先駈けすることの意味
※ 麻生首相が施政方針演説で陥った矛盾
http://diamond.jp/series/uesugi/10063/
>麻生首相が、「日本だけが助かればいい」というようなこの種の言葉を吐いたのはこれが初めてではない。<
>だが、これこそ「自国の利益を優先」した考えではないか。金融サミット以降、こうした日本政府の考え方こそが、英国のブラウン首相やフランスのサルコジ大統領からの名指しでの批判を許すことに繋がっているということになぜ気づかないのだろうか。<
もう我慢ならんので書かせて貰う。上杉隆という人は、週刊ダイヤモンドのサイトで論考を披露するような知性を寸分も持ち合わせちゃいない。
第1に、「しかし、大胆な対策を打つことで、世界で最初にこの不況から脱出することを目指します。」いったいこれの何処が、「日本だけが助かればいい」という意味に解釈できるのはさっぱり理解できない。第2に、いったいそれの何処が悪いの? 世界中の指導者にとって最優先するのは自国の利益であって、世界不況で沈んでいる時に、みんなで雑炊を分け合って頑張りましょうではない。
第3に、それが日本であろうがイギリスであろうが、何処かが頭一つ先にこの状況から抜け出して回復することは、世界経済に取ってプラスであれこそすれ何らマイナスになるものではない。いち早く不況から抜け出した国が世界経済をボトムから引っ張り上げる成長セクターになれるではないか。それが日本だろうがアメリカだろうがイギリスだろうが、たぶん世界の誰一人として構いはしないし、批判する国は無いだろう。
>英国のブラウン首相やフランスのサルコジ大統領からの名指しでの批判を許すことに
10年を越えてバブルに踊った英国、日本嫌いのサルコジ。何かこの連中から批判されちゃ拙いのか? 何なの? そんなに偉いんですか? 欧州の指導者は。
あと、麻生さんが消費税上げに執着することをして批判する人々が多いけれど、これはいろいろと意見がある所だろうと思う。私は評価します。なぜなら、そこに触れることなく、バラマキをやればやるで、日本のマスゴミは「政府は財源の裏打ちなくバラマキしている。なぜはっきりとこの後消費税を上げると言わないのだ!」と延々叩き続けるからです。同時に、マスゴミの出方遺憾に関わらず、財源の裏打ちのないバラマキということで、市場には不安心理が蔓延するでしょう。世界にも。それがひいては、期待しただけの経済効果を減殺する結果になるかも知れない。だから私は、消費税上げを支持します。
※ 金融危機の嵐に直撃されなかった日本経済が、今ほかのどの先進国よりも急速に縮小している。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/501
またエコノミストか…‥。あんたら、人の国にとやかくけちをつける前に足下を見ろよ。
※ <失業>派遣・請負40万人が3月末までに 業界団体見込み
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000150-mai-soci
自己都合で無い失業というのは、本人にとってはもちろん人生にそう何度も遭遇することの無い衝撃的な出来事で、もし家族でもいたら、横浜市や川崎市くらいの人口が、僅か半年くらいで生活の糧を失うということでしょう。それ自体は大きな問題です。
ただ、言葉は悪いけれど、彼らは日本経済にとって棄民同然の人々ですよ。別に住宅ローンを抱えていたわけじゃない。ローンはせいぜい車程度。健保や年金はあったり無かったり。もちろん今後、彼らの社会保障がずしりと自治体や国にのしかかってくるけれど、実は消費経済上では、そもそも存在感が希薄だった集団です。
どちらかと言えば、彼らが消費経済から脱落することより、生産の現場が縮小することのダメージの方が大きい。
もちろんこの後に、正社員60万人の雇用が失われたりしたら、人口の1%が職を失うことになる。これは無視できない大きな影響を及ぼすでしょう。
でも逆に言えば、構造転換するチャンスですよ。農地改革をきっちりやって参入障壁を取り除くとか、デフレを止めて、人集めに苦労している居酒屋のバイトでも家を買えるようにすれば良いじゃないですか。日本のサービス業の労働生産性は低いと叩かれるけれど、それは人材の使い捨てが前提の欧米と比較してのことでしょう。欧米モデルはもう潰え去ったのですから、日本なりの経済ルールをもう一度構築すれば良い。
今週もテロ朝の番組で、「ワタミ」が農業に乗り出しているというのを取材してヨイショしていた。今は生産した農産物の7割をグループ内で消費して、残りを市場に出しているけれども、将来的にはこれを逆転させたいと。
農業に新規参入できるというのは結構なことで、しかもそこから利潤を上げるというのも大事なことです。でもテレビは、そのワタミの社員がどんな生活を過ごしているかは突っ込まないんですよね。私はあそこで、居酒屋の店員から、農作業に転職した人々が、ほどほどに良い暮らしをしているとはとても思えない。彼らが、きちんと人生設計できるまでの稼ぎが得られるようにしないと駄目ですよね。
↓その他の話題はメ-ルマガジソにて
※ 朝日新聞襲撃犯、名乗り出る…87年阪神支局で発生
http://www.zakzak.co.jp/gei/200901/g2009012817_all.html
※ 漁船拿捕事件 仮眠中に流され、戻ろうとしたところ臨検
http://www.asahi.com/national/update/0129/OSK200901280109.html
※ 安心・安全ナビ:携帯電話のパケット定額サービス。利用するとき気をつけることは。
http://mainichi.jp/life/electronics/news/20090128ddm013100127000c.html
※ 西之表、垂水を合区へ 選挙区2減21に/鹿県議会
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=14970
※ 地球滅亡は2012年? 「マヤ文明の予言」で議論に
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200901280030.html
※ <日本代表>バーレーンに敗れる アジアカップ最終予選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090129-00000013-mai-socc
※ 英国Amazonでのお買い物が危険すぎる
http://www.excite.co.jp/News/column/20090128/Getnews_4200.html
※ 赤白ストライプ邸、調和乱すとまでは…楳図かずおさん勝訴
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090128-OYT1T00631.htm?from=top
※ 前日の空虚重量69.5キロ
風邪、鼻はちょっと楽になる。少なくとも昨夜は熟睡で来た。喉はまだ辛くて咳が続く。
※ 有料版おまけ XF-85 Goblin
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コメント
>垂水にルーツがあって、島でも暮らしました
立候補しましょう。もちろんお題は「馬毛島」です。それじゃ勝てないって?
投稿: pongchang | 2009.01.29 10:22
メディアで経済学者達が「デフレの恐ろしさ」を散々言っているのに、直に聞いているはずの番組制作者達が「激安」とか「節約」とか「中古市場」を肯定的に採り上げているのが、私には全く理解出来ません。
爆笑問題の太田は森永の隣で堂々と「経済学なんて嘘っぱちだ」みたいなこと言ったような。
面と向かって罵倒や無視をされているのに言い返さない経済学関係者ってのは、まぁ自分のポジションを解っているんでしょう。
投稿: てんてけ | 2009.01.29 10:25
PALなんて見る方法はいくらでもありますよ。
パソコン不可テレビ視聴オンリーってんなら
それはそれで手間が1回増えるだけ。
HDDに落とせば後はやりたい砲台。
投稿: | 2009.01.29 10:32
>有料版おまけネタ
有人機に無人機を積んで、目的地近くで放り出すってのは、まさにこれではないですか。
離島有事に無人偵察機 防衛省、21年度導入へ -MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090124/plc0901240138000-n1.htm
胴体を90度傾けるってのは、1977年ごろにグラマンがこんなのを米海軍に提案してまつ。
http://www3.kcn.ne.jp/~a400lbs/sfs/page022.html
投稿: KWAT | 2009.01.29 10:47
初期の頃はともかく中国製が主流になった時点からPALが見られない
DVDプレーヤーなんてほとんどないですよ。
投稿: | 2009.01.29 10:49
既に製造業現場では多くの企業が金土日の週休三日制。
自動車関連中心に操業度が10~30%まで落ち込んでいる状態で夜勤も当然無し。
これらの派遣は当然解雇だが正社員も給与の大幅減額。5月に回復の見込みも立たなければ、さらに水曜日も休みにして週休4日制。
既に三菱自動車水島工場は2月の操業を7日だけに決定。去年に比較して1/8の操業。
正社員は残業無しのうえに休みになった13日分の給与15%カット。で実質収入の3割減の状態。
これがさらに下請け協力会社はもっと悲惨。
5月を越えて回復見込み無ければ失業者は200万人に達しても不思議じゃないし収入減は既に確実だから
消費はさらに落ち込む。当然内需も落ち込み物は売れないからさらにデフレは進行する。回復の見込みは無いから
金を持っている人間の自己防衛は使わないで貯蓄すること。
投稿: | 2009.01.29 11:20
>PALが見られないDVDプレーヤー
リージョンコードの解除/変更のこと?
投稿: フロレスタン | 2009.01.29 11:41
景気刺激策である給付金を永続的な大衆課税である消費税でファイナンスしようというのが無茶苦茶です。
「こんなお金使ってもいいの?」
「大丈夫です。月々わずか500円でしかも3年後からのご返済でOKです」
「ああ それなら安心だ」
「お支払期間は永遠ですが・・」
投稿: | 2009.01.29 11:56
消費税を上げるなら、出来れば小泉か安倍、最悪でも去年の福田内閣の間でやらなきゃならなかったんですよ。
一応戦後最長の(バーチャル)いざなぎ景気だったんですから。それに参院選後なら次の選挙までしばらく時間がある。福田は北京オリンピックだサミットだと遊んでいる暇があったら、さっさと消費税を強行採決でもなんでも上げておくべきだったわけですね。
不況とデフレに突入してからの消費税増税は、それこそ橋本政権の失政の再来ですよ。
大失敗して日本を失われた10年に叩き落した政策を、この未曾有の大危機にもう一回やろうっていう神経が全く分かりません。
既に日本の「溜め」はゼロなんですよ。
次の失われた10年は、日本の先進国からの脱落を意味します。
そんなにみんな、後進国になりたいんですかね。
投稿: ez | 2009.01.29 12:25
消費税:
生活弱者の立場から言わせていただくと、税率は堂々と上げたうえで
弱者対策に回してもらったほうがいいですけどね。
ez様:
円高は日本の底力が評価されている証左ですよ。
むしろ、後進国並みの弱者対策をどうにかしないといけないと思いますよ。
投稿: 黒煎りゴマ | 2009.01.29 12:34
>赤白ストライプ邸
高さ100フィート以上で横縞なら、航空法で定められているので、問題無かったか?(住宅街にはまず建てられないでしょーが(^^;)
>KWAT さま
ナットクラッカーですね、懐かしい(^^;
米海軍が制海艦に凝っていた頃の産物で、他にハリアーを劇場板マクロスよろしく、アームで発進・回収するプランなども有った様です。
現代だと、TALDや曳航型デコイがゴブリンの代わりというべきか?
投稿: yossi | 2009.01.29 12:36
>経済学関係者ってのは、まぁ自分のポジションを解っているんでしょう。
占い師とどっこいどっこいの連中だと思いますよ。
小賢しい理屈をいくら並べ立てていても、それはあくまで過去の分析であって、未来予測に耐えるだけの強さなんてありません。
>不況とデフレに突入してからの消費税増税は
だから麻生は「景気が回復基調になってから」と耳タコになるぐらい言っているわけだがw
政府に文句をつけたいだけの知能の足りないバカは、いつまでたっても鸚鵡返しに同じ言繰り返すんだよね。
投稿: | 2009.01.29 12:42
>増税
自分としては、税金は「取られ方より使い方」主義なので、増税そのものは反対しません。でも、3年後に増税があると分かっている場合、納税者が素直に納得しますかねぇ。その前には参議院選挙もあるだろうし、ただでさえ低下する支持率の中、「増税の自民党」で勝てるかな。その頃には民主党政権かも知れないけど、選挙のために法案を修正しないかも知れない。
>漁船拿捕
普段のやっている行為から見て、「寝ている間に・・・」は通りませんね。最近はみんなGPSは積んでいるし、出漁中に見張りも立てずに寝ているなんて、あり得ない。
投稿: | 2009.01.29 12:48
>赤白ストライプ邸
60M以上の送電用鉄塔は、住宅街(近辺?)でも赤白ですよ。
最近は閃光型(フラッシュ式)航空障害灯を設置することで、赤白塗装を免除されてるみたいですけど。
投稿: nao_c/w | 2009.01.29 13:17
>だから麻生は「景気が回復基調になってから」と耳タコになるぐらい言っているわけだがw
その「回復基調」の定義をはぐらかして逃げてるから批判されてんでしょうが。
橋本内閣だって、経済が落ち込んだあとにわずかに好転し始めたタイミングで消費税増税をやらかしたから、不況を二番底に叩き落して失われた10年を作り出したんですよ。
「景気が回復基調になってから」という台詞には、単に橋本政権の失敗を繰り返しますという以上のメッセージは何も込められていませんね。
投稿: ez | 2009.01.29 13:25
ez様:
↓のような指摘もあるわけですが。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/s/%B6%B6%CB%DC
>この「橋本内閣の財政再建が不況をもたらした」という神話もメディアが今でも信じているが、次の図(実質GDP成長率速報値)を見ればわかるように、1997年の4~6月期にGDPが落ちたのは、その前に消費税引き上げ前の駆け込み需要があった反動で、10~12月期にはもとに戻っている。1998年1~3月期からマイナス成長になったのは、拓銀・山一などの破綻にともなう金融危機が原因である。<
消費税上げ=景気後退という単純な図式は必ずしも当てはまらないのではないかと思いますが。むしろ、セーフティネットや、再チャレンジができる状況をを整備する事が社会に活気を与えて内需を押し上げるものではないかと思います。
あと、消費税率上げは絶対に必要。しかし、それをわざわざ公表する必要は無いとも思います。
投稿: 黒煎りゴマ | 2009.01.29 13:41
すみません。URLを間違えました。↓でお願い致します。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/885a9726d564fb483e139efee2971425
投稿: 黒煎りゴマ | 2009.01.29 13:44
「国内最右翼の清算原理主義者」池田信夫センセを引き合いに出されても・・・
あの人は「ジャングルを再生するには、まず火を放って焼き払うことだ」ってだけですから。
それは一面では正しい経済法則ですが、焼き払われる側(日本人)から見れば災厄以外の何物でもないですよ。
また、百歩譲って池田説を採用するとしても、
>消費税上げ=景気後退という単純な図式は必ずしも当てはまらないのではないかと思いますが
消費税を上げて消費を冷え込ませた状態で金融危機に突入したら大不況になったわけですね。
で、既に金融危機に突入して大不況になっている現状で、さらに消費税を上げて消費を冷え込ませたらどうなるか。
これで景気が上向くと判断できる理由が全く分かりません。
消費税を上げればどんどん消費が増えるんですか?
じゃあ、タバコ税を上げたらどんどんタバコの消費が増えるかどうか、試してみたらいいんじゃないでしょうかね。
投稿: ez | 2009.01.29 14:20
>※ 英国Amazonでのお買い物が危険すぎる
>でもPALじゃ駄目でしょう。
全然無問題です。
最近のリージョンフリーDVDプレイヤーは、PAL NTSC変換回路を内蔵しています。
二万円弱のリージョンフリーDVDプレイヤーを買っても、日本の馬鹿みたいな値段のDVD BOX 一本分で、プレイヤーとイギリス版のボックスが何箱かでお釣りがでます。
やはりパソコンの画面でなく、テレビでみたいですよ。
このニュースはちょっと変なところがあって、もともと日本のDVDソフトの値段が「桁違い」に高いわけで、ポンドが何割か下がったところでインパクトはないんですね。
投稿: | 2009.01.29 15:12
黒煎りゴマさま。
こういう意見もありまして、よくわかりません。
http://anond.hatelabo.jp/20081213103053
投稿: どんどこどん | 2009.01.29 15:13
投稿: | 2009.01.29 15:12←私です
>消費税上げ=景気後退という単純な図式は必ずしも当てはまらないのではないかと思いますが
馬鹿龍の大デフレ政策の大失態が最悪の先例として記憶に新しい。
あの時、やっとバブル崩壊不況から脱しかけていた日本経済は完璧に崩壊し、最悪の金融危機、(通算)10年不況へと突入した。
投稿: 番場蛮 | 2009.01.29 15:19
>こういう意見もありまして
図書館へ行って、財政健全化でブイブイ言っていた日経新聞の96年秋ごろからの社説を順に見ると面白いですよ。
あの増税最右派だった日経が、消費税増税の中止と、健保などの負担増政策の中止を声高に叫んでいました。もちろん、他の新聞社も同様でした。
景気が腰折れ仕掛けており、デフレ危機にあるので、デフレ政策は即刻中止せよと。
あの金融危機は、馬鹿龍の大デフレ政策によるものです。
投稿: 番場蛮 | 2009.01.29 15:23
今のこの景気最悪の時期に、消費税値上げを予告しておくっていうのは悪くないと思いますけどね。悪材料出しつくしってことにもなりますし。
たぶん2011年には実施できないでしょうから、消費税値上げを後送りにするたびに、国民は得した気になって、金を使う気になりそうです。
景気がいいときとかよくなりかけの時に消費税値上げを発表すると、そこで景気腰折れってことになりますから、タイミングとしてはよくないと思います。
投稿: | 2009.01.29 16:03
与謝野氏は「景気が上向き始めたら、消費税を上げる」と言ってたよ。TVで。年明けだったかな。なんでも消費税UPが景気後退期と重なると落ち込みが激しくなるので、上向き始めに入れるのだとか。
んで、そう言いつつ、グラフの正に上がりっぱなを指で押さえていましたよ。あと、段階的に上げる案も検討してるとか言ってたなー。麻生氏のミスは彼を据え置いた事。
投稿: cybo | 2009.01.29 16:19
2011年、上げる上げると言っといて延期。
2012年、今年かと思ってたらまた延期。
2013年、今年も延期かと思ったら実施。
このぐらいグダグダやってから上げたら、国民ももう免疫が出来て、さほどショックも受けないのではないか、と。
ずーっと黙ってて、突然上げたらショックでかいでしょうが。
消費税で、景気が悪くなるのは上げた後なのであって、上げる前にそれに備えてみんなが消費を手控えて景気が悪くなるってのは考えにくいんですよね。
だから、事前に予告するのは害にはならないのではないかと思います。
投稿: | 2009.01.29 16:47
>XF-85
実機をデイトンのアメリカ空軍博物館で見たことがあります。本当に小さいですね。
当初は、B-36への搭載を考えていたようです。XF-85が展示されているのは、アメリカ空軍博物館の別館(ライトパターソン空軍基地内)の方で、本館からバスを使ったツアーで見に行くことになります。もっとも別館の目玉は、何と言ってもXB-70ですが…こちらは本当にでかい飛行機です。
他にもXF-107をはじめとする試作機・実験機が多数展示されています。これがすべて無料で見学できるのですから、航空ファンにとってはありがたいことです(しかも、完全冷暖房)。
投稿: フェリ | 2009.01.29 17:09
>このぐらいグダグダやってから上げたら、国民ももう免疫が出来て、さほどショックも受けないのではないか、と。
残念ながら、消費者心理というのは怖いもので、デフレ政策を行うとわかった時点で財布の紐を締めてしまうのでグダグダやればやるほど事態は悪化します。
そして、どんなに景気が先行き真っ暗でも、上げるといったものは負担増を強行するということは馬鹿龍の前例が有り、自民党と官僚の癒着政権が続く限り、2011年に大デフレ政策を行うことは確実と思います。
景気が好転しているなんて、景況判断を操作すればなんとでもできることは馬鹿龍が実証しています。
>ずーっと黙ってて、突然上げたらショックでかいでしょうが。
それは議会制民主主義の否定ですよ。
>景気が悪くなるのは上げた後なのであって、上げる前にそれに備えてみんなが消費を手控えて景気が悪くなるってのは考えにくいんですよね。
今の状況は馬鹿龍増税の時と非常に状況がにています。当時、増税不可避となった時点で、増税前にもかかわらず、消費は急速に冷え込み、デフレが進行しました。今回は、2%増どころか、倍増すら考えられ、しかも税金は役人と駄目政治屋が猫糞することが分かっていますので、デフレ効果は絶大でしょう。
増税率では、カナダのGST導入に匹敵どころか上回りますが、カナダのGST導入では、消費が数年間(5年近く)後退しています。
自民党の上げ潮派の人達が言っている、消費税で自民党は二度大失敗をし、景気も税収も駄目にしたというのはかなり正しい認識です。
但し、3%導入時は、国民の懐まで回る未曾有の好景気だったこと(但し、消費税導入時点でバブルは崩壊していました)と、物品税というトンデモ税制が消えたことで、実際には相殺されていたと思います。
投稿: 番場蛮 | 2009.01.29 17:17
>消費税
定額給付金と取引成立してるんだろうなぁ。
これが次期衆院選で自公が敗れることを見込んで仕掛けたトラップならたいしたもんだけどねぇ。いずれにせよ(自公政権でも民主政権でも)財務官僚の勝利じゃないかな。
投稿: nao_c/w | 2009.01.29 17:20
>>いずれにせよ(自公政権でも民主政権でも)財務官僚の勝利じゃないかな。
「国敗れて山河有り」っつーか、幕末の小栗上野介が横須賀工廠の建設を強行して「どうせ家屋敷を明け渡すなら土蔵付のほうがいいじゃないか」と言ったとか、そーいう話なんでしょうか。
……そう言えば、小栗上野介も財務官僚だったな。
これを「官僚の度し難さ」と取るか、「目先の政治状況に左右されない慧眼」と取るべきか。
いや、まぁ、政治の指導力が弱っているときほど、官僚のラジカルな政策ごり押しが通りやすいというだけの話やも知れず。
投稿: 義忠 | 2009.01.29 18:02
>いずれにせよ(自公政権でも民主政権でも)財務官僚の勝利じゃないかな。
どうでしょうねぇ。
民主党はオカラさんや前田、いや前原さんのような外患誘致官僚癒着人脈は財務の言いなりになるでしょうが、現在は典型手的なポピュリズムで党勢拡大していますので、官僚の言いなりになれば自滅ですからね。
社民党との関係もあって、コーストガードにソマリア派遣を命じろと主張したり、ゴリラババァを代表質問に引っ張りだしている訳ですから、よかれ悪しかれ、国民に不評なことはできないでしょう。
取り敢えず、2年程度で政官財界の大掃除をする必要が有り、民主党は、掃除屋さんでしょう。で、自分自身も掃除されるわけですかね。
与謝野さんはまぁ、表向きは正直なものだと思います。
投稿: 番場蛮 | 2009.01.29 18:07
今ってデフレでもないんじゃないですか?
食品とか去年と比べて2割ぐらい上がってる気がします。
それと、素人が「消費税ってのはデフレをもたらすから金は使わないでおこう」 なんて思うのかなぁ?
消費税が上がるまえの駆け込み需要と、その後の反動による消費低迷は分かりますが。
消費税の値上げによろうが、原料費の高騰によるものだろうと、商品を買うのに必要になる金額が上がるというのはインフレなのではないんですか?
Webで見てみると、消費税のせいでバブルがはじけた、なんてことを書いてあったりしますが、バブルははじけるとこまで来てただけだと思います。
あと、橋本竜太郎による値上げによる景気後退ですか?
よく分からないけど、あの時はまだ不良債権処理が不十分だったんじゃないんですか?
消費税増税のせいで山一とか銀行がつぶれたとは思えないんですが。
投稿: | 2009.01.29 18:19
上杉コラムもそうですが、昨日のテレビの報道ニュースは、各局共に最悪でした。
何しろ言葉のあら探しとヤジでまともに演説内容が聞き取れない映像ばかりで、内容についても、「文字数」「オバマとの違い」「消費税増税」で、内容については殆ど言及せずに終了。報ステもですが、NHKのニュースなんか「受信料返せ」と言いたくなるほど。( 単なる「節約おばさん」の荻原博子を『経済ジャーナリスト』として経済語らせるなんてどんだけアホかと)
今回の施政方針演説なんか、「社会保障」でも「農政」でも「今後力を入れる市場」だの「国会運営」だの、いくらでも議論にすることが出来る素材があるにも拘らず、殆ど無視しているんだから、「情報発信者」としての役割を完全放棄したと言われても仕方のないもの。(まだ新聞の方がマシ)
マスコミがこれじゃ、今回の施政演説も本当にどこまで麻生さんの意図が国民に伝わったことか……。
少なくとも、これでテレビ報道のバッシングが起こらなかったら、彼等はもう完全に図に乗りすぎて、遠からず待っているのは自爆でしょうね。少なくとも、報道に自浄作用を求めるのはもう無駄だとこれでわかった。
彼等は自分で自分の首を絞めているってこと、永久に理解できないんだろうか?
投稿: | 2009.01.29 18:57
>上杉隆
天下の池田信夫大先生に堂々と挑んでいく蛮勇があるのだけは認める。既に交換日記状態に突入。
>朝日新聞襲撃犯、名乗り出る…87年阪神支局で発生
当時の朝日たるもの、記事のとおりの人物程度なら自社記者を総動員して容疑者探しをすればすぐにピックアップできたと思う。それをせずに事件を自社のイデオロギーのプロパガンダに散々利用しただけなのは、アカ日にとっても解明されると拙い事情があったとしか。
投稿: 剣 | 2009.01.29 20:10
なんだか健忘症だか知能障害がある人がいるようだけど、橋本内閣で消費税5%にしたのは村山内閣(笑)時代の税制改正の結果なんだよ。
橋龍は法律の条文に従って消費税を上げただけであり、当時のマスゴミだって何一つ批判しないどころか当然だって論調をすっかり忘れているのかなあ。
都合のいい記憶力って全く便利ですね。
投稿: | 2009.01.29 21:18
>>>PALが見られないDVDプレーヤー
>>リージョンコードの解除/変更のこと?
リージョンは日本もヨーロッパも同じなので関係ないです。
最近の安物のDVDプレーヤーならほとんどOKなはず。ちなみに全機種かどうかわかりませんが
パイオニア製やヤマハ製でも勝手にNTSCに変換してくれます。XBOX360もOKでした。
投稿: | 2009.01.29 21:30
学生さんが多いのかな。
この期に及んでここで経済学入門講義とかやる意味があるのかどうかわからないけど、
インフレ、デフレってのは価格がどうこうじゃなく需給バランスのことだよ。簡単に書くと
需要>供給 インフレ
需要<供給 デフレ
価格ってのは「結果的に」この関係で決まるんだよ。不況下の価格上昇ってのも起こる(スタグフレーション)
そういえばジンバブエは100兆ドル札ってのを発行したそうだね。
インフレとデフレの巻
http://manabow.com/hayawakari/hayawakari4_1.html
投稿: | 2009.01.29 21:58
まあ、橋龍が財政構造改革法なる糞法をつくって景気悪化に加速させて、陪審法以来という停止法で葬られたという不名誉なことは誰も覚えていないよね・・・。
投稿: | 2009.01.29 22:02
今は紛れもないデフレです理由は株価が8000円ぐらいと低いので、実物資産全般の価値が低いことがわかる。株価が20000円だったことがあるというのが夢のようだ。商品の値段がいくらか上がっているのは、これ以上値下げしても簡単に売れないので単価を上げて、少しでもいいので現金に換えたいということでしょう。仕入れの量はどうなんでしょうね・・・
ここまで、実物資産の価値が下がりきってしまうと、お金の価値がかなり高くなっているので、政府の借金の重みもただ事ではないでしょうね。
消費税は上げなきゃしょうがないのでしょうね。消費税を上げれば社会保障のサービスを向上させることはできるはずだし。年金などの給付もいくらか増やせるでしょうね(断言はしませんが)
しかし、消費税が上がるとラーメン一杯の値段がいくらになるか・・・ 昼食代を節約するために自前の弁当にする人が増えるかな。ラーメン屋みたいな飲食店がばたばた潰れなきゃいいけどね・・・
投稿: まえやま | 2009.01.29 22:21
上杉隆は売れてきたからか、最近変質というか、池田信夫化してきたよね。昔はもう少し謙虚だった。
池田はネオリベが骨の髄から染み付いてるから喧嘩の作法もネオリベ流。有名人に喧嘩をふっかけることで取り上げられるから名前が売れる。勝敗は関係なくとにかく有名人に喧嘩をたくさん吹っかけることに意味がある。無意識でなく戦略的に行ってるとしたらたいしたものだと思うけど。
上杉はまんまとその計略に乗せられて経済専門誌に取り上げてしまった感がある。
彼は単に麻生自身が冒頭新自由主義的経済観の見直しやオバマ的世界協調路線を述べてるんだから、いまさらトリクルダウンのような抜け駆けはないんじゃないのとさしたる意味なく言ってるだけだと思う。
既出だけど、この演説は冒頭と最後以外は官僚の作文の寄せ集めだよ。中身に関して麻生にいちゃもんつけても仕方ない。文句なら米国のように官僚抜きでは作文できず、そうした慣例を打破できないことに関して言ったほうがいい。
冒頭麻生はなんとなく述べてはいるが、福祉目的と明確にするなら消費税などなどでもいいけどね。
棄民を切り捨てるのはどうかな。こういう考え方だと少なくともスウェーデン型社会は無理だね。
投稿: | 2009.01.29 22:54
いまはみんな底値待ち状態。
土地やマンションがもっと投げ売りされるようになれば、景気回復も近いよ。
投稿: ほるほる | 2009.01.29 23:07
>>英国のブラウン首相やフランスのサルコジ大統領からの名指しでの批判を許すことに
>
>10年を越えてバブルに踊った英国、日本嫌いのサルコジ。何かこの連中から批判されちゃ拙いのか? 何なの? そんなに偉いんですか? 欧州の指導者は。
上杉は、わざと書いていないけど、ブラウン首相とサルコジ大統領が取り上げたのは、麻生政権の政策じゃない。
ブラウン首相は2008年末に金融危機が起きたとき銀行に公的資金を強制的に注入したときに「我々は日本の過ちから学んだ」と言ったこと。
これは小渕ー森-小泉政権の時に、世論の反対で不良債権を抱えた銀行へ公的資金注入を引き延ばしているうちに北海道拓殖銀行や山一証券が破綻して、結局経済は悪化、必要な公的資金の金額が膨れあがってたこと失敗によります。
サルコジ大統領は2007年に「日本の異常な円安ドル高政策と、アメリカの双子の赤字が国際収支をゆがめている」とう批判をした。
これは、ドル高政策でアメリカが世界中の資金を集めていていて、日本が円安政策をとるおかげでそれが加速されているけど、永続するシステムではないからそのうちクラッシュする(しかけている)とう私的なので、2008年に起きたことへの警告です。
まあ、二人とも言っていることは正しいけど、別に麻生政権の政策をけなしているわけではない。
それをいかにも、「麻生政権の景気対策のための財政出動を批判している」ように見せかけるている上杉の文章は、噴飯ものです。
個人的にはこの物言いは国賊といってもいいと考えます。
投稿: | 2009.01.29 23:15
>Webで見てみると、消費税のせいでバブルがはじけた、なんてことを書いてあったりしますが、バブルははじけるとこまで来てただけだと思います。
80年代のバブルがはじけたのは、直接的には財務省の総量規制(銀行の貸し出し総額に上限を設定した)ですね。
でもそれはきっかけにすぎないですから。
実体経済を離れた価格形成が行われるのがバブルですから、いつかははじけるんです。
投稿: | 2009.01.29 23:23
>またエコノミストか…‥。あんたら、人の国にとやかくけちをつける前に足下を見ろよ。
イギリスは財務の達人のブラウン首相がいるから大丈夫でしょう。
むしろエコノミスト誌の
「金融ビジネスに参入が遅れたために直撃を免れたはずの日本経済のほうが、アメリカよりも落ち込みが激しいのはどういう事だ!?」
という指摘は傾聴した方がいいと思いますね。
>ただ、言葉は悪いけれど、彼らは日本経済にとって棄民同然の人々ですよ。別に住宅ローンを抱えていたわけじゃない。ローンはせいぜい車程度。健保や年金はあったり無かったり。もちろん今後、彼らの社会保障がずしりと自治体や国にのしかかってくるけれど、実は消費経済上では、そもそも存在感が希薄だった集団です。
なんて言っている場合じゃない。
事態はもっと深刻だと言うことです。
浜口雄幸内閣の失業率6%代も、まんざら夢物語ではないです
投稿: | 2009.01.29 23:33
>どちらかと言えば、彼らが消費経済から脱落することより、生産の現場が縮小することのダメージの方が大きい。
逆でしょう
もともと生産を縮小しているから、派遣労働者が要らなくなったのです。
彼ら低所得者を、消費者に復帰させることが必要ですよ。
投稿: | 2009.01.29 23:38
>経済学
日本は先進国の水準からはかなり取り残されているそうですよ。
東大出た将来有望なエリート経済官僚を英国に留学させたら最新の
経済理論がチンプンカンプンで理解できずにまいってしまって
逃げ帰ってきたとのことだそうですし。
まあ週刊誌ネタなんでほんまかいな?というところですけど
でも、橋本内閣のあの時代以来のバカの一つ覚えみたいな
ワンパターンなケインズ理論の箱モノ行政とその失敗
(景気浮揚策で建設しまくったら結果みんな大赤字で損した
大阪とか大阪とか大阪とか・・・…)
を見てたら、ああやっぱりそうなのかなと納得してしまいますね。
それとも日本のケインジアンが間違って理解していて将来役に立た
ないものでもなんでもかんでも建ててしまうことが良いと
思ってるんでしょうか?
ちなみに経済大国と言われているわりに、日本人のノーベル経済学賞受賞者はいませんからねw
投稿: | 2009.01.29 23:43
>有名人に喧嘩をふっかけることで取り上げられるから名前が売れる。勝敗は関係なくとにかく有名人に喧嘩をたくさん吹っかけることに意味がある。無意識でなく戦略的に行ってるとしたらたいしたものだと思うけど。
JSF大先生ですね分かります。
投稿: | 2009.01.30 00:22
>まあ週刊誌ネタなんでほんまかいな?というところですけど
>でも、橋本内閣のあの時代以来のバカの一つ覚えみたいな
>ワンパターンなケインズ理論の箱モノ行政とその失敗
ケインズはちっとも時代遅れではないです。
ケインズ理論はニューケインズ理論としてまだ存在しているし、この間ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンもニューケインズ派ですよ。
むしろ、理解できなかったのは、ブラック・ショールズ方程式とか、高度な数学を使う金融工学の方だと思います。
ハコモノ行政は、経済理論と言うより、財政法でハコモノしか作れない縛りの方が大きいと思いますね。
高度経済成長時代には、郵便貯金を原資に財政投融資制度を通じてインフラ建設に資金を流していたのですが、そのシステムをそのまま使っていたことが、橋本政権・小渕政権の失敗の原因でしょう。
財政投融資制度で地方債を引き受ける仕組みはそれほ悪い仕組みではないと思います。
問題は「投じられた資金の使い道が、ハコモノに限定されるよう法律で制限されていたことで、麻生政権で、道路特定財源を一般化して「使途を限定しない交付金」を打ち上げたことは、麻生総理の功績の一つでしょう。(でも、道路族の巻き返しで道路建設に使うことになってしまいました、ここらへんの踏ん張りがきかないところが麻生総理の実力不足ですね)
投稿: | 2009.01.30 00:41
おお、池田信夫先生の批判がちらほらと。
一応申し上げておきますが、池田ブログには反論コメントをつけたりもしています。つまり、100%池田シンパというわけではないのです。
それでも池田先生には敬意を持っておりましたが、最近コメントを三回ほど連続で消されまして、その敬意もしぼみがちな今日この頃です(笑)。
投稿: 黒煎りゴマ | 2009.01.30 01:02
>消費税
>その「回復基調」の定義をはぐらかして逃げてるから批判されてんでしょうが。
一応、複数のキーパーソンが、消費税増税を判断する指標に関して発言してきています。
1. 与謝野経済財政担当相は、昨年10月31日に、
「2%とされる『潜在成長率』を上回ること」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/191467/
と発言。
2. 自民党の柳沢伯夫税制調査会小委員長の昨年11月16日の発言。
「3年後というのはわかりやすいが、我々は日本の潜在成長力に見合った成長を安定的に実現した暁にお願いしたい」と指摘。その上で「経済の安定とは常識的に言って、潜在成長率2%、物価上昇率1%、だから3%ぐらいの名目成長率だ」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20081117AT3S1600616112008.html
3 . 昨年12月3日の経済財政諮問会議(メンバーはhttp://www.keizai-shimon.go.jp/about/member/transition.html)で合意された「提言」によると、
・(消費税を含めた抜本税制改革の) 速やかな施行のためには「景気の回復を確認してから法案準備に入るのでは時機を失してしまう」とし、実施時期に先立ち制度的準備を整える必要があるとの手順も確認。
・成長率が潜在成長率を上回ることが見込まれる段階では「(その後の)成長率上昇に弾み・勢いがつき、GDPギャップも縮小・解消に転じていく」ことが見通せるため、消費税率引き上げなど増税が景気に与える影響を最小限にとどめることができるとの考えから、
・「現在1.5〜2%程度とされる潜在成長率を実際の成長率が上回ることが見込まれる段階から「速やかに実施できるようにすることが望ましい」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35237120081203
ところが、1月16日の経済財政諮問会議に提出された内閣府の試算「経済財政の中長期方針と10年展望 比較試算」
http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2009/0116/item2.pdf
によると、今後の世界経済が (1)2010年に順調に回復する (2)2010年に急速に回復する (3)世界経済はしばらく底ばいを続ける
の3つのシナリオを想定し、それぞれについて検討していて、(消費税を2011年に導入しないor2011年から毎年1%ずつ上げて8%までor同10%までor同12%までの4パターン)
(1)、(2)ともに、2009年の日本の名目成長率は+0.1%、2010年:+1.5〜1.8%、2011年: +2.1〜2.2%
と、与謝野氏・柳沢氏が消費税増税の指標とする「名目成長率3%」に、2010年はもちろん、2011年になっても届かない試算をしています。(2015年にやっとこさ名目成長率3%前後、と試算。)
さらに今月22日に日銀は、
2008年度のGDPをマイナス1.8%、2009年度のGDPをマイナス2.0%という予想を公表したわけで、名目成長率が2011年に+3.0%に到達できる、など誰も予想していないでしょう。
これらの予測が正しいとなると、「消費税増税を導入する」ことは2011年はもちろん、その後も当面できない、ということになります。
どうするつもりなのでしょう?
番場蛮さんがおっしゃるように、「景況判断を操作すればなんとでもできる」となってしまうんでしょうか?
投稿: sweden1901 | 2009.01.30 01:56
>投稿: | 2009.01.29 21:30 さん
>リージョンは日本もヨーロッパも同じなので関係ないです。
ああ、そうでしたね(^_^;)。ご指摘多謝。
投稿: フロレスタン | 2009.01.30 02:38
先のコメントで、経済財政諮問会議のメンバーのURLがうまく表示されなかいので再掲します。
http://www.keizai-shimon.go.jp/about/member/transition.html
こちらにコメントなさっている方々は、おおむね消費税増税は受容する立場だとお見受けしましたが、
消費税増税が、今度もまた「法人税減税」とセットにされる可能性についてはどうお考えでしょうか?
財務省のページに、主要税目の税収の推移グラフがあります。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/011.htm
法人税は平成9年→11年(1997年→1999年)にがくんと落ちています。景気が悪化したからだけではなく、法人税率が下がった(37.5%→30%)からでしょう。それに呼応するように消費税の税収は増えています。1997年に税率が3%から5%に上がったからです。
消費税が導入された1989年(平成2年)にも法人税は引き下げられました。(1988年:42%→1989年:40%→1990年:37.5%)
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/082.htm
これは単なる偶然の一致ではないと思います。
経団連はかねてから「日本の法人税の実効税率は欧米よりも高い」ことを根拠に法人税の引き下げを求めてきましたが(社会保険料の事業主負担分も合算して計算すると、日本の企業負担率はむしろ欧米より低いのだが)、2007年2月、御手洗会長は法人実効税率引き下げの財源を問われて、「(消費税を)11年までに2%、15年までに3%ぐらいあげると(御手洗ビジョンに)明確に書いてある」と述べました。
つまり、「法人税減税の財源のために『消費税増税を』」という財界の本音がつい出てしまった、ということでしょう。
すなわち、今回の消費税増税は、表向きは、
【2004年6月に成立した「年金改革法案」で、「基礎年金の国庫負担割合を2011年度までに現行3分の1から2分の1へ引き上げる」と定められ、その穴埋めとして2兆7000億円の新たな財源が必要となるため】とされていますが、真の目的は
【法人税を下げるための財源】である可能性が十分あるのではないでしょうか。
少子高齢化に伴う社会保障費の増大は避けがたく、日本の財政状況を考えれば現状の税収では立ち行かなくなることは当然ですが、可処分所得に対する消費の比率の多い低所得層の家庭ほど、消費税増税の影響は大きくなることを重く受け止めるならば、安易な消費税増税には慎重になるべきであって、それ以外の手段も十分に検討すべきです。
・「予算のムダづかいにメスを入れる」という民主党の主張には限界はあるでしょうが、非自民党政権が成立したら、徹底的に行うべきです。
・所得税の最高税率を上げる、など累進性を再強化する
・段階的に引き下げられてきた法人税を元に戻す(=上げる)
・環境税の導入
・相続税の引き上げ
景気悪化の状況ではなかなか難しいとは思いますから、実際に導入できるとしても、ある程度の景気回復後に、ということになるでしょうが。
投稿: sweden1901 | 2009.01.30 02:44
まぁ、一般人の感覚からすると、ガソリンは国際価格や円相場の影響がそれこそ週単位で価格に反映されるけど、食料品なんか高止まりのままだよね。乳製品とかパン(小麦粉)とか、原料のかなりが輸入されている筈なのに一向に値段が変わらない。石油の値下がりで小麦やトウモロコシなどの穀物相場も下がっているし、円高で輸入価格が下がっていると思うんだけどね。ただ確かに、乳製品(バター・チーズ)などの品薄は解消されたと思うけど、需給のアンバランスはまだ解消されていないのか?
投稿: | 2009.01.30 07:37
>これらの予測が正しいとなると、「消費税増税を導入する」ことは2011年はもちろん、その後も当面できない、ということになります。
>どうするつもりなのでしょう?
財政均衡派に押し切られたということでしょう。
でも、指摘されているとおり、経済指標が改善されない限り消費税導入は先送りになります。
投稿: | 2009.01.30 07:57
>需給のアンバランスはまだ解消されていないのか?
価格を下げれば売れるという見込みが立たないから、価格が高止まりしているのだと思いますよ。
価格の硬直性は、ポール・クルーグマンが「日本が流動性の罠に陥っている」事を示す簡単なモデル計算をしたときに導入した仮定だけど、この仮定が正しかったということでしょう。
投稿: | 2009.01.30 08:05
橋梁、河川、港湾の補修や学校・役所の耐震補強工事、ライフラインの共同溝化、都市洪水対策の貯水トンネル掘りなどなど、土木建築分野でもやっておいて損のない工事はいくらでもあるのにね。
道路や新幹線と違って、こちら方面の業者は政治力が無いのかな?
投稿: 無問題 | 2009.01.30 09:20
ここのコメント欄を読んでると、橋龍が財政均衡派であったり、財政拡大派であったりと混乱の極みですなあ。
本当に都合よく記憶と言うのが改変されている好例です。
投稿: | 2009.01.30 09:44
> でも、指摘されているとおり、経済指標が改善されない限り消費税導入は先送りになります。
消費税増税前は駆け込み需要が発生しますので、一時的に経済指標は改善します。
念のために、指標を出す一年前に銀行か地方自治体をみせしめで潰して市中経済を人工的に悪化させておけば、反動で「昨年比+5%」のぐらいの”経済成長”は簡単に作れますよ。
経済成長率ってのは相対指標なんですから、比較基準や期間をどういじるかでいくらでも都合のいい数字を出せます。「潜在成長率~%」という議論に誘導される時点で、財務官僚の思う壺ですよ。
投稿: ez | 2009.01.30 10:50
>比較基準や期間をどういじるかでいくらでも都合のいい数字を出せます。「潜在成長率~%」という議論に誘導される時点で、財務官僚の思う壺ですよ。
基本的な認識の間違いを真面目に指摘するのもアレなんで一言だけ書いておくと、「恣意的に操作できるなら、政府はもっと高いGDPを叩きだせるんじゃないっすか?」ってことですな。
投稿: | 2009.01.30 11:16
>本当に都合よく記憶と言うのが改変されている好例です。
解釈の問題でしょう。
だから経済学なんてどんなに理屈並べても、星占いよりはいくらかマシで、天気予報よりも当てにならない、エセ学問ですよ。
投稿: | 2009.01.30 12:38
>乳製品とかパン(小麦粉)とか、原料のかなりが輸入されている筈なのに一向に値段が変わらない
小麦に関しては,海外から国が輸入したときに高値掴みした価格で製粉会社に卸しているからまだ下がらないと聞きました.
次の卸売価格の改定は春だから,下がるとしたらそのタイミングかと.
ただパンメーカーが原材料上昇分を価格転嫁で吸収し切れていないから,
下がるとしてもそのタイミングは遅れるor小さい可能性があるとのことです.
だーいぶ前の日経の受け売りですが.
投稿: nampac | 2009.01.30 12:46
>橋龍が財政均衡派であったり、財政拡大派であったりと混乱の極みですなあ
そりゃ当の橋龍の言う事が朝令暮改でドンドン変わったからでしょうが。特に参議院選挙中の迷走ぶりは酷かった。その結果、自民党大敗。
投稿: | 2009.01.30 14:37
>だから経済学なんてどんなに理屈並べても、星占いよりはいくらかマシで、天気予報よりも当てにならない、エセ学問ですよ。
経済学は期待を実現する学問ではありませんよ。
過去と現在を分析するだけ。
投稿: | 2009.01.30 22:05
>>本当に都合よく記憶と言うのが改変されている好例です。
>解釈の問題でしょう。
>だから経済学なんてどんなに理屈並べても、星占いよりはいくらかマシで、天気予報よりも当てにならない、エセ学問ですよ。
どちらも間違いですよ。
第二次橋本内閣は、財政改革法を制定して財政均衡を目指したが、消費税の増税で景気が腰折れしたために、財政拡大に転じたのです。
投稿: | 2009.01.30 23:44
>消費税増税前は駆け込み需要が発生しますので、一時的に経済指標は改善します。
確かに1997年の消費税増税前の実質経済成長率は+2.9%で、駆け込み需要もその一因と評価されているようですね。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/umemura/konna/nihonkeizai.htm
でも今回はどうでしょう。
2009年、2010年でプラスに転じることも厳しいと思いますが。
ところでしつこいですが、「消費税増税」が結局「法人税減税の財源」になるだけではないか?という指摘については、皆さんどうお考えでしょう?
竹中平蔵氏のこんな記事が目に入りました。
2008年4月に産経新聞に寄せたものです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080421/plc0804210233014-n1.htm
日本経済は、不良債権という受け身の改革を終えていま、経済環境の変化に対応した攻めの改革を進める段階にある。
(中略)
こうしたなか、今年の骨太方針の議論が始まった。福田内閣としては初めての骨太方針であり、このなかで、「攻め」の経済政策を示せるかどうかが問われる。そのためには、成長戦略の抜本見直しがどうしても必要になる。経済財政諮問会議などでもそうした議論が始まっているが、不思議なことに成長戦略の1丁目1番地の政策が全く議論されていない。法人税の引き下げである。
(中略)
経済財政諮問会議などで大胆にあるべき論を議論する必要がある。これに対しては、企業批判と生活者擁護の社会的風潮の中で、法人税減税に大きな批判が生じることも考えられる。しかし、このようなポピュリストの批判を乗り越えなければ成長戦略は絵空事に終わるし、攻めの改革には結び付かない。本来消費税引き上げは、拙速な財政赤字削減のためではなく、法人税減税などのために議論されるべきである。
ーーー抜粋以上ーーー
「消費税増税はやむを得ないかな」とすでに思わされている人は、自民党・財務省がやろうとしている「消費税増税」の本当の意味を考えるべきでしょう。
↑の竹中氏の記事の中にも「日本の法人税が欧米より高い」ことを、法人税減税をすべき理由として上げていますが、本当にそうなのでしょうか?
大企業は多くの様々な優遇税制による減税(試験研究費税額控除、外国税額控除、受取配当益金不算入など)や、租税特別措置(特定の業界と結び付いているので「隠れ補助金」とも言われています)があるので、経常利益上位100社平均で実質的な実効税率は30.7%という試算もあります。(財務省統計資料によると、2006年1月時点で、法人税の実効税率は40.69%ですから、これより実際には10%も低い、ということになります)
http://www.zsk.ne.jp/zeikei552/ronbun.html
さらに付け加えると、↑のコメントにも少し触れましたが、欧米では事業主が負担する社会保険料の割合が日本より多いため、法人税と社会保険料(事業主負担分)を合わせれば、日本の企業の負担が多いということはなく、むしろ欧米より低いのです。(対GDP比で、日本8.0%、ドイツ8.4%、フランス13.9%、スウェーデン14.6%など)
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-892.html
以上から、日本の法人税は、見かけが高いだけで中味は決して高くはなく、むしろ低いと見なすべきだと思います。
投稿: | 2009.01.31 07:44
済みません。
↑2009.01.31 07:44
の投稿は「sweden1901」です。
投稿: sweden1901 | 2009.01.31 08:14
企業減税は2006年から2007年にかけて浮上してきた議論ですが、もともと成長戦略のためではなく、かげろう景気で利益が出た企業がバブル時の赤字の繰り延べ期間がきれて税金を払わなければならなくなったら、自己都合で言い出したことです。
投稿: | 2009.01.31 09:22
前回の2回の消費税アップに連動して、法人税値下げがあったと知って驚きました。
法人税値下げのとき、「だったら消費税の方を下げろ」と揉めなかったんでしょうか?
しかし今回は、一応福祉目的という建前がありますから、そういうことはないんじゃないかと思っています。
もし法人税を下げようとしたら、そこで反対をすればいいんだと思います。
それから、各国の法人の社会保険事業を含めた負担率を比べていましたが、あの数値はあんまり根拠にならないと思います。
企業に利益が少ないときは負担率が高く出るわけですから。日本だって、赤字企業だと100%ってことになってしまう。
それに、法人の負担率を外国と同レベルにすべきだと主張するのであれば、消費税のパーセンテージも外国並みにすべきだ、ということも主張出来てしまいます。
投稿: | 2009.01.31 11:23
非課税品目も外国並みにしたうえでなら、消費税外国並みもいいかもね。食料品などにまで包括的にかけまくっている国は日本くらいのもの。
投稿: | 2009.01.31 11:48
>欧米では事業主が負担する社会保険料の割合が日本より多いため、法人税と社会保険料(事業主負担分)を合わせれば、日本の企業の負担が多いということはなく、むしろ欧米より低いのです。
「法人所得課税+社会保障負担」÷「税引前当期利益+社会保障負担」
・・・赤字の企業が出れば負担率が100%超えるんですがこの指標。
投稿: 紅 | 2009.01.31 12:40
>でも今回はどうでしょう。
>2009年、2010年でプラスに転じることも厳しいと思いますが。
成長率という指標は、「昨年度との増減」で算出するものですから。
例えば、2009年度を人為的に大きなマイナスにすれば、2010年度は自然にプラスになりますよ。経済には弾力性がありますからね。経済を成長させるのは難しいですが、落ち込ませるのは簡単ですから(過度な円高の放置、政府信用枠収縮、量的緩和の一時縮小、"速水再び”の利上げ強行、etc.)。
従って、「経済回復が達成された」という場合は、例えば恐慌発生前のGDP水準を+5%上回ったとか、そういう指標を使うべきなんですね。
ところが、財務関係者からアドバルーンが上がる「回復指標」は全て単年度比較の成長率ばかりです。
これで「景気回復したら」というリップサービスを信用する方がおかしいですよ。
投稿: ez | 2009.01.31 16:38
税制改訂ってそんな杓子定規なものじゃありませんよ。
証券税制とかだと、増税は何回も先送りになっています。株価が十分上がっていないという理由で。
巷の景況感に関わりなく、GDP成長率だけを基準に、この値がわずかでも前年比プラス3.0%を越えていたら増税決定で、2.9なら増税ナシ、とかいうことはないと思うし、そのためにその前年はわざと景気を悪くなるようにしとくなんていうのは考えられないと思います。
日銀短観も当然参考にすると思いますし、日銀は政策金利のゼロ金利を0.5%にするのにあれだけ慎重だったんですから。少なくとも日銀がそうやすやすと景気回復を認定することはないと思います。
投稿: | 2009.01.31 17:30
>そのためにその前年はわざと景気を悪くなるようにしとくなんていうのは考えられないと思います。
財務省内の政策優先順位は 消費税増税(&財政再建)>>>景気回復 です。
悲願の消費税増税を達成するためには、いかなる手段もありえます。
>少なくとも日銀がそうやすやすと景気回復を認定することはないと思います。
日銀の悲願は利上げですから、むしろ財務省や政治側から景気回復認定圧力が来るなら渡りに船ですね。
悲願の利上げを果たすためには、いかなる手段もありえます。
投稿: ez | 2009.01.31 18:09
いやいや、日銀の悲願が仮に利上げだったたとしても、むりやり金利を上げた結果、景気が悪くなればまた政策金利を下げざるを得ないんだから、そんな無意味なことはしないでしょう。
とんでもないタイミングで利上げをすれば当然バッシングだって受けるでしょうし。
財務省だって、景気が悪いのをごまかして無理やり消費税をあげたって、景気がさらに悪化して税収が減って、財政再建はさらに遠のくことぐらい目に見えてるでしょうから、計算高いはずの彼らがそんなバカなことは画策しないと思います。
投稿: | 2009.01.31 18:50
あと、かりに財務省がそう画策したとしても、選挙を通らなきゃならない与党の国会議員がクビをたてに振らないでしょう。
投稿: | 2009.01.31 18:53
法人税は廃止したらといっている人もいるようですね。法人税が廃止されたら節税など意味を成さなくなる。
代わりに消費税をいくら上げなければいけないかというと。20パーセントを超えるでしょうけどね。
しかしそんなふうになったら面白そうだ。
ただし、日本で法人税が廃止や減税されたところで日本に海外の企業が大挙して押し寄せることにはならないだろう。特に欧米の企業は、まず来ないでしょうね。文化圏の違う日本に来なければならない必然性はないだろう。
投稿: まえやま | 2009.01.31 19:52
>アニメがもうからない
目の肥えたファン相手に食うや食わずで蓄積。
そして天地人が揃って初めてメガヒットですよ。
分かって言ってるんですよ、こいつらは。
思い当たるのは、先週また、地上波ネット転送
サービスが勝訴した事じゃないですか。
こいつらは、こんな数字をわんさか用意して、時代の流れを逆行させようとしてるんですよ。
誰でも分かる放送権者の不作為である、国民の平等
をローカル局の連中の高給の為にないがしろにして
いることについては、全く取り上げませんね。
投稿: nanasi | 2009.02.01 00:23
>>アニメがもうからない
>目の肥えたファン相手に食うや食わずで蓄積。
>そして天地人が揃って初めてメガヒットですよ。
>分かって言ってるんですよ、こいつらは。
粗製濫造してるから先細りしてるのと国毎の規制の問題は分けた方がいいんじゃないですか?
本当の問題は粗製濫造を要求して来た側と海外に売り込む側が殆どダブっていて、粗製濫造故の個々の質の低下で売り込み先がリスクを背負ってまで放送するまでもない中身だから売り込み先で放送できないことや、
今まで売り込む側が海外企業からぼったくってきて海外の業者が日本の仲介業者を忌避する傾向が強くなってるのをスルーして、単純にコピーダメ!(・A・)イクナイ!!と言うお決まりの論調で思考停止したままになってる事なんじゃないかと思いますよ。
いいコンテンツが受けるという部分では日本よりも海外の方が格差が極端に見えますけど。
囲い込もうとするから国毎の規制のような非常に訳の分からないしがらみが強くのしかかってくるし、日本の商社やテレビ局がぼったくって売り込み先の何処も幸せにならない価格を維持してきた上に権利関係の調整で時間喰われてるから海賊版に流れない筈の層まで海賊版に流れていると言うのに…実際、ゼロタイムで海外でも字幕スーパー付きの物が衛星放送やCATVで流れるくらいまで行けば海賊版の需要の大半は消えるのですが
大半の(口コミで広まるのを当てにできない)作品流せるだけの世界規模の放送ネットワークがあるのに活用できていないですし。
そもそも、ジャパニメーションっぽさがある程度以上きちんと出てれば向こうの人たちのファンの大半は韓国制作だろうが中国制作だろうがインド制作だろうが関係ないから、高価な日本系のディストリビューターを忌避して日本を迂回して制作される作品が増えてるというのに、何を古い認識を持ってるのだろうか…<リンク先の記事にしても
投稿: 業界インサイダー | 2009.02.01 01:43
>悲願の消費税増税を達成するためには、いかなる手段もありえます。
>悲願の利上げを果たすためには、いかなる手段もありえます。
なんつうか、自論の正当性を証明せんがために陰謀論に走ってますけど、こういう論理の組み立て方では誰も納得しまんよねぇ。
投稿: | 2009.02.01 10:40
>むりやり金利を上げた結果、景気が悪くなればまた政策金利を下げざるを得ないんだから、そんな無意味なことはしないでしょう。
つ 突撃利上げ、「気品のある円」を実現するには国家経済の破壊も辞さずの速水総裁
>財務省だって、景気が悪いのをごまかして無理やり消費税をあげたって、景気がさらに悪化して税収が減って、財政再建はさらに遠のくことぐらい目に見えてるでしょうから、計算高いはずの彼らがそんなバカなことは画策しないと思います。
つ 橋本龍太郎とゆかいな大蔵族の仲間たち
そんな無意味なことと、そんなバカなことを画策した結果の先に我々は生きているんですよ。
少しは過去から学びましょう。
投稿: ez | 2009.02.01 12:11
>少しは過去から学びましょう。
今般の不況だって日本での教訓は世界で生きているし、日本もその教訓は生かしているでしょ。
過去からちゃんと学んでいると思いますけど。
日銀は○○だとかの教条的な物の見方こそ過去を学んでないような・・・
投稿: | 2009.02.01 12:20
>今般の不況だって日本での教訓は世界で生きているし、
日本の「失敗」の教訓は世界中の金融当局者の間で非常に良い反面教師になっていますね。
で、
>日本もその教訓は生かしているでしょ。
不況の真っ只中で増税の話を始める財務省や、0.1%でも金利維持したがる日銀のどこが「過去に学んでいる」のでしょうかね。
「官僚様は優秀だからきっとよきに計らってくれる」という幻想からいい加減に卒業するべきですね。
同じ間違いを繰り返す人間を、楽観主義者とは呼びませんよ。
投稿: ez | 2009.02.01 16:25
官僚がめちゃくちゃなことをやる確率と、
ezさんがとんでもない勘違いをしている確率では、
後者の方が高いと見ます。
投稿: | 2009.02.01 17:43
>不況の真っ只中で増税の話を始める財務省や、0.1%でも金利維持したがる日銀のどこが「過去に学んでいる」のでしょうかね。
リカードの中立命題を先取りする効果ぐらい勉強しましょうや。
いい加減。
投稿: | 2009.02.01 20:37
> 投稿: | 2009.02.01 17:43
官僚の経済運営がそんなに信頼できるものならそもそも「失われた十年」の長期不況なんて経験してませんって。
それにez氏の言ってることは彼個人の意見というより内外の経済学者の見立てに沿ったものであり、国際的には極めて常識的なものです。(それが非常識に見える日本の経済論議がガラパゴス化してる。)
投稿: | 2009.02.02 01:39
> 内外の経済学者の見立てに沿ったものであり、国際的には極めて常識的なものです。
私の中で、信頼度は、
友人 >> 官僚 >= 経済学者 > ez氏
となっています。
経済学者は、予想があまり当たらないし、予想を外しても謝りもしないし、後づけで批判してるだけ、というイメージがあります。
ez氏は、あの陰謀論ですからね。
投稿: | 2009.02.02 10:45