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2008.12.03

標準治療

※ 知られざる悲劇~小児がん医療を問う~▽知られざる悲劇・医療現場で。クローズアップ現代

  番組の焦点は何だったかというと、小児癌の中でも、小児脳腫瘍だけで100を超える型というかタイプがある。診断が難しく、治療はなお難しい。
 脳外の手術をして腫瘍をとったばかりなのに、癌が再発したと診断されて強い放射線と抗ガン剤治療を受けたけれど変化が全く見られない。所が転院したら、その影は、前回の手術時に置き忘れた綿だと解る。写真すらまともに見られない医者が治療している。
 昨夜も、北大付属病院の澤村ドクターの手術現場が出てきましたけれど、そこでも、いきなり前回余所で受けた手術の綿が出てくる。

 医師個人の診断技術も千差万別なら、治療指針もバラバラで、いわゆる標準診療がなかなか組めない。
 本当は良性腫瘍だったにも拘わらず、悪性腫瘍用の強い治療を受けてしまい、知的障害が残ってしまった子供の母親が、「あんな治療を受けなければ…‥。普通に治療を受けていたら…‥、悔しい」と後悔するわけです。

 大人の癌みたいに、ありふれているにも拘わらず、全国の病院での標準治療化がなかなか進まないことを思えば、小児癌でそれがスムーズに行くとは思えないけれど、それでもこのネットワーク化の時代に、その職人技を全国の医師が共有できない、という現実を受け入れるしか無いものなのだろうか? と疑問でならなかった。
 患者の家族が、インターネットにすがって治療方法をググらざるを得ない現状というのは異常だと思いますよ。

※ 早産男児、7病院拒否 10日後死亡 札幌で昨年11月
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/132472.html

 これは北海道新聞のスクープらしいんですけれど、テレビの報じ方はちょっとどうかな、と思いますね。たとえば報ステは「7病院が受け入れ拒否 未熟児死亡」とテロップを流していて、いかにも受け入れ拒否で死んだような話になっているけれど…‥。

>妊娠27週で一三〇〇グラム

 しかも自宅での異常分娩。これは私の知識の範疇では、NICU完備の産科で準備が整った上での帝王切開でなければ、そもそも救命が困難なケースだと思います。
 ただ札幌みたいに、周辺市町村から患者が駆け込むような都市部で、6つの病院にNICUとして48床しかない。これまでも、88件のうち20件受け入れ拒否があったという話で、本来なら100床、周辺の分まで合わせると200床はあるべきだと思う。
 最近、高齢出産と医療技術の発達で、NICUの需要も高まっている。全国的には、3千床は必要なのに、あと千床足りないみたいな言われ方を各局の報道番組で流していましたね。
 あと、うちの長男もNICUのお世話になったから何となく思いますけれど、明らかにその必要がない新生児が、長らくその保育器を占有してしまう傾向があるんですよね。昨日の癌難民の話も似たような所があるけれど、そこから素早く出て行って貰う態勢というのも必要ですよね。

 ↓その他の話題はメ-ルマガジソにて

※ クルマ100年 悩む米
http://www.asahi.com/eco/wars/TKY200812020230.html
※ 宇宙紙飛行機の発射見送り 衝突事故やごみ化を懸念
http://www.asahi.com/science/update/1202/OSK200812010121.html
※ 三菱電機が商用通信衛星で初の海外受注
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081202-OYT1T00893.htm?from=main4
※ JAL社長の倹約姿勢をCNNが報道 米CEOとは対照的に米国民から高評価
http://news.livedoor.com/article/detail/3923658/
※ SC受水槽に男性遺体 その水を飲食店に供給していた!
http://www.j-cast.com/2008/12/02031365.html

※ 前日の空虚重量 69.7キロ

 ついさっき、特別版の「ヒトラー最期の12日間」のDVDを見たばかりで興奮しているのですが、われわれは東京空襲で10万、沖縄戦で20万、広島長崎で30万と、大きな犠牲を払ったけれど、幸い横浜や銀座でシャーマン戦車相手に凄惨な市街戦を演じずに済んだのは幸運でしたね。
 軍部の戦争指導は決して褒められたものではなかったけれど、本土決戦に至る前に、(事実上)アメリカ一国相手に白旗を掲げられたのは唯一賢明な判断だった。
 でも仮に降伏がもう一ヶ月遅れていたら、当然北海道はソヴィエト軍に盗られているわけでしょう。でもそこで10年あるいは20年睨み合っていたかも知れないけれど、どこかで北方領土と一緒に返還…‥、なんてお人好しじゃないか、奴らは。きっと北海道からコミンテルンの細胞wが大挙して津軽海峡を渡り、朝鮮戦争直後辺りで赤色革命が起こっていたんだろうか…‥。

※ 有料版おまけ ヒトラー最期の12日間 & SAS第3シーズン

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コメント

どうですかね。北に日本民主主義人民共和国が出来たとして一時的には国家分断されたでしょうが、ソ連がその北日本に樺太と千島全島を領土として認めたかもですよ。しかもにらみ合いってことを考慮されて戦後問題も解決されるかも。再軍備だって簡単でしょうし。さらに竹島も北日本が領土主張して実力行使で確保しているかもね。最終的にソ連崩壊で全部日本に戻ってきてめでたしめでたしで終わったりして。かわりにベトナム戦争には参戦させられたでしょうし、民主主義や自由主義での戦後謳歌は韓国か台湾並みだったかもしれませんね。

投稿: | 2008.12.03 10:16

昨日もそうですが、佐藤大輔氏の初期作品「征途」「RSBC」とネタがかぶってますな。

投稿: | 2008.12.03 10:32

北海道にはほぼ充足した北鎮第七師団が配置されて居ました。

ソ連が戦車を多数陸揚げできるはずもなく、占守島攻防戦の結果をみても、簡単に全島を明け渡すとは考えられません。

投稿: | 2008.12.03 10:44

ただ(これも架空戦記ネタだけど)悪い予測だと、
北海道北部まではソ連領になって、そこから
アメリカ軍管轄地の境までが、いわゆる北日本に
なってましたなぁ…
カリーニングラードの分捕り方やヤルタ協定を見るに、
樺太・千島に関しては傀儡政権にすら、
明け渡さない可能性もありますね。

まぁ、自分の妄想日本分断ネタだと、樺太南部は
北日本&ソ連の共同統治領となるが、1991年の保守派クーデターで、
保守派を「支援」するため、北日本軍が樺太全島制圧し、
結局その後の日本統一戦争で樺太ほぼ全島が日本に
帰属するというお花畑ストーリーを展開してますが(爆)

投稿: | 2008.12.03 10:54

本土決戦になると蝦夷は本州の為にあるとかいって北海道の師団を本州に移動してしまったりしてね。

投稿: | 2008.12.03 11:13

>北海道にはほぼ充足した北鎮第七師団が配置されて居ました。

いやいや、どうだろうかと。
大山巌の子息にして貴族院議員で考古学者の大山柏氏の著作「金星の追憶」に当時の根室の様子が書かれていますが、あれじゃムリですよ。補給も滞って、実家からアレコレ都合つけてもらうんですから。

大体、対戦車兵器で爆薬を投擲せにゃならんと、隊長に赴任した柏氏がローマ時代のようなカタパルトまで作るんですよ。まともな近代陸軍がやることじゃありません(転任先の室蘭の話ですが)。

確かに占守では善戦してますが、あれは戦域が狭すぎでソ連軍の兵力も決して充実していたわけではないですし。戦車第11連隊も半分の車輌を失っているわけですからね。北海道の場合、上陸地点が多すぎるわ、第7師団も結構あちこちに散らばっているので、どうだか…。

まぁ、正直稚内か根室を押さえられてT-34でも持ってこられたら、マジな話「征途」よろしく留萌-釧路間で分断されていたんじゃないかと。

投稿: | 2008.12.03 11:31

>「沖縄戦、最期の12日間」
おそらく、今の日本映画の風潮からすると、守備隊が地域住民に自害を命じる場面が強烈に描かれ、「日本軍憎し」といった展開になるでしょうね(それをマスゴミが絶賛し、史実として確定しそうな予感が)。それと、先生がおっしゃっているように、妙なメロドラマ調の展開でしょう。

投稿: フェリ | 2008.12.03 12:26

>三菱電機が商用通信衛星で初の海外受注

採用されたバスはDS2000という事ですが、世界的に衛星バスの小型化が進む中、敢えてこれを選んだ理由は何でしょうね?打ち上げは多分長征かアリアンⅤになるんでしょうが

投稿: yossi | 2008.12.03 12:33

>クロ現
BSの再放送ですら8時半からで余りにも早すぎる。せめて10時以降とかにしてほしい。

>ヒトラー最期の12日間
当方映画にほとんど興味がなく、テレビで見る他は年数回家人の付き合いで見に行く程度ですが、今のところ最後に自分が一人で見に行った映画がこれでした。見所はやはりユンゲ役のアレクサンドラ・マリア・ララがとてつもなく美人でこの世にいるものとはとても思えず腰を抜かした事、その美人が壕内で煙草を吸うわ吸うわだった事、ユーゲント?の少年少女(これもまた恐ろしく美少女なんだ)がバッタバタと自決する事、後は当然ブルーノ・ガンツの「怪演」級の演技でしょうか。

>これはユダヤ人から反発が出るのは当たり前。
映画関係者が各方面で何度もコメントされていますが、これは「秘書ユンゲが見たヒトラー」であってその時点でユンゲはナチスが本当は何やってたかをほとんど知らなかったんだから、本来はお門違いなんですよね。

>沖縄戦、最期の12日間
今の映画や番組制作体制だとひめゆりとか「集団自決」を題材にするには過去に何本かあったようにジャニーズ系などを使ったヒューマンドラマにするしかないし、逆に大田少将あたりを主人公として牛島中将等を少しでも肯定的に描こうとしたら、旧軍を米軍以上の鬼畜としている沖縄の特定勢力が許さない。上映差しとめすら起こされるか。沖縄が今の沖縄である限り永遠に無理。

>幸い横浜や銀座でシャーマン戦車相手に凄惨な市街戦を演じずに済んだのは幸運でしたね。
アメちゃんだって例の硫黄島の一件で懲りてるから、本土で市街戦をやったらどれだけ犠牲が上乗せされるかを勘案すれば、んな事やるより原爆を更に落としまくったんじゃないかと。たとえ市街戦をやっても「戦闘」にも値しなかったんじゃないですか?ほぼ虐殺レベルに終始したでしょう。

>当然北海道はソヴィエト軍に盗られているわけでしょう。
そうなれば当方日本国民ではないわけですが、現実にそういう事になってたら自衛隊どころじゃなくて旧軍を再組織しないと本州以南を防衛できなかったでしょうね。当然核ミサイル基地も青森に集中させると。冷戦終結後でも道民が数十万単位で虐殺された後に露助が多数入植してきた後の北海道では今の北方領土同様にとても日本とはいえなくなっているから返還なんて不可能と妄想。

投稿: 剣 | 2008.12.03 12:36

>簡単に全島を明け渡すとは考えられません。

べつに全島攻略なんてする必要なし。

ソビエトが北海道侵攻で犠牲を出せば出すほど
降伏後の戦後賠償として北海道の一部領土割譲
あるいは傀儡政権の日本民主主義人民共和国が
出来ていただろうことは、
ドイツや半島で実証済み。

投稿: | 2008.12.03 13:00

>SC受水槽に男性遺体 その水を飲食店に供給していた!
経験から言うと常にチェクしていれば使用量の大小関係なく異常な数値が出てこれは変だと考えますよ。只、水にシビアな半導体工場での話ですので一般商業施設での内情はよく判らないですが…
まあ何時かの事故起こした市民プールみたいに経費削減で孫受けに丸投げとかチェックは形式だけで後は鉛筆嘗め々とか管理が杜撰になっているような気がしますが…

投稿: | 2008.12.03 13:12

>沖縄戦、最期の12日間

東宝の沖縄決戦に映画「硫黄島」に習ってCGで上陸部隊の俯瞰図と地上戦での戦車をシャーマンに置き換えるだけでいい話。
岡本喜八作品をどうせ越えられないんだから。日本の敗戦ドラマも岡本の「日本のいちばん長い日」だけで十二分。

投稿: | 2008.12.03 13:14

>新生児受け入れ拒否
残念な事故ではありますが、NICUに空きあって当直の新生児科医(昨日のTVで始めて知った医者)がいなければ難しいケースだったと思います。
安易に受け入れが出来ないのも、子供という最善を尽くしたい相手だからこそなのかもしれません。
問題の根本はNICUの不足と新生児医の不足の2点に尽きるでしょう。
とにかく医者そのものが足りないのだから。
マスゴミの責務は爺さん婆さんに対して、
「あんたらの孫や曾孫を救う為だ。あんたらに関わる医者を50分の一に減らすから納得せい。」
「あんたらが子供と赤子を間接的にコロ=しているんだ」
と引導を渡すことでしょう。

投稿: 営業マネージャー(所長) | 2008.12.03 14:52

関係ないけど三才ブックスのゲームラボで小田嶋さんがコラムを連載していますけど…。 どうして皆さんは田中上奏文が偽物なのに中国の新華社が本物と断定している事に何の疑問を感じないのでしょうか?剣さんやサヨクの皆様が田中上奏文を本物と断定しているとか…。これこそ捏造された証拠なのに…。

投稿: | 2008.12.03 15:25

>BSの再放送ですら8時半からで余りにも早すぎる。せめて10時以降とかにしてほしい。

先日から、ネット配信で見れる様になっているのでは?
NHKオンデマンド
https://www.nhk-ondemand.jp/index.html

投稿: | 2008.12.03 17:04

私らのように、阿川弘之の愛読者は、冷戦時代は右翼と叩かれ、ここ最近では、サヨクと虐げられています。そのような寝返りサヨクでも、田中上奏文はニセモノと認識していましたが。終戦のタイミングはまさに絶妙で、早ければ陸軍が抵抗して内戦状態、遅ければソ連が進攻して更なる悲劇、原爆もさらに投下されていたのでは。鈴木貫太郎、昭和天皇の最大の功績かと思いますが・・・。阿南陸相の統制も見事とか・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E4%B8%8A%E5%A5%8F%E6%96%87

投稿: 牛島 | 2008.12.03 18:47

なるほど。支那がタモさんのことに珍しくインネンを付けてこなかったのは、田中上奏文を信奉していたからなのか。
そんなんじゃあ、タモさんのことを悪しざまに謂えた義理じゃないしね。

投稿: truly_false | 2008.12.03 19:14

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E4%B8%8A%E5%A5%8F%E6%96%87#.E7.8F.BE.E7.8A.B6
なお、産経新聞は、2005年12月に、新しい歴史教科書をつくる会の八木秀次会長(当時)らのグループに対し、中国社会科学院
日本研究所所長蒋立峰は「実は今、中国では田中上奏文は存在しなかったという見方がだんだん主流になりつつある。そうした中
国の研究成果を日本側は知っているのか」と語ったと報じている。また北海道新聞は2008年1月9日に、日中歴史共同研究の中国
側座長である歩平・中国社会科学院近代史研究所所長の発言として、田中上奏文が「本物だとする十分な根拠はないと考えている」
と述べ、同年7月までにまとめる共同研究の報告書で中国側の公式見解を見直す可能性を示唆したと報じた。このように、中国に
おいても歴史学では偽書説が主流になっている。

八木秀次氏がつくる会会長の座と引き換えに既に中国でも田中上奏文は偽書説が主流だと証明しているのに、その八木氏の成果を否定するような妄言はつくる会の藤岡派の陰謀ですな。この間の裁判で八木氏と扶桑社に負けたのがそんなに悔しいのかねえ?

投稿: | 2008.12.03 19:21

>最終的にソ連崩壊で全部日本に戻ってきてめでたしめでたしで終わったりして。

 アジアの共産国は、東欧に比べてしぶといですよ。中国、北朝鮮、ベトナムはいまだに一党独裁を維持しています。仮に「日本民主主義人民共和国」が生まれていたら、日本共産党よろしく「ソ連は本当の社会主義じぇないニダ。ウリこそが本当の社会主義国家ニダ!」と、独善性丸出しの骨董品国家になり果てているのでわ。北朝鮮を若干水で薄めたような国になるでしょう……


>かわりにベトナム戦争には参戦させられたでしょうし、

 ちょっと分かりませんねぇ。韓国軍がベトナムで必要とされたのは、朝鮮戦争時に豊富なゲリラ討伐戦の経験を積んでいたからであって、新「日本陸軍」が同じような経験を持たなかったら、ベトナムにはお呼びでなかったでしょう。仮に派兵しても海空戦力に限られ、『征途』のゴジラコマンドような地上での働きはできなかったと思いますね。一体ベトナムのジャングルで、完全機械化歩兵連隊なんか、役に立つのか。原爆目標にならずに日本へ返還され、自衛艦隊旗艦となった長門が、ベトコンの頭上に鉄の雨を降らせる情景は、見ごたえがあったと思いますが。


>民主主義や自由主義での戦後謳歌は韓国か台湾並みだったかもしれませんね。

 学校教育では、「北日本」を賛美する赤教師が跋扈しているに違いありません。

投稿: 土門見人 | 2008.12.03 19:39

>SC受水槽に男性遺体 その水を飲食店に供給していた!

ここは建築物環境衛生管理技術者の自分の出番かな(*゚▽゚)ノ

イオン級のショッピングセンターなら「建築物の衛生的環境の確保に関する法律」(通称ビル管法)の特定建築物に該当するので…
法律上は残留塩素の測定を週1回以上する事になっています。
数値としては、遊離残留塩素として末端蛇口で0.1ppm以上無いといけません。

大石先生の言う通り、水の使用量が設計より多ければ(普通、受水槽は1日の使用量の1/2程度の容量が目安)
もしくは、滞留水を減らす意味で意図的に受水槽容量を小さくしていれば、有機物汚染してても残留塩素濃度が高い状態が維持出来たのかと思います。

でも、人が落下して受水槽内に入ったなら、それなりの穴が開くはずなので、他の異物等も入ると思うのですが…

しかし、1ヶ月近く受水槽の中に人が落ちてたのに気が付かないというのもタワケた話ですし、心理的な影響は大きいと思いますよ。

投稿: YOSHI@新田原の隣町 | 2008.12.03 20:30

>>yossiさん

三菱の衛星受注ですが、元記事を見る限りでは「きく8号」の発展型だから云々とあるし、実際このバスはスーパーバードC2でも使われてるという事が、生臭い裏の政治的な駆け引き云々を除けば、一つの判断基準になったのではないかと思いますよ。
最低でも表向きの判断基準は手堅く現用技術をまとめた。って事なんじゃ
…小型化するのは打ち上げコストを減らせるのでいいことはいいのですが冗長性やロバストさに不安が出てくるという問題があると思うのですが、特に電力供給部は下手に小型化しすぎると熱問題や電力マージン・果てはデバイスの衛星軌道上での信頼性確保とややこしい問題がありますから。

投稿: 業界インサイダー | 2008.12.03 21:05

>北に日本民主主義人民共和国が出来たとして一時的には国家分断されたでしょうが

真っ先にレヴァイアサン戦記を思い出した。
もっとも、あれはソ連に占領されるのではなく戦後の大不況が分断の原因となった記憶がありますけど。

投稿: | 2008.12.03 21:39

取り敢えず総統閣下シリーズをどうぞw
ヒトラー総統閣下がクリスマスについてお怒りのようです
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5386695

投稿: SEED | 2008.12.03 21:49

>特別版 ヒトラー 最期の12日間

わたしが見たのは、nyの字幕職人版でした。防空壕で医者が負傷兵の手足をぶった切っては、箱に放り投げる場面と、ラストで婆さん(元秘書本人?)が戦争責任について語ったシーンぐらいしか記憶にありません。この映画の監督は、ニュース23で筑紫哲也と対談をやったようで、戦争と無関係の世代について、謝罪はできないが責任を全うすることはできる、という内容だったとか。田母神支持派の連中からすれば、さぞかし不愉快な思いをしたことでしょう。
それで、きのうの「筑紫哲也氏が最期を迎えたのは、築地の某ブランド病院でした」ですが、聖路加国際でしょうか。昔のオンボロ聖路加は一度行ったことがあります。平場の大きめの駐車場があって、たしか空襲で焼け残った建物だと思います。本所の同愛記念や賛育会(産科)、新宿の聖母病院も焼け残った筈です。偶然か米軍か意図的に周辺を外したのかわかりませんけどね。
石原莞爾が自ら指揮した錦州爆撃はどうだったか。ウイッキによると病院も学校もやったようです。

投稿: TOソープランド | 2008.12.03 21:59

>業界インサイダー さま

今回採用されたDS2000バスは以下の様な構成で、「静止軌道上で使う通信衛星」という従来からの考えであれば、そー悪いものではないでしょう(ランチャーもスーパーバードC2のアリアンⅤを始め、アトラス5やデルタⅣ、シー・ランチなどに対応可能)。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/society/space/products/platform.html

問題は、世界的なトレンドとしては、官需主体の重厚長大なランチャー・バスは淘汰傾向に有り、又、衛星バスについても、従来学生の教育目的やベンチャーの領域とされてきた小型衛星を多数同時に打ち上げて、複数機で広域エリアをネットする、「静止衛星なんて今日日流行んねーよ!(゚⊿゚)イラネ」的なプランまで実用化に漕ぎ着けようかという状況です。

「エアワールド」誌連載の星島秀雄氏のコラム抜粋
(今、発売中の号にも、小型衛星のトレンドに関して書いておられるので、ご一読をお勧め致します)
「ナショナル衛星バスVS官製衛星(欧州・米国・中国から見る衛星バスギャップ)」
http://opencube.dip.jp/~hh001/content/bus_gap.html
「スモール&マイクロ・スペースエイジ」
http://opencube.dip.jp/~hh001/content/small_micro_space_age.html

ランチャーに関しても、H-2A/B、GX、次期固体共々、世界の流れから遠くかけ離れた存在になっています。
「国際標準ランチャー競争」
http://opencube.dip.jp/~hh001/content/international_std_launcher2008.html

長々と書き連ねましたが、要するに今回のユーザーは「古い」事業計画・設計思想に対応したバスを求めていたら、DS2000に行き当たったのでは無いか?
もし、そうならば、今後柳の下に二匹目は居ない訳で、この手のバスとH-2A/Bで国際市場に切り込むという、MHI/JAXAの判断は間違っているのではないかという疑問を感じている訳です

投稿: yossi | 2008.12.03 23:48

>ヒトラー 最期の12日間

私のヲタ仲間はみんな劇場公開時に見たけど、ヘルメットお下げ少女に萌え!!、創○学会婦人部のババアのようなゲッベルスの嫁がこえぇという感想は一緒ですた。

個人的には、総統官邸地下壕のグダグダっぷりが以前の勤め先が倒産寸前だったときの社内の光景に重なるものがあり、ちとガクブルしました。
私は最後の希望退職(やっと年齢条件が合った)で脱出しましたが。

投稿: とーりすがり | 2008.12.04 00:47

北日本人民共和国ができてたら統一政策と再軍備の是非を巡って左右社会党が再統一せず、中立化による統一・再軍備反対の左派社会党と統一よりも西側自由陣営の一員を志向し再軍備に賛成の右派社会党に分かれたままだったんじゃないかな。そうすると当然保守合同も起きないので吉田系の自由党と反吉田系の民主党が並立したまま高度成長の時代を迎えると。55年体制は成立せず、自由党・民主党・社会民主党(右社)という主要3党の間で連立政権が組み替わる政治が実現して史実の西ドイツのような展開を辿っただろうね。

憲法9条は北海道戦争(朝鮮戦争と併せて極東戦争?)の際に保守2党と右派社会党の賛成によって改正、自衛軍の設置が憲法に明記される。ただ戦時中の記憶があるので陸軍は北海道に集中配置(これは『征途』と同じだな)、本土は予備部隊の他は警察力の増強で治安を維持。1960年の安保騒動はアメリカ側が旧安保条約の騒擾規定を削除する前提として憲法に非常事態規定を盛り込むことを要求、社会党(左社)・共産党が反対デモを主導するも主要3党の合意で改憲は成立。ただ社民党(右社)の懸念を受け入れて非常事態の適用地域を北海道に限定、その結果南日本は北海道だけを軍事化するという特異な防衛体制をとることで自由民主主義と再軍備の両立を実現すると。

誰かこういう仮想戦記書かないかなぁ(爆)

投稿: | 2008.12.04 01:51

>衛星バス
むしろ静止衛星は長寿命化、大型化の傾向ですから
低軌道の観測衛星などは確かに小型化傾向ですが。

>星島氏
この人、H-IIBのエンジンが試験で溶けてるとかH-IIの開発費が4兆とか
飛ばしまくってるので、正直自分はネタ程度に読んでます。
まあ方針への言い分は分らなくもありませんし、海外の話は面白いですけど。

NEC、三菱電機・重工は小型バス開発に乗り出してますね。
別にただ手をこまねいているわけではないでしょう。
http://www.nec.co.jp/space/technology/small_satellite.html
http://www.mitsubishielectric.co.jp/society/space/news080326.html
http://www.index.isas.ac.jp/News/20051130.htm
http://smartsat.jp/

投稿: | 2008.12.04 02:44

>石原莞爾が自ら指揮した錦州爆撃はどうだったか。ウ
>イッキによると病院も学校もやったようです。

そりゃ陸攻の中から人の手で爆弾を投げ落としてたんだから、照準もなにもあったもんではない罠。

投稿: truly_false | 2008.12.04 03:28

南日本では韓国並みに共産主義政党も社会主義政党も禁止。もちろん9条なんかも無いし徴兵制でほぼ戦前と同じ政治体制(むしろ悪化)じゃないかねえ?天皇制が残ったかどうかも不明。北の共産国家と南の軍事独裁国家。アジアの情勢でドイツのようにはならないってんならこの最悪の状態だってありえる。

投稿: | 2008.12.04 06:08

不当に石原莞爾を貶めようとするな

投稿: がんず | 2008.12.04 06:28

TOソープランド さんへ
アメリカの爆撃はきれいな爆撃。
日本の爆撃はきたない爆撃。

市民を対象にした東京大空襲を含む都市爆撃はきれいな爆撃なわけだw
病院や学校は残してくれたんですからね。

どっちもきれいなわけはない。

投稿: | 2008.12.04 08:51

アメリカの爆撃照準器の素晴らしさは松本零士も絶賛するところ。

ま、わたしも三親等内の身内を5人殺されましたけど。

投稿: 無問題 | 2008.12.04 09:34

>東京大空襲を含む都市爆撃はきれいな爆撃なわけだ

お陰様で本所深川は道路、街並みが”碁盤の目”に整備されきれいな街になりました。国家総力戦ゆえ仕方ないでしょう。

投稿: TOソープランド | 2008.12.04 10:02

地震が起こればチャンスって発想と同じ

投稿: がんず | 2008.12.04 10:36

TOソープランド さん
>お陰様で本所深川は道路、街並みが”碁盤の目”に整備されきれいな街になりました。国家総力戦ゆえ仕方ないでしょう。
>石原莞爾が自ら指揮した錦州爆撃はどうだったか。ウイッキによると病院も学校もやったようです。
土建屋の仕事をすれば許されるのでしたら、石原莞爾も感謝されているかもね。
ダブルスタンダードきわまりない。

投稿: | 2008.12.04 10:52

「つくる会」の内ゲバ楽しそうですな。
佐藤優と小林よしりんの喧嘩も要注目。

投稿: 無問題 | 2008.12.04 17:26

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