだって、中古車扱ってるじゃん。

投稿: | 2008.07.31 10:55

外資社員さま

個人的には勤勉は質素倹約と言うことを含んでいるのかと考えております。江戸時代にしろプロテスタントにしろ、資本主義経済の基礎となる蓄財がなされ、遅れずして社会として飛躍的に成長したのは質素倹約あってのことです。
また商道徳があってこそ経済活動は安定的に行えますし、道徳も欠かせません。それらを包括して勤勉という言葉のイメージであると思われます。
ビートたけしの母上が「お前はバカなんだから、人の倍働けば、人より少しはマシな生活がおくれる」と教育されたことそのもの、なのではないかと思われます。

投稿: たつや | 2008.07.31 11:02

昨日は北京の武警についてのコメント、ありがとうございました。糖尿病、うまくコントロールできるよう祈っております。

投稿: 諸星清佳 | 2008.07.31 11:03

HDDの丸ごとコピーですね。Norton GhostとかHD革命とかその手のソフトが・・・ってXP以降対応か(苦笑)

まぁ、CDブートのLinuxを突っ込んでマルっとコピーって芸当もありますよ。
ちょいと敷居が高いかもしれませんが、お知り合いに出来る人がいるんじゃないかと思いますけど。

投稿: | 2008.07.31 11:19

>掩体壕
調布飛行場付近にもいくつか残っていますね。
http://arakawas.sakura.ne.jp/backn015/chouenta/chouent1.html
また飛行場敷地内のプロペラカフェでは離発着を見ながらの飲食、本物のフライトシミュレータを体験する事もできます。
http://malibu.jp/puropera.htm

投稿: siroinu | 2008.07.31 11:24

たつやさま

質素倹約ということならば、今後 廃れている価値観という点で賛成、いえ すでに無くなりつつあるのだと思います。
昨今の産地偽装や、”賞味”期限の問題、はては”アレルギー物質が記載されていない”ことで回収され廃棄された食品など。食料を輸入に依存しつつ、その食べ物を大事にしていないことは、世界でも有名になりつつあります。 
 これは、日本で廃れたという以上に、世界では貧しい故に望まずとも”質素倹約”で過さざるを得ない人々から見れば、”食の安全”を錦の御旗とした日本のマスコミ報道と、それに反応する消費者は、質素倹約とは別の次元を生きているように思います。 とは言え、国力が落ち、安いものしか買えなくなれば、嫌でも質素倹約になりますので、”豊かでも質素”(但し寄付などをしてケチとは思わせない)というのは日本でも、世界でも重視される価値観なのでしょうね。


投稿: 外資社員 | 2008.07.31 11:28

>何もパソコンを買い換えなくても、HDDを交換すればよろしいのでは?

外付けHDD取り付けてアプリは¥Cドライブのみ
でデータは外付けに逃がすのは?
当方はバックアップのバックアップで2台取り付けて
ます。簡単に入れ替え出来ますので容量の壁にも
対応可能では・・・
でも98はどうなんでしょう?
容量の小さい外付けの方がかなり割り高ですしね・・・
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2643001.html

投稿: 演歌なとりうむ | 2008.07.31 11:58

中国って、フェードアウトせずにこのまま台頭するのかね?
次の大国と言われて、大成した国って無いじゃん。
日本も長らくこんなに大国になるなんて思われてなかった。

国としては海外に脱出する人間が少ない方が良い。華僑だの印僑だの逃げ出す人間の多い国は不幸。

投稿: | 2008.07.31 12:30

>本を売るなら新刊書店?

南海電鉄沿線に展開する書店チェーンでは、以前から店の外側の平台やワゴンに古書、店内は新刊というスタイルですが、大抵、外側の方が手に入りにくい本が安く買えるので、中の本は買った事無いんですよね(^^;
店頭で手にとって気に入れば即お持ち帰り、という新刊書店の良さをスポイルしない様、来店の機会を増やす為でしょうが、時系列的な品揃えで新刊が古書に太刀打ちするのは困難である事も有ってか、長期的にはかえって首を絞める結果になるよーな?

>HDDのお引っ越し
ウチのTHINK PADの場合は、新しいHDDに交換後、OSを入れ、旧HDDを外付けケースに入れて、USBなどで接続、まるごと吸い出し、環境そのまま引っ越せたんですが、こーいつ方法は如何でしょうか?

投稿: yossi | 2008.07.31 12:43

産地偽装は許せないけど、賞味(消費)期限の偽証は目くじらを立てるほどでもないと個人的におもう。どちらも商道徳の問題でもあるけど、産地偽装は「まるっきりの嘘」で、対する賞味(消費)期限の偽装は概して短めに設定される日本においては「まるっきりの嘘」とは言えないから。つまり賞味(消費)期限には弾力性がもともとあるけど産地に弾力性なんてありませんから。

投稿: 通りすがりのアフリカ人 | 2008.07.31 13:55

>日本の発展を支えてきた「日本人の勤勉さ」

ってところにまず疑問を持たなくていーのー?って気がするけどねw

あと上の人。
賞味期限はおいしく食べられる期限、消費期限は安全に食べられる期限です。一緒にすると死ぬよ

投稿:   | 2008.07.31 13:59

↑ 上の人
確かにうかつだった

ただし、消費期限過ぎても死なないと思う
どちらも厳しめに設定しているのは一緒だから

投稿: 通りすがりのアフリカ人 | 2008.07.31 14:49

>ユーロ“独り勝ち” 外貨準備、決済 ドル離れ加速!?
自国の利益を図るよりアメリカの顔色をうかがって外貨準備のユーロを増やせないというおめでたい国ですが、
改めて竹島は韓国領とお墨付きを与えることになりましたが、アメリカの公文書では北方4島はやはりロシア領になっているのでしょうかね。

投稿: 教えて! | 2008.07.31 14:58

>(54)水田に残る掩体 高知県南国市

古い掩体壕を文化財として保存するよりも、
現在の空自基地に新しい"文化財"を作ってくれと言いたいです。

投稿: ラプ | 2008.07.31 15:51

日本人の若者になくなったのは「立身出世の、ギラギラした欲望」ではないと思います。大学生と接する機会が多いのですが、「欲望」は持っています。むしろ我々の頃よりとてつもないことを言います。でも、その「欲望」を実現するための行動を起こす「自信」、成し遂げる「自信」がないのです。昔は自信なんかなくたってとにかく一歩踏み出してみるというのがありましたが、今の若者はゴール確実に行ける確証がない限り一歩を踏み出しません。宝くじも買わなきゃ当たらない、というのは通用しません。メダルが取れないなら、オリンピックに出る価値はないのです。
「欲望を持って世界に羽ばたく人間」となることを、むしろ小中高大どの教育でも推奨していますが、失敗を極度に恐れていて、羽ばたくどころじゃありません。個性を何より大事にしろと言われて育ったはずなのに、人からどう見えるかばかりを気にします。「顔」ばかり気にしていた秋葉原の彼のように。
自分なりの価値基準というものが皆無です。(たまにそれを持つ者がいると、変人扱いされたり、ひどいときは「いじめ」に会うようです。)たぶん、それがないから、自信がもてないんじゃないかと推測しています。マーケットの株価のようにくるくる変わる、自分の外側の価値基準を追いかけ、合わせるのに精いっぱい、疲れ果てています。
彼らは「絶望」なんてしていないと思います。「絶望」って、一度は幸福感や達成感を得た後に味わうものじゃないでしょうか。彼らはそれ以前に見えます。「欲望」はあるのに「自信」がひどくなくて、一歩を踏み出すことができないから、人を刺すのだと、日々感じています。

投稿: 彼岸過迄 | 2008.07.31 16:46

失敗を極度に恐れるのは、失敗した人間が叩かれまくるのをTVでさんざん見てるから鴨とかいってみるテスト

投稿:   | 2008.07.31 16:54

>>パソ続き

環境の維持に拘られるのなら、いっそのことXPかVistaの中に仮想化マシン作って、そこの中でWin98動かすなんてのはどうでしょうか?

今はデュアルコアが標準だし、母機の余力が在ればドライバとかは母機で動かして、必要なソフトは仮想化マシンの中で動かすのも可能かと。

SCSI接続のスキャナーがどう98から見えるかかという問題がありますが、そこをクリアできれば、あれこれ手を打つ時間を稼げますよ。
つまりは、最後は母機だけでやるにしてもソフトの逐次投入が可能になります。
仮想化ソフト自体はMS製からフリーまでたくさんありますので…

投稿: 業界インサイダー | 2008.07.31 17:26

>改めて竹島は韓国領とお墨付きを与えることになりましたが

「日本の立場をアメリカ側に説明する」ぐらい言うべきだ。ほんと、広報が下手。

投稿: | 2008.07.31 17:45

彼岸過迄 さんに大いに同意。

わたし高校生に接していますが、失敗することが問題ではないということ自体を経験していません。

だから現実に失敗したと感じている、中低位校の生徒の方が現実的な能力は優れています。
中上位校の生徒のやることはほとんど妄想の世界ですよ。

そういうのが、一流会社の社員とか官僚になるのだから、大学でよほどの変革が無い限り「使い物にならない新人」にしかならない。

なんだって、学校(小学校から高校まで)は失敗を良くないことだと叩き込むのかねぇ?
先生自身はそうは思っていないようだけど、成績管理の仕組みが成功することよりも失敗しない方が高く評価される仕組みなので、どうにもならない。

投稿: 酔うぞ | 2008.07.31 18:16

>改めて竹島は韓国領とお墨付きを与えることになりましたが
ブッシュ大統領の訪韓に向けた「お土産」でしょう。米国産牛肉の輸入再開問題で、反米感情が高まっていますから、「竹島」でご機嫌を取ろう…ということかと。
日本からは、抗議が来ないことは、分かりきっていますから。

>失敗を極度に恐れる
日本では、学校で「答えは一つ」「先生が期待する答えをいかに早く導き出すか」という教育を推進しているため、酔うぞさまがおっしゃるように、成功することよりも失敗しない方が高く評価されるようになっていると感じております。突拍子もない発想を持つ生徒・学生は、異端児になってしまいます。
ですから、マニュアルに沿って仕事をすることは得意ですが、例外的なケースに当たると、対応できない人が多いように感じております。マニュアル通りにやっておけば、言い訳はできますので。

投稿: Feri | 2008.07.31 18:40

失敗だらけの現代ニッポン、安全社会という落とし穴
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080716/165559/

表題がおかしい。


投稿: | 2008.07.31 18:43

>失敗を極度に恐れる

日本は減点主義の国ですからねぇ。
しかも学校(父兄含む)も企業も社会も余裕がなくなってますから、それが更に加速されてるって印象はありますね。

投稿: 酢昆布 | 2008.07.31 20:58

一度失敗したら簡単には這い上がれない社会なんですから、失敗を極度におそれるのは当然でしょう。失敗してもいいんだ、なんて完全な建前であることをみんな分かってる。

投稿: | 2008.07.31 21:09

失敗に不寛容な国というより、水に落ちた犬を叩くことが最大の娯楽な国(というと農家の実態まとめサイトか)のような気がするんですよ。まぁアジア北アフリカ全般的にいえるんでしょうが、そりゃこちらはお前ら楽隠居のみせもんじゃねーよ、という俺も実はそうなのかな(汗)。
善悪の区別がはっきりしているわりに、懲罰レベルが1対1対応じゃなく、ある意味無限責任ではわけわからんのでは、おちおちリスクとって冒険もできんでしょう。

>外務省職員
その鉄面皮っぷりは、あますとこなく本業で発揮していただきたく。

投稿: さいとー | 2008.07.31 21:29

>自国の利益を図るよりアメリカの顔色をうかがって外貨準備のユーロを増やせないというおめでたい国ですが、
いや、日本は世界標準よりユーロ比率を高めてるんだが。
これが偶然ではなくユーロシフトを見込んだ一貫した政策であれば日銀もなかなかたいしたものだと思うよ。

日本人「勤勉続くと思わない」61%…読売調査
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20080730-567-OYT1T00597.html
この20年で何が変わったかというと雇用情勢と雇用形態。
忠節に働いても将来どうなるかわからないなら、長続きしないと考えるのは至極当然だと思うが、一方心の内には勤労が美徳と思っているということは日本人(特に若者)が怠け者になったということじゃないことの表れでもある。すなわち逆にインセンティブさえ回復させて希望を与えれば元に戻すことも「まだ可能」だということだろう。政府は選挙対策の安心プランなんて中身のない政策提言より、まず壊れた基盤を修復させることからはじめるべきだろう。

投稿: | 2008.07.31 22:26

>失敗を極度に恐れる

押井守も近著で指摘していますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980891/

投稿: | 2008.07.31 22:31

【竹島問題】町村長官「抗議は必要なし」 米の竹島「韓国領」表記再変更
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000926-san-pol
もう、政府を離れるからってさすがにこれはないよな。
米政府の1機関の決定は米政府の結論ではないというのは意味不明だし、レイムダックが事実だとしてもまだ米国トップのブッシュ大統領の指示が米政府の立場の変更を意味しないってのを言ったらあまりにも露骨にブッシュに失礼だろう。韓国領と記述を戻すのが「中間的」というのもおかしな話だ。

投稿: | 2008.07.31 22:44

前述を再度読み直してはたと気付いた。勤勉に倹約が含まれるのではなくて、単に勤勉という言葉に道徳を重ね合わせているのだと。勤勉に倹約ではなく、道徳に、勤勉、質素倹約、人としての恥じない行為、立身出世が含まれている。
失敗は志の高さにいかほど影を落とすのだろう。
確かに道徳がないところに志など有り得ない。志がないということはすなわち道徳がないことにしか過ぎない。
他人は自分を移す鏡だというが、コメントに失敗を恐れるという声がおおい。たしかにテレビや流行だけを見れば嘆くべきかとも感じる。しかし本当に失敗が許されない世界なのだろうか?志があれば失敗など恐れるに足りないだろう。それほど失敗が怖い社会になったのか、それとも単に志が低いのか。それとも志を育てる道徳がなくなったのか。
私には杞憂に感じる。

投稿: たつや | 2008.07.31 22:55

>外資社員さん
>仕事に対する熱心さや、生産性の高さなら、海外ではもっと高い人々がいるように感じます。(もちろん平均値ではなく、ある分野ですが)

自分は逆によく言われるこの手の評価に疑問を感じます。
上記の評価は事実だとは思いますが、そうだったとしても国民全体の平均として「諸外国より勤勉である傾向がある」事は「ある程度以上の能力を持つエリートだと、諸外国の方が常に群を抜いて力がある」事より常に劣るのでしょうか?
日本は少数のガンダムが一騎当千で戦うのではなく大量のザクがチームで戦うことによって戦果を挙げるタイプの国だと思うので、常に海外のように個人能力主義の物差しで計ること自体が少々乱暴なように感じます。
得意なこと生かして得意なことやればいいのじゃなかろうかなぁ、、、相手の長所で勝負したら負けるのはどんな勝負事でも当たり前のことですし。

>失敗
失敗でも100%失敗とか60%失敗とか、成功でもAの方向には80%成功だが、Bの方向からは20%しか成功してないとか色々な判断があるわけですが、失敗にビビリ過ぎると自分の中で成功だと思っているパターンしか経験できないし理解できないのですけどね。
目の前の失敗から逃げていると失敗しない対処として一番安全な「時間をかけてでも本質を理解する」からドンドン遠ざかりますし。

つか失敗しても大丈夫なのになぁ。
死んだりするほどの失敗はそうはないから。

投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2008.07.31 23:04

そういえば、珍妙な表を作って若者は海外旅行離れしてないと主張するブログに同意する意見があったけど、あの間違いには納得したのかな。

グローバル化によって差異がなくなるのが必然であるのならば、なにも強引に差異を探して創出するより差異がないことの利点を活用したほうが有益だと思うんだがね。
アメリカはそうやってきた。マニュアル化して標準化してこれがスタンダードだからこれを使えと半ば強引に押し付ける。差異があればこれが標準なんだからこれに合わせて差異をなくせとやってきた。一方、日本はというとそれぞれに違いがあるのだからそれに合わせてカスタマイズしようと努力してきた。同じ条件でぶつかった場合残念ながら単純な仕組みのほうが強いんだよね。どう考えてもスタンダードを作っちゃったほうが強い。世界がますます均質化していくことを前提とすると差異化というのは大きなアドバンテージにはなりにくい。これは投入するエネルギーに比して得られるもの、ROIが小さいということだ。下手をするとそのエネルギーが回収できないばかりか単純な仕組みに全部持っていかれる危険のほうが大きい。現に日本の状況がそれを物語っている。

ところでインドは中国と違って可能性を感じさせるんだが、中印と一緒くたに考えないほうがいいと思うね。


「海外」は面白くないか - 材料で勝つ - Tech-On!
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080718/155002/

投稿: | 2008.08.01 00:19

>2008.08.01 00:19さま

>ところでインドは中国と違って可能性を感じさせるんだが、中印と一緒くたに考えないほうがいいと思うね。

「印」ってインドのことじゃないんでしょうか?w

投稿: pfe | 2008.08.01 00:34

「中印」という表現が一緒くたにしている、と言ってるんだろ?

投稿: | 2008.08.01 10:28

>「印」ってインドのことじゃないんでしょうか
コメントから何を感じようが自由だが、悪いが小中学生を相手に書いているつもりはないし、ここにいることも想定していないよ。

投稿: | 2008.08.01 14:54

>ホテル代
http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10122972981.html
この人に掛かっちゃ、まぁなんとも

投稿: pongchang | 2008.08.03 05:31

>賞味期限、消費期限

ものによりけり。製造会社によりけり。
勤めていた会社が食品問屋だったので日付切れを
もらう機会が多くありました。
消費期限を3ヶ月切れてるけど全然大丈夫な
大豆タンパク系の合成生クリームとか、飲めるのは
飲めるんだけど成分が揮発しちゃってオレンジ水に
なっている紙パックのオレンジジュースやら
2年経っても全然へっちゃらのヤクルトのご贈答用
の紙パック(紙の裏側がアルミの高級パックを使用しているほとんどレトルトに近い出来)の
ジュースやら。表示してある期限が一緒でも
会社のポリシーやスタンスが違えば全く違いますねえ。
期限持てばいいだろうというメーカーと、客が
冷蔵庫の中を見て「おっ?あった!未だ1週間
日付がある」と思って飲んじゃってから良く見ると
「あ~~~っ!一年前のだった~~~!!!」
っていう場合でも、全然大丈夫なメーカーと
(ご贈答で、もらったヤクルトのジュースを
発見して飲んじゃったら二年前のだったっていう
自分の体験なんだけどねw)

投稿: MM | 2008.08.03 09:43

デヴィ夫人の大スクープですね。

産経が最初に抜いた人脈まで読めてしまうから面白い。

投稿: ぴぴ | 2008.08.03 20:25

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