根拠無き熱狂と過度の悲観
例年だと31日は、いつも昼過ぎに日記をアップするんですが、何しろノーパソがメイン機になってしまったものですから、これで年賀状をプリントしなきゃならない(^_^;)。
その間ネットから切り離さなきゃならないし、場所も移動させなきゃならないので、プリントに掛かる前にアップします。
※ 世界を襲った「危機の連鎖」 逃げ場なき「究極の嵐」
http://www.asahi.com/business/update/1230/TKY200812300159.html
数少ないかどうかはさておき、米民主党での大統領選レースが始まった頃から、私は一貫して次はオバマだと主張していた人間です。ヒラリーに芽はないと。ただ大統領として当選するとは思いませんでした。たぶんぎりぎりの所でマケインが逃げ切るだろうと思っていた。リーマン・ショックでその可能性は吹き飛びましたが。
そういう部分では、アメリカという国は、経済を捨てて民主党による改革に懸けたのかも知れない。
ただ、オバマ政権が誕生する前後からの国内外の熱狂ぶりを見ていると、ああまた始まったな…‥、と舌打ちせざるを得ない。日本人が、オバマは凄いんだよ! と騒ぐのは仕方ない。所詮他人事だから。何の実績も上げていない政治家に期待して礼賛できるのは、無知のなせる技です。
ところが、アメリカの共和党支持者ですら、オバマは何かやってくれるかも知れない、という強い期待を抱いてる。民主党政権が誕生する時には、だいたいいつもそうなんです。ケネディしかり、カーターしかり、クリントン政権ですら、その若さに国民は期待した。共和党政権が誕生する時には、そういうムードは無いんですね。もともとアメリカのメディアは総じて民主党支持ですから、そういう動きにもなり辛いし。
これからオバマは、空前絶後の公共投資を行うことになるでしょうが、それにしても、使える金額は限られている。果たして、その資金が尽きる前に、止まったエンジンを巡航速度まで戻せるかどうかは未知数です。
外交にしても同様で、アフガンに限らず、場所が何処だろうが、兵力を展開できるような余力はほとんど無い状況だし、ブッシュ政権が入れ込んだ北朝鮮問題は、空中分解寸前です。最悪の場合、オバマ政権の顔を立てるために、日本が折れるという事態も起こりうるでしょう。
熱狂している間は心地良いけれど、アドレナリンが枯渇した後の徒労感もまた人一倍です。夢から覚めて見渡せば、失業者が減ったわけでもない現実がそこにあり、GMは相変わらず青息吐息という状況下で、オバマ政権がどう舵取りするのか見物です。
※ 景気はどうなるのか?
現状認識から言えば、われわれはちょっとタイトな景気循環の落ち込みにいます。という程度です。そんな甘いもんじゃないという人々もいるでしょうが、レーガノミックスに始まり、ブッシュパパ政権当時に少しペースダウンはあったけれど、ほぼ右肩上がりで米経済は成長した。その長さを考えると、落ち込んだ時の衝撃の大きさというのは、こんなものでしょう。
その一方で、米経済の一極構造に依存しきる世界経済という危うい現状があった。日本のように自国通貨の値打ちが下がることを歓迎するというのは、経済原理の中で果たして正常なことなのか? という自戒は絶えずあるべきだったと思う。日本の通貨は、やっと本来の値打ちを取り戻しつつある。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/
池田信夫氏が「トヨタの長すぎた栄光」というたいへん刺激的なエントリーをブログ上でお書きになられています。昨日付けの「金融危機についての入門的まとめ」という項目も非常に示唆に富む論考ですね。
池田氏に関しては、切込隊長みたいに、斜に構えて読む人もいらっしゃるでしょうし、ご自分から見て能力不足、あるいは自分の意に沿わないことを主張する人々をバカ呼ばわりする所は、あまり好感が持てるものではないけれど、しかし、アルファブロガーなる記号がもし意味を持つとしたら、真にアルファブロガーたる資質を備えた人間は日本では彼一人だけだと思います。切込隊長は、今の4倍くらいの頻度で時事問題のテキストを書いたらもう少し褒めても良いw
(さてここまで読んで、私が言外に誰のことを批判しているか気が付いても名指ししないように(^_^;))
ただ、池田氏のこのトヨタに関するエントリーには、私は若干の異論があります。まず今回のトヨタの赤字転落に関しては、方々で指摘されていますが、明らかに経営失敗があったと見るべきでしょう。世界経済がのっぴきならない状況に至ろうということをトヨタくらいの人材があればもっと早くに気づいているべきだったのに、直前までイケイケドンドンで投資していた。
トヨタの栄光というのは、つまりは日本の自動車産業の栄光ですよね。池田先生はたびたび日本の経済界をして、ガラパゴスだとか「恐竜」という言葉を用いて批判なさいます。
私個人は、1億2千万のマーケットは決してガラパゴスでもなければ、重厚長大産業は恐竜でもない、と思っています。それはNTTにしても、建設業にしても、携帯市場にしてもです。グローバル競争が果たして何をもたらしたかは、多角的な視点で功罪をきっちり分析すべきだと思う。
私たちの社会には、代替が効かないインフラというのがあります。ビルはそうだし、自動車もそうですよね。転送装置が発明でもされない限り、われわれは自動車という移動手段を今後も必須とします。それは中韓に渡していいのか? せいぜい通信装置の発達が、それの一部を不要にするという程度です。いくら航空機が発達しても、船舶が、安価な輸送手段としての魅力を失うことは当分無いでしょう。
私は、池田先生がいつも熱心に説かれる通信の自由化を全面的に支持します。しかし、恐竜的なもの、ガラパゴス的なものを捨てた後には、いったい何が残るのでしょうか? 通信で国民を喰わせるのは不可能です。フィンランドじゃありませんから。金融の失敗は明らかになったし、池田先生ご自身が過剰貯蓄が行き場を失い暴れ回る危険を説いていらっしゃる。
となると、私たちは今後とも、造船、自動車、建設などの重厚長大産業を経済の根幹部分として維持発展させざるを得ないでしょう。陳腐なたとえかも知れないけれど、日本にはもの作りがある、というのは、結局はそういうことだと思います。
* さて景気です。景気とは企業にとっては数字、労働者にとっては報酬、消費者にとってはマインドの問題です。おおかたの意見では、一番早くて、来年末に景気回復の兆しが来るという分析がまま安全なのでしょうが、私は敢えて、第2四半期には、景気回復の兆しが見えてくる、と挑発的なことを申します。
たいして根拠のある話ではありません。これから来年前半は、いよいよ正社員の首切りも始まるだろうし、さして明るい材料があるわけではない(海外と比較すると明るい材料ばかり!)。せいぜい、国の公共投資が始まり、末端神経まで、血が流れるようになるのがその時期かなぁ…‥、という程度です。
ただ、日本経済を支える6割の部分のいわゆる「消費マインド」は「不景気は底を打ちました、皆さんもうお金を使って良いですよ」という所で好転する。だから、そこへ向けてモチベーションを挙げるために、早めの数字を出すことは決して無駄では無いと思います。#ここで唯一確実に足を引っ張るだろう要素は、GMが倒れること。
この景気を回復させるためのメカニズムは単純です。
1.アメリカ経済の復権
2.新興国経済の復調
3.内需の喚起
問題となる、アメリカ経済の復権。これが一番やっかいなわけですね。何しろ、過剰消費をまた復活させるということですから。私は、GMは年内に倒産させるべきだったと思います。将来、この危機を振り返った時に、GMを素早く整理出来なかったことが、最大の失策だったと言われることになるでしょう。
というのは、向こう1年あるいは2年間、積極的な財政支出を行って、米経済を下支えすることは出来るでしょう。しかし、アメリカ経済の正体は、過剰消費です。消費者が王様です。いくら政府が金をばらまいても、一方で生息吐息のGMが、消費マインドを引っ張り続けるでしょう。「GMが倒れない限り、米経済の底は見えないだろう」と消費者の大半が判断したら、これはもういつまで経っても、消費が復調する可能性は無い。今は、一日も早く損切りすることが最優先だと思います。
あるいは、米経済が復調したとしても、これまでのような過剰消費はあり得ないのであはないか? という分析もあるでしょうが、私はそうは思いません。日本でだって、バブルであれほど痛い眼に遭ったのに、不動産バブルはまた起こっていたじゃありませんか。今更アメリカで製造業の復権は無いでしょう。
新興国経済。新興国経済が束になってもアメリカ一国の消費意欲には叶わない、という人々がいます。しかし、勃興する国々というのは、言ってみれば雑草みたいなものです。踏みつけようが、除草剤を蒔こうがしぶとく芽を出してくる。対して、先進国経済というのは、良く手入れされた蘭やハウス栽培の菊みたいなものです。素晴らしい魅力を持つけれど、いじり倒された分、ちょっとの病気で駄目になる。
田舎娘は口紅一本で化けるけれど、厚化粧の美人は、アイシャドーひとつの失敗で魅力を失うでしょう。新興国経済にたいした旨味は無いけれど、ここでは、クラウンを売るような欲は出さずに、バイクを地道に売って確実に儲けを出すセクターと考えれば良いでしょう。引き続き、このセクターに資金とルールとノウハウを提供して、確実に育てるのが、われわれの役割だと思います。
そして内需の喚起です。財政出動で問題は解決しない、という説は根強いけれど、私は、れいの失われた10年にしてみても、下支えした効果はあったと思う一人です。
ただ、今で言うならば、財政出動させるにしても、やはり構造転換を促すものであるべきだとは思います。農業の復権にしても、介護にしても、内航船問題にしても同様です。
農業は、自給率云々を言う前に、まず仕事として魅力あるものに構造を変えなければならない。そこはもう真っ向から利権に手を突っ込む難儀な仕事になるでしょう。介護は、社会福祉への大幅な国庫投入と負担の議論をしなければならない。医療崩壊は、ニキビが潰れたからと救急車を呼ぶような利用する側の意識改革から取り組まねばならない。
今、派遣や期間工の人々が置かれている現状は、確かに気の毒ではあるし、そのルールは明らかに文明国の労働者の権利を逸脱していると思うから、早急に法制度の改善が必要でしょう。ただ、彼らは、身分保障よりも仕事や待遇を選んでそこにいるわけですね。内航船に乗らずに。
10万20万の彼らの失業は、マクロで見ると全然問題となる数字ではない。日本は、今でも、欧米の失業率の半分しか求職者はいません。暴論を言えば、5%以下の失業率なんてのは、「雇用のミスマッチ」という解釈でどこかのセクターで吸収可能な数字です。 ただ、今、職を失う人々の数の多さを考えると、公的セクターが手をさしのべるのは合理的なことでしょう。今後、5%を超えて10%に近づくと、雇用確保に欧米並みのリソースを注ぐ必要も出てくるでしょうが。
イノベーションのスピードと、ドッグイヤーなビジネスを強いられる昨今では、労働市場の流動化というのは、避けては通れない問題で、派遣や期間工という身分は、ある程度は許容せざるを得ないでしょう。ただし、それにしても日本は非正規雇用が多すぎるし、雇用形態を問わずに、まともに仕事をしていても、ろくな生活が出来ない、というワーキングプア状態の解決は急務です。長期的には、今の非正規雇用問題より、このワーキングプアの問題の方が国民の課題としては大きいでしょう。
デフレから一向に抜け出せずに、本来なら人を雇用すべきなのに、月100時間の超過労働を強いられて、なお給料は300万という居酒屋やコンビニの名ばかり店長の存在は深刻です。
一方で、莫大な借金を背負う地方では、メディアの監視は届かず、住民は興味なく、地方議会が全く機能していない。地方公務員の給料も議員報酬も、その財政状況を考えると、明らかに分不相応です。その現場ですらが非正規雇用が増加し、公務員の看板を下げて酷使されている人々がいる。
横道に逸れましたが、内需を喚起するために必要なことは、ひとつは団塊世代以前のタンス預金を使わせることであり、それには、社会保障を充実させて、お金が無くなっても大丈夫ですよ、という安心感を彼らに与えなければならない。
もう一つは、若い世代の与信を挙げて、クレジットカードを使わせることです。あるいは、しつこくこれも書いてきたけれど、非正規労働がここまで増えたのに、銀行は相変わらず正社員と担保しか見ない。そういう銀行の与信能力の向上も図らなければならない。内需喚起では、出来ることがまだまだ山ほどありますよ。サラ金は世間からもマスゴミからも叩かれたけれど、ひょっとしたら、いままた消費者金融の出番が来ているのかも知れない。
いずれにしても、日本は世界で最初にこの不景気から脱出します。そのために一番大事なことは、過度に悲観しないことです。1億2千万の、このガラパゴスなマーケットを信じて、粛々と出来ることをやりましょう。
※ 来年は、民主党が日本でも政権を取ります。選挙は、現状では、来年度予算を通した後の3月から4月という所でしょうか。某党の大物議員の政策秘書兼第一秘書を務めている友人がいまして、その親分は、たまたま今、政局を左右するポジションにいるものですから、先日会った時にさっさと選挙して下野しろと唆したのですが、「まあ3月だろうな」と申しておりました。
民主党嫌いの人々って、一杯いますよね。しかし当の民主党議員すらが、旧自民党系の人々は、別に民主党に愛着を持っているわけではありません。彼らは、政権交代が無いことが、日本の改革を停滞させたという反省と自覚があるから、今たまたま民主党に籍を置いているだけのことです。
自民党政治で何の不満も無いという方々は別に構いません。ただし、そういう人々はあれこれ政治に文句を言ってほしくありませんが。自民党政治にもはや期待はしないが、民主党はもっと酷いという、2ちゃんねる脳な人々に私が訴えたいのは、政権交代こそが、政党や政治家を切磋琢磨させて変革をもたらすということを知って欲しい、ということです。そのための政権交代であると。
状況が許せば、民主党が天下を取った暁には、毎日でも永田町に通って、日本のジョシュ・ライマンとして働きたいと思っています。残念ながら、日々の生活に追われてそうも行きませんが、やりたいことは山ほどあるので、それを訴えて、一つでも何かを実現させたいと思っています。
※ ビートたけしの禁断のスクープ大暴露!!超常現象秘Xファイル!!
【世紀の秘スクープ大公開!!アポロ14号の宇宙飛行士エドガー・ミッチェル証言!!宇宙人は地球に来ている!?メキシコに未知の生物メテペック・モンスターのミイラ】
もうお腹一杯(^_^)/。でもそのメテペック・モンスターは、小型の猿の一種でしょう。DNA検査云々なんてことは良いから、せめてレントゲン写真くらい見せて欲しいですよね。
ミッチェル飛行士ったらすっかり酸素欠乏症にかかって(^_^;)…‥。肝心のアメリカで、彼の発言は、あまり真に受けて受け取られていないような気がするのは、彼は具体的な証拠は何一つあげていないんですよね。
珍しいのは、大槻先生は、アポロは月に行っていない派なんですよ。立場上明言はしないけれど、東大に寄贈された「月の石」とやらからは何のデータも得られなかったからあれは偽物だ、月に置かれたはずのレーザー反射板は今どうなってんだよ? みたいな主張で、でも私の立場ではそれ以上のことは言えない、みたいな仰りようなんですよ。
先生としては、たぶん月には降りていないと判断するに至る科学者としての証拠を持っていらっしゃるんでしょうね。そこを聞きたいですが(すみません。ここ棒読みで(^_^;))。
※ 交通事故:庭に車、親子3人死亡 花壇手入れ中はねられ--広島
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081230ddm041040076000c.html
あまりに気の毒なニュースなんですけど、現場は直線で、そもそも車よけの壁とか必要ないだろう、という所なんですよね。普通に考えれば、スピードも出し過ぎのドライバーが携帯弄っていたとかそういうことなのでしょう。これは原因次第に拠っては厳罰は仕方ない。
私も小学校に上がった頃、体育大学がある街の国道沿いの丁度カーブの外側に住んでまして、しょっちゅう車だのバイクだのが飛び込んで来ました。椿の木か何かが目隠し代わりに植えてあるだけ。ただ田舎の細い国道、しかも見通しの悪いカーブでしたから、スピードは出ないから、だいたい路肩から落ちる程度の事故で終わるんですけどね。
あの世から、残されたお子さんの成長を見守って下さい。合掌――。
※ 英国人「海外に行けない」 ポンド急落、1ポンドがほぼ1ユーロ
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200812300014a.nwc
>「ポンドは救いようがない。もう手放すべきだ」
そうなんですよね。ポンドは値打ちがあったから、通貨統合に加わらずに突っ張っていたけれど、良いきっかけになるでしょう。もっとも、ポンドは今でもまだ高杉ですが。もう2割ぐらい下がるべきだと思う。
※ 昨夜のNHKのニュースの特集番組に勝間和代さんと石田衣良さんが出ていて、どんなことを言うんだろうと思って興味深く聞いていたのですが、石田さんは、いかにもNHKが好きそうな、当たり障り無いキャラですね。癒しキャラだから、NHK的にはあれで良いんだろうけれど、勝間さんは、番組進行関係なく、勝手に喋っている感じで、ただ、食品偽装に関して尋ねられた時に、少し唐突な感じで「自給率を高めれば良いというものはではない」と言い出して、問題の核心ってそこだったのか? と首を傾げた。相変わらずこの人の値打ちがさっぱり理解できない(^_^;)。「私たちのオバマ…‥」とか陳腐な。フレーズをひねり出して自説をデコレーションすることにはご熱心で才能もあるんだろうけれど、さてそこに肝心の中身があるかという所が疑問でならないんですけど~。
※ 糖尿病と背部痛
私の糖尿病は、ダイエットをする良いきっかけになったと思っています。ダイエット自体は、日勤の皆さんならそんなに難しいことではありません。摂取カロリーをちょっと減らして、普段よりちょっと運動量を増やせば良いだけの話ですから。一食分を軽くして駅一つ分歩いて、という話ですよ。お酒が好きな人はちょっと辛くなるでしょうが、私のように、普段全く運動をしない人間がダイエットを強いられる苦痛に比べれば、職場まで通っている人々のダイエットは、遙かに容易です。
* 背部痛。
私の背部痛は結局こういうことだと理解しています。もともと、症状は酷かったのでしょう。主治医が定期検診の度に、「本当に肩は何とも無いんですか?」と尋ねるんですよ。本当に何ともありません。私のように背中だけという症例はもの凄く珍しい様子で。ただなぜ肩や首にそれが出ないかと言うと、私が両肘をアームレストに常時乗せているからだと思います。肩から下の両手の重量のかなりをそれで支えている。
ただ、それは背中を支えるものではないから、背中の状況はずっと悪化し続けた。しかし私の仕事は、事実上終日ベッドの上に寝ているのと似たようなもので、安静状態を保つことが出来ます。だから悪化はしていても、痛みという形ではなかなか自覚できなかった。
そこでダイエットとしてウォーキングを始めたことで、安静状態がリセットされ、筋肉を使い始めた。一番熱心に歩いていた時には、両手に一キロずつのウェイトを持って3時間半歩いていました。
恐らくそれで酷使した筋肉量は、健康な人間にとっては、全然たいしたことは無いだろうと思います。所が私の場合、痛んでいる所にそれをやってしまったものだから、とうとう悲鳴を上げ始めてしまった。恐らくウォーキングを始めなければ、痛みは出なかっただろうと思います。
最近、リハビリの頻度が下がりましたが、確実に良くなってはいます。夏に入る頃の、七転八倒するような痛みは、徹夜仕事が続いた時だけで、それもロキソニンである程度クリアできますから。いろいろご相談に乗って下さった皆様に感謝申し上げます。
この一年の自分の体調を振り返るに、人間は、ちょっとの予備知識と自分の身体のための心遣いで、健康を維持できる。そのためのささやかな努力を惜しむと、結局は膨大なコストを払うためになる。私より若い皆さんは、歳を取るごとに、それを自覚させられる頻度が上がることを、意識の何処かに留めていて欲しいと思います。
※ 前日の空虚重量 70.2キロ
風邪、薬が勿体ないので飲むのを止めたら速攻で悪化し、しかも次男に移ったぽい。
「雪風」完成! ブログに色つきの写真をアップ。部品が大量に余ったのでちょっと驚きました。「余ったものは自由に使って下さい」とか言われてもなあ(^_^;)
むら等は突っ込まないでね(^_^;)。何しろ色づけは30年ぶりだから。
色を塗ろうと思って、その2階プラモショップな文房具屋に昨日でかけたんですよ。色番号をメモして。あそこでもピットロードの同じ商品は置いてあったんですけれど、その色番号という形での塗料は置いて無くて、写真にあるようなタミヤの平均的な塗料を買いました。店員さんは概ね親切なんですけれど、これはどの色に相当するんでしょうか? といちいち聞くのも申し訳なかったので適当に選びました。
それで、これ筆はどうやって色を落とすんですか? と店員さんに聞いたら、要はシンナーということになりますけど…‥、という形で、ボトル型の洗浄液を買いました。ただ、塗ってすぐ水洗いすると、十分に落ちるんですよね。
軍艦色を買うのを忘れて(^_^;)、仕方なく本体は銀色を塗りました。このスケールにはデカールが付かないので、旗竿用の海軍旗のデカールを探したんですけれど無かったんですよ。米海軍のデカールはあったんですけどね。探し方が拙かったのか…‥。(デカールは入ってました。今日出てきた)
あと、89式AFVリモコン付き、1700円前後かな、を買いました。千円しない戦車シリーズもあったんですが、パーツ数がちょっと多いかな、と思ったのと、やっぱり最初は動いた方が面白いだろうから、入門編はこの辺りだろうなと思って。
さて、今年もお世話になりました。来年は、いよいよ世代戦争の引き金がどこかで引かれるかも知れないですね。パールハーバーみたいな事件が何処かで起こって、NHKが、「日本の年寄りや団塊世代は若者からこんなにも恨まれていた」という特集を報じたりして。
今年後半、ほとんど触れることはありませんでしたが、日垣隆@盗作バックレ野郎大先生のれいの盗作本が重版になったそうです。こういう時には、だいたい断り書きが増えるはずなので、そこをチェックしなければならないんですけれど、その暇がありません。もし書店店頭でものがあって奥付が確認できる人にはぜひご確認をお願いしたいです。
私は彼のことを極めて批判的に見てはいるけれども、日垣隆が自己啓発本なんかのライターに堕落したことを残念に思っています。もともとそっち方面のセンスはあって、これやればもっと儲かるみたいなハウツウ話が大好きな男だったじゃないですかw でもあんたの真価はそこじゃないだろう。つまらんからさっさと戦場に戻ってこい!(潔く罪は認めるべきだは思うが)。
ジャーナリズムも小粒揃いになって本当につまらない。アルファブロガーなんて、余技で報酬無くウェッブ上で原稿を書いている人々に舐められちゃ駄目ですよ。
* 今日は実は新聞復権ということで一つ書くつもりでいたのですが、先日ちらと書いたので今日は短く。
リハビリ時に暇を潰すために、新聞を病院に持参して丹念に隅から隅まで読むようになりました。一時期は、そろそろ新聞止めようかと思っていたほどでして。朝日は、GLOBEという紙面を始めました。カラーグラビアで、記者が全世界に飛び、時間を掛けて一つのテーマを追う。なかなか読ませる企画です。
http://globe.asahi.com/
やっぱり資本の強みですよね。こういうことは、ブロガーには出来ない。私は、新聞なりの特質を前面に出すことで、新聞にはまだまだ未来があると思っています。通信社的な役割に固執するから、ニュースはネットで間に合うという人々に捨てられようとしているし、もちろん55年体制的な偏向報道も問題ではあるけれど、まだまだ新聞は捨てたものじゃないです。一週間も熱心に読んでみれば、この世の中には、まだまだお金を払ってでも手にする価値のある知識が膨大にあることを認識できます。
いつものことですが、新しい年を少しでもよりよくするということで、前進しましょう。今年、当ブログ&メルマガをご愛顧下さったことに感謝します。例年通り2日間のお休みを頂き、来年は、3日土曜日からの更新となります。
今年辛かった人に、そして全ての人々に、この歌を捧げます。来年は革命を起こしましょう。
*小田和正 The Flag
http://jp.youtube.com/watch?v=9E_3UoNhh3w&NR=1
※ 有料版おまけ ソヴィエトのハイブリッド猿人計画
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