スード・イベント
私がコラムニストとして尊敬している3人の人物がいまして、一人は、言わずと知れた小田嶋さん。もう一人は、時々ここを読んでいるみたいなので言わない。あんまり褒めるとつけあがるタイプのようだから(^_^;)。
もう一人、以前はどうかなと思っていた人なのですが、週アスで書いてる神足裕司さん。直接お話したことはありませんが、昔とある文壇バーで、カウンターに突っ伏して寝てるのを何度も目撃しました。私が興味を持ちそうにもないテーマが多いのですが、時々、ハッとする文章が出てくる。
たとえば現在発売号だと、「80年代は酒に消えたのだ…‥」というテーマで、ぶっちゃけこれはご自分の酒豪自慢、キャンパスライフ自慢に過ぎないのですが、最後に、「80年代に失われたのは酒だけ無く、集団の絆だ」と出てくる。全体としてくだらない自慢話なんだけど、そこにペーソスがあり、蘊蓄がある。
先週のコラムのテーマが「スード・イベント」、偽の事件をでって上げて新聞やワイドショーが騒ぐという問題に関してでした。もとは政治学用語らしいですね。
先週、冒険作家倶楽部のパーティで、みんな酒は飲むんだけど、ほとんど喰わないんですよ。それこそ、30家族分くらいの夕食に匹敵するような残飯が出る。でもそれを持って帰れないじゃないですか。
誰が悪いんだ? という話になったら、たかだか食当たり程度のことで事件扱いする新聞だろう、ということになった。
このコラムにこういう行があります。
【新聞は権力を恐れて戦争反対を書かなかったのじゃない。売れないから書かなかっただけだ。軍部は独走したんじゃない。貧しさにあえぐ国民が戦争に大賛成したのだ】
現代日本ではおよそ戦争なんて起こりそうにないけれど、隣国の崩壊は始まっているし、日本とて格差問題がある。田母神発言を巡って、週末もいろいろありました。まだ朝生とか見ていないんですけれどね。
ここでもし合成の誤謬でも起こりようものなら、税金問題にしても、老人福祉にしても、新聞は意図していないにも拘わらず、政治への行き過ぎた憎悪や、些末な事件に対する陰謀論の輻輳が、国を変な方向に導いてしまうかも知れない。とはいえ、私はもちろん国家官僚による収奪を容認する気は全くありませんが。
【親族だけがセーフティネットだった時代…‥】
というフレーズも出てくる。今、昭和を語らせたら最高の人材だと思う。ちなみに今週号には、森永卓郎氏との面白い対談も掲載されています。
小田嶋隆は、現代をシニカルに語らせたら最高の人材です。
神足裕司は、時代をペーソスで語らせたら最高の人材です。
○○○○は、今という瞬間を毒気と修辞で語らせたら最高の人材だと思う。
↓その他の話題はメ-ルマガジソにて
※ インドテロ、津田さんは銃撃による出血死…現地医師語る
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081129-OYT1T00644.htm
※ 「朝鮮人が私たちに追いつくにはまだまだ」~日本の入国審査で受けた侮辱
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1227922116/-100
※ 三脚直そうとして貨物列車と接触、文科省職員死亡
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/081129/kng0811291622003-n1.htm
※ 羽賀研二、無罪判決も「もうタレント復活の目はない」
http://www.zakzak.co.jp/gei/200811/g2008112902_all.html
※ 前日の空虚重量 69.3キロ
※ 土曜、同窓会一件
30数名を超える集まりになり、なぜか真っ昼間から飲む。でゲロを吐く羽目になる _| ̄|○ 。
いや全然飲んでないんですよ。まずシャンパンをグラス一杯飲んで、ビールを一杯。それから何かの缶チューハイを、更に氷で割って飲んでいたんです。普段のこの手のパーティでの私の酒量からすると、せいぜいペース的に3割増しくらいです。
所が、酎ハイを2/3ほど飲んだ所で、目の前が急激にブラックアウト。お店は貸し切りで、私はカウンターの内側で飲んでいたんですよ。したら目の前がブラックアウトして、ああこれ駄目だよ~、と思いいつもうその場に昏倒するように座り込みました。ずっと吐き気を我慢しつつ、一次会が終わるまで動けない。でゲロ袋代わりになりそうなものを抱えて2次会会場へ移動。
なんとなく持ちそうな気がしたんですよ(^_^;)。だめでしたね。トイレに駆け込んで大量にゲロ。何にも食べてないから、せいぜい胃液がちろっと出る程度だろうと思ったら、茶色いウーロン茶液がバケツ一杯分。
何が拙かったかははっきりしていて、私は普段たいして飲まないから、飲まない代わりに食べるわけです。食べながら飲むことを習慣としている。所が昨日の一次会会場は、会場だけ借り切ってお酒も持ち込みみたいな感じで、食い物が全く出なかったんです。それで、午後3時からのスタートで、昼飯抜きだったものですから、空腹状態でアルコールを入れたのがどうも拙かったのではなかろうか? と理解しているのですが。
吐いた後は楽になって、あとはウーロン茶で三次会でカラオケ会場まで行きましたが。酒飲んでゲロしたのは、20年振りくらいでしたね。自分の酒量が解っているつもりでもやっちゃいけないことってあるんですね。良い経験になりました(-_-;)。
やっぱり、酒量としてたいしたことなかったことが明らかなのは、今朝全然二日酔いじゃないんですよ。しゃきっとしている。ましかし、あんなものゲロ吐いてまでどうして人間は飲みたがるんだろう。
20年振りに会った友人曰く、「お前 Wiki が凄いことになっているけれど、何かやらかしたのか?」「2ちゃんねるという汚ねぇ痰壺があってな…‥。)ry」
※ 有料版おまけ untitled
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