日本はずっと人手不足
※ 【外信コラム】イタリア便り 怠け者の国?日本
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090104/erp0901040235000-n1.htm
イタリアに関してしばしば言われることですが、北部が南部を喰わせているんですよね。ミラノ辺りの人々は本当によく働きます。ファッション産業のみならずみんながむしゃらに働きます。でも南部は駄目ですよ。シエスタが未だにはびこっているんですから。
昔から、ナポリ周辺に、自動車メーカーとか、日本のメーカーが工場を構えようと、何度も視察に行くんだけど、その度に挫折してみたいなエピソードを何度か聞いたことがあります。ナポリはナポリで地元の有名メーカーはいろいろあるんですけどね。アルファロメオも確かあの辺りですよね。
ただ、この問題は根が深いと思うのは、元旦のNHKの討論番組で、勝間さんの発言で唯一記憶に残るもので、「日本人は働き過ぎだ」というのがありました。
日本の祝日が増えていった背景には、その働き過ぎの労働者に、強制的に休みを取らせるという目的もあったわけですね。
働き過ぎなのに、労働分配率は下がる。日本の労働生産性って、二極分化していると言われるでしょう。輸出産業はやたら高いのに、ドメスティックなサービス産業はやたら低いと。
この辺りも吟味しなければならないなと思うのは、じゃあ名ばかり店長でこき使われる居酒屋や紳士服店の労働生産性は低いのか、あるいは高いのか? 高いと言った場合に、それは何に照らして、あるいは何と比較して高い低いを言っているのか問題になりますよね。たとえば全サービス産業の平均値から言われても、実際に過労死ラインを越えているのにも拘わらず、貴方は労働生産性が低いです高いです、と評価することに果たして意味があるのか?
デフレが進行して労働分配率も下がり、一方で、諸外国と比較して労働生産性が上がっていないと叩かれる分野がある。
働く側から言えば、こんなに過労死寸前で働いているのに、取り分は減っていく、しかも労働生産性は低いと叩かれる。いったいその資本の論理は誰が容認して推薦しているんだ? ということになる。
この年末に見舞った大量の首切り、これから始まるだろう正社員の大量首切りを前にして、労働分配率と労働生産性の議論をきっちりとやるべきだと思います。
残念ながら私は、この問題を系統立てて説明できるほどの知識を持ち合わせないのですが、私が思うに、この10年、デフレが進行したせいで、企業は人を雇おうにも雇えなかった。あらゆる業種がそうです。居酒屋もそうだし、編集現場なんて、たぶん一人の編集者が10年前の倍の作業をこなしています。私がデビューした当時だったら、今の倍は要しただろう仕事を半分以下の戦力で回している。
移民に反対する理由として、だって今ですら失業者が溢れているのに…‥、という理由があるでしょう。私に言わせれば、今後日本は、ずっと慢性的な人手不足が進行します。それを労働生産性とか、デフレとかでごまかして来たわけですよ。医療にしても公務員にしても、いなきゃいけないセクターに人がいなくて、それは今後とも解消されない。一方で、中高年の正規雇用を守るために、人材の使い捨てが期間工だの契約社員だのという形や、市役所ですら起こっている。
あるいは、景況感が偏っていたせいで、人手不足を社会が実感せずに今日までやって来られた。マクロでは本当は人手不足なのに、不景気なせいで、人材の使い捨てが進行した、というのが、この10年の我が国であって、そこがデフレの怖さなのでしょう。
今年は、否応なく雇用の流動化が迫られるでしょう。その過程に於いて、どうやってそれらのミスマッチを是正していくかの、政治、経済界、そしてメディアの力量が問われる一年になるでしょう。
↓その他の話題はメ-ルマガジソにて
※ 民主関係者らに驚き
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20090105-OYT8T00049.htm
※ 北アルプス岳沢ヒュッテの再建断念 3年前に雪崩で全壊
http://www.asahi.com/national/update/0104/TKY200901040131.html
※ 「帰りたい」と言われ殺害?=勝木容疑者、供述変える-千葉県警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000051-jij-soci
※ 恒例キッシンジャー博士今年の大予言、12chワシントン・リポートより
※ ニューギニア島付近地震 鹿県自治体、海岸を警戒
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=14558
※ 「指に特殊テープ」入国審査すり抜けか? 当局が警戒
http://www.asahi.com/national/update/0102/TKY200901020073.html
※ 前日の空虚重量 計量無し
眼、ちょっと良くなるけれど、起床後12時間経ったら、しょぼしょぼ状態。正月休み中に仕事を片付けるつもりでいたのに、1頁も進まなかった _| ̄|○ 。
*恐竜SFドラマ・プライミーバル
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/primeval/
空飛ぶ殺し屋/未知なる獣▽“プテラノドン!ゴルゴノプス!謎の未来生物!
酷ス!(>_<)。なんて終わり方だろう。最後の、誰それがいなくなりました…‥は、クリフハンガーとしてはありだと思う。にしてもNHK、せめて「次シーズンは今春放映予定」とかテロップ入れろよなとは思うけれど。
元々、行方不明になった妻が恋しくて…‥、という話だったのに、現れたその女房は助手と出来ていました、みたいなラストはあんまり。あれは要らないでしょう。中盤までは子供に見せてもオッケーなSFドラマだったのに、最後はどろどろ愛憎劇なんだもの。
でも、あのコウモリから進化した捕食生物(妖怪人間ベムに似てたw)を倒す時に、ガラスを撃って聴覚を攪乱するのは面白かった。
ちなみにこのドラマは、シーズン3まであるみたいですね。年末の海外ドラマ特集でも書きましたが、基本的にイギリスのそれは、シーズンと言っても、1シーズンが2話や4話放映だったりしますが。ホーンブロワーもそうでしたが。役人役のLucy Brownは、何処かで見たよな…‥、と思ったら「炎の英雄・シャープ」にも出ていたらしい。どんな役だったか思い出せないんだけど。
NHKは面白いイギリスドラマを紹介してくれるのは良いんだけど、ドクター・フーもちゃんと放映を続けて欲しいんですよね。DVDのリリースがあるわけでもないし…‥。
※ 有料版おまけ 人類消滅後の地球&最強の捕食生物
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コメント
あけましておめでとうございます♪
サービスでの労働生産性が低いってのは、きっと給料が高いってことでしょう?半分の給与にすれば高くなる。ひとえに世界の競争にさらされてないローカルの既得権にしがみついてるだけ。
確かに一部に過労死する店長さんもいますけど、全従業員の既得権の割喰らってるんですから当然ですね。
それよりパックスアメリカーナが問題なのだとこの正月に思いましたね。
いま日本の退職金って会計上、税制上考えられません。これも米国式の会計基準に飲み込まれたせい。まぁこれをしなければ金融市場でグローバルに資金調達できないんだけど。
あとセンセやっぱり小豆相場で金儲けはやめましょうや。額に汗してないとは言わないけれど、どうもwinwinの関係が成り立つとは思えない。
ガラパゴスと呼ばれようとも日本の資金だけで十分やっていけるんだから、資金ほしさ、投機したさにに訳の分からない米国覇権に飲み込まれて、日式文化まで放棄する事は無いじゃないですか。
投稿: たつや | 2009.01.05 10:30
> ※ 【外信コラム】イタリア便り 怠け者の国?日本
念のため書きますが、これ書いた人は新聞記者でも経営・経済関係者でもなく、イタリア語とかオペラについて書いてる人ですから。
投稿: | 2009.01.05 10:49
補足すみません。
ちなみに日本で労働時間が短縮されたのはひとえに「外圧」ですよ。競争に勝てないと、働かない外国人が勤勉を美徳とした文化を破壊した。単なる日本潰しにマスコミが踊った。
投稿: たつや | 2009.01.05 11:01
「仕事」と「労働」って言うのは違いますよね。
欧米経由で入ってきた「労働」って、基本的にそのための動機(モチベーション)が賃金でしかないわけですよ。
だから、賃金以外の動機が高いほど、『勤勉』になるわけですよね。達成感と言うか「やったな。」と言う感じ、
仕事に対しては「標準化→評価」がなじみにくい。「同一労働 同一賃金」は成り立つけど、仕事の評価は「本人」と「世間」が基準になりますから、普遍的な評価が難しければそこに「偏差≠格差」が生じる。
一般的に日本人は労働意欲よりも勤勉さの影響が大きいようですから、賃金しか得るものがないとするとモチベーションがぐっと下がる理由ですよ。 だから何ってことはないんだけど、これは文化的なもののような気がしますから、これからも「仕事」と「労働」の共存が上手く言ってくれると良いんだけれど。
投稿: 海老太郎 | 2009.01.05 11:36
私、中国で工場管理しているんだけど、労働分配率が落ちるって当然でしょう。国境が合ったとしても水は高きから低きに流れる。非熟練労働でも代替可能な人的労働の中国分単価が10円で有る以上、日本でも10円+αになるように圧力が掛かるのは当然ですよね。それが国境と国家に保護されていると、産業事態が衰退するわけですよ。
そこで労働生産性を向上させようと思ったら、居酒屋なんてタッチパネルのオーダー、回転寿司型配膳、食品加工ロボット、クレジットカード精算 になるべきなのに、文化とかなんだとか言い訳つけて、改善を滞らせているだけだと思うなぁ。
人間が調理して、人間が配膳して って言うのはすべからくキャバクラ同等の料金もらいますよ!で無ければ労働生産性を議論は出来ないと思う。
投稿: KY | 2009.01.05 12:34
>プライミーバル
ヘレン・カッター、こっちの世界は探検し尽くしたので、アッチにも、という逞しさに、「キッツイオンナやけど、付いていけるオトコは居るのか?」と思っていましたが、最後にわざわざスティーブンの株を下げに戻ってくる姿に絶望した(´Д⊂グスン
まあ、ワタシはアビー派なので、これでヲタ学生の株が相対的に上がれば、良しとしましょう(^^;
それにしても続きが気になるなあ・・・・・・
投稿: yossi | 2009.01.05 12:39
>【外信コラム】イタリア便り 怠け者の国?日本
>日本人は、かつては「勤勉な国民」として世界に知られた。
>ところが、国が率先して祝日を乱造し「ハッピーマンデー制度」
>などという、他国民が知ったらあっけにとられる制度まで作り上げ、
>国民を「怠け者」にしたのである。
なんとも短絡的な記事ですね。
単にイタリアの休日の日数<日本の休日の日数
というだけで、そこからどうして
イタリア人の勤勉度>日本人の勤勉度
になるのだかさっぱり分からない。
イタリア人に、「イタリア人と日本人のどちらが勤勉だと思う?」と聞いたらどのように答える人が多いんでしょうかね。
ところで、サービス業の労働生産性の件ですが、
労働生産性というのが、単位時間当たりの賃金に対する付加価値額(購買力平価換算)ということであれば、日本のサービス業が低い原因としては
1) サービス業の賃金が高い
2) サービス業の付加価値が低い
3) 購買力平価の換算係数がおかしい
のどれかでしょうか。
サービス業の現場についてはあまり知りませんが、1)というのはあまり想像出来ない。下記サイトの年収ランクを見る限り、年収の低い企業はサービス業ばかり。
http://www.poor-papa.com/worst100.htm
ただし、サービス業の中にマスコミや金融などの高収入業種が入っているのであれば、これらの業種がサービス業の平均賃金を引き上げている可能性はありますが。
2)については、日本のサービス業が価格競争をしすぎて、適切な対価を消費者からもらえていない、ということでしょうか。
業種によってはそうかもしれないし、そうでないかもしれない。
3)については、日本の物価や為替レートがおかしいため、低く見えている。ただし、製造業はそれでも高いのだから、製造業の実際の生産性はもっと高い、ということになる。
あと、こんな論文?がありました。
http://www.study-mirai.org/works/the_world_compass0807.htm
投稿: MS | 2009.01.05 12:43
>地元の有名メーカーはいろいろあるんですけどね。アルファロメオも確かあの辺りですよね。
南部にあるアルファのプラトーラ・セラ工場は、アルファが国営時代、南部振興の旗印の下に日産と合弁事業をやった時に建設した工場です。
まあ事業そのものは、日産パルサーの皮に具はアルファ・スッドというアルナ(最近、欧州の名車投票で醜い車No1に)を出して見事にコケましたが…
投稿: | 2009.01.05 13:00
上記論文に業種別の詳しい分析がありました。
http://www.study-mirai.org/works/the_world_compass0807-1.htm
表の右端に、業種ごとの日米での労働生産性比較係数が載っています。
見てみると「サービス業」はそれほど低くない。
一般に「サービス業」と聞いてイメージする卸・小売業もアメリカとほぼ同等。また、金融・保険はアメリカよりも高い。
なお、一番右が円ドルレートの理論値、一つ左はこの論文が書かれた頃の実勢値。日本の生産性が対外的に低く見える理由が、為替レートの問題であることが分かる(現在の円ドルレートは実勢値に近いので、見掛け上の日本の労働生産性は上がったことになります)。でも、為替が動いても購買力平価は変わらないんでしたっけ??
投稿: ms | 2009.01.05 13:10
見かけ上の休日は増えても休めてる人がどれだけいるんだか。
適当に役職がついてしまえば残業も
休日出勤も手当てはつきませんからねぇ・・。
まぁ単純な数字上の比較はあまり意味がない気がします。
結局優秀な人に仕事が集中してしまいますから
優秀な人が増えない限り生産性は上がらないでしょうね。
投稿: | 2009.01.05 13:13
>サービスでの労働生産性が低いってのは、きっと給料が高いってことでしょう?
投入する労働力1単位あたりの、生産される付加価値なので、給料とは関係ないです。
投稿: | 2009.01.05 13:17
労働を美徳、とか言っているウチはどうにもなりませんよ。
仕事は人によっては美徳ですが。
所詮はサラリー。そういう割り切りが大事なのと、日本人のコストは高いのだ、と胸を張るべきなのです。
被雇用者も雇用者も。
それで足りなければ、ファイナンスは当たり前なんですよ。
労働の枠は決まってる。1日は24時間しかない。それだけ。
ああ、鎖国はいい手段ですよ。私は遠慮しますがね。
投稿: 奥平剛士 | 2009.01.05 14:47
(^o^)ノ<サービス業において『生産性』て当てになる指標か~?
(^o^)ノ<「閉店法」などで消費者にとって不便なドイツ小売業の生産性が高いのを見てこりゃ駄目だと思ったぞー
投稿: (^o^)ノ | 2009.01.05 15:06
明けまして、おめでとうございます。
>NHKは面白いイギリスドラマを紹介してくれるのは良いんだけど
今更ですが、年末年始はTSUTAYAでDVDレンタルしたBBC製作「MI-5(spooks)」13巻26話イッキ見しました (^^ゞ
英国内で起こるテロ問題や各国諜報機関の駆け引き、主役級がボロボロになりながら次々フェードアウトしてゆく過酷な展開など、個人的には「S.A.S.」を遥かに凌ぐ面白さに嵌まりました。
あんな内容のドラマ、よく政府が許すのが驚き。
投稿: moonwalker | 2009.01.05 15:32
>イタリアの労働生産性
休日が少ないからよく働いている、というのは見かけに騙されているんです。いるはずの人がいないとか、今日は開いているはずなのに、行ってみると閉まっている。なんてのはヨーロッパじゃ普通のことですよね。あのドイツも、風邪で2~3日休む程度のことは、電話一本でできますから。まぁ、あちらの医者は風邪で薬を出すなんてしませんから。(2~3日休めと言うだけ)
この例のイタリアでは、給料が確保されている定職はザボリ倒して、空いた時間にアルバイトでバカンスの費用を稼ぐ、ってのがデフォじゃなかったですか。
投稿: | 2009.01.05 17:56
>プライミーバル
見終わったあと、リアルに
( ゚Д゚)
という顔をしている自分がいました。
NHKが紹介した英国ドラマで好きなのは、「野望の階段」ですね。あれはもう20年くらい前だろうか。日本ではDVD化もされていないし、二度と見られない気がするけれど。
投稿: 治部少輔 | 2009.01.05 18:39
>労働を美徳、とか言っているウチはどうにもなりませんよ。
それは、資本主義の精神の否定でわ……労働そのものに価値を見出すようになって、初めて近代資本主義が成立したとは、政治学の大家、小室直樹博士の主張。労働を、ただ生きていくための対価の獲得手段としてしか考えない社会では、資本主義は成立しない。なぜなら、労働生産性が倍になれば、労働者は半分しか働かなくなるから。
投稿: 土門見人 | 2009.01.05 19:52
コンビニとかは深夜営業を止めれば労働生産性が上がるんじゃないですか。いや、かきいれどきの朝、昼、夕だけ開けて後は閉めておくのが一番かも。
単位時間当たりの売上が最大化するでしょうし。
それで店が維持できるかとか利益を得られるかとか言うのは別問題ですが。
投稿: 紅 | 2009.01.05 21:15
小室直樹ねえ。所詮は渡部昇一と一緒になって米軍の日本人虐殺を合法認定した外道ですな。『封印の昭和史』で、南京での捕虜っていうのは契約関係であるから責任ある指揮官が降伏を申し出て、その上で降伏を受け入れるかどうかは受け入れる側の権限なんだという主張で、南京の場合は唐生智という司令官が逃げて、最高司令官がいなくて、責任ある人がいなくなった。正式な投降を申し込んできた人もいないんだから、投降してきた中国兵を殺したってかまわないんだって屁理屈で擁護した結果、米軍の日本人投降兵や民間人処刑を合法と認めざるえなかった外道。
投稿: | 2009.01.05 21:21
ヨーロッパの中には広い植民地とか支配地域を持って大帝国を築き、その後それら地域を失って没落した国が多いですから、日本人には理解が及ばないでしょう。
イタリアだって。
労働人口の減少ですが、バブル景気前後から「選ばなければ仕事にあぶれることはない」という言葉がパワハラとかセクハラを許容できないほど増やしたんじゃないかと思っています。
生きていく上で働かないわけにはいかないけど、人としての尊厳を捨てるのが当たり前だろって風潮について行けなくなった人も、多いと思いますよ。
「みんな我慢してるんだからお前も我慢しろ」という常識が揺らいで崩れているのではないかと。
投稿: てんてけ | 2009.01.05 21:27
今日もニュースは派遣一色でしたが・・
どうにも作られた感が否めないですよねぇ
現在における士農工商の下の身分を作り出したいのかなーと。
投稿: | 2009.01.05 21:59
>、米軍の日本人投降兵や民間人処刑を合法と認めざるえなかった外道。
そんなの、南京は南京。米軍は米軍。同じような事象に対して異なる主張を自国有利になるように行うのが国際外交の常識でしょ。
投稿: | 2009.01.05 22:09
>アルファロメオ
Anonima Lombarda Fabbrica Automobili(ロンバルダ自動車製造所)で ALFA ですので、ミラノですよ。
投稿: 長月@ReadMe.毒 | 2009.01.05 22:45
>今日もニュースは派遣一色でしたが・・
>どうにも作られた感が否めないですよねぇ
本格的な不景気の波が一般人の生活を直撃するのはこれからですから。
ただ、正月早々からあまりにその辺の話をすると暗くなるので、無難でどうでもいい派遣の話をしてるんですよ。マスコミ的な優しさです。
投稿: ez | 2009.01.05 23:21
>怠け者の国?日本
マスゴミが自分たちに都合のいい記事載せたいがために、門外漢にテキトーな意見言わせるのはテレビでも良くあることだけど、そんなものに、いちいち引っかからないで欲しいなw
投稿: | 2009.01.05 23:24
あと15年もすれば建設業もロボット化が進むので労働生産性が上がる予定です。
投稿: おめだ | 2009.01.05 23:32
>労働生産性
私のいた食料品卸の業界はムチャクチャでしたよね。
物流部門のセンターのオペレータでしたけど(肩書きは○○コーヒーチェーンカスタマーセンター運用責任者だけど中身はなんでも屋。会社内の階級は主任待遇という名の平←主任になったとたん、組織改編でいきなり次長と主任が無くなって次長から落ちてきたやつと、うまい具合にギリギリ主任から課長に上がったやつが多くいて、
課長が異様に多いおかしな職場になった。昼間は課長が3人、平が
3人で派遣が一人、ちなみに派遣さん課長より戦力になる)
2~3人のヒーヒー言いながら地獄の現場でどたばたやってる平の兵隊が月給50~60万を貰っているアホウな将軍達(管理職)を食わせてるような状況でしたな。
チェーン店の名ばかり店長が地獄なんだから彼らが店舗の仕事を
終ってから事務処理をして在庫を見て発注などをしてくるわけですから、それにつきあう物流も地獄でしたな。
店から電話がかかってきて
「えっ?○○さんまだやってんの?」
「店長さんもまだやてるんですか、精がでますねえ」
「FAXが詰まっちゃってね、流れないんよ発注だけど口頭でいいかな?」
「いいっすよど~ぞ」
それから200アイテムくらい延々聞くわけだw
でも将軍連中はとっとと6時、7時で帰っとるわけ。←イタリア人かよ!
全然戦力になりません。
でお本部のエライ上層部は現場のバカ将軍達を小隊長として認識していて彼らを鉄砲を撃つ人数にカウントしている。
でも現場のバカ将軍達は「俺はワーカーじゃないんだ」と言って動か
ない。なんだかんだ言いながらメールのやりとりや無駄な会議(雑談
にしか思えないというか、たまたま聞いてたら雑談だったり。
水道局の請求書を経理が処理して後はハンコ押すだけなのに
ずっとほっとかれて寮の水道がストップされて大騒動したり、
とにかく役に立たない)
当然本部に文句を言うんだけれど、下っ端の課長が出てきて
「そういうことは現場でちゃんと話しあって云々」w
で逃げてしまう。
話し合った結果返って来た答えが
前記の「俺はワーカーじゃないんだ」という管理職の見解
ということで会社として現場が適正な労働人員、能力なのか検証するノウハウを持っていないので怠け者が要領よくやればうまく、まんまとごまかせるというのはけっこう有るんじゃないですかね?
>コンビニとかは深夜営業を止めれば労働生産性が上がるんじゃないですか。
コンビニに限らず、大手スーパー(イオン系マックスバリュー)
の24時間営業、年末年始も休み無しの状況を10年ほどまえの状況に戻せばよろしい。
かつてダイエーが年中無休や10時までオープンをやりはじめた
ころは、まあ一種の抜け駆けでしたが(震災のため特別というのもあったが)売上は一時的にカンフル剤的に上がったけれどもみんな
似たようなことをやり始めたら売上は変わらないのになってしまい
かえって人件費と光熱費がその分余計にかかるようになってしまった。光熱費の増加は当然これは環境対策にも悪いはずですよ。
結果的に顧客の経済力、購買力は決まってるのにそれをだぁ~っと
薄く広げてしまったというだけのことです。
店舗を週休2日にして営業時間も昔のレベルに戻す。
大店法の規制緩和を見直す。
それだけで運送業界の過労運転も減るし二酸化炭素も減るし
トラックや深夜勤務の社員や顧客の交通量も減る。
大手スーパーや飲食店の営業時間を圧縮するだけでかなり変わってきますよ。
投稿: 333 | 2009.01.05 23:46
イタリアの労働生産性の件ですが、表の統計データに出てこない地下経済が関係してるんじゃないかと言う推測もあるようでして
http://d.hatena.ne.jp/gamella/20080211/1202658712
「で、なぜ日本がイタリアに負けるということが起きるのかというと門倉氏曰く、日本とイタリアの地下経済の大きさに答えがあるらしい。門倉氏の資産によると日本の地下経済は日本のGDPのおよそ3%程度。つまり、日本は実際に働いている人のうち97%が正式な就業者として統計上カウントされている。イタリアの地下経済はおよそ30%。なので、イタリアは実際に働いている人のうち70%が正式な就業者として統計上カウントされていることになる。よって、
・日本: GDP / ( (労働者数) * 0.97 ) = 労働生産性
・イタリア: GDP / ( (労働者数) * 0.7 ) = 労働生産性
となるため、地下経済を考慮するとイタリアは日本より4割ほど労働生産性が過大に評価されている可能性がある」
投稿: y-mat | 2009.01.05 23:49
>平の兵隊が月給50~60万を貰っているアホウな将軍達
30-40年前から変わってないって事ですよ。
20年後に自分が現場でヒーヒー言いながら働ける珠とは考えてませんでした。
ええ、その部分をシェアすればかなり現場の待遇は良くなるかもしれんが、格差の固定は強化されるって話だよね。「同一労働同一賃金」なんて甘言と同じ話。
投稿: nao_c/w | 2009.01.06 00:23
>、米軍の日本人投降兵や民間人処刑を合法と認めざるえなかった外道。
とりあえず土門見人さんが示された内容とは何の関係もありませんね。
投稿: | 2009.01.06 07:02
>、米軍の日本人投降兵や民間人処刑を合法と認めざるえなかった外道。
認めざるを得なかったってどういう流れなんでしょう?
小室氏の本の内容は
シナの兵隊は軍服を脱ぎ捨てて一般人にまぎれて便衣兵として
活動しましたから捕まったらスパイ扱いで処刑しても国際法上問題はありませんでしたという話でしょ。
シナの問題と日本人投降兵や民間人処刑はケースが異なります
民間人の格好をしてるやつが鉄砲を打ってくれば、こちらの
軍も警戒し対処しますので本物の民間人に被害が出ます。
欧米もそういう同じような経験があって、民間人の被害を考えて
ハーグ陸戦条約というルールが作られたわけです。
たとえば毛沢東の言う人海戦術とは、これはたいてい
の人が誤解してるんだけれども、大量の人員で攻勢に出ること
を指すのではなくって彼の言葉によれば
「人民は海だ。そして我々はその海を泳ぎ回る魚である」
ということで人民の中に目立たないように紛れ込んでゲリラ活動
をすることです。この点は国民性かも知れませんが国民党軍の
兵士も負けそうになるとさっさと軍服を脱ぎ捨てて逃げます。
中国はひどい内戦で午前中にAという軍閥側で戦っていた兵士が敵対するB軍閥に捕まったら午後からB軍閥の兵士として
A軍閥の軍に鉄砲を打っているなんていう、簡単に帰順して
敵にまわるとうい三国志以来の伝統があるようです。
対する日本はあの小野田さんのように、いざという時の為に
ボロになっても繕って直して軍服は大事にしてました。
帰国したときにはちゃんと軍服と軍刀は持ってたでしょ?
軍人としての身分を証明するのに必要だからです。
日本軍がいつ便衣兵としてアメリカ軍に攻撃したんですかね?
ちなみに米軍の日本人投降兵や民間人処刑を合法と認めるなら
ば、日本軍による投降したB29搭乗員に対する処刑も合法になりますよ。
でも実際はB29搭乗員を処刑した日本兵は戦犯として処刑
されています。これは米国が投降者の処刑は違法であると
認めたということです。
投稿: 333 | 2009.01.06 13:06
>サービスでの労働生産性が低いってのは、きっと給料が高いってことでしょう?
サービスってのもいろいろある訳でして一概にはいえませんよ
世の中にはムチャクチャ手間がかかる割に適正な対価がもらえ
なくって苦労してる業種もありますから。
吾輩がかつて仕事をしていた食料品関係では、僕のいた大手卸問屋
いわゆる物流サービスってやつですが
だいたい1700億円の売り上げに対して純利益はたった2~3億
にすぎませんでした。単純に言うと必死こいて1700円で売って250円ほど儲けてそこから経費払うと3円ほどしか残らないんだわ
ていう状況でこれは生産性は低いです
逆にシャネルの、あのバックみたいに透明のビニールの子供が使う
プール行きの水着入れみたいなちゃちなのが3万円で売れるのを
労働生産性が高いといいます(鬼みたいなボッタクリの純利益
でしょうこれw。)
大手スーパーなんてのは荒利益を10%ももらえてたら良い方で
7~8%なんてのはざらです。物によったら5%なんていうヤクザ
なのもあります牛乳とか牛乳とか牛乳とか!!!
その上、某ダイエーなんてのは昔は球団がリーグ優勝、日本シリーズ
で優勝(優勝しなくっても)する度に業者に協賛の割り当てです
要はおたくは10万円分、あんたんとこは20万円分とかの割り当てがあってタダで商品を持って来いって訳ですw
優勝セール2回もやられるとたまったもんじゃない。ダイエーがローソンを経営してたとき1円で商品納入しろってのがあって独禁に
チクられて見事に引っかかりましたよなw。
そりゃ業者もキレますって
まあその差分は正直な人の良い一般店に跳ね返ります。ゴメンネ商店街のパン屋さん、ケーキ屋さん、レストランのシェフw
まあ力関係なんでしかたないですけどねw
で私のところなんか儲かってませんから当然人は入れたくても
入れられない。
1日の仕事で早く開始せねばならない業務の人(PCが使える不幸な人)は午前6時前には出勤してPC立ち上げから夜中に届いてる受注
FAXや留守電を聞いての伝票入力。その中からピックアップした
配送ロットの関係で大量に購入できない魚介類の購入(
チェーン店にこれを売り込まれるといやになる)
や法律で直接仕入れることのできない塩を仕入れに卸売市場へ
トラックで出動。
出荷の手伝い。時間が来ればそれを途中で切り上げてPCのデーター
を見ながら見切り発車で各メーカー、代理店への発注業務
欠品の処理、伝票訂正に伴う発注データーの修正(仕事が集中
するのでプリンターの取りあいになって殺気立つ)、営業が
あーだこーだ言ってくるのを処理。
気がついたら午後2~3時w
遅い昼飯を食ったら、商品の支店間移動の荷造り業務(ロットの関係でマジに仕入れると賞味期限切れが起こるので、あるチェーン店の
担当責任支店にまかされた支店が管理して全国の支店へ発送する。
たまらんよ、ジャム1個やハム1パックをヤマトで経費かけて送るの
大口のチェーン店の仕事を取れば売り上げは上がるけれども
生産性は確実に落ちるんですよ。仙台のお店で指定の大根が欠品したとき支店長が近所の八百屋で買って新幹線で持ってたから。
指定の大根じゃないんだけどwでもばれんかった。
まあ、あとデータ処理関連やら目視で在庫管理の商品のチェックやら
納入伝票と仕入予定表の付き合わせやら、夕方までにできた分の
データみて明日の出荷の手伝いやらをやってたらだいたい
午後10時に終わるかな~ってとこ。
(新規商品の管理項目の設定なんてのがドカってきたら夜中になる)
でも残業手なんて良いものは付きませんのよ一切w
これを業界では利益無き繁忙といいます。
日本陸軍ではインパール作戦といいます。
投稿: 333 | 2009.01.06 17:00
>シナの兵隊は軍服を脱ぎ捨てて一般人にまぎれて便衣兵として
>活動しましたから捕まったらスパイ扱いで処刑しても国際法上問題はありませんでしたという話でしょ
『封印の昭和史』読んでから出直しておいで。投降兵の処刑の話だよ。
投稿: | 2009.01.06 23:26
>『封印の昭和史』読んでから出直しておいで。投降兵の処刑の話だよ。
日中戦争において国際法をどう考えるべきかですが、陸軍省が現地軍の参謀長に出した通達があります。
そのやり取りの結果
「日中両国は、国際法上の戦争状態に入っていないため、陸戦の法規をことごとく適用して行動することは適当ならず。」
ということで上海から南京に至るまで日本は宣戦布告をせず、
日中とも2国の「事変」としたまま戦線を拡大してしまいました。
おかげで捕虜の取り扱いなどを定めた国際法(ハーグ陸戦法規)が十分機能する状態になかったのです。
まあ、今現在パレスチナでドンパチやってるイスラエル(日本)と
ハマス(国民党)の関係で考えればよろしいかとw
近衛さんが、蒋介石は相手にせずといっちゃったもんですから
国民党なんてのはタリバンやハマスやヒズボラと同じ扱いになり
ます、要はただの政治集団の私兵ですよ。
逆に日米の太平洋戦争は、お互いに宣戦布告がなされましたので
ハーグ陸戦法規には従わなければなりませんよ。
ですから米軍の日本人投降兵や民間人処刑を合法という根拠は
ありませんな。
たしか小室氏の『大東亜戦争ここに甦る』の方では、こういう
書き方で日中のは国際法的に無問題ってなってたような気がするけれど(ブックオフに売っちゃたので間違ってたらゴメン)
投稿: K | 2009.01.08 20:23
ただ、世界の何処かでは太平洋戦争は金日成、もしくは中国共産党が、"悪の"大日本帝国とタイマン張って降伏させたことになっていますから。
もしも、世界中の人々(世界市民)を対象に"民主的"に多数決をとったら、中国共産党が、"悪の"大日本帝国とタイマン張って降伏させたとする意見が採用されるかも。
色々な主義主張があることは事実だし、事実は多数決では決まらないけど、視方によって様々に解釈できるコトも多いので、異なる価値観のあることを認めれば、罵詈雑言の出番はなくなるのではないかなぁ。と思ったりもする。
投稿: 海郎 | 2009.01.08 20:43