愚昧なエコノミスト
今日は全国的に新刊「北方領土奪還作戦5」の発売日なのですが、未だにアマゾンコムには書誌データが載っていないんですよね。果たしてどうなっているのか……。
しかし、桜田門外の変といい、坂下門外の変といい、水戸藩浪士は良い仕事をしてくれましたねぇ。本当に有り難うございました(^O^)/ いや、やらせたのは長州でしょう? あたしら無関係ですからぁ。
やっぱりこう、世界の革命史の鉄板パターンですよね。腹黒い奴らが自分らは土俵に上がらず、純粋真っ直ぐ君を煽って鉄砲玉に使うというのは。
※ もう内需には頼れない
という論文が、先週の水曜辺りだったかな、三菱UFJ証券チーフ・エコノミストの水野和夫氏の文によって朝日に掲載されました。スキャンした画像をブログに貼り付けましたので、ぜひ読んで下さい。ちなみに先週の朝日は、駒澤大準教授の飯田泰之氏の「デフレ対策が若者を救う」とか、リチャード・クー氏のバランスシート不況論に関する「財政再建は企業の投資意欲戻ってから」等、興味深い経済コラムが掲載された週でした。
それで、水野氏の論考というのが、非常に刺激的で、要するに、金は外へ出て行くから、内需に期待しても無駄だ、内需依存ビジネスはもう駄目なんだ、今後は、グローバル化と自分をいかに結びつけるかを考えよ。という主張で、大都市圏では、グローバル経済に適した仕組みを考えられる、中小企業や非製造業が多い地域は、海外の顧客と直接繋がって外需を獲得する手段を考えよ、世界で利益を上げる仕組みを作って行かなければならない、と仰る。
私がこれを読んで疑問に思ったのは、内需依存は駄目だというのであれば、日本に限らず、世界経済は、ここ10年、アメリカ国内の内需に頼ってきたんです。外需と繋がれということは、結局は、アメリカの過剰消費に依存しろということですよ。それは世界の生産センターたるインドにせよ中国にせよ、同じなんですね。実は世界中がアメリカの過剰消費にぶら下がっていた。
そんな世界経済の環境下で、これまでと同様に外需依存を続けろ。世界に逃げる金を追えというのは、全くナンセンスだと思う。その世界を駆けめぐる金だって、アメリカの内需が萎んだ途端行き場を失ったのだから。
他方、日本には、世界と全く違う経済構造があります。第1に、未だに生産センターとしての製造業をしっかりと確保している。これはアメリカには無い要素です。イギリスにも無い。第2に、閉鎖系で消費経済を回せるだけの人口規模を持っていること。これはヨーロッパでも限られるほどですよね。億の人口を持つのは。
第3に、未だに日本経済の主役は消費であること。今のGDP等に占める消費依存、外需依存の比率がどうなっているのか具体的な数字を今持ち合わせていないけれど、たぶんまだ5割前後はあるでしょう。消費者がいる以上、そこに消費経済は存在するし、消費経済をまず回すことが出来なければ、いくら外需だ金融だと言っても、その経済波及効果は知れている。日本の景気後退がこのレベルに留まっているのは、まだしも内需がそこそこ堅調だったからですよ。
もちろん少子高齢化は日本経済の足を今後とも引っ張り続けるでしょう。
しかし、ワーキングプアの問題ひとつ取っても、日本人の核家族化が進んで、部屋を借りようにも保証人がいないわけですよ。もう10年くらい前かな、オリックスだったと思うけれど、保証人の肩代わりサービスみたいなことを始めましたが、まだ普及するに至っていない。そういう所で、政府が率先して、不動産賃貸の枠組みを変えなきゃならない。
いかに低廉な住居を若者に敷居を低くして借り与えるかということで、日本ほど公的援助の無い先進国は珍しい。もちろん、住宅ローンの問題に関しても、私は20年書いてきたけれど、一向に政府も業界もアイディアを出さない。サブ・プライムローンを笑う前に、それをやってこの10年世界景気を引っ張ったアメリカを誉めるべきでしょう。アメリカの過剰消費に依存して景気回復を計ろうとした日本に、その失敗を笑う資格などない。
ことここに至って、内需は期待できないから、外需と直結せよ、などと主張するエコノミストには、最近の世界経済の失敗からいったい貴方は何を学んだのだ? と問いたい。
↓その他の話題はメルマガにて
※ 最大で最後の豪華祭典 ロンドン五輪は
http://www2.asahi.com/olympic2008/news/TKY200808240164.html
※ 富士総合火力演習を2万人が見学 大雨の中、最大規模の実弾訓練
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080824/plc0808241607001-n1.htm
※ ワンジル、仙台仕込みの「我慢」でV 日本語でメール、後輩の実家に仕送りも
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080824/oth0808241206010-n1.htm
※ 【科学】「きぼう」正念場 最初の宇宙実験スタート
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080825/acd0808250840011-n1.htm
※ GDPで10位以内復帰へ、経済版「福田ビジョン」来春策定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080823-00000050-yom-pol
※ 海外旅行満足感は…1位インドネシア、中国が最下位
http://www.asahi.com/business/update/0823/SEB200808230018.html
※ メルマガ有料版おまけ S.A.S.
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コメント
日本のGDPに占める純輸出(総輸出額-総輸入額)は5%あるかないか。大雑把にいって内需が60%、設備投資20%、公共投資10%というところ。
投稿: | 2008.08.25 10:31
>もう内需には頼れない
新しくない様な。
改めて、国内に資源はありません。また加工貿易で儲けましょうと言っているだけでは?
今回はサービス業も含まれるのかな?
金は外へ出て行くといっても限界はある。工場の空洞化も言われたが、飽和して逆流する。
私にはわからないが、なるべき早い段階で逆転するような対策を取れば良いのでは?
投稿: | 2008.08.25 11:12
賃貸の枠組みを変えようという考えは賛成です。
家族を作ろうとする若い世帯が都市部に住めば、通勤時間も短縮され、
家族と過ごす時間も増やせます。 政府の労政関連では、ワーキンバランスだの出産後の就業支援について、中小企業に呼びかけていますが、どんな制度や補助金よりも、勤務場所近辺に住宅があり託児所も借りられれば問題のほとんどは片付くのですね。
しかし、縦割り行政で、労政、住宅、福祉の各部門は連携しないから、都市部の公営住宅は、就業していないお年寄りが多くなってしまう。
私の会社では、会社が賃貸契約も結ぶし、本人の家賃の一部負担をさせる方が、補助同額の住宅手当を上げるよりも税金面では有利なのですね。
都市部の老人も、賃貸に回せば固定資産を優遇するとか、リバースモーゲージ的な追加福祉を行うことも可能なのだと思います。
(地方の環境の良い公営ホームに優先入居等)
不動産資産はあるが金の無い老人と、都市部に住みたいが高くて住めない若い世帯を相補できる仕組みが、政治で出来るとすばらしいのだと思います。
投稿: 外資社員 | 2008.08.25 11:53
>メルマガ有料版おまけ
「S.A.S 英国特殊部隊」(原題”ULITIMATE FORCE”)始まりましたか!
吹き替え版だと1stシーズンはパイロット版だけ最初にDVDリリース、WOWWでも未放映のエピソードが有ったんですよね(DVD-BOXに収録、現在ネットで配信中の所では放映されているようです)。
アドヴァイザーにかのクリス・ライアン(ブラヴォー・ツー・ゼロの生還者の一人)が名を連ねており、B中隊の’80~’90年代頃のエピソードが元ネタかな?と思わせる話も有りますね。
個人的には、1stだとセレクション(選抜訓練)を巡るエピソード、又2ndシーズンの前後編のエピソードは、往年のCI5を彷彿とさせてオススメです(^^;
投稿: yossi | 2008.08.25 12:29
>海外旅行満足感は
カナダとフィリピンが差し引きプラスというのが肝で、えぇ、フィリピンは61%が期待していた63%が行ってよかったというレベルですが。カナダは華僑の存在感が圧倒的ですが、まぁ田舎ほど綺麗ですよ。
>内需
施工可能量(高層クレーンオペレーターや腕のある溶接工の数)と経済浮揚力のある発注量の間にジレンマがある以上、景気は悪くない。過熱しないで軟着陸しただけです。だれでも出来る棒振りやホワイトカラーではなく、資格のある仕事を嫌がらずに勉強して取得してからでないと、発注しても手抜き工事とか経済浮揚力をそぐ結果しか得られません。判ったかね10代(の読者がいないと大石先生も長生きできない)の君。
投稿: pongchang | 2008.08.25 12:30
「北方領土奪還作戦5」、本日佐世保市内のTUTAYAに出ておりました。早速ゲットしました。日本の経済学者ということ何ぞ当てになりません。正業に勤しむだけです。
投稿: 牛島 | 2008.08.25 12:35
あああっさり正解が出てた
「日本 GDP 内需 比率」でぐぐるだけで結構正しい情報にあたれますよ
投稿: | 2008.08.25 12:40
>マラソン
ワンジル選手の所属していた会社には、丁度箱根駅伝で「山の神」とまで呼ばれた選手も所属しているんだけど、例えば彼は結局大学時代の4年なりを箱根駅伝のために費やしてしまったわけですが、21歳のワンジル選手は高校出てからすぐ実業団に入って、しかも駅伝偏重の実業団では限界があると感じて一方的ですが退社届を送りつけたようですね。日本人だとこういう行動はできない。出場断念を含め散々な成績だった男子マラソン日本代表も全員箱根駅伝出身者の30代で、本番でまだ伸びしろがあるとは思えない選手だった。
昔から散々耳タコで言われてますが、男子マラソンにとって、全くのガラパゴスである箱根を含む駅伝競走に貴重な4年間なりを費やしている限りは、マラソンで入賞までいくことさえ難しくなるでしょう。陸連も実業団も学校もその辺のところを華麗にスルーしているようですが。
ところで、ワンジル選手、まだ所属は退社したとは認めていないとの事で、ある意味偉大なるトヨタ様に楯突いた彼の今後の競走生活がどうなるか非常に興味があります。
>海外旅行
30年前の韓国は行ったことはありませんが、それでも日本式の教育を受けた人が当時はまだまだ現役で残っていて、日本人と分かると日本語で話しかけてきて、当時の事を懐かしく話す韓国人も少なからずいたなんて事もなんかの本で読んだ記憶があります
投稿: 剣 | 2008.08.25 12:56
メルマガの方の話ですが
>あれはこの日は何処から飛んでくるんだろう。
>御殿場とかで待機?
明野の航空学校教育支援飛行隊の分遣隊が富士駐屯地内に
あったかと。
ただ、ヘリ自体は明野の所属のようなので、明野から
必要な時だけ飛んでくるみたいですが・・・。
投稿: いすあらし | 2008.08.25 13:58
30年前の韓国ですか?
30年前の韓国は軍事政権下で反日とかあまりありませんでしたよ。国是がとにかく反共優先でしたから。ソウルは、いたるところに軍人が立ち空港も写真撮影禁止。観光化もされておず、道路なども貧弱。夜のお楽しみもソウルでは夜間外出禁止令で不可。空港も街も独特の臭いがする特殊な街でした。さすがにホテル内はそれなりに快適でしたが、たまに街に学生デモの火炎瓶の火柱が立ってましたな。挙句が朴大統領暗殺に続く一連の混乱で観光なんか無い国でしたよ。
韓国が観光化され一般人が日本人観光客に感情を示したりとかいうのは韓国が国連加盟しオリンピックを開催した80年代中盤以降でしょう。大石先生は30年と20年を間違えた?
投稿: | 2008.08.25 14:12
トヨタ自動車九州に入り、バルセロナ五輪銀メダルの森下広一監督と出会う。力は伸びた。
だが、駅伝が大きな比重を占める企業の陸上部では限界がある。「サム」と呼び、かわいがってくれた監督との決別を決めた。6月、弁護士を通じ退社届を内容証明郵便で送り、練習のためケニアへ。監督は「おれは銀だった。サムには金を取ってもらいたい」と言って送り出した。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji_sports/sports/jiji-sp-080824F470.html?fr=rk
>駅伝が大きな比重を占める企業の陸上部では限界がある
といいながら、現実に企業陸上部の練習で金メダルを取ってしまった。矛盾してる。
ケニアでマラソンのメダリストというとワキウリを思い出しますが、彼を指導していたのは中村清(早大、ヱスビー食品監督)で、企業陸上部に限界があるなんて言ったかな。
「弁護士を通じて退社届」というのが異常で、金銭に拘わる契約上の問題があったと想像します。誰かに入れ知恵されたんだろ。
投稿: TOソープランド | 2008.08.25 14:21
今年は判りませんが、以前でしたら総火演の時のヘリは、同じ東富士演習場内にヘリスポットを設け、ヘリも隊員さんも野営しています。
長期、ヘリ部隊が野営できるのは陸自のお家芸かと・・・
意外と会場に近いところから飛んでくるもので、エンジン始動の音も会場から聞くことが出来ました。
ただOH-6とコブラは米軍と共同のキャンプ富士に、降りているのを見たことがあります。
投稿: プレーリードック | 2008.08.25 15:03
日本の輸入依存度(輸入額とGDPの比率)は10%前後と先進国ではアメリカに次ぐ低さ。
輸出依存度も10%前後なんで、イメージとは逆に内需比率の高い経済構造との事。
ソースは書籍「ダメな議論」。
投稿: | 2008.08.25 15:38
>新刊
今回はセブンアンドワイが早かったですよ。
いつもだとここで告知されてから1日か2日かかっていたんですが、土曜日にはすでに「当日~2日で発送」で載っていました。
もちろん速攻注文で、近日中にはセブンイレブン受け取りです。
ブツは7巻完了まで封印予定。
頑張ってくださいね。
投稿: ヒグマ | 2008.08.25 15:49
トヨタは下手に揉めずにワンジルの要望を丸呑みし、
陸上部付属マラソン部(部員はワンジルのみ)を作り、
来年のベルリンで世界記録でも狙わせたほうがいいんじゃないか?したたかにお互い利用しあえばいい。
投稿: 松次郎 | 2008.08.25 16:05
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Japanmilitarism/kaiken_kyokiho4.htm
GDPに含まれない海外現地生産が多いので、それを合わせて計算すると、GDP+現地生産分 の30%が海外向けだそうです。
海外現地法人は、給料を現地の人に払ってるので、日本の国民が潤うかどうかには関係ない、ってことかもしれませんが、さりとて、GDPの30%ぐらいの大きさを持つ海外現地生産がダメになった場合に日本企業および日本が全く安泰とも思えません。
投稿: | 2008.08.25 16:28
>内需は期待できないから、外需と直結せよ、
>などと主張するエコノミストには、
>最近の世界経済の失敗からいったい貴方は
>何を学んだのだ?
第二次福田内閣に噛めない恨み言を宣っていた竹中先生じゃないけど、経済混乱に乗じてもう一稼ぎしたい売国学者さんじゃないですか?
既に指摘がありますけど、外需に依存する部分は殆どが既に海外に出きっていて、今国内に残ってるのはごく一部残った大金持ちで、彼らを放置していてこれ以上国内にお金落とすかといえば違うような
結局、彼らに課せられる税金を後どのくらい増やせるかという程度ではないかと思いますけど。
そもそも国内の需要を無視して産業を海外輸出に特化させると言うのは旧植民地の国ではよくある事ですけど、日本がそれに参加していいのかと…外需が八割とか九割になったのはいいけど、国民の七割八割がホームレスや貧民窟でその日暮らしとなってはシャレにならないですものね。
どちらにしても、この論文は空疎ですよね。
投稿: 業界インサイダー | 2008.08.25 18:17
>朝日新聞、リチャード・クー氏
カエルの面に小便という言葉があるが、あらゆる経済学者から小便や大便をかけられても、同じようなバラマキ政策を主張するリチャード・クー氏の脳は、両生類以下なのだろうか。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/d6851a59d45ba3a4ef801bece3f5233d
池田信夫ブログをチェックしていない人は一読すべし。
池田さんが、いしいひさいちの「地底人と最底人」をご存じとは驚き申した。(w
投稿: | 2008.08.25 21:27
>日本人の核家族化が進んで、部屋を借りようにも保証人がいないわけですよ。
核家族が不利になるようにしましょう。
二世代同居や三世代同居が可能な広い公営住宅の建設や賃貸を優遇すればいいのです。
いっそのこと、都市計画として8LDK以下の狭い家やマンションの建築を禁止したり、重税をかけてもいいかもしれない。
広い家ばかりになれば、ルームシェアリングも楽にできますし、子育てにも余裕ができます。
投稿: ほるほる | 2008.08.25 23:03
池田信夫ブログってサラ金や派遣労働規制を反対しているこことは真逆の思想のブログではないですか。
投稿: | 2008.08.25 23:09
>ほるほるさん
正直目を疑ったわけだけども、基本的に貴方の経済政策に対するスタンスって「レッセ・フェール」じゃなかったんですか? まさか貴方からそんな「お役所による規制」的発言が出るとは思わなかった。
マンション関連でいくと、一般的世帯構成と投資案件として関わるプレイヤーの望みとうまい具合にミックスされて現状のマーケットになっていると考えるわけですが。それを二世帯・三世帯に対してインセンティブを与えるような政策なんぞとろうものなら、折角市場が作り出した状況を徒に歪めてしまうんじゃないでしょうか。
私自身はレッセ・フェールと規制の都合のいい所を抜き出そうとする「ひきょーもん」ですから、都市計画という観点では場合によってはアリではないかとも考えるわけですが、それ以前にやるべき課題はあると考えます。
例えば、無闇矢鱈に拡大するグレーター・トウキョウをどうするかという稀有壮大にして相当長いスパンで検討すべきものから、地方の限界集落をどうやって集約してコンパクトシティ(これってコルホーズみたいでアレだけど)に仕立てていくのかってことなどですね。後者はかなりの日本人にとって「明日は我が身」(東・横・名・阪の住人と称しても実際は新興住宅地住まいなんて人が相当の割合を占めます)の課題だけに、とっとと真剣にリソースをブチこむべきです。
投稿: スコップダンディ | 2008.08.26 00:25
新刊、購入しました。
昨今色々と忙しいので、読むのは少し先になりそうです。にしても、時事的にタイムリーなシリーズになりましたね(笑
>最大で最後の豪華祭典~
裏で起こった用意周到な火事場泥棒に、話題を持ってかれちゃってましたからねぇ。
投稿: 名無し二等空士 | 2008.08.26 02:42
>>池田信夫先生BLOG
>地底人の話なんか真に受ける政治家は最底人だということだ。
麻生は「地底人以下」というのと90年代の財政出動が無駄だったという結論には賛同しますけど、間の論旨が出鱈目ですね。
90年代は財政出動の方向を間違えていて、しかもバブル崩壊後の状況を専ら企業努力で乗り越える事を要求してリストラや価格競争やその基盤にあった市場原理至上主義に政府がなんら歯止めをかけないで、
大蔵官僚と一部金融機関が官民の資産を私物化して外資や金持ちに安売りし続けた事で破綻に歯止めが効かなくなって今の破滅的な経済状況を誘発してるんですけどね。
その辺りの解釈は無視するにしても、いしいひさいちを誤読してるのが許せないですね。
何の成果も上げられない地底人もバカだけどその地底人を罵倒するだけで勝った勝ったと悦に入ってる最低人を置くというのは内ゲバ盛んだった時代背景の風刺なんですけど、「わかっていない」なんですね。
漫画も経済も。
どういう経緯でNHK技研を辞めたのか知りませんけど、技術バカが下手に他に手を出すべきではない好例を見てしまった
投稿: 業界インサイダー | 2008.08.26 02:52
>>池田信夫先生BLOG
金利が20%ねえ。日銀が上げない限り上がらないって。池田って人はバブルのときの5%もこの間までのゼロ金利も、現在の超低金利も現実にこの日本であった(今もある)ことを全く無視して何を言ってるんだ?
投稿: | 2008.08.26 09:33
>投稿 業界インサイダー | 2008.08.26 02:52
>投稿 | 2008.08.26 09:33
池田さんのブログに投稿したらどうですか。
あなた方のスンバラシイご意見が直接伝わりますよ。
投稿: | 2008.08.26 10:22
>池田信夫ブログってサラ金や派遣労働規制を反対している
アメリカやヨーロッパにも規制があるという話にはスルーだったね。
貧困ビジネスは素晴らしいって人だよな。
投稿: | 2008.08.26 10:40
スコップダンディ さま
適切なルール設定で社会の価値が増えることが明確ならOKです。住宅は大きい方が資産価値も耐久性も大きくなるわけですし。
二世代、三世代同居が有利というルールを作れば、子供を産み育てることに「自分の老後の面倒をみさせるため」という明確なメリットが現れます。
「まともな老後をおくりたければ、まともな家庭を作れ」というわけです。
家庭を優遇することで、老人福祉や子供の教育など、大きな政府の責任にされてしまっていたことを、再び家庭の責任へと回帰させるようにすれば、政府の仕事をどんどん減らすことができます。
社会の再生産に役立つのは唯一、家庭だけです。
政府の福祉にぶらさがる個人はどんどん切り捨てていきましょう。
投稿: ほるほる | 2008.08.27 00:43
二世代、三世代同居が素晴らしいというイメージ作りから始めないと。
そんなドラマや映画をどんどん作れ。
投稿: | 2008.08.27 02:08