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2009.11.20

日本の年寄りの強欲を糾弾す

 釜山で犠牲になられた方々が空路帰国しましたが、これは、いわゆる海外旅行傷害保険は下りるんでしょうか? 私は基本的には、約款が規定する所の危険行為の部類だと承知しているのですが。みんなでグアムに行った時に、射撃場で鉄砲が入ったケースを抱えてワゴンを降りた瞬間、「さあ、ここからは何があっても保険は下りないからね」と言ったものです。
 保険に入って出掛けたという前提で考えるとして、これだけ大きい事故での犠牲となると、保険会社も無碍には、それは約款上除外規定です、とは言えないかも知れませんが。

※ 【新型インフル】ワクチン接種後の死亡新たに2人
http://sankei.jp.msn.com/life/body/091119/bdy0911191720003-n1.htm

>80代男性と大分県の70代女性の計2人

 滅茶苦茶納得できないんですけど!? 70代80代のどう考えてもあとはお迎えを待つだけの世代が予防接種を受けているのに、どうして川崎市の幼児小学生は目処も無いの? たぶん年内一杯は無理ですよ。
 つくづくこの国は、年寄りが快適に暮らし生にしがみつくために次世代からありとあらゆるものを収奪している、老人のための老人による老人の国だとしか思えない。
 日本の年寄りは、孫の命を奪ってまで長生きしたいのか!? あんたたちは孫の生き血を吸ってまで今以上まだ長生きしたいのか? どうして、何処かの老人団体が、「私たちはもうお迎えを待つだけの身の上ですから、どうか孫たちにその分のワクチンを先に譲ってください」くらいのことが言えないのか?

* 政府や医療機関は、「そもそもインフルエンザで簡単に重篤化するのはお年寄りで、医療機関と医療費の負担軽減のためにはそれが正しい選択です」とか言うんだろうけれど、とても真に受けられないぞ。

* 今朝のNHKニュースでは、アメリカでは半数の保護者が、自分の子供たちには予防接種を受けさせない、と言っているらしいんですね。受けさせたいと思っている保護者の半数も、実際にはワクチンが無くて、まだ子供たちに受けさせられない状況だとか。

※ 「日本はデフレ続く」OECDが日銀に量的緩和要請
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091119-OYT1T01226.htm
*「日銀はデフレと戦え」 OECD事務総長が会見
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091119AT3S1902W19112009.html
*菅経済財政相、「デフレ」公式に宣言
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091120-OYT1T00294.htm?from=top

 日経のタイトルが刺激的で、日経が日銀に苛ついているというのは面白いですよね。
 ただ、私は日銀がどうして量的緩和をしないのか未だに良く分からないんですよ。サブプライム危機が発生した時から、一貫して日銀は量的緩和すべし、という意見はあったでしょう。森永卓郎とかずっとそれを説いていた。
 効果が怪しいというのは事実だろうと思うわけです。現実には、銀行には金が余って、投資先も無いから国債を買っているという状況で、そこで銀行の負担を減らしたからと言って、はいそうですか、と銀行が新たな投資が出来るわけでもない。何しろ投資先が無いんだから。
 昨日、2ちゃんの何処かに、ここ数年の各国中央銀行の資産状況のグラフが貼り付けられていたのですが、諸外国は中央銀行が量的緩和措置を取って急激に保有資産が膨張しているのに、日銀だけは横ばいなんですよね。
 副作用が知れているのであれば、駄目もとでやるべきじゃないの? という感じはしますが。

※ 強姦致傷被告に裁判員「むかつくんですよね」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091119-OYT1T00619.htm

 性犯罪事件で呼び出されちゃ、誰でも嫌ですよね。時々ホラー交じりの、退屈極まりない2時間のワイド・ドラマを見せられているようなもので、そこには風光明媚な景色も無ければ、温泉場でのうさぎちゃんのサービスカットがあるわけでもない。ひたすら延々と、道を踏み外した冴えない人間の人生の転落劇を聞かされるだけ。
 犯罪とは無縁の一般人にとって、それは拷問に近いものがありますよね。裁判員の精神状態をどう前向きに保って審理を進行させるかも今後の課題でしょう。

※ 猟犬5匹が岩のすき間に入り5日目に
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20091119/20091119-00000066-jnn-soci.html

 猟友会では、地主さんの了解を得て重機を上げて下から崩して、なんて今朝のニュースでは言ってましたが、時間と経費を考えると現実的とは思えない。
 恐らく滑るようにして次々と落ちていったのでしょうが、自力脱出を促すために、網の目の小さい、メッシュ構造のラダーを作って奥まで入れるのはどうでしょう。それこそほら、蜂の巣構造のゲージ用の金網等を工夫して。その程度のことはすでに考慮ずみかも知れないけれど。
 あるいは首縄みたいなのを棒で入れて引っかけて強引に引っ張り出すとか。

 ↓その他の話題はメ-ルマガジソにて

※ 死者の肺は真黒 ウクライナで謎のインフルエンザが流行、既に315人死亡
http://www.epochtimes.jp/jp/2009/11/html/d31787.html
※ 50年で1700万人減も=7人に1人が80歳以上に-ドイツ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000015-jij-int
※ 消費増税、参院選公約に 自民・石破氏が表明
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091118/plc0911181940020-n1.htm
※ がん初期治療61~36%、部位で大きな差
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091119-OYT1T00843.htm
※ とうとう早期退職者の募集開始! "高給取り"朝日新聞が失墜してゆく
http://www.excite.co.jp/News/society/20091119/Cyzo_200911_post_3216.html
※ 千葉法相に日本人拉致事件で“追試” 知らなかった被害者の名前
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091119/stt0911191653009-n1.htm
※ あれは何だ、UFO?…いえ「光柱」です
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091120-OYT1T00263.htm?from=main6
※ 前日の空虚重量71.6キロ

※ 有料版おまけ 漏電&漏水

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コメント

自分の子息が貰えないから言っているのでしょうか?問題は川崎の行政問題では?

自分の子息の命と引き換えに、他人の芝生を青いと叫び「強欲」呼ばわりし死ねと叫ぶ姿に惚れました。

投稿: ghw | 2009.11.20 12:40

>滅茶苦茶納得できないんですけど!? 70代80代のどう考えてもあとはお迎えを待つだけの世代が予防接種を受けているのに、
ニュースを読めば、新型インフルワクチン接種の対象となった基礎疾患がある人というのはわかりますよね。
基礎疾患がある人が罹患すれば重症化しやすい->陰圧治療施設を占拠するのがよいか、という問題も含んでいます。
先生も基礎疾患をお持ちですから、その点はいかかですか?
糖尿病や透析患者の会がどうせ棺桶に片足つっこんでんだから、自分らの分を子供にまわせということもないですね。
私は基礎疾患(DM)がありますので、予約をしていて明日新型インフルエンザワクチンの接種をしてきます。

神奈川、川崎の対応が遅いことは大変お気の毒だと思います。
東京側の小児科もあたってはいかがでしょうか。

投稿: 九頭竜 | 2009.11.20 12:48

だから?
私は透析患者だけど、同時に会社経営者。法人税に法人事業税に消費税にと毎年億単位の税金を納税している。
従業員の納める税金も足せばもっといく。
後継者もいないし自分が死ねば会社も解散だろう。
納税もしていない子供なんかより自分が優先されるのが当然。

投稿: | 2009.11.20 12:52

※ とうとう早期退職者の募集開始! "高給取り"朝日新聞が失墜してゆく

だから?下野なう新聞は既に株式を売却し、不動産も売り、早期退職制度で30代まで募集し、冬のボーナスは平均30万で手取り10万円台までやってますよ。平均給与は700万、支局も統合し、地方欄も統合、ハイヤーも使わず、夕刊も廃止、押し紙も東京版では直販店整理で出来なくなり、219万部が161万部まで激減。朝日はやっとそんな噂レベルですか。甘い、甘すぎる。

※ 千葉法相に日本人拉致事件で“追試” 知らなかった被害者の名前
いい加減拉致問題を錦の御旗にして好き勝手やる連中にはうんざりだ。家族会の増元なんて完全にプロ市民じゃないか。まあ、もう末期だよなあ。
9月17日に日比谷でやった拉致被害国民大集会でも
旧軍軍服着てゲートルまで巻いた集団は参加するわ、入場数増やす為にひたすら会場を出入りする人間はいるわ、会場ではそんな連中がみんな日の丸持って誰かが発言すると「そうだ!その通りだ!」と大声あげる。「朝日出て来い」とか「NHKは来ているのか!」とか糾弾したり、櫻井よしこが発言すれば「そうだそのとおりだ!」西村が発言すれば「そうだそうだ!」 。挙句、救う会会長藤野義昭が核武装宣言してしまったりと完全に特定団体の政治運動と化してしまいましたとさ。

投稿: qqq | 2009.11.20 13:15

>他人の芝生を青いと叫び

 他人の芝生というたとえで言うならば、もう役割を終えた芝生ですよ。この少子高齢化社会では、うちの若々しい芝生と、役割を終えた隣の芝生は社会にとって等価ではありません。

 極めて開けっぴろげな話をすれば、お年寄りでも、会社経営者は生き残る価値があるでしょう。そこに従業員の生活が懸かっているんですから。うちの息子より優先されるべきかもしれない。(ただ、経営者たるもの、自分の身の上にどんな災難が突然襲いかかるかも想定して、跡継ぎのことは常に用意しておくべきだと思う。それが従業員のためです)。
 うちの爺さん婆さんみたいに、年金暮らしで孫の顔も見ました、なんてのは当然後回しですよ。最後の最後。
 基礎疾患患者でも、所帯持ちは優先、独身者は後回しみたいな選別は有効でしょう。残念ながら、社会的トリアージを行うなら、そういう判断にならざるを得ない。ここは道徳的な価値観の問題では無く、社会が被るダメージを最小に留めるための社会工学的な優先事項の判断です。

 ワクチンが有効であり、それが限られている以上、単純に年齢で区分けするのは不合理でしょう。だからこそ医療機関は優先されているわけで。そこは文明社会だから、病気で弱っている人を後回しにするわけにはいかないけれど、老人という圧倒的なマスがそこに集団として控えている時に、それは優先させるべき集団なのか? という判断は必要でしょう。
 あるいは、そこで優先する理由は、お年寄りは重篤化し易いからなのか? それとも、医療費と医療機関やケアする家族に甘受できないほどの負担を強いることになるから優先すべきなのか? の動機と目的の切り分けはすべきでしょう。

 私はエモーショナルに書きましたが、自分が子の親だから、不合理な主張をしているつもりもないし、私は基礎疾患の持ち主ではありますが、まだ軽度な方なので、人より先に受けたいとも思いません。そこは症状の軽重で判断されるべきことでしょう。

投稿: 大石 | 2009.11.20 13:33

>うちの若々しい芝生と、役割を終えた隣の芝生は社会にとって等価

ですよ

投稿: nao_c/w | 2009.11.20 13:35

>老人という圧倒的なマスがそこに集団として控えている時に、それは優先させるべき集団なのか?
ですから、死んだ老人は、老人という枠で新型インフルエンザワクチンを接種されたのではなく、基礎疾患があるからではないかという指摘がされているのでは?
現状では医療従事者>妊婦>基礎疾患>学童>1歳未満児の親>一般のような順番ができているとおもいます。

投稿: | 2009.11.20 13:53

>基礎疾患があるから

 ちょっとナンセンスですよね。それだと老人の大多数が何らかの基礎疾患ありということで優先対象者に入ってしまうかも知れない。

投稿: 大石 | 2009.11.20 13:57

>ちょっとナンセンスですよね。それだと老人の大多数が何らかの基礎疾患ありということで優先対象者に入ってしまうかも知れない。
先生、基礎疾患といっても腎臓や糖尿他病気が指定されています。ご存じですよね?
その上での対象者数です。

神奈川でも児童向けに来月7日から始まるようです。
少し遅いですが、よかったですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091118-00000009-mailo-l14

投稿: | 2009.11.20 14:14

>日本の年寄りは、孫の命を奪ってまで長生きしたいのか!?
小難しい理屈はともかく、こうして”次世代”を先細りさせていくようなモノを見ると自然淘汰という言葉を思い浮かべてしまいます。

投稿: | 2009.11.20 14:20

ウチの市ではすでに乳幼児の先行接種始まってますが、新型のワクチンはソコソコ量が確保されているらしいです(結構余っている風な雰囲気でした)。こういうのって地元でないと受けられないとかあるんですかね?
ただ、一抹の不安は無きにしもという感じはあるのですが・・。

>自分の子息の命と引き換えに、他人の芝生を青いと叫び「強欲」呼ばわりし死ねと叫ぶ
子供が居ると正直なところ当然の反応だと思うのですがね。カッコだけつけてても子供たちを守ることはできないので。

投稿: | 2009.11.20 14:21

>>日銀と量的緩和
2004年とちょっと前のものですけど、下記のブログの一連の記事で日銀の金融政策の基本ポジションについて判り易く説明されていますのでご参考まで。

■マーケットの馬車馬: 金融政策論議の不思議(1) 量的緩和とは一体何だったのか
URL:http://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/2004/07/1.html
※以下(19)まで。

投稿: 義忠 | 2009.11.20 14:27

「小児に選択と集中」したため、来週再来週のワクチン納入完全ゼロが確定したので、かえって清清しいです。なまじ小児科を標榜していたら入ってきたけど、予約には足らないワクチンをどう割り付けるかで面倒だったかもしれません。
老人云々の間違いは、基礎疾患を持った人間の数は高齢者ほど多いというだけで、健康な乳児の両親が済んだ後で、2月ごろ輸入ワクチンで優先順位に満たない65歳以上の高齢者が始まります。
量的緩和については今更です。もう十年やった。

投稿: pongchang | 2009.11.20 15:31

うちの子(3歳)は、予防接種の順番も来ることなく先週罹患しました。
今は、タミフルが速やかに処方されるので、昨年罹った季節性より簡単に直ってしまいました。

子供用のタミフルドライシロップは、普通の風邪薬よりかなり飲みやすいようでした。
混ぜて美味しくなる物と不味くなる物の注意書きが付いていて助かりました。

投稿: ikekenji | 2009.11.20 17:07

>核武装宣言してしまったりと

 今の北朝鮮ビビらせて、拉致問題動かそうとしたら、本当に核武装以外方法はないかも知れん。少なくとも、何の影響力もない六カ国協議なんかに期待をかけるよか、建設的。その意味では、間違っていない。日本人のアレルギーを刺激する点以外は。

投稿: 土門見人 | 2009.11.20 20:26

>>年寄りが快適に暮らし生にしがみつくために次世代からありとあらゆるものを収奪している

でも、老後が安心なら老後ための貯蓄をする必要はなくなる。そうすれば、消費も増えて、景気が回復する。
そうしたら、お給料も上がる。
フランスや福祉先進国の北欧では、税金は高いが、お年寄りを国が守っているので、国にお金を預けている
という思いがあり、貯蓄は殆どしない社会であり、日本もそれに近づきつつあるんですよ。

投稿: | 2009.11.20 20:30

>フランスや福祉先進国の北欧では、税金は高いが、お年寄りを国が守っているので、国にお金を預けている
という思いがあり、貯蓄は殆どしない社会であり、日本もそれに近づきつつあるんですよ。

貯蓄はしないのではなく、出来ない。だって可処分所得を全て国に没収されているわけですから。
だいたい、日本の老人が貯金をしているのは国の福祉に何の期待もしていないからです。
日本政府が老人を守るために!といって高税率・高福祉を歌っても、それを信じて貯金を取り崩す馬鹿はいません。

福祉を民営化すれば、様々なサービスが生まれ、それが豊かな老後を保障します。


投稿: ほるほる | 2009.11.20 21:20

> ただ、私は日銀がどうして量的緩和をしないのか未だに良く分からないんですよ。

岩田規久男の「日銀は信用できるか」が正にそれをテーマに書かれています。

> 「このように、「日銀流理論」とは、日銀の責任を問われると、「それは日銀にはどうしようもない外部の経済活動によって引き起こされたものである」というように、
> 「日銀には責任がないことを論証する」という構造を持っている点に特徴がある。これは日銀にとって極めて都合の良い理論である。」

日銀が「出来ません。無理です。意味無いです。」と言っちゃうと、それで終わっちゃうんですよね。検証する仕組みが無いから。
だから、日銀総裁選で外部から人を送り込む(特に副総裁候補の伊藤隆敏氏はインタゲ論者で日銀に批判的だった)と言う自民の戦略は、正しかったんですが・・・。

日銀総裁人事に民主・西岡氏、反省の弁
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091117-OYT1T00930.htm

はぁ・・・。

投稿: fugahoge | 2009.11.20 21:24

>日本の老人が貯金をしているのは国の福祉に何の期待もしていないからです。
この辺の議論は、ほるほるさんと立場を異にしますが、この意識は老人一般にあるのは確かでしょうね。厄介なことに老人は見栄で生きている部分もあるし。
ただこれは「よくわかんないが野垂れ死にの危険はすぐそこに迫っているから」こそそう思うのだ、ということでして、市場論理に任せれば美しい解決ができるではないとは思いますが(だって、そうしたら臓器売買のブローカーが闇老人ケアサービスを始めるもん)。稼がないヤツはとっとと人柱に自動的に移行というのは、いろんな意味でありとは思えないですが。
もちろん手取り足取り行政がというのは一般論でどうかと思いますし、サービスのありかたとか考えてこのレベルは市場化ということは、議論としてあるとは思いますよ。この手の話は、欧州レベルの重税を一律にかけて、事業自体完全民間、民間は料金を政府に求めるということなら、市場化もそれなりにうまくいくかもしれませんが。無茶に人為的淘汰をするのを見たら、後世はどう思うのか、相続税率100%以上にちょっと荒い議論だとは思いますね。

この議論の前提として、そもそも老人の蓄財だって、形がどうなのとか評価はソレでいいのとかあるとは思うんです。いつもひっかかりを感じるんですが、先生は上の世代のどういうグループと付き合いがあるんだろうと、もやもや感はありますね。ひょっとして皆がみんな元帥のような優雅に威張り散らかす生活をしていると思い込んでいるんじゃないかと。

投稿: | 2009.11.20 22:07

投稿: | 2009.11.20 22:07 は私でした。酔っ払うとろくなもんでない。すんません。

投稿: さいとー | 2009.11.20 22:10

>欧州レベルの重税を一律にかけて、事業自体完全民間、民間は料金を政府に求めるということなら、市場化もそれなりにうまくいくかもしれません

自分の金でサービスを買うからこそ、サービスは真剣に吟味され、磨かれます。
サービスを買えないというなら、定年を過ぎても働き続ければいいし、それに政府が賃金補助を出してもいい。
行政があれこれ介護に手を出すよりも、よっぽどすっきり解りやすい社会になります。


>そうしたら臓器売買のブローカーが闇老人ケアサービスを始めるもん
警察が取り締まればすむことです。
いまでも、病院に入院したり、ホテルに一人で泊まるときに臓器売買グループに捕まることを恐れているでしょうか?

投稿: ほるほる | 2009.11.20 22:38

まず寛大かつ真摯な対応に敬意を表します。

私は本論が社会的トリアージとして、「社会工学的」と称して価値の優劣を持ち出してくる事に違和感を覚えるのです。違うのではないかと。「カルネアデスの板」ではないのかと。

はたして老人達は奪い取ったのですか?そこに幼児の苦しみ悶える姿を封じて、強欲のままにワクチンを貪ったのでしょうか?

彼らは淡々と選択肢に従っただけでしょう。そこに救命具があった。そして縋った。

そこに本論が「トリアージ」のミス、詐欺的行為、利己的行為があったのではなくて、「カルネアデスの板」としての要素があったと思うのです。トリアージの問題は、この選択肢を与えた側にこそあるべきで、受け取る側にミスはなく、「強欲」と呼ばれる罪はありません。それゆえ社会工学的な価値の優劣はここにおいては存在しえません。老人が救命具に手を伸ばした時、そこに川崎の幼児はいなかったはずです。

 「役割を終えた芝生」に撒かれた栄養剤は、正当な手続きで取得したものであり、それを「お前には無駄だから自発的に寄越せ、この業突張りがっ!」と怒鳴るのは如何なものかと言いたいのです。
 判断者が「年寄り」の範疇に属している、もしくは片足を突っ込んでいる、そんなマッチポンプ状況を嘆いているようでもなく一概に「年寄り不要」と論じた今回のエントリーにヒステリックを感じざるを得ないのです。如何でしょうか。

投稿: ghw | 2009.11.21 07:58

制度を作ると。得する人、損する人がいる。そして、得する人は何も言わないけど、損する人は文句を言う。文句言っても、制度なんだから、諦めるしかない。

投稿: | 2009.11.21 10:20

損する人「だけ」が文句を言う訳じゃない。
おかしいことには「おかしい」と言ったら駄目なのか?

投稿: | 2009.11.21 11:38

投稿: | 2009.11.20 20:30

>でも、老後が安心なら老後ための貯蓄をする必要はなくなる。そうすれば、消費も増えて、景気が回復する。
そうしたら、お給料も上がる。
フランスや福祉先進国の北欧では、税金は高いが、お年寄りを国が守っているので、国にお金を預けている


私は日本の高年齢者方の一般的な高貯蓄率については、福祉で健康を守ってくれるから云々ということとは関係がないと思っていました(はっきり言ってそっちの観点が欠落していました)。

本来は生き物たるもの何歳であってもいつかは死ぬという点では同じなのですが、先進国のように寿命が延びると、自分で働いて稼げなくなってからお迎えが来るまでの期間が長くなった(普通の人で10~20年・なお、欧米主要国でも実際の引退年齢は日本とほぼ変わらないようです)ので、貯金や持ち家といった形で現役世代の稼ぎをストックにして老後の安心を得るという方法をとるということは極めて理にかなったことです。ささやかな老後の暮らしさえ満足に満たせない額の年金一本に頼るのに比べると、労働の対価たる給料と雇われているが故に課せられている様々な労災制度があれば「過剰な」貯蓄という二重三重の鎧を着て健康と生命を守る可能性は減るのではないでしょうか。

ならば、あくまでも現在の社会情勢下の政策としてではありませんが、何らかの形で現役引退を遅らせるか、生涯現役の思想を日本社会に広めることが、高齢者世代の突出した高貯蓄率を社会に還流する可能性を生む政策ではないでしょうか。

投稿: 高橋和司 | 2009.11.21 14:19

残念ながら医者の独断でワクチンの摂取者を決められるわけではありません、孫に付き添ってもらいながら摂取に来た老人が医者に「私は後でいいから、この孫に打ってやってはもらえないか?」と聞かれて困惑する医者を見たばかりですので、、一言

投稿: 謎の爆撃機 | 2009.11.21 14:28

カッコつけても誰も自分を守ってくれないから、年寄りだって自衛しているだけのように思います。浅ましいけど。

社会の役に立つ、という基準で行くなら、基礎疾患も老人も一番後となりかねない。子供だって、順番付けしなきゃいけなくなりますね。成績順(学力・体力・芸術部門)でしょうかね。成人は入札制度にすればよいと思います。

投稿: ああ | 2009.11.21 14:45

>成人は入札制度
まったくそのとおりで、人口の何割かが打てば壁が出来て、大流行が中流行になる。そういうワクチンがあれば、有志が身銭で壁を作ってくれたほうがありがたい。
それが、以前の小中学生の集団接種だったわけだけど、幼児や高齢者という受益者とちがい、副作用のリスクと受益のバランスがどうなの?という不対象性が、せっかくの集団接種を破綻させた。

投稿: pongchang | 2009.11.21 14:52

はじめまして。
老人とインフルワクチンの問題については自分も疑問です。
宮城県が受験生向けの接種を前倒しで始めたそうですが、これには賛成です。文字通り若者の人生が決まるわけですから。
今後死ぬしかない老人より今後社会をになうであろう人間(そして現在担っている人間)を優先するのは当然では、と思います。只でさえ少子高齢化が叫ばれているのに老人を生かそうと努力する一方で子どもを殺してどうするんだ、といいたいです。
国家戦略として老人重視なのですから当然かもしれませんが。
ああ、言ってませんでしたが自分は今高3です。受験前にワクチンが回ってくるか怪しいものです。
まあ、まわってきても積極的に接種に行こうとは思いません。幸い体は人並みに頑健ですし、自分より頭の良い受験生なんて(高校受験も含めれば)それこそ五万といますし、彼らを優先するべきと個人的に思っています。
確かに自分らは納税していません。ですが、だからと言って国家の福祉の恩恵にあずかれない、ということにはならないでしょう。
まあ、そもそもの問題は票の多くを老人が握っていることなのでしょうが。

投稿: 歌枕 | 2009.11.22 14:26

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