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2008.08.16

東條日記をどう読むか

 今日は、明日のコミケの準備(私自身は参加できません)でにっちもさっちもいかん状況に陥っていて記事が少ないです。それで仕事に日記にと犠牲を払ってなお、明日に間に合わない可能性が大になって来ました。もし間に合わなかったらすみません。あと半日あれば何とかなったのですが。

 柔道。ま柔道は、ヘビー級でメダルが取れれば良いんですよ。それで日本柔道の面子も立つ。ただ最近の柔道って、いったいそれはレスリングと何処が違うんですか? というのが多いですよね。いきなり脚を抱えに行ったり。レスリングとの差別化をもう少しはっきりさせた方がいいんじゃなかろうか。

※ 終戦直前の東条手記 「内閣、国民に嘆息」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000060-san-soci

 敗戦記念日にちなんで、東條の日記が出てきて、それをどう読むのか? という問題がひとつあるわけですが、半藤一利さんは、国民がどうなろうが、全く感心が無かった、みたいに批判してらっしゃいましたが、でも軍が守るのは、何度も言うように国民じゃないですからね、国体ですからね。
 この不甲斐なさを嘆く東條の姿は、じゃあお前はこの負け戦をどう決着をつけるつもりでいたんだよ? 軍人なんだから当然戦略はあったんだろうな? と言いたくなるものではあるんですよね。

 ↓その他の話題はメルマガにて

※ 彼を信じ会社辞めたのに
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/danjo/20080815-OYT8T00158.htm?from=yoltop
※ アイドルユニット・AKB48のメンバー菊地彩香が解雇に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080815-00000000-oric-ent
※ 英記者拘束、警察かばう中国側に外国メディアの批判噴出
http://www.asahi.com/international/update/0814/TKY200808140381.html
※ グルジアめぐり“新冷戦”の様相 米露の溝深まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080815-00000974-san-int
※ 緊張続くグルジア、記者襲う銃弾
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080816/20080816-00000000-jnn-int.html

※ 前日の空虚重量68.2キロ

 金曜朝一でニコタマへ。連れて行くと約束していた夏休みのアマゾン展が日曜一杯。何処かで貰ってきた無料チケットがずっと冷蔵庫に貼ってあった。
 まだ10時過ぎというのに、体温並みの暑さ。日陰を探して歩く。ちょっとの信号待ちでも日陰に逃げ込む。しかし気候変動はドンキが似合うパンピーの街もブルジョワの街も差別せずに襲い掛かるんだなと実感する(言ってみれば足立区と田園調布が川一本で隔てられているようなものだ。うみゅ)。帰りは歩き。これも地獄だった。
 午後、ほぼ昨日と同じ時間帯にリハビリに行く。なぜか患者の面子も昨日とほぼ同じ。したら、ベッドの上で妙齢の療法士さんの太ももに脚をのってけて治療を受けている患者が……。うぉ~! おっちゃん、首を吊られながらもう大興奮。先生! いったい何処を故障すればあんなナイスなリハビリが受けられるんでしょうか?

※ メルマガ有料版おまけ untitled

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コメント

>軍人なんだから当然戦略はあったんだろうな?

「大将のバッチをつけた二等兵」に
そんなことを言っても無意味かとw

投稿: | 2008.08.16 11:26

>レスリングとの差別化をもう少しはっきりさせた方がいいんじゃなかろうか。

道着とタイツという差がある限り素人さん相手には違いははっきりします。ご心配なく。
ぶっちゃけこれだけレスリングが画面にでるようになっても未だにルールがほとんどわからない人が多いので、差別化はかるまでもなく「柔道=なんとなくわかる」「レスリング=なんとなくよくわからない」のままいくと思いますよ。

投稿:   | 2008.08.16 11:53

メール打ちました。

投稿: おめだ | 2008.08.16 14:25

>脳幹
「反対側」というからには、椎骨動脈から脳底動脈にいたる動脈瘤の破裂にともなうくも膜下出血でしょうか。これは、高血圧も悪さするけど、奇形だから致し方ない。脳幹出血と筋が違うように思える。
http://www4.ocn.ne.jp/~etrt/13yms.htm
>ナイスなリハビリ
起立に支障があれば前に立って抱きかかえてくれますよ。
http://www.seiwa-kai.or.jp/heiwa-reha/img/6p-2/photo-002.gif
男じゃ嫌だって?

投稿: pongchang | 2008.08.16 14:25

>グルジア

コソボの独立には反対でも、オセチアの独立には賛成なのね>ロシア
どこでも大国は勝手ですが、同じ時間軸にあるコソボの時は何て言うんだろう。

投稿: | 2008.08.16 16:57

長崎原爆投下の翌日8月10日に天皇が召集した重臣会議で次のように
進言している。

「皇位確保、国体護持については当然にして、これをしも否定する敵側
の態度なりとせば、一億一人となるを敢然戦うべきは当然なり。統帥大
権を含む統治大権は毫末(ごうまつ)も敵側に触れしむべきにあらず。
また第一線皇軍将兵は堅く戦勝を信じ、現に只今でも勇戦敢闘一死を
顧みず、死に就て居り。既に幾多の犠牲者は喜んで大義に殉じつつ在り。」


これ読むと東條は国民が最後の一人まで戦って死ねばいいという思想
だったことがよくわかる。守るのは国体。そして東條も言うように
統帥大権と統治大権は天皇のものだったので開戦の責任も天皇にある。
今現在も将兵は喜んで死んでおる、というくだりはもうこいつは狂人
だとしか言いようがない

投稿: | 2008.08.16 18:32

敗軍の将の常として東条は不当に低く評価されていますが、平時であれば最優秀な官僚であったと思います。
戦時に彼を総理大臣にしてしまったのがこの国の不幸でありましょう。
しかし、だからといって歴史にifは禁物で。
彼は彼なりに英米との開戦回避努力はしていますし、東条が総理を拝命した時点で他に適材がいたかと問われれば、私に答はありません。

投稿: れの人 | 2008.08.16 21:21

東京裁判を離れて、国家の進路を誤らせた責任を問うとすれば、土壇場になって当番した東条ではなくて、支那事変の早期解決をふいにした近衛文麿でしょうね。上手く行けば満州国のなしくずしの既成事実化もできたのに、全部失敗した。

投稿: 土門見人 | 2008.08.16 21:49

 小堀桂一郎・東大名誉教授の話「生々しさはあるが、新たな発見はこれといってない。ただ興味深かったのは、東条さんのような地位にあった人でも、ポツダム宣言の条件を無条件降服だと思い込んでいたこと。国際法の厳密な解釈ができていないことが随所にうかがえる。」(産経新聞)

あまり優秀ではなかったようで。東条というのは嫉妬深いので有名で、マレーの虎、山下奉文は左遷。石原莞爾は左遷後に予備役編入など優秀な将軍は東条時代に外されたわけです。昭和19年7月に東条が辞任してから山下はフィリピン戦線に復帰。
東条は半ば恐怖人事で国政を私したんですよ。国際情勢に暗く、外国語を理解せず、敵の戦力を侮り、国民精神の涵養ばかり重要視する単細胞。東条の孫の女性がこの日記に触れて本人の筆跡に間違いないが、「国民のせいにした」など問題箇所は筆跡が違っていると言い張っています。血は争えませんね。

投稿: | 2008.08.16 22:34

>ただ最近の柔道って、いったいそれはレスリングと何処が違うんですか? というのが多いですよね。
>いきなり脚を抱えに行ったり。レスリングとの差別化をもう少しはっきりさせた方がいいんじゃなかろうか。


柔道の戦術としては組手争いがあるんですが、欧米圏の選手は不利な相手には絶対に組手取らせないですよね。
これで試合(特に国際試合は顕著)が成り立つはずがありません。
組まずに足技…空手の蹴りでもやってるんですか?

いっその事、国際試合に関しては視覚障害者柔道のルールを取り入れるとか。

--以下抜粋--
 国内での試合は、講道館の柔道試合審判規定によって行なっており、 また国際試合の場合は国際盲人スポーツ協会(IBSA)の規定に準じる。

 国内の試合では申し合わせ事項として、次の様な取り決めがある。

全盲者は柔道着の左前襟下部に赤色の標識をつける。

両者又は一方が全盲の時は、全盲者にまず釣り手側(襟)を軽く持たせた後に「始め」の合図をする。試合中、全盲の試合者が離れた状態になった時は試合を止め、試合開始と同じ状態から再開する。
弱視者同士の試合では健常者と同じで離れた状態でも試合は継続される。

場外に出ると反則をとられるが、全盲者には適用しない。


 国際試合では全盲・弱視の区別はしていない。

「タッチ」の合図で相手を確かめ、「ダウン」の合図で両手を下ろし、「始め」の合図で試合を開始する。試合中離れた状態になった時は、開始と同じ状態から再開する。
両者が離れて状態で試合を行なう事はない。

場外の反則はとられない。

--抜粋終り--

要するに組み手を持ってからじゃないと試合が出来ない。
離れる事も出来ないので、必然的に試合内容が濃くなると思うのですが?

投稿: YOSHI@新田原の隣町 | 2008.08.17 02:31

半藤が軍隊というものを理解していないというわけではなく、その本質を理解しているからこそそれを理解できない日本(日本人)に軍隊はそぐわないと主張しているんじゃないのか。軍というのは国からの制限(三権)からも独立している組織、軍の論理で行動する主体なのだから何を守るのかというのも国民とは無関係に行われる。「たまたま国や国民を守る」のはそうした主体の目的を遂行するうえで、結果論としてそうなったに過ぎない。

今、平和を語る:作家・半藤一利さん
http://mainichi.jp/select/wadai/heiwa/talk/news/20080526ddf012070026000c.html
半藤 当然です。軍隊は三権の外にあるべきだと考えたがるものです。統帥(とうすい)権が独立していないと国防の徹底は図れない。行政、司法、立法から独立しているので、軍隊の権限は原則として自由です。例外があるとすれば、国際法の制限に服することでしょう。この点は自衛隊とまったく違います。自衛隊は行政組織の中にありますので、政府の制約を受けます。

投稿: | 2008.08.17 19:35

空手の足技はおよそどの流派も柔道とはまるで違うが。

極真系の葦原くらいか、似てるのは。

投稿: | 2008.08.18 01:04

>レスリングとの差別化をもう少しはっきりさせた方がいいんじゃなかろうか

着衣を前提としたレスリング、それが柔道です
本来は真っ裸でやっていた立ち技がレスリングです
相手の着衣を掴んで利用できるかどうかが差といえば差でしょう。
ちなみに
スポーツ化される前の実践武術だったころの源流は、柔道も空手もレスリング(パンクラチオン)もほとんど何も変わりません。
空手にも投げ技、関節技が存在しましたし今でも古流の
一部には受け継がれております。
空手が殴る蹴るを主流にしましたのは、空手を本土に本格
的に普及させようと考えた明治時代の沖縄の格闘家が
見学した講道館柔道との差別化を図ったからです。
(当時すでに柔道において当身技があまり重要視され
ていませんでしたので、そこに空手の入り込む
余地があったからです)
柔道も加納治五郎氏が柔術から柔道に集大成する過程で
もともとあった、柔術の殴る蹴るをスポーツ化において
危険な技とみなし反則としたからです。
柔道にも当身技(あてみわざ)というもがあります
試合では使えませんが

柔道の当身技とは、突く、打つ、蹴るなどの技であり、試合や乱取りでは禁止されているが、形の中で用いられる。

起源

当身を重視した天神真楊流から、急所や活法が伝えられている。起倒流にも当身(中)の要訣の伝承があるが、講道館にどこまで伝えられたかは不明である。

用いる部位

手刀、正拳、裏拳、渦巻(豊隆部)、掌底、肘、膝、ショ頭部、踵、足刀。

急所

天倒、霞、鳥兎、獨鈷、人中、三日月、松風、村雨、秘中、タン中、水月、雁下、明星、月影、電、稲妻、臍下丹田、金的(釣鐘)、肘詰、伏兎、向骨。

精力善用国民体育の形に単独練習法がある。

当身技は形の中で教授されるが、現在では昇級・昇段審査においても行われる事が稀である為、柔道修行者でもその存在を知らない事も多く、また指導者も少ないのが現実である。

投稿: R | 2008.08.19 09:51

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