内部留保とは
※ 有権者 失業で「格差社会」実感
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000120812220001
>「今回のことで、国が困っている労働者を助けられないことがよくわかった。もう自民党には期待しない」
そうは言っても、格差社会の引き金を引いた小泉改革は国民挙げて支持していたわけですから。
ただ、私は自民党だけの責任じゃないなと思うのは、トヨタ&キヤノンが人切りを始めた時、小沢さんはもっと明確に麻生さんを糾弾すべきだったんですよね。あんたは、経団連の会長と前会長の会社があんなことをするのを許すのか、みんな右へ倣えをしてこれから大変なことになるぞ、と麻生さんを糾弾すべきだった。
でもあそこでは、民主党の危機感も薄かっただろうし、広報戦略上のミスがあったような気がしてならない。敢えて言えば、政府の無策はいくらでも歓迎しますよ、みたいな甘えが民主党にもあったよう気がする。
もちろんその前段階として、鈍感な自民、給付金しか見えない公明、という姿があって、本来なら、自民党の中から、「経団連要人のあんな暴虐をなぜ許すんだ!? あそこで食い止めておけば、まだダムが決壊する前に景気対策が効いて来るまで持った(かも知れない)のに」、と言える政治家がいなきゃならなかったんだけど、やっぱり自民党はそこまで劣化しているということなのでしょう。
何かこう、当事者能力を失っている自民党と、政権が近づいて浮き足立っている民主党という大状況の前に国民が犠牲になっている感じがしますね。こういう時やっぱり頼りになるのはコミン…‥(ry
※ マイナス金利
昨夜のWBSでは、「98年頃のバブル崩壊直後の超デフレになったら、マイナス金利政策だ」、と日銀出身、慶応の深尾光洋教授が仰ってましたが、どんなものでしょう。企業に対しては効果があるかも知れないけれど、預金はほとんどゼロ金利、国債もたいしたうま味が無い状況下でマイナス金利を導入しても、個人資産はタンス預金に切り替わるだけですよね。それとも、このアイディアでは、はなから個人資産のことは除外要因なんだろうか。
※ 大手製造業、株主重視で人員削減 内部留保、空前の33兆円
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008122301000451.html
来年以降のこともあるのに、内部留保なんか使えないでしょう、というご意見がありますが、内部留保というのは、こういう危機に備えるためでもあるでしょう。それに、仮にそこで内部留保を使い切ったら、資金を調達すれば良い訳で、今はそのための金融システムがいくらでもある。一部ガタガタとはいえ。その時に担保にするための資産も築いてきたじゃないですか。
今年、社会的企業という言葉が流行りましたが、これからの企業活動というのは、単に自己の利潤を追求するだけでなく、社会全体をマクロで見て、その中で自己の行動が社会的正義に照らして正しいかどうかを判断できないと駄目でしょう。そういう哲学の無い会社は、最終的には淘汰されると思いますね。トヨタもキヤノンも。
私が苛々するのは、こういう時にスタンドプレーに走って、「我が社はこんな状況ですが、人切りはしません。どうかそのことを株主の皆様にご理解願いたい」という大企業の経営者が現れないことです。そういう志のある企業は、そもそも契約社員なんか使っていないんだろうけれど。
* ところで、週刊ダイヤモンドのダイヤモンド・オンラインにある永田町絡みのコラムを最近読むたびに、この人たちは、あのムラ社会の分析に関して、全くダメダメだと思うのは私だけだろうか。
↓その他の話題はメ-ルマガジソにて
※ 農業政策
※ 英語で授業…「正直、無理」 高いハードルに先生困った
http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY200812220321.html
※ チェイニー氏、世論調査で米史上最悪の副大統領に
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200812230006.html
※ ブッシュ大統領、戦死した米兵遺族を7年間極秘慰問
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081223-OYT1T00599.htm?from=main1
※ 北京~上海間が10時間に、夢の「寝台新幹線」が開通―中国
http://www.recordchina.co.jp/group/g16144.html
※ 東京彩人記 フォトジャーナリスト・権徹さん /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/dialogue/news/20081210ddlk13040302000c.html
※ 竹島問題で韓国側主張の誤り覆す史料
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=508777006
※ 血液型を誤り輸血、直後に男性死亡 大阪府立病院
http://www.asahi.com/national/update/1223/OSK200812230016.html
※ 【公教育を問う】日比谷高校「真のエリート育てる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000536-san-soci
※ ネットの「炎上」ってどうしてなくならないの?
http://r25.jp/b/column/a/column_details/id/110000005566?vos=nr25mn0000001
※ 甲府城に5層大天守閣の可能性…25m級、松本城に匹敵
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20081223-OYT1T00104.htm?from=main1
※ 前日の空虚重量 69.3キロ
徹夜仕事継続中。多忙により6時半にタイマー更新。
体重が減るはずがなぜか増えている。やっぱり誕生日の食事が拙かったなぁ。
※ 有料版おまけ 住宅街の境界線トラブル
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コメント
派遣切りや格差社会に関して、NEWS23で怒りの矛先が派遣労働者に向いている云々番組に届いたメールを出して特集やってましたけど、いまやネットの世界でも自己責任論を上から目線で振りかざして溜飲を下げる向きは少数派になりつつあるんですよね。そういう事態を超越して状況は悪化しているから。
TBSだけにあの怒りのメールとやらもなんか胡散臭いですね。今のご時世あんな上から目線で断罪したつもりになって悦に入る莫迦がそう沢山いるとは思えないし、お得意の捏造の予感。
投稿: | 2008.12.24 10:33
2008.12.24 10:33の続き
すぐ身近なところで新型インフルのパンデミックが起きている時に、感染者は日頃の健康管理が云々とご高説を垂れる人がいたら笑いますが、まさにそれに近い違和感を感じました。
マスゴミはどうも視点がずれている気がしてなりません。
投稿: | 2008.12.24 10:36
マイナス金利:
預金者に与える精神的インパクトは大きそうですが、システム的には不可能ではないかと。
ゼロ金利に関しては、日銀総裁記者会見要旨で面白い下りがありました。
http://www.boj.or.jp/type/press/kaiken07/kk0812c.pdf
>私自身は、ゼロ金利政策との比較から言えば、今回FRBが準備預金の付利金利を0.25%に設定したことを非常に興味深く思いました。金融機関からすれば、FRBというリスクのない金融機関に0.25%の金利で運用することができるわけですから、逆に言えば、マーケットでは0.25%以下で運用するインセンティブがないわけです。付利金利をもっと下げることもありえた中で、0.25%としたことについて非常に興味深く思いました。<
つまり、白川総裁の見解によれば、アメリカの利下げはゼロ金利政策では無いというわけです。
投稿: 黒煎りゴマ | 2008.12.24 11:12
大石先生
昨日と一昨日のNHKの医療特集の件で、その収録内容を書いたブログがあります。
12月23日付けで、3回に分けて書いています。
一度、覗いて見てください。
参照ブログ
http://hello.ap.teacup.com/sodateru/
昨日のコメントに、イギリスの医療を称賛した本を紹介したのが、ありました。
一例のみでは、比較検討は不十分でしょうから、インターネットより拾ったのも、以下に置いていきます。その他も、クグっていただければ。
http://kamosika.blog19.fc2.com/blog-entry-1091.html
投稿: r | 2008.12.24 11:17
経理に疎いのですが決算書見てみました。
おうち(家財含む) 32,456,000円
サラ金から借り入れ 11,940,000円
銀行から借り入れ 7,991,000円
友達から借り入れ 656,000円
家族から借り入れ 397,000円
上手くお家が売れたら 11,472,000円
3千万のおうちにお住まいで、サラ金、銀行あわせて2千万借り入れ。って読んだんですがあってますか?
お家が目論見通りに売れて1千万残る豊田さんちってお金持ちなの?競売かかったら無一文じゃないですかね?
投稿: たつや | 2008.12.24 12:27
大石先生、新刊は一昨日,TUTAYAでゲットしました。さすがの司馬女史も名誉の負傷ですか。わが親父殿はビルマ戦線で、チェッコの貫通弾を右腋下に受けたときは気絶したそうですが。ところで、兵士は3分で1km移動可能とかかかれていましたが、これはチト法螺の吹きすぎでは・・、1kmを3分で走りきるというのは大変な速さで、箱根駅伝あたりの通過タイムは1km/3分を基準とします。いくら鍛えているからといって、装備を背負った兵隊が、しかも、勾配がある地形を、そんなに早くは走れたら、それは大変だと思います。と言っても、小説としての面白さとは別の問題ですが。
投稿: 牛島 | 2008.12.24 12:27
>有料版おまけ
今年は「北方領土」専心で、ハードカバー執筆に割く時間が取れなかったのは、残念ですが、マメタンとかシーバスターとか、blogで採り上げられたトピックが盛り込まれていて、大変楽しませて頂きました(^^)/~。
いよいよ、来月刊行の7巻で完結ということで、サハリンが緩衝地帯として機能するのでは、と予想していているのですが、どーなんでしょうね(^^;?
投稿: yossi | 2008.12.24 12:34
>東京彩人記
まさに、通報すべき事案ですね。
このジャーナリスト、その存在を知りながら、通報もせずに
写真を撮り続けて写真集売って金儲けですか。
その写真集の宣伝を嬉々として掲載する毎日新聞の神経も疑うな。
投稿: くま | 2008.12.24 12:38
>マイナス金利:
>預金者に与える精神的インパクトは大きそうですが、システム的には不可能ではないかと。
システム的にはいろいろなテクニックがありますよ。
資産課税が一番手っ取り早いですね。今でも土地や自動車には課税されているわけですから、株・現金(銀行口座)・貴金属・美術品・国債や公債などに保有税や登録税をかけるのはそれほどヘンな話にはなりません。
銀行口座にマイナス金利を付与するのはたいして難しい処理じゃないですし、貴金属や美術品なら取引時に物品税を重くかければ実質的に同じことになります。
弱点としてはシステムから漏れて「節税商品」になったものに一気に資金が流れこんでバブる可能性があることでしょうか。
ただ、国家国民にとって不可欠なもの(食料とか原油とか)ではない、どうでもいいものに資金集中する分にはいくらバブってもたいして社会に実害はありませんから、わざと芸術・音楽・文学あたりをリストから外して知的産業にバブルを誘導してもいいかもしれません。
ガソリンが200円になるのは困りますが、大石先生の自筆原稿に1億くらいの値段がつく狂った社会になっても、我々はさほど困りませんからね。
投稿: ez | 2008.12.24 12:53
>英語で授業
英会話には慣れが一番重要ですが。某大学の言語センターで英語を教えてきた先生によると、語彙力がある人ほど上達が早いと言ってました。英語教師の正確かどうか分からない発音での授業より、単語を覚えさせた方が、結局は早道かも知れません。
>日比谷高校
最盛期の日比谷では、全国から生徒が来ていました。遠い所は下宿で、埼玉、千葉、神奈川県からは、住民票だけ知人の所に移した「都民」が大勢いました。先生だってみんな知っていた。殆ど今の私学と変わらなかった。これって昔の府立1中の頃から同じだったはず。学校群で正常に戻っただけかも。
投稿: | 2008.12.24 13:00
マイナス金利は借金してる人を助けるものじゃ
企業だけでなく普通の人も借金はします
投稿: | 2008.12.24 13:02
>装備を背負った兵隊が、
ファイルに検索を掛けてみたのですが、これは、ロシア軍が追いかけるシーンですよね?
ここは一応、「身軽な格好で」というエクスキューズが文中にございます。何も「背負って」はいないんです。それに、千メートルを3分のリズムで、それ以上の長距離を走るようなシーンではなく、その千メートルを3分で走らなければならない、というシーンのはずですが。もし私がシーンを勘違いしていなければ…‥。
別に何の気無しに出した数字ではありません。アサルト一挺持つだけでも重いですから、それはたった千メートルでもあり得ないだろう、という突っ込みになると、微妙な所かも知れませんが、戦争という人間のフィジカルな能力が極限まで引き出されるだろう状況を考えて、この数字にしました。4分だと緊迫感が出ないと思いまして。
この件は、機会を作って改めてご説明します。ちょっと今、徹夜明けで時間の余裕も思考力もボロボロなもので orz。
投稿: 大石 | 2008.12.24 13:29
30兆円の内部留保がどれほどの余裕だというのでしょうかね。
派遣を全部カットしても残存兵力は8割。それすら今まで週休2日でも連日残業込みで10時間労働していたものが、週休3日残業無し、ライン実質6時間稼動にまで落ち込もうかっていうときに。
売り上げがあり利益があれば30兆円はたのもしいでしょうが、売り上げが落ち、生産落としても在庫がたまる状態ではね。
さらに設備投資部門なんか、直近でも来年6月まで仕事が無いってのがザラの状態なのに。
そしてそれでも切れない一次二次の協力会社も守れなけりゃならない。
二次産業の現場はもうズタズタで戦後最大のペースで落ち込んでいますよ。製鉄も駄目、造船も現在の受注残の後は不透明。バブル崩壊とか過去の不況時と比較しても、それよりも急速な落ち込みの現況を考えれば、各企業の判断は当然のこと。
投稿: | 2008.12.24 13:30
ez様:
>システム的にはいろいろなテクニックがありますよ。
すみません。社会システムではなくてコンピュータシステムです。
マイナス金利に対応したコンピュータシステムを、原則的には一斉に立ち上げ
なければならないんで。
資産課税は現実味があると思います。
投稿: 黒煎りゴマ | 2008.12.24 13:53
自己レス済みません。あわてて資産内訳見てなかったですね。
おうち(家財含む) 32,456,000円
内訳
現金 11,880,000円
預金 5,894,000円
株 7,035,000円
おうち(家財含む) 7,764,000円
株がまともに売れれば 借金ゼロで700万のおうちだけ残るってことのようですね。
おうちが残るだけいいのか。
投稿: たつや | 2008.12.24 15:18
イギリスの医療を賛美するプロパガンダは、以前からNHKに根強くあるものですが、私はソビエトにも劣る様なウンコ医療を国民に押しつける塵屑共はみんな死んで地獄の業火に焼かれてしまえば良いと思いますね。
日本の医療従事者が、子供さんをイギリスのウンコ医療制度で殺されかけた事例が下記に紹介されています。
イギリスで病気になってはいけない
http://www.geocities.jp/jgill37jp/dates.html
イギリスの医療はソ連の医療にも劣るほどのウンコ。医療は無料だが、病気を治したければドーバー海峡か大西洋を渡らねばならない。
イギリスにせよ、アメリカにせよ、お金持ちならお金の力で快適に大概の病気を治すことができます。一般人は、苦しんで死ぬか苦しんで片輪になるというまさに格差・階級医療そのものです。
NHK、殺生奴隷省、自民党が何を考えているのか、よく分かるトンデモナイ番組でした。やはり自民党には完膚無きまでに破滅してもらわないと駄目ですね。
投稿: 番場蛮 | 2008.12.24 15:31
↑
すみません。コメントを書き込むエントリーを間違えました。
投稿: 番場蛮 | 2008.12.24 15:33
陸上1000m走の
世界記録は2分11秒96
男子日本記録は2分19秒65
女子日本記録は2分41秒08
3分はかなり無茶。
4分でだれるんなら
秒表示にすればよかったのに。
投稿: | 2008.12.24 15:49
>1km3分
装備持ってると無理ですし、平均的な兵士には平地でも達成不可能です。
とくにブーツ履いてるとタイムが落ちます(足首の蹴り出しが出来なくなるので)。
とはいえ、走力に特化した訓練をしている兵士が、戦争で命かかってる状態で下りコースを走るなら3分は達成可能なレベルだと思いますよ。3分30秒なら確実と言えるんですが。
ちなみに自衛隊恒例、富士登山駅伝の上位タイムは上り坂の3区で4.5km/19分(1kmを4分10秒のペース)、同じコースを下る8区で4.5km/12分(1kmを2分45秒!のペース)です。
1kmだけでいい(&転倒と怪我のリスクを度外視して一発勝負で走る)なら、彼らは上り坂を3分30秒、下り坂を2分30秒で走破するモンスターです。
投稿: ez | 2008.12.24 16:30
>>TBSだけにあの怒りのメールとやらもなんか胡散臭いですね。
2ちゃんでも見てみたら?自業自得ってメッセージで埋まってるから。
投稿: | 2008.12.24 16:50
> 格差社会の引き金を引いた小泉改革は国民挙げて支持していたわけですから。
次の首相としてまた小泉が一番人気らしく、愚かな国民が少なくないようです。
投稿: | 2008.12.24 17:32
>小沢何故怒らない
そりゃあ、経団連に名を連ねるような大企業や業界団体から多額の政治献金を貰っていますから、
政治家個人でもですけど、政党としてみた場合にはカネと票両面で企業に依存しまくっていますから。
特に小選挙区制になってから組織動員が選挙の勝負決めるようになったし、そういう空気は地方議会や首長にも影響する。
カネに関しては全国レベルよりは地方の県連レベルがひどい。
タニマチには甘くなるのは自民も民主も同じ。
かといって公明や共産のようにお布施中心でやったからといって公平になるとは限らないのが悩ましいですが。
投稿: 業界インサイダー | 2008.12.24 17:48
飯島愛自殺ですか・・・
クリスマスイブの日を狙ったんですかね。
黒煎りゴマ 様
>社会システムではなくてコンピュータシステムです。
今の電子システムのフクザツさは凄まじいですから。
定率で計算出来て、年に一回しか引き落としがないマイナス利息計算程度ならなんとでもなると思いますよ。阪神タイガースのシーズン成績比例の預金口座があるぐらいですし。もともと、後から新型金融商品やポイントサービスを追加で組み込めるようになってます。
ついでに言うと、現金そのものにマイナス金利を付ける方法もあります。
5年ごとに新札を発行して、旧札との交換に手数料を徴収すればOKです。
これで現金保有に対して事実上のマイナス金利効果を付与することが可能です。
減価されるのが嫌なら銀行に預ければOK→そこで資産把握され、口座資産税の対象に、と。
投稿: ez | 2008.12.24 18:20
>有料版 給付金
給付金の額は一人12000円でしたっけ?全額差押したら、少なくても市町村税だと軽自動車税の1,000円とか7,200円は完結しますね。軽自動車税、額は少ないのに数だけ多くて、滞納者の大多数は差押可能財産がない。実車なんてとっくになくなったりしている案件ばっかでしょうし。1,000円滞納も1億円滞納も徴税コストは大差ないですから、給付金差押を可能にすれば徴税コストもかからない、更に口座振込にすれば滞納者の持っている口座もすぐ判明して更に口座に入っている預金もドンドン差し押さえられるという一石二鳥の世界ですね。
あと固定資産税の話もちょっと意味不明。国税と県と市町村はある意味競争相手で、滞納者の限られた財産を巡って熾烈な先陣争いをしている関係上、そういう連携は現状では不可能でしょう。必要なのは年金の統一よりも税金の統一ですよ。
投稿: 公無員 | 2008.12.24 18:25
ウンコが好きな人がいる……
投稿: | 2008.12.24 19:14
>来年以降のこともあるのに、内部留保なんか使えないでしょう、というご意見がありますが、内部留保というのは、こういう危機に備えるためでもあるでしょう。それに、仮にそこで内部留保を使い切ったら、資金を調達すれば良い訳で、今はそのための金融システムがいくらでもある。
私は決して財務に詳しい訳ではありませんので、以下間違いなどございましたらご指摘いただければ幸いです。
内部留保と言うのは現金ではありません。
既に設備などに投資されている分も当然あります。
ぶっちゃけ内部留保が幾らあろうとも、現金が足りなくなれば倒産します。家屋敷があっても現金が無ければ飢え死にするしかない。
内部留保を使い切ると言うのは、自己資本比率が限りなく低下し(トヨタだと1%程度ですね)超過一歩どころか0.1歩手前と言う状況で、その状況では資産はほぼ全て担保になっており新たに調達するのは多大な困難を擁するかと思います。
トヨタの営業赤字は1200億。営業赤字です。
今季の債券価格の下落を考えると、営業外でどこまで損失が出るのか。上期で五千億の黒、下期で7千億の赤と言うことは、来期は1兆円を越える損が出る。どうやって資金調達するのか。
安穏としていられる状況では無いと思いますよ。
関ヶ原でも、島津が最初から「全員生還」を目差していればどうなったか。撤退戦は最初にどこまで犠牲を払うかが重要でしょう。
投稿: 紅 | 2008.12.24 19:22
>マイナス金利
取り付け騒ぎが起きますね。預金封鎖でもしますか。
>給付金
ここでよく語られる「負の所得税」と給付金って意味合いとしては同じ性質だと思うのですが、何で後者の評価って低いんでしょうね?
税金払わない人間ほど相対的に得をするじゃないですか。
投稿: 紅 | 2008.12.24 19:33
>飯島愛
ブログで部屋が寒い寒いと言っていたし節制とはほど遠い生活だったようだから、体を壊したのじゃなかろうか。
東京12chの経済番組で売掛金には課税されないから回収しないようにすれば金が回るなんて大ウソこいてた解説者がいた。
投稿: プラスチックソックス | 2008.12.24 20:23
テレビ東京でした
投稿: プラスチックソックス | 2008.12.24 20:24
ez様:
>マイナス利息計算程度ならなんとでもなると思いますよ。
SEの端くれとして言わせていただきますが、甘すぎる見方だと思いますよ。
投稿: 黒煎りゴマ | 2008.12.24 20:31
>2ちゃんでも見てみたら?自業自得ってメッセージで埋まってるから。
1年前から比べたらそういう対岸の火事気分のレスは減ってるよ。
投稿: | 2008.12.24 21:08
大石先生、深尾光洋といえば、『ゼロ金利と日本経済』日本経済新聞社が出版された2000年のころから、シルビオ・ゲゼルのスタンプデューティーを紹介していましたが、当時一般社会では顧みられることはなかったですね。
そのときの深尾光洋の意見は、まだ現金自体に課税することへのためらいがあるような論調でしたが、『金融政策論議の争点』日本経済新聞社2002年になると、その本の中の論文や討論で現金自体に課税しなければまずいと発言していますよ。
小宮隆太郎はたんす預金は見逃してもいいのではないか、と発言しましたが、深尾光洋は現金に課税しなければまずい、といってますよ。嘘だと思うなら読んでみてください。
現金に課税するというのは政府にお金を引き上げることだから需要抑制的に働く、とも指摘されましたがね。
デフレとはお金の価値が上がって、モノの価値が下がるので、お金が流通しにくくなるということですね。多くの個人や法人が物より金のほうが大事だと思うので、金を使わなくなる。金の価値そのものをモノの価値より下げるような策を講じないと意味ないのでしょうね。
投稿: まえやま | 2008.12.24 21:39
国政選挙の投票用紙は、政策毎に○×を付ける様式
ではありませんからねえ。
一票を投じるだけで、その候補者、あるいはその
政党を全肯定することになるというのは、有権
者としては、チトつらいですな。
特に前回の衆議院選は、郵政民営化是非の、国民
投票的な意味色合いが強かったし、その選挙で得た
多数政党は、当時の主張にはほとんど拘束されず、
好き勝手に行動しているわけで、真剣に投票する
のもバカみたいな状態。
投稿: 麿 | 2008.12.24 23:29
>当事者能力を失っている自民党と、政権が近づいて浮き足立っている民主党
仕事はしているけど、それがきちんと国民に理解や実感されずに批判される自民党と、選挙運動以外全く興味がない民主党のほうがしっくりくるような。(プラスして、与党を叩く為のツールとしか派遣を認識していないマスコミと、自分で情報を調べようとしない多数の国民)
あと、民主が派遣に冷たいのは、経団連じゃなくて連合の顔色窺っているだけではないですかねぇ? 何しろ派遣保護に走った場合、企業としては、多かれ少なかれ正社員にしわ寄せが来る可能性が高いので、連合は表面上はともかくホンネでは黙っちゃいないでしょうし。
そうじゃなければ、与党案よりも派遣に冷たいザル法案を強行採決しますかねぇ。(まああれは、強行採決して少しでも多くの国民の目から、自分達のザル法を隠そうとしたためだとは思うけど)
投稿: | 2008.12.25 00:45
民主の選挙一本やりの姿勢はそのとおりと思いますが、それは野党たる立場の違いでしょう。さりとて、自民がきっちり仕事をしているとはとても思えません。とうとう二次補正を出さなかったしね。確かに、後で出しても間に合うかもしれないけど、景気対策ってのは最初が肝心で、政府府が「景気を浮揚させる」という強い決意を市場に示さなきゃならないと思う。お金を実際に出すタイミングではなく、決意を示すタイミングには出遅れたといわざるを得ない。
元々、選挙を意識した人寄せパンダ内閣だから、大臣たちが実際に何をしているかが全く見えてこない。小渕なんて何してるのか?国民の目に映るのは、麻生さんだけ。その他の大臣の動静がほとんど伝わってこない内閣なんて、あまり聞いたことがない。こんにゃくゼリー叩きの勘違い野田といい加減国民年金のマスゾエくらいかね、聞こえてくるのは。この不況で、経済や金融担当大臣が紙面に上がってこない内閣っておかしいでしょ。
投稿: | 2008.12.25 07:19
>とうとう二次補正を出さなかった
・確実に通すためには年明けがいい(年内だと廃案になる恐れがある)。
・そもそも金融機能強化法が通った後じゃないと二次補正の中身を組めない。
から年内に二次補正を「出せなかった」と理解しているのですが違うのでしょうか。
>経済や金融担当大臣が紙面に上がってこない
日経読んでるとちょくちょく出てきてませんかね?
投稿: nampac | 2008.12.25 07:47
麻生内閣の言い訳ではそうでしたね。
組もうと思えば組める出すべきだということは自民党の一部の議員は言っていましたがね。塩崎元官房長官とか。
官僚配慮で出さないのが本音でしょ。この間に天下りも渡りも完全骨抜きにしちゃったし。
投稿: | 2008.12.25 08:32
>から年内に二次補正を「出せなかった」
政策を通すのが政治家の仕事ですから、「出せなかった」は単に力量の無さを露呈しているだけですよ。
そもそも11月の頭までに法案を全部衆院通しておけば今国会で再議決できたんですから、あの時点で戦況の急速な悪化が読めなかった(準備を怠った)という時点でちょっと「自称、有事の麻生」としては看板倒れですね。
投稿: ez | 2008.12.25 08:34
>国民の目に映るのは、麻生さんだけ
写してるのはマスコミだよん
>格差社会の引き金を引いた小泉改革
こういうのがマスコミ・ネットで定説になってることが、私には信じられない。うま~くミスリードに乗っかってるようにしか見えない。
まぁ、取り敢えず現状の派遣切りと、小泉改革にはあまり接点がないですよ。
またトヨタにしても、期間工の正社員化、グループ・下請企業への斡旋とかにもかなり(充分とは言わないが)取り組んで来たはずなんすけどねぇ。(実績知らないから、風説の流布かもしれん)
あだ花ですなぁ。
で、すべては米国(ブッシュ)のせいって。どこまで...(ry
投稿: nao_c/w | 2008.12.25 08:58
製造業への派遣解禁したのは小泉内閣。
斬り易い制度を導入したのも小泉内閣。
批判の多さに1年を3年にした程度。
>※ ブッシュ大統領、戦死した米兵遺族を7年間極秘慰問
まあ、ワシントンタイムズですからね。所詮は世界それぞれの保守層の耳に心地よい報道をして取り入るカルト統一協会、原理の手先。
日本では世界日報がワシントンタイムズ相当ですね。勝共で保守層に気持ちのいい言説流して取り入るのと同じ。
投稿: | 2008.12.25 09:39
システム的にはマイナス金利は可能かもしれませんが、実務的にはマイ
ナス金利には原則できないと思います。
円で預金するよりプラス金利である外貨を選好する人が殆どになります
し、銀行に円預金は殆どなくなるので企業は円での借入はできなくなり
ます。巨大な円売り外貨買いが発生するので、円は暴落する可能性が高
くなります。
投稿: ysaki | 2008.12.25 09:49
>円は暴落する可能性が高くなります。
円が高すぎて困ってるときに、暴落の心配をしても仕方ないと思いますが。
そもそも、暴落しかけたら金利を上げりゃすむことです。金利を上げる余地はいくらでもあるんですから。
投稿: ez | 2008.12.25 10:06
ez様:
>円が高すぎて困ってるときに、暴落の心配をしても仕方ないと思いますが。
横レスすみません。
ez様のご意見は参考になる事が多いのですが、論調が積極的過ぎるのが気になります。
悪い言葉で言えば、軽はずみでしょうか。
もちろん議論をシュリンクさせるべきではないですが、自分が責任を取らなければならない立場になった場合にその政策を決断できるかどうか、そんな事もお考えになったほうがいいのではないでしょうか。
投稿: 黒煎りゴマ | 2008.12.25 10:41
コメントを良く読んで頂きたいのですが、これは、円を
マイナス金利にした時の影響について書いたものです。
で、マイナス金利にはできないと言おうとしています。
投稿: ysaki | 2008.12.25 10:55
企業側は派遣会社との契約。
企業側が業績などで人員削減を行う場合、真っ先に考えるのが派遣会社との契約解消。
派遣社員が自分を雇ってくれた派遣会社を飛び越えて企業側に文句を言うのはナンセンス。
企業が下請けに出す仕事が無いと内部留保金使って下請け支えなけりゃならない?
そんなことは無い。
企業側が忙しくなり、少ない経費で人員増員するために派遣会社と請負契約を結ぶ。
当然、仕事の量により増員、減員はある。
今回のような場合、派遣社員が企業側に言う事は「いままでありがとうございました」
企業側や正社員からは「大変でしょうけど頑張ってください」というのが普通だと思う。
何とかしてくれ!というのは派遣会社側に言うこと。企業は関係ない。
実際そういう行動を起こしている集団もいるしこれが正しい行動。
非正社員がキヤノン請負会社と団交、越年資金で合意
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/oita/20081225-OYS1T00194.htm
投稿: | 2008.12.25 11:24
>劣化している
要因分析ぐらいはしておいた方がいい。
一部では既に騒動になっていたし、反転現象は着実に起きている。
>給付金
金額が某品の総換算額相当。
プライドと執念がなせる所業。
最近はエンジニアリングデータすら取れない技術者まがいの人達が増えているという。
これは経済界の人達も同様の感情を抱いていて、特にある某企業の変貌ぶりに驚いているという。
ここで技術立国日本における「常識」について。
「常識」=「エンジニアリングデータ」
技術関連の人間であれば基本中の基本とされるものであり、必須の項目であるはずのものが現在どうした理由からかすっぽりと抜け落ちているという話がある。
そう、サンプリングの量は一つの材料に対して100、あるいはそれ以上上だったか。
とにかく徹底した分析や解析を行ってから製品等に的確にしかも絶妙な方法論を用いて利用する事をまず第一に考えていた。
何事もこつこつと丹念に積み重ねて昇華していく、これが本物の技術。
現在はどうなのか、それはまさに神のみぞ知る。
そんなご時世を反映してか、WINDOWSは今月また追加で「一件」修正パッチを出す。
投稿: | 2008.12.25 12:20
エンジニアリングデータを取るという作業は途方もない「根気」と一定量の時間を必要とする仕事であり、技術者であれば誰もが知っている常識中の常識であり、技術自体そうした諸々の事を徹底的に追及して作りあげてきた、という事もお忘れなく。
それでは皆さん、いい正月を。
投稿: | 2008.12.25 12:34
池田信夫教授に一つ伝えておく。
事情はいろいろとあるかもしれないが、あくまでも科学と技術は別個のものであり、なるべく混同は避けなくてはならないという事。
それではいい年を。
投稿: | 2008.12.25 12:59
このブログだけではないですが、最近あちこちで内部留保、内部留保っていってますけど、内部留保ってお金じゃありませんから。
だいぶ上にもコメントありましたが、内部留保は以前こんだけ儲けましたってだけ。
その儲けが今どんな形をしているかは別。
設備投資に使ってしまえば、固定資産があるだけ。
そういう会社に内部留保使えってことは、工場売り払えということ。会社つぶれますよ。
黒字倒産って言葉があるように企業にとっては資金繰りが命。
売り上げ上がらずお金が入ってこないのに余分な人雇ってたら直ぐに不渡り出して倒産です。
通常企業は年間売上額の10~20%程度しか現金はもっていませんから、
急激に売上が下がったら大変ですよ。
銀行はお金が余っている企業には金貸しますが、お金に困っている企業には貸しません。
(貸しても返ってこないから)
そういう意味では今回の派遣切りは仕方がない面もあります。(前面肯定する気はありませんが)
投稿: | 2008.12.25 23:02