消費税アップ求む
多忙に付きタイマー更新
日曜なのにまたまた経済の話で恐縮ですが、景気政策で忘れてならないのは、景気の最大の牽引役である消費が、最終的に伸びなければいかなる政策も無意味だということです。つまり大事なことは、最終的に、財布の口を締めた国民にお金を遣わせることです。ここ10年の日本の景気政策は、実はここが癌になっていた。
格差社会が本格化した後も、懐が豊かな国民も当然一定数いるわけです。貯蓄がある国民が。公務員であり、上場企業の社員でありと。不況が進行すると、この人たちですらお金を遣わなくなるんですね。なぜなら老後が不安になるから。会社の将来が不安になるから。公務員社会と言えどもそういう社会不安に引きずられるし、ベースアップが無ければ、物価高の中で金を使う気分にもならないでしょう。公務員にベースアップを復活させるには、景気回復という明確な数字が必須です。民間の場合は、業種毎に景気回復がありうるけれど、公務員社会の場合は、全体の数字が回復してくれないことには、全くベースアップしようがない。何しろ不況下では予算案を通す議会もいい顔しませんからね。
そこで、国民の不安を取り除くことに唯一効果のある政策は何か? と言えば、それは言うまでもなく福祉政策の充実です。医療政策の充実であり、老人保健や年金政策の充実です。別に老後の蓄えがなくても年金だけで安心して暮らせますよ、ということになって、初めて人々は散財する。あるいは、労働政策社会福祉の充実です。職を失っても、再出発するまでの期間、行政が支援してくれるという安心感です。
ところが、いくら自民党や政府が旗を振ろうが、国民は老後の安心なんて信じないし、事実そんなものは提供出来ないわけです。今の財政事情では。そしてこの財政下では、今財政出動で大盤振る舞いしようが、節約しようが、福祉に金は出ないわけです。何しろ景気が回復して税収が増えないんだから。鶏が先か卵が先か……。
だったら、財政出動とセットでやるべきことは一つです。消費税のアップ。もちろん大衆増税は、一時的にせよ景気の落ち込みを招くわけですが、そこは財政出動でカバーできる。もちろんなますを吹くかの如くだった所得税の累進税率や相続税も見直してちょっと戻しましょう。税による富の再配分という理念をもう一度復活させる。
財界の一部には、一層の法人税減税を求める声が強いけれど、日本の法人税はすでに欧米並みです。しかも、そこですらまともに払っていない企業がある。トヨタにせよキヤノンにせよ、海外で支払って日本で払っていない金額がかなりに上るわけです。ただこれは責められない。企業は税金を納めるために存在するのではなく、利潤を上げるために行動することを株主から求められているのですから。
横道に逸れますが、ここで大事なことは、これだけ外需依存の経済(景気)で、海外で儲けている企業が多いのに、日本で再課税されることが嫌で、その儲けた資金が延々と海外で回り続けて日本に戻ってこない、という問題がずっと指摘されているのに、財務省はその辺りの課税を巡る透明政策に無頓着だった。それをガラス張りにして、海外で儲けたお金がきちんと国内で投資できるようにしなきゃ行けない。
他方で消費税です。国民はバカじゃないですから、財源も無いのに、福祉の充実なんかできっこないことは百も承知している。でも税金が高くなるのは嫌だから、それをわざわざ政府に求めるつもりは無い。メディアもそんなことで旗振って貧乏くじ引きたくないし。
しかし、消費税アップで財源を確保できた所で初めて、福祉が充実するのであれば、ちょっと蓄えを切り崩してそろそろ消費に回しても大丈夫だろうか、という安心感を国民は得られるんですよ。
だから、財政出動と消費税アップをセットで国民に提示するんです。今すぐ財政出動して、2年後に消費税率7%、5年後に10%の導入を決める。国民はバカじゃないんですから。いくら特殊法人を潰し、特会予算を潰しても、金が足りないことは解っている。ただ、メディアという声がでかいだけの無知蒙昧な煽動者がいるから、国民も政治家も、必要なことを口に出来ないだけの話ですよ。
(この辺りの税金の話を週アスの歌田さんのコラムに引っかけて書こうと思っていたのですが、ちょっと時間が取れません)
※ <麻生幹事長>300万円以下の株、配当と譲渡益無税検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080809-00000118-mai-pol
そういう措置も必要なんだろうけれど、不思議ですよね。政府や自民党のお偉いさんは、消費を活発化させるために一層の所得税減税を、なんて絶対言わないのに、なぜか株に関しては、あれもこれも下げろと言う。
※ 谷「ママで銅」 今大会日本初メダル 五輪3連覇は夢に
http://www2.asahi.com/olympic2008/
* 五輪サッカー女子、米に0―1で敗戦 決勝T進出厳しく
* 野口みずき連覇ピンチ! 腰に違和感で検査
見える! 私にも見えるぞ、ララァ……。
週刊新潮オリンピック・ワイド企画「日本選手団惨敗の戦犯はこいつだ!」特集が。
ま、野口のはフェイントだと信じたい。
↓その他の話題はメルマガにて
※ 空自、麻雀牌に12万円 福利厚生 防衛相、認めぬ方向
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080809-00000063-san-soci
※ 【古森義久の北京奥運考】「一つの世界」の行方
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080809/chn0808092001008-n1.htm
※ 南オセチア紛争 露が猛攻、州都制圧宣言 グルジアは総力戦の構え
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080809/erp0808092144013-n1.htm
※ 【集う】「ガンバレ自衛隊」新番組制作発表会
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080809/plc0808091856008-n1.htm
※ 世界最大の円形加速器が来月稼働へ、新素粒子発見に期待
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080809-OYT1T00231.htm
※ サッカー五輪代表の「決定力不足」 点を取ろうという意欲が見えない
http://www.j-cast.com/2008/08/08024911.html
※ 誰が作った?!肖像が「シンプソンズ」のユーロ硬貨発見
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080810/erp0808100051001-n1.htm
※ アトムやドラえもんにも使える?伸縮自在の電子回路
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080809-OYT1T00513.htm
※ 前日の空虚重量68.8キロ
昨日のスカパーパックインで、石破さんの辞任劇に関して、元帥が面白い話をしてました。
石破さんとしては、辞める気は全く無かった。夏以降の予定も入れていた。所が、防衛省改革で、福田総理の受けが良くなかった。改革案を総理に持っていった時に「これで貴方もご満足でしょうか?」みたいな皮肉をれいの調子で言われた。
恐らくは、福田さんや町村さんは、その熱心すぎる姿勢に相当うんざりしていた。この防衛省改革というのが、防大の五百旗頭さんと東大の田中明彦教授が纏めたんだけど、石破さんもだいぶ口を出して出来上がった。それが、当然制服にも背広にも評判は良くない。幕僚監部なんざ人事教育しか残らない。装備も情報も運用も専用部局が出来て商売あがったりだし、背広は背広で、制服組に財務官僚との折衝や法案なんか書けないだろうという恨みがある。そこで石破さんは、官僚仲良し路線の福田町村路線に嫌われて首になったんだと。当然後任は、右も左も解らない素人を任命したと。
※ メルマガ有料版おまけ 夏休みの無計画 & Body of War
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コメント
国民は経験から学びますから消費税を福祉目的でアップしてもどうせ他に使われると思ってるから散財しないでしょうね。
健保の自己負担ひとつ見ても明白。老人医療費も年金もね。昭和50年代に比較しても負担は増え支給条件はドンドン落ちている。
投稿: | 2008.08.10 10:11
財政出動はいただけませんが、消費税の増税については賛成です。将来への安心感が消費を生むのであって、現在の消費抑制の構造は基本的に満ち足りていることと漠然とした将来不安ゆえだと思います。
財政出動については一度たがの外れた予算を元に戻すのはショック療法が必要で非常に難しいので反対です。実際ばらまきと公共事業以外に何をやると言うのでしょう。
まじめに社会政策をやって医療や介護に予算をつければなまじっかな消費増税など吹っ飛んでしまうぐらいの予算が必要です。
ちゃんと労働基準にのっとった勤務を医者にしてもらうだけで医者は増やさなくてはいけないは看護士もコメディカルも果ては病院自体の入れ物にも改装が必要になります。そしてそれを成り立たせるためには医療報酬を大きく増やさなければいけない。介護だって大元は政府の介護予算の問題なんですからちゃんと普通の生活が成り立つための介護報酬と言うことを考えればあっという間に予算は増える。
で、上記はいずれも内需の話ですから国内で回るお金ですし、必要なお金です。下手に財政出動するよりも消費増税を先にやって予算を確保して財政の裏づけを持った社会福祉政策をばんとやったほうが内需的にはいいと思うんですがね。
一方外需の話は企業減税は必要だと思いますよ。外からの投資は必要だし、政界に冠たる大企業が軸足をみんな海外に移してしまったら日本はおしまいでしょう。投資と貿易黒字がないといくら内需を喚起しても人口減勢のこれから縮小均衡だと思いますので。
投稿: 桂木 | 2008.08.10 10:35
私個人の考えですが、、、
消費税アップの前にもう少しやることがあるだろう、と。
現在の予算の使途ですが、無駄な道路工事や必要ない港湾造成や誰も通らない農道や一日3便しか飛ばない空港や・・・などと、税金の無駄遣いは未だになくならない。「財政出動を」という話もありますが、このような無駄な工事に費やされて終わりですよ。90年代に不況対策として財政出動した結果何が残ったかというと何も残っていません。単に地方の建設業者の延命治療をしただけ。日本の国力の向上にはほとんど役に立たず、借金を増やすだけだった。
また、各種補助金ばらまきも特殊法人経由で山のようになされており、本当に効果があるのかかなり怪しいものが多数ある。
これらは、各省庁の利権(天下り団体含む)と政治家利権としてどうにも動かない状況は変わっていない。
このような状況の中で「消費税あげます」なんて言っても、自分が浪費しておいて足りなくなったから金よこせ、という主婦(うちの奥さんです)みたいなもんで、誰も真剣に取り合ってくれませんよ。
あと、株の減税に自民党が熱心なのは、支持者&寄付者である資産家連中に受けるからですよ。
投稿: | 2008.08.10 10:43
>伸縮自在
そうだった。スーパーダッチワイフ(セクサロイド)は男性向けの市場だけじゃないんだ。
スーパーダッチハズバンドも市場価値が高いんだ。
伸縮自在じゃないとリアリティが不足するわけだ。なおかつ硬度が変化しないといけないわけか?
ある意味技術挑戦の度合いは男性向け製品よりも高いかもしれない。うーむ。
福山マサハルの見た目と、かとうタカのテクニックを併せ持った、スーパーダッチハズバンドが登場したら、それこそ我が国の特殊出生率は限りなく0に近づくかもしれない。
昔見た「恐怖の未来」は「ロボットと人類の戦争で人類が滅びる(たーみねーたーの世界だよ)」だったが、その戦争が「せっくす戦争」とは予想してなかったぜ・・・・・
投稿: 営業マネージャー(所長) | 2008.08.10 11:00
> あと、株の減税に自民党が熱心なのは、支持者&寄付者である資産家連中に受けるからですよ。
300万以下って総額ですよね?
それだったら、資産家連中にとっては大して有難くもないし受けもしないと思いますよ。
300万以下で一年以上保有とかいう条件なら資産運用してみようかなという小金を持ったサラリーマンとか自営業者とかリタイヤ組み向けでしょうね。
まぁ、そういう人たちだって資産家だ!というならそうなのかも知れませんけれど。
投稿: | 2008.08.10 11:11
>営業マネージャー(所長)さま
今回、「伸縮自在」はカーボンナノチューブ応用の回路で有って、ベースは軟質の樹脂で(^^;、こっちが触感を楽しむというより、ボディ表面に無数配置されたセンサーへの「入力」と、そのフィードバックを楽しむ事が出来るという事でしょう(^^;
女性向けの方がユーザー側が熱心なのでは?というのは、スーパードルフィーなど大きめのサイズ(ヒトの2才児くらい)につぎ込む資金では、彼女らの方がハンパ無え!という状況を見るに付け、激しく同意致します。
>偽ユーロ硬貨
どーやら鋳造ではなく、元の肖像を削り取り、彫り直したよーな感じですね(^^;
>財政出動+消費税増税
将来への不安というか、政府が信頼できない為の消費落ち込みと言うならば、通貨を2本立て、例えばa)短期に使い切れば、殆ど課税されないが段々価値が劣化する、持っていると損なお金、b)上記の規制の掛からない従来のお金と分け、a)とb)の比率は、法人も個人も受け取る際にはどちらか選べるとなれば、内部留保や貯蓄ですべて貯め込めず、ババ抜きのよーに最後に持っていたヒトが負けとなれば、流動性が促進されるのではないでしょうか?
地域通貨や電子マネーでの実験を経れば、問題点の洗い出しが出来ると思われるのですが、如何なもでしょうか?
投稿: yossi | 2008.08.10 11:44
>野口のはフェイントだと信じたい。
出るかでないかは別にして、補欠のエントリーがないようで、陸連の大チョンボです。
>五輪サッカー
きのう、遠藤がJリーグに出場していましたね。オーバーエイジを排除するような空気があるんでしょう。
>谷「ママで銅」
谷亮子に勝って全日本を制し、ドイツ国際で優勝した女の子がいましたが、やはりトヨタのご威光でしょうか。柔ちゃん自身を責めるつもりは毛頭ありませんが、今後のことも自分で決められない不自由さは如何ともしがたいですな。
投稿: kouda | 2008.08.10 11:49
北欧諸国を見れば、高税率で十分な福祉というモデルは崩壊していると思うけど。
逆に、最低の生活保護レベルしか出しません出ませんとすべき。
投稿: | 2008.08.10 12:19
>無駄遣い
医療福祉はやります、でも増税とはいえませんという連中の絶好の隠れ蓑が「もっと無駄遣いあるだろ、それを無くしてからでないと消費税の議論など門前払いだ」という主張。
でも、国民誰もが「自分に裨益しない予算は無駄」という意識があるから、無駄使い退治の議論は水掛け論のまま永遠に終わらない。セーフティネットだって防衛費だって一方的な視点から見れば、無駄遣いと言われてしまう。
だから離島のレーダーサイトのマージャンパイみたいに、財政再建とか医療財源確保とかにほとんど寄与しない微小の予算が槍玉に挙げられる。わかりやすいし、裨益者が限定されていますからね。最前線の隊員の士気とか慰労などは、効果が定量的に測定できないから無視と。
投稿: 治部少輔 | 2008.08.10 13:17
景気が回復しても給料を上げる気は企業にはもうなく(今後も「投資に回さないと国際競争が云々」というだけでしょうから)、国民も皆それを知っているので、収入アップが永遠に見込めない状態で消費税を上げれば単純に将来のために貯蓄できる額自体が減り、そうなればますます財布の紐は硬くなるのではないでしょうか?
社会福祉を受けない・受けられないギリギリの収入で生活する人が増え、内需は相変わらず冷え込んだままで。
国際競争やらグローバルスタンダードを錦の御旗にして
「もう労働者へは一円だって渡したくないでござる!絶対に渡したくないでござる!」
という企業の風潮自体をどうにかしてないと、今後も景気は良いらしいけど皆貧乏という状況は変わらないように思います。
、、なんだか江戸時代の農民みたいになってきたなぁ。
生かさず殺さずorz
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2008.08.10 13:37
グルジア軍の南オセチアへの全面攻撃。
これをアメリカ政府が知らなかったということがあるのでしょうか?
アメリカの軍人が顧問として130人くらいグルジアにいるとの報道があります。
グルジアの南オセチアへの進攻はアメリカ政府の黙認、もしかしたら協力のもとに行われたのかもしれないなと思うのです。
投稿: | 2008.08.10 13:42
↓顧問団は軍人だけではなく文民も含めて130人でした。
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20080810ddm003030132000c.html
ブッシュ米政権は、親米路線を取るグルジアのサーカシビリ政権に、対テロ訓練を目的として、軍・文民の顧問団約130人を派遣、軍事的な関係を緊密化させている。
投稿: | 2008.08.10 13:55
昨年中には通過してしかるべき事で、っくづくあべくんの無能には困りものです。これ以上先送りするんじゃねえし、景気や選挙は2~3年で山谷が来るんだから、黙々と消費税あげとインボイスの励行あるのみ。
投稿: pongchang | 2008.08.10 14:22
>サッカー
フォワード向きな点取り屋の才能を持ったある意味わがままな少年は監督コーチなどから、「生意気」「協調性がない」「他の選手にパスを回さない」等の理由で早々にレギュラーから排除されちまう(あの中村俊輔がそれが理由でユースに昇格出来なかった、逆にツブされかかったとのこと)。結果代表になるぐらいまでサッカーやっているのはそういった才能が最初から欠如しているヤツらばかりとなる。
修正するにはサッカーから教育的要素をを切り離さないと無理。
投稿: | 2008.08.10 15:09
>それは言うまでもなく福祉政策の充実です。医療政策の充実であり、老人保健や年金政策の充実です。
すでに失敗を繰り返しまくった政策をもう一度やると言われてもなあ…。
資産運用にかかわる税金をすべて無税にして、国民が自分で投資やら積み立てやらで自分の老後をささえられるだけの資産を作れるようにして欲しい。
これからの福祉政策は低負担低福祉ですよ。
投稿: ほるほる | 2008.08.10 15:28
>これからの福祉政策は低負担低福祉ですよ。
心情的にはそのほうがいいかなとは思うんですが・・・実際は無理でしょうね。
日本がずぶずぶに沈んだ後なら否応もなくそうなるとは思いますが。
働くことに「失敗」した人も働くことを「したくない」人も、また状況が働くことを許されない人も一定数いるわけで、その人たちを見捨てる事は現時点では許されないでしょう。
投稿: 桂木 | 2008.08.10 16:48
消費税増税論者=出羽守
投稿: | 2008.08.10 18:27
財政出動と消費税アップをセットで国民に提示:
故橋本内閣の時の経験ではNGになりそうですが・・・。
投稿: とおりすがりん | 2008.08.10 18:32
肥大化した官僚機構をスリム化しないと話が
始まらないと思うわけですが、賛同する政党が
一部の泡沫を除いて皆無という現状では何も
変わらず。
既得権益を守りたい連中のパラダイスですから。
自営業者が年々減ってるのは少子高齢化との関連が
強いですが、一方で国民の中に未来への希望とか
リスクテイクしようというアニマルスピリットが
失われつつあるのは、国民を従順な奴隷にしておきたいという権力サイドの教育が成功しすぎたという事情もあると思います。
十年後には日本は極東のアルゼンチンとか言われて、韓国の後塵を拝してるんじゃなかろうか。
子供には英語と数学と金融知識を叩き込んでおきましょう。
そうすりゃ子供だけでも海外脱出できる。
投稿: 夕暮れガンマン | 2008.08.10 18:49
消費税増税についてですが、どうも本文を見てみると、
モノに関わらず一律増税のように見えますが、
食品・日常用品は増税控除とし、主に贅沢品や
たばこに増税というのではダメですか?
日常品も一律となると、家計がシャレにならなくなる
家庭が続出しそうですが・・・
投稿: | 2008.08.10 19:22
野口みずきは左足肉離れだそうな
ttp://www.asahi.com/sports/update/0810/TKY200808100160.html
素人考えですが練習しすぎですかねぇ・・・
投稿: 憂鬱な道民 | 2008.08.10 20:41
消費税率の高い国=日常生活や生存、教育に係るものは免税か大幅な低税率
消費税出羽守は必ずここを徹底して誤魔化す。
但し、カナダは在来の消費税に加えてGST導入で一概に高税率となってしまった。このため大規模なリセッションを起こし、回復には10年規模の期間を要した。
投稿: | 2008.08.10 20:56
桂木 さま
>働くことに「失敗」した人も働くことを「したくない」人も、また状況が働くことを許されない人も一定数いるわけで、その人たちを見捨てる事は現時点では許されないでしょう。
低福祉低負担なら、そういった人々へ寄付なりを行う余裕を持つ人々も増えるでしょう。
高負担なら、誰もがその負担を背負うことだけで精一杯。負担を背負っていない人々は社会的に冷遇され政府の福祉政策の奴隷になるしかなくなります。
投稿: ほるほる | 2008.08.10 21:48
>消費税出羽守
意味わかんねーよ!
投稿: | 2008.08.10 22:13
>無駄な道路工事や必要ない港湾造成や誰も通らない農道や一日3便しか飛ばない空港や・・・などと、税金の無駄遣
>肥大化した官僚機構をスリム化
>「もう労働者へは一円だって渡したくないでござる!絶対に渡したくないでござる!」
そういう現実もなきしもあらず。ではあるが、
なのに地方の郵便局を統廃合したり、バス路線・ローカル鉄道を縮小することには反対意見が多いのは何故?
利益の上がらない企業は「イラネ」って次々に廃業してもらうえばいいのかなぁ。
投稿: nao_c/w | 2008.08.10 22:17
↑2つ上
「出羽守」でググって見
投稿: フロレスタン | 2008.08.10 22:36
ほるほる様
>低福祉低負担なら、そういった人々へ寄付なりを行う余裕を持つ人々も増えるでしょう。
寄付は当てになりません、予定が立たないし、寄付する人の司会でしか有効でないし、総額で金持ちの寄付にかないません。
残念ながら昔の村落共同体のようにある意味ドライな互助システムが必要でしょう。
>負担を背負っていない人々は社会的に冷遇され政府の福祉政策の奴隷になるしかなくなります。
そのとおりです。国から選択権を奪われると言う意味では「奴隷」といっていいかもしれませんが、生きてゆけますし、矜持を持たなければ楽でもあります。そして社会福祉政策とはある一定数のそうした状態の人を容認することでもあります。
ほんとに余裕がなくなったら人のことを気にしていられる人なんてごくわずかでしょう。
投稿: 桂木 | 2008.08.10 22:44
働くだけで精一杯で、リスクをとったり、
自分に投資するどころか、たまの贅沢も出来
ないって層に一番きついのが消費税じゃない。
つまり、勝ち組はどんどん伸びてちょうだい、
負け組は年貢を納めて水を飲むだけの一生を
送って下さいと言うことですね?
わかります!
投稿: nanasi | 2008.08.10 22:45
>「出羽守」でググって見
出羽守→柳沢吉保、坂崎出羽守などなど。
一般的には田中康夫のように「フランスでは、スウェーデンでは、ドイツでは」と二言目には西欧諸国の例を出す人物を揶揄して出羽守というのかと思っていました。
違うのなら是非ご教授下さい。特に、「消費税出羽守」について説明を求めます。
投稿: | 2008.08.10 22:48
↑
私は消費税出羽守コメントの当事者ではないけれど、
消費税でも、仰せのように諸外国の例をすぐに出すのが多いので、同様の意味で使ったものと思われます。まあご本人の説明を待ちましょう。
投稿: フロレスタン | 2008.08.10 23:16
>消費税増税論者=出羽守
って投稿 | 2008.08.10 18:27
が書いているのですから
その解釈でいいでしょうに。
その流れでの消費税出羽守でしょ。
普通に流れ読めばわかること。
投稿: | 2008.08.10 23:26
>nao_c/wさん
ローカル線とかはなくなったら生活に直撃してより出費が多くなるわけで、今現在裕福じゃない人は反対するんじゃないですかね?
そしてそういう場所に住んでいてローカル線なくなったら困る人たちは、そういう人たちという事でしょう。
>桂木さん
>残念ながら昔の村落共同体のようにある意味ドライな互助システムが必要でしょう。
そういうのはもう絶対に復活しないと思いますよ。
システムで強制しても駄目でしょう。
だって日本はそういう助け合いの精神を個人主義を導入する時に古くて悪い価値観として捨ててしまったのですから。
昔はお互い様だから切羽詰る前に出来るだけ助け合おうという文化でしたが今は
>ほんとに余裕がなくなったら人のことを気にしていられる人なんてごくわずかでしょう。
ですし。
あと
>生きてゆけますし、矜持を持たなければ楽でもあります
は全く同意できません。
物理的に制限を受ける人々を国家が容認する事と精神的自由に制限を受ける人々を国家が容認する事は意味が違います。
後者を容認するというのは「貧乏人でも精神的希望や人間性が持てる社会を構築する」事を放棄する行為であり、少なくとも先進国家で行う事ではないでしょう。
18世紀の封建制の国とかなら別ですが、今は21世紀ですから。
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2008.08.10 23:27
>仰せのように諸外国の例をすぐに出すのが多いので
実は、私も良く分からなくてググッた口です(~_~;)。そういう意味なんだろうけれど、でもじゃあ日本なりのやり方ってどういうの? という所をお聞きしたいですよね。
>一番きついのが消費税じゃない
逆進性が最大のネックになることは明かで、だからこそ、それやる時には低所得者層への福祉の増大が一応担保されるんですよね。
投稿: 大石 | 2008.08.10 23:30
桂木さま
>寄付は当てになりません、予定が立たないし、寄付する人の司会でしか有効でないし、
こういった欠点をカバーするに、多くの地域では互助的な組織や精神が復活すると思います。その方が、安定した生活を送るには有利だと多くの人々が考えるでしょうから。
現代人から互助が失われたのは、それを政府が福祉という形で提供するようになったからです。政府からの供給がとぎれれば自前でそれに替わるモノを作ると思います。
>総額で金持ちの寄付にかないません。
それは金持ちが金を提供することで、地域の人々から多大な名誉や礼賛を受け取ることができるということです。
金持ちに新たな金の使い道を示せるわけです。
投稿: ほるほる | 2008.08.11 01:09
福祉福祉というと、高齢者ばかりが対象なんです
よね。
若者や、単身者は国に何も期待してませんよ。
どちらかというと、国が義理人情で抱えた重荷を
背負わせたり、何かと手足を縛ってくる存在です。
これ以上余計なことをしてくれるな、あんたらの
無能はもう良く分かってるから、俺たち自身に
全部やらしてくれと。
この辺が変わらなければ、担保と言っても信頼は
出来ません。
投稿: nanasi | 2008.08.11 01:22
FX、F15改で確定らしいです。
1200億円で80機。
投稿: 朝のnhkニュースより | 2008.08.11 06:11
>FX、F15改で確定らしいです。
NHKのWebサイトを見たところ、これは新規取得ではなく、在来機種の能力向上ということでしょう。
ただ、F4EJ改の減耗分を、現状のF15の能力向上だけでカバーできるのかはわかりませんが…
投稿: feri | 2008.08.11 07:58
偏頭痛持ち技術者様
>そういうのはもう絶対に復活しないと思いますよ。
そう思うからこそ「残念ながら」とつけたんですが。うまく伝わらなかったようですね。また、互助システムは内向きですから外に出ようとするときは足かせになりますので解放的な社会では維持するのは困難なようです。
>後者を容認するというのは「貧乏人でも精神的希望や人間性が持てる社会を構築する」事を放棄する行為であり、少なくとも先進国家で行う事ではないでしょう。
社会システムとして許容しなければいけないという意味であって別に国家が奴隷化しろといっているわけではないのですが。いくら引っ張り上げようとしても一定数の安住してしまう人たちはいるし、おせっかいとなる場合もあるということです。
どうも偏頭痛持ち技術者様はROMしている限りにおいてはかなり理想主義的な方のようですね。悪いことではありませんが。
投稿: 桂木 | 2008.08.11 08:38
ほるほる様
>現代人から互助が失われたのは、それを政府が福祉という形で提供するようになったからです。政府からの供給がとぎれれば自前でそれに替わるモノを作ると思います。
部分的に復活するケースもあるかとは思いますが、その場合は切り捨てられる部分が多すぎるということが問題なんだと思います。開かれた社会は変動も大きくなりますので、互助システムでは悪化した場合のキャパシティが足りなくなるはずです。政府が関与せざるをえなくなったのは治安や統治の意味合いもありますが、どこかから供給する必要があるからです。
>金持ちに新たな金の使い道を示せるわけです。
そうです。金持ちはそのように捉えて寄付してもらえばよいのです。財団など自立するシステムはそれなりに有益です。ただ、貧乏人の寄付は当てにならないのでシステムとして成り立たないと言うだけです。
投稿: 桂木 | 2008.08.11 08:50
何かうまく伝わってないなぁ。
>桂木さん
自分はまぁ理想主義的なところはありますが、政治や行政ってのは「理想と現実を最大限良い条件で折衝させる仕事」です。
だので政治や行政を仕事にする人々が「現実がこうだから仕方ねーべ、うへへ」では話にならんのです。
それでは現実に引きずられすぎてもっと良い結果を出せる可能性を失う事になりますし、それが今の日本の姿のはずなので。
許容しなければならないとゼロにする努力を怠っていいはイコールではありません。
それをイコールだと思うのはただの怠慢です。
現実主義は怠けると怠慢に繋がるのを忘れてはいけません。
あと「残念ながら」の件は分かった上での意見ですよ。
だから「絶対に」と返したわけで。
社会的価値観として「他人助けるの馬鹿クセえ」と間違った個人主義を蔓延させてしまった状態でシステムだけを強制した所で正常に動作するとは自分には思えません。
だからこそ「日本に合った価値観の再構成」と「社会システムの変更」は同時に行われるべきだというのが自分の意見です。
精神性だけを優先させるのは理想主義ですが、論理性だけを優先させるのは机上の空論だと自分は感じます。
投稿: 偏頭痛持ち技術者 | 2008.08.11 14:44
消費税は、福祉に使うと言って導入され、実際には所得税や相続税の最高税率低減に用いられた。
福祉を充実したいなら、逆に累進課税の強化(というか元に戻すだけで言い)すればいい。
福祉のための財源が消費税しかないなんて、思うのは大石先生マスコミにだまされてますぜ。
投稿: | 2008.08.11 16:31
中古のF-16でも買って部隊維持しないとまずいんじゃね→F-X
投稿: 酒好き | 2008.08.11 17:05
>酒好きさま
そこでグリペンをリース契約ですよ!(マテ)
というか、F-35の配備が間に合いそうにない国がぼちぼち始めてますね>グリペンのリース契約
本当にF-35は完成するんでしょうか…
投稿: PIAT | 2008.08.11 20:47
>FX、F15改で確定らしいです。
1200億円で80機。
これの改修対象は非MSIP機なんでしょうか?MSIP機に改修を施して、その器材を非MSIP機に流用するのでは?という予想も一部で見掛けましたが、非MSIP機の延命をどれだけ図るのかが、今後F-Xの調達機数(F-4EJ改+F-15J非MSIP?)にも関わってくると思われるので、気になるところです。
>そこでグリペンをリース契約ですよ!
欧州機を導入出来るなら、タイフーンにしといたほーが無難な様な、ノースロップのF-5シリーズとかこの手の軽戦は日本人の琴線に触れるのか?度々F-X候補機に挙げられますが、同じF404装備機ならまだライノのF型のほーが、F-4EJ改後継機に向いてるかな?と思います。
F-14を退役させた米海軍では、全天候攻撃能力やCAPに於いても、後席のWSOの貢献に余程信を置いているのか?それとも単にパイロットに割り当てる機体不足に悩んでいるのか?ライノのF型の配備比率が多い様に感じられます。
巷の新鋭機は、マルチロールファイター?当たり前じゃん!みたいな謳い文句ですが、ワークロードを考えると、まだまだ複座機の出番は充分有ると思うのですが・・・・・・
投稿: yossi | 2008.08.11 21:31
>偏頭痛持ち技術者
ああ、わかっておられるわけですね。その上でなお仰っておられると。実務的な面で「妥協」が必要なのは理解されているんでしょう?
すべてを救い上げるなんて事は非常に難しいんですよね。リソースをどこまで投入すればいいのか、優先順位はどうするのか、財源の確保とかける人手、さらには救い上げられるべき当人の「意識」・・・どこかで線引きをするということがいけないんでしょうか。
私にはあなたの言っていることこそ机上の空論にしか見えないんですが。仰っておられる事はあくまで精神論的なことですよね。私は携わる人にすべて人格者を求めるのではなくシステムは普通の人多少問題のある人でも一応の結果を出せるべきであって、そういうときに割り切りは必要ですよと言ってるんですが。
別にさらに上を目指さなくてもいいといっているわけではなくて、何かを動かすならどこかで線切りをしないと動けないといってるだけなんです。
投稿: 桂木 | 2008.08.12 08:39
>yossiさま
>そこでグリペンのリース契約ですよ!
すみません、言ってみただけでした(^_^;
>欧州機を導入出来るなら、タイフーンにしといたほーが無難な様な
同意です。むしろラプターより、EF-2000Jの方に(ヲタ的には)期待してたり
F-4EJの後継にMSIP済みのF-15Jを充てる、という話はよく聞きますが、今現在までのMSIP済みF-15の数は20機強らしいので、現在空自が保有するF-15の数が120機なのを考えると、80機というのは、現用機のアップグレードとしては普通に妥当な数字に思えますが、どうなんでしょう? あとそれならそれで、F-15FXを新しく導入する方がいいと思うんですが…。
なんか先代機にお株を奪われっ放しの機体になりそうですけど(それは鉄人28号FXです)。
投稿: PIAT | 2008.08.12 20:01
>PIATさま
>今現在までのMSIP済みF-15の数は20機強らしいので
現有の203機は非MSIPが101機、MSIPは102機、20機強というのは、今回の報道以前に中期防で予算化済みのF-15改の事と思われます。
問題は、予算の総枠の中でいかに有効に既存機の能力向上を図って、航空優勢を維持するか?という事に加えて、現状の9個FI、3個FS飛行隊と配備される戦闘機の機数、その枠をどーやって死守するか?その為に何を買うべきか?という事も無視出来ないという事だと思われます(一応、21SQ(F-2B)・23SQ(F-15DJ)という隠れファイタースコードロンは存在する訳ですが……)。
投稿: yossi | 2008.08.13 00:32
>yossiさま
遅れましたが、大変失礼しました(^^;;
日本のF-15の現有機数について、大きな勘違いをしていたようです(保有機数を半減させてどうするオレ(~_~;)
つまり、今回の予算でこの80機の改造が済んでも、やっと半分の機体のMSIP化が完了しただけという話で、よく話題に出てくるF-X選定の他に、現用機のアップグレードの遅れという大きな問題を抱えている、ということですね?
投稿: PIAT(汗かきまくり) | 2008.08.13 22:42
>PIATさま
従来のJ-MSIPは米空軍で言う所ののMSIPとは若干異なり(AIM-120などのBVRで打ちっ放しが可能な中距離AAMが運用できない)、今回のF-15J改はその辺の改良を含み・・・・・・、と自分で書いてても混乱しそうな上、空自の機体は、輸入・ラ国・ノックダウンと元々バラバラな上に、各種の改良が入り乱れ、1機毎に仕様が違うなんて云われる位ですから、仕方が無いのかも知れませんね
参考として、keenedgeさまのHPより
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/f15.html
取り敢えずは粛々とF-15改の充実を図りつつ、ラプターの禁輸明け待ちといった構えでしょうが、うかうかしてると非MSIP/J-MSIP機に対する後継機の手当も必要な時期になりそうなのが気に掛かる所です
投稿: yossi | 2008.08.14 00:57