人口過密というトラウマ
※ 県、虚偽診断確認 同意なし手術が6割弱 山本病院事件
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200910160014.html
月曜日のクローズアップ現代で、この事件を詳しく報じていましたが、病院が、リクルーターを使って、浮浪者を集めて生活保護を申請させ、収容先であらん限りの検査を受けさせ、「あんたはどこそこが悪いけれど、もう手術はできないから療養して下さい、絶対に病院からは出られません」みたいなことを言って騙し、自分たちの病院間ネットワークで、そのでっち上げた患者をたらい回しにし、病院を移動する度にありとあらゆる検査を受けさせて、診療報酬をだまし取っていたという事件です。もちろん、その医療費は、全額行政が受け持ちます。
生活保護の医療費扶助は年間で1兆3000億円、10年前の1.4倍。生活保護費の半分が医療費扶助に消えてゆくんだそうです。
なぜこれを見抜けないのか? 行政の現場が、病院から上がって来る膨大なデータを処理し切れないわけです。一方で、実は行政にとって、そういう人々を受け入れてくれる病院はありがたい存在でもあるので、行政と病院の間に、ある種の腐れ縁も出来てしまう。
これなんかも、レセプトを全国の病院でネットワーク化しちゃえば、ソフトウエアでのチェックは可能な話なんですよね。現場が嫌がるし、個人情報と言った途端に、プライバシー侵害だと喚く人々も多いから出来ないけど。
生活保護の半分を医療費が占めるという事態は異常な状況であるけれど、そこは、今後とも性善説で回して良いと私は思います。不埒な連中は、どんな監視システムを組もうが、どうせ不正は止めないだろうから。
しかしここでも私たちが自覚すべきなのは、そういう状況になったら、結局は行政で助けるしかない。行政とはつまり税金です。生活保護を受けるような状況だと、当然そこに至るまでに、健康保険証を喪失し、持病が悪化しているでしょうから、掛かる医療費は更に増大することは目に見えている。
その状況に至る前に救いの手を差し伸べて、更に金が掛かる状況を阻止するというのは、結局は、私たち社会の損得勘定としても適っているのだということを、承知すべきだろうと思います。一部でどんなに不愉快な現実があったとしても。
※ 時代を読む新語辞典 「ベーシックインカム」~就労を問わない大胆な「所得保証」とは?(2009/10/28)
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/bpnet.cfm?i=2009102306481dl&p=1
*子ども手当創設VS二大控除廃止」の損得勘定
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091103-00000001-president-bus_all
上の方は某所で話題になっていた記事なのですが、それで全部賄えば、他のコストが消えるから出せるというロジックは面白いですね。
子供手当を増やすと、総額いくらくらいになるでしょうか? 15歳までに一人2万6千円与えたとして、5兆8千億円、日本の政府予算案に占める割合が7%? でも実際には、国家予算は、国債の利払いや償還費も含まれるから、それを計算に入れると何割という話ですよね。
ちなみに、金額を倍にしたとすると、およそ12兆円。当然15歳で終わりなんてのはナンセンスですから、それをまず18歳までに引き揚げたとして、単純に15で割って3掛けして足すと、1兆1600億円の上積みになって現状で7兆4千億(高卒まで引き揚げたとして)。5万円を一人頭ばらまくとして、15兆円が必要になるのかな? 四人家族で、年額120万円の子供手当を貰える計算になる。これでも中途半端な金額だなとは思いますが。
ちなみに、先進国中、国家予算に占める割合が一番少ないと批判される我が国の医療費が30兆円です。
さあ、皆さん。これを出すべきだと思いますか? あるいは出せると思いますか? 奇しくもこの15兆円という数字は、プレジデントの記事にある、今後必要となる年金への国庫負担額と全く同じです。
たとえば医療費や年金と比較すると、結局は鶏が先か卵が先かの議論になるんですよ。人口が回復するということは、景気が良くなる、パイが広がるということですから、医療費の伸びを吸収できる。逆にこのまま少子化が進行すると、医療費の圧縮は避けられないし、年金の国庫負担も破綻するでしょう。ここは卵に投資すべき時ですよ。
>子どものいない家庭に恩恵はなく、特に妻が専業主婦の場合は税金が増えるだけだ。
土曜日に、元帥がこういう考えは変だと仰っていたように記憶しますが、ぶっちゃけた話、将来介護が必要になった時、あるいは、その年金を稼いで税金から補助して払うのは、彼らじゃなくて、苦労して子育てして成長した赤の他人なわけです。今は損するかも知れないけれど、リターンは確実にあるのですから。たまたま今、その恩恵が無い、実感がないだけの話で。ここはきちんと政府も広報すべきだし、子供がいないご夫婦さんにもご理解いただきたい所です。
身も蓋もない言い方になるけれど、老後の面倒を、当然の親孝行として子供に求める(村社会の暗黙の合意事項)ために、いま一生懸命育てるか、子供がいないから、今税金として収めて将来のリターンを期待するかでしょう。私は、親孝行としての面倒見には反対ですけど。
パックインでも話題になっていましたが、高度成長以降の日本社会は、地価高騰も相まって、ずっと人口過密に怯えていた。こんな狭い国土に、これ以上住めるわけがないという強迫観念にずっと囚われていた。
でも、今や、高層建築は当たり前になり、都市部では公共輸送網も整備され、地方でも高速道路が延びた。今一度、人口を増やすことに、何らの制約や危機感も不要なんですよね。まず、人口が増えてもろくなことはないという、戦後日本の強迫観念から取り除くべきだと思います(でも日本人の人口増への危機感は、戦前以前の満州に出て行った頃からですよね)。
*所で、先日紹介した元帥の発言で、「貧乏人の子だくさん社会になる」というものがありました。感情的なコメントをなさった方が若干いらっしゃいました。
正確にそう言ったかどうかは記憶が曖昧ですが、ニュアンスとしてうまく伝わっていないかも知れません。
元帥としては、貧乏人の子供が溢れかえるということよりも、金持ちがそれで子供を作らずに、自分たちの老いに対して責任逃れすることはいかがか? というニュアンスだったかも知れない。
どちらの意味にしても、日本社会は貧しい階層に優れて平等な教育を施してキャッチアップすることに掛けては世界で最も成功した国です。貧乏人だろうが移民だろうが、ぜひ子供を増やして次世代にこの国を託したいと思います。でなけりゃ、金持ちだろうが貧乏人だろうが国外脱出するしかない。
※ 市橋容疑者?整形手術、大阪の病院 英国人死体遺棄事件
http://www.asahi.com/national/update/1103/TKY200911030376.html
もう死んでいるみたいに言われてましたけれど、こんな情報化社会でも、匿名のまま生きようとすると出来るんでしょうか。今日は坂本弁護士事件から20年だそうですが、オウムの逃亡犯とか、とっくに死んでいるだろうみたいに言われるけれど、やっぱり何処かで生きているんでしょうね。
この記事で疑問なのは、当然、病院のどこかに指紋が残っているはずで、警察はそれを抑えたはずですよね。朝日が夕刊以降も続報を流すも知れないけれど、31日にも来院するはずだったのに来なかった。これは、警察は足取りをある程度把握しているのか、それとも、万事休すなミスがあって、慌ててリークしたのかどうなのでしょうね。
※ “悪態”川崎Fに処分も!川淵&鬼武氏が激怒
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/11/04/07.html
Youtube で見たけれど、肝心のそれを外すシーンが無いので、いまいち全体の雰囲気が解らないんですよね。スポーツ選手に大人としての行動を求めるべきか、闘士としてのナチュラルな感情の発露を許すかの問題だと思うのですが。
それはともかく、地元チームの健闘を讃えます。4万人を越える観客でほっと一息ですね。敵ながら米本のシュートは見事だった。GK権田も二十歳なのに凄い止めるんだもん。
※ 映画とタイアップのパンフ回収、「震災思い起こさせる」
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200911030022.html
これは駄目でしょう。私らが思春期の頃は、ノストラダマスの大予言とか、延々と動物の交尾シーンと狩りのシーンが続く(^_^;)、あれ何という映画でしたっけ? 終末映画が流行ってトラウマになったものですよ。
※ 防衛省 抜き打ち検査日 漏えい 担当者 処分せず
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009110402000085.html
そもそも、その検査自体が、果たして効果あるものだったのだろうか? という疑問を禁じ得ないわけですが。
※ 前日の空虚重量71.4キロ
食欲が無く、バナナとか食べていた。明日まで徹夜仕事が続行。
※ 有料版おまけ 裏山から死体が出たら?
| 固定リンク
コメント
> なぜこれを見抜けないのか?
昔は難しかったのですが、今では比較的簡単です。
複数(ふつうは3つ以上)の病院が連携して、生保や社会的入院の患者さんを3ヵ月〜6ヵ月ごとに互いに入れ替えるという手法自体は古いものでしたが、現在では退院証明という書類を使ってそれが意味ないようにしています。
また、一定の頻度で縦覧と呼ばれるレセプトのチェックも行われます。ここでは、まさに問題のような検査の重複や隠れた長期入院・転院が行われていないかどうかが調べられています。
ただし問題なのは、その検査が不必要であったのかどうかの判断そのものが難しいことです。多くの慢性疾患では定期的に同じ検査を繰り返す事が治療方針の維持・変更の決定のために必要です。そもそも無所見であったのかどうかまでとなると、カルテや検査結果資料自体を手許に取り寄せなければなりませんし、それをきちんと読解できなければなりません。
実際には、あまり阿漕なことをやっていると、病院幹部以外のスタッフが定着せず、結局は潰れていくことで淘汰されていくということが、意外とアテになると思っています。あとは、やはり患者さん側に病院の外でも生きていけるようなempowermentが必要なのだろうと思います。
投稿: rijin | 2009.11.04 10:32
>レセプトを全国の病院でネットワーク化しちゃえば、(中略)出来ないけど。
今現在、医療機関に対して行われていて2010年までに義務付けられているレセプトのオンライン請求は、ずばり水増し請求や架空請求対策もあるのだと思いますが。
今、対応に追われている医療機関も多く、反対する医師・歯科医師などは訴訟を起こしていますが・・・・
税金の電子申告なんかは、送る側受取る側に設備投資と、初期導入のための手間がかなりかかりますが、やってしまえばオンラインの方が楽になります(^_^) とくに保険請求のペーパーはかなりの量になってますから
投稿: プレーリドック | 2009.11.04 11:16
>そもそも、その検査自体が、果たして効果あるものだったのだろうか? という疑問を禁じ得ないわけですが。
ザル検査ならこんなことをしでかす必然性が全くない訳で、逆に現場の違法状態を日常的に認識し、放置しているから上も承知で行ったのではないですか?
でなけりゃもしかしたら重大な事案が見過ごされてしまったかも知れないのに処分なしなんてとても考えられません。
投稿: 雨辰 | 2009.11.04 11:52
レセプトオンライン化事業の補正予算は、新政権によって切れられてしまった。
社会的入院、不正診療請求などを防止するためのインフラだと聞いていましたが
抵抗勢力の巻き返しがあったのでしょう。
投稿: nanasidreizu | 2009.11.04 12:14
>不埒な連中は、どんな監視システムを組もうが、どうせ不正は止めないだろうから。
システム次第では「許せる」ぐらいに不正は減るとは思う。ただし現政権ではやる気ゼロでしょうか。
>ナビスコ杯
確かTVではナビスコのCMのお陰か当該場面がよく見えませんでしたね。それよかナビスコの広告で場内満載だったのは辟易したけど、ゴール脇に描いていた明らかにTV視聴者狙いのチップスターの箱の絵には感心しました。CGかと一瞬思うぐらいの出来で。
>権田
岡田は目をつぶって1回はA代表に彼を試用するべきでしょう。
>映画とタイアップのパンフ回収、「震災思い起こさせる」
大阪府知事が激怒する、といういつものパターンでしょうか。
>有料版
ま、小杉にスカ線の駅ができれば確かに行くのには便利になりますわね。ところで、清水谷戸のそばの牧場がアイスクリーム屋もやってるようですが、うまいのでしょうか?
投稿: 剣 | 2009.11.04 12:50
クローズアップ現代「貧困狙う“闇の病院”」で言い足りなかったこと - 学習院大学教授・鈴木亘のブログ(社会保障改革の経済学) - Yahoo!ブログ
ttp://blogs.yahoo.co.jp/kqsmr859/30172816.html
投稿: レセプト | 2009.11.04 12:54
>映画とタイアップのパンフ
画像を見る限り、「もう復興なんて無理じゃね?」と思わせるのは防災啓蒙に逆効果なのでは。
投稿: 銀次 | 2009.11.04 13:33
素朴な疑問なんですが、「パックイン」とか「元帥」って、そこまで毎度毎度、良くか悪くかしりませんが、引き合いに出すほど凄いトコなんですか?
投稿: てんてけ | 2009.11.04 13:33
>映画とタイアップのパンフ
民間とタイアップすることで、防災啓蒙パンフレットの製作費を低減するというアイデアは評価しても良いのでは。
ただ、防災ものだとタイアップ先を選ぶのが難しそうですね。レスキューものならば良かったのでしょうが…
そういえば、昨日の入間航空祭では、救難団のバートルの引退セレモニーをやっていました。最後の1機が浜松基地から飛来し、デモフライト、記念セレモニーなどをやっていました。
投稿: フェリ | 2009.11.04 13:54
>素朴な疑問なんですが、「パックイン」とか「元帥」って
「元帥」は、朝日の軍事問題記者で、国防はともかく、軍事問題を語らせたらたいしたものだし、朝日の紋章をかざせば、防衛省や自衛隊の現役から話は聞けるし、参考にして良いのでは。
ただし、米軍が絡む侵攻作戦の予想は、社風が邪魔して、米軍に厳しいため、ほとんど外れています。
パックインは、テレ朝でさえ使わない、反自民、親民主・社民系列のマスコミ人しか出演しないから(昔は金美齢さんや元自衛官のひととか出ていたけど)番組としてはカビが生え放題(笑)
投稿: MI-6 | 2009.11.04 13:59
日本人の悪口しか言わない金美齢よりはマシ。
まあ、それが商売なんだろうけど。
何かというと台湾人の立場を強調しながら
実はとっとと日本に帰化していた金美齢よりはな。
投稿: | 2009.11.04 15:39
>今は損するかも知れないけれど、リターンは確実
だーかーらー何故、現行児童手当・各種控除を廃止してまで、現金一律支給になるのって?
現金にこだわる理由が解らん。金持ちの云々の話は無意味。
リターンを期待して手当云々を論ずるのは、何かが欠落してますよ。
毒女・毒男・不妊症の方々の、子どもを持てない(結婚できない)苦しみへの配慮が足りない。彼らには自己責任という重税を課し、たまたま運良くパートナーと子宝に恵まれた家庭には、子ども+α恩恵がある。子宝に恵まれた強運と感謝を子どもの成長とともに忘れた発想が、現金支給であり、「リターンは確実」って思想ですね。
投稿: nao_c/w | 2009.11.04 16:26
前にもココに書いたかもしれませんが、とにかく結婚して一人目を授かるまでが最大の少子化対策なんです。子ども手当というのは二人目以降の動機付けにはなるかもしれませんが非常に非効率極まりない。
なぜなら、現在でも一人目の子どもを授かった家庭は、最終的に8割近くが二人目以降を授かっている事が明らかになっています。
また最初から意図的に子どもをつくらない夫婦は極わずかです。
金持ち云々意味が無いというのはこういう事です。
投稿: nao_c/w | 2009.11.04 16:45
>とにかく結婚して一人目を授かるまでが最大の少子化対策なんです
それはもちろんですけど、じゃあ景気対策すればすぐに景気回復して将来への不安が拭えるのかというとそんな確証も全く無いわけですから、育児に対しての手当てという形で社会が支援するから結婚・出産に踏み切ってくれ、という方向性の方がコストパフォーマンスは優れているようにも思えます。
だから早急に不妊治療の保険適用なども実施してもらいたいですね。(それがあればウチみたいにも2人目にチャレンジする夫婦は相当数いるんじゃないかと思います)
投稿: | 2009.11.04 17:23
国も自治体も教育に多大な出費をしていますが,これも考えようによっては,子どものない人にとって他人の子のために税金をとられるということになるでしょう。
しかし,子のない人の中で,教育関係予算を見て,苦しい,口惜しいと感じる人がどれほどいるでしょうか。
もともと次世代の国民を育成するのは,単に肉親に対する個人的関心のみにもとづくものではなく,国家あるいは社会の維持発展のために必要だという認識が,どの国民にも多かれ少なかれあるということではないでしょうか。
子ども手当てもその延長線上にある考えで,とりたてて新奇な施策というものではないように思います。
また,一律の額を控除する扶養控除・配偶者控除は,高い税率で課税される高額所得者のほうが実質的な減税効果が大きくなります。子育てに経済的支援が有効なのは低所得者ですから,直接給付のほうが効果が大きいと説明されています。これはそれなりに説得力のある説明ではないでしょうか。
また,高額所得者に子ども手当てを給付しても,扶養控除・配偶者控除の廃止による実質的な増税効果とかなりの部分が相殺されますから,さほど不合理な結果にはならないのではないかと思われます。
投稿: やせ猫 | 2009.11.04 19:36
>やせ猫さん
何とかは盲目に近いものを感じますので、細かくは言いませんが
>一律の額を控除する扶養控除・配偶者控除
コレは低所得者に有利な税制ですよ。解ってます?
投稿: nao_c/w | 2009.11.04 22:02
>じゃあ景気対策すればすぐに景気回復して将来への不安が拭えるのかというとそんな確証も全く無いわけですから、育児に対しての手当てという形で社会が支援するから結婚・出産に踏み切ってくれ、という方向性の方がコストパフォーマンスは優れているようにも思えます。
景気対策をしなければ、手当を払うための財源を維持できません。
また、いつひっくり返るかもしれない政権が配っている手当を期待して結婚と育児をしていこうなんて考える人はごく少数かと。
自分の稼ぎで自信を持って結婚と育児ができるように経済対策を最優先するべきです。
子供手当なんていうのは、子供をだしにした利権獲得にすぎません。。
政治的に弱者である独身者から、政治的に強者な子持ち連中を利用して金を集め、その分配過程に官僚や政治家をかませようとしているにすぎません。
子育てを支援したいならクーポンを配ればいいし、教育を支援したいなら、公教育と塾とで2重払いになっている教育費を減らすために公教育を自由化すればいい。
社会主義政策は極論すれば他人から財産を奪うことと、奪った財産を使うことしか考えていません。
新たな富を産まない政策はすべてどぶに棄てるべきです。
投稿: ほるほる | 2009.11.04 22:17
MI-6さん、ありがとうございます。
投稿: てんてけ | 2009.11.04 22:18
先日教育TVでフィンランドはどん底の経済状態から教育に力を入れることで回復したというのをやっていたんですが、この閉塞した状況を打開する為にはやっぱり回り道をしてでも次の世代の育成に予算を回すべきでしょう。
否定されている方々にお聞きしたいのですが、子ども手当て以外に有効な方法って例えばどんなものがあるんでしょうか?
投稿: | 2009.11.04 22:22
>自分の稼ぎで自信を持って結婚と育児ができるように経済対策を最優先するべき
自民政権下ではそういう方法論でバラマキされてましたがどこら辺に効果が出ていたんでしょうか?
投稿: | 2009.11.04 22:25
>自民政権下ではそういう方法論でバラマキされてましたがどこら辺に効果が出ていたんでしょうか?
地方経済が支えられ、地方で多くの子供が育ちましたね。
一方、子供手当は何の実績もありません。
>否定されている方々にお聞きしたいのですが、子ども手当て以外に有効な方法って例えばどんなものがあるんでしょうか?
消費税増税と法人税・所得税廃止。公教育の自由化。規制緩和と金融緩和による内需拡大。
日本は世界で最も教育産業が充実している国です。幼児から老人までありとあらゆる教育サービスが受けられます。もう、公教育は不要でしょう。
投稿: ほるほる | 2009.11.04 22:33
これどこの事でしょうか?
超大手出版社が経営危機で倒産へのカウントダウンか
http://news.livedoor.com/article/detail/4432309/
投稿: | 2009.11.04 23:04
>これは、警察は足取りをある程度把握しているのか、それとも、万事休すなミスがあって、慌ててリークしたのかどうなのでしょうね。
病院で再受診する可能性があると見ていると記事にはあるが、報道されてしまったんだからそれはないだろう。警察もそれはないと判断したから、むしろ修正手配情報として整形をしたという事実を流した。そしてそれを公表したということは足取りを見失ったということも示している。すなわち失態だ。
投稿: | 2009.11.04 23:06
>地方経済が支えられ、地方で多くの子供が育ちましたね。
では何故少子高齢化社会になってしまったのでしょう?
何故地方経済はどん底に陥ってしまったのでしょうか?
その辺を棚上げしている限り自民政権には何にも期待できないと思うのですが。
投稿: | 2009.11.04 23:28
>子ども手当
対象となる家庭へ現金で配布するから反対意見が多いのではないですか。
「子育てにかかる費用を軽減して欲しい」「将来のために子どもの教育に力を入れよう」という要望を実現するのであれば、幼稚園や学校の無料化、子どもの医療費無料化という方法もあるでしょう。
実際に公立学校の運営に税金が使われても国民が文句を言わないのは、上記のような理由だと思いますが。
投稿: フェリ | 2009.11.04 23:30
nao_c/w さま
> >一律の額を控除する扶養控除・配偶者控除
> コレは低所得者に有利な税制ですよ。解ってます?
たとえば,扶養控除で38万円の控除を受けられるとして,所得税の税率5%の人は納税すべき金額が1万9000円少なくなります。これに対して最高税率の40%の人は納税すべき金額が15万2000円少なくなります。これだけ比べれば高所得者のほうが有利ということになりませんか。
もちろん当該控除制度の廃止によって税率が高い区分になる場合があります。しかし,それで5%が10%になっても,基本的な傾向に変わりはないんじゃないでしょうか。
投稿: やせ猫 | 2009.11.04 23:36
>では何故少子高齢化社会になってしまったのでしょう?
地方も豊かになり、医療水準が上がったからです。
少子高齢化社会とは、戦争が無く安全で寿命まで生きられる社会ですよ。いったい、何が不満なのですか?
>何故地方経済はどん底に陥ってしまったのでしょうか?
国から渡される手当に頼っていたからです。
子供手当に頼る親も同じことになるでしょう。
>その辺を棚上げしている限り自民政権には何にも期待できないと思うのですが。
はあ?
党内がそれをめぐって分裂していますが何か?
まあ、政党や政治家に社会をよくすることを期待することが一番の間違いですが。
投稿: ほるほる | 2009.11.04 23:37
>対象となる家庭へ現金で配布するから反対意見が多いのではないですか。
もちろんそれはあると思うのですが、例えば教育が無料だからといって結婚・出産まで踏み切ろうと思えるかというとちょっと難しいだろうと思うのですが、「現金支給」となるとちょっと話は変わってくるんじゃないかと思う訳です。さすがに生活ができる額ではないのですが、将来の不安を多少なり和らげられれば意味があるんじゃないかと。
結婚なんて勢いでするものですからねぇ・・。
投稿: | 2009.11.04 23:43
>地方も豊かになり、医療水準が上がったからです。
それだと少子化の説明にはなっていないと思うのですが。
>いったい、何が不満なのですか?
老人ばかりで活気の無い国にどんな魅力があるというのでしょうか?
投稿: | 2009.11.04 23:59
>やせ猫さん
額面を比較するのはレトリックでしょ。
「課税額(控除額)/総所得」は常に低所得層に有利な設計になってます。
投稿: nao_c/w | 2009.11.05 00:07
>それだと少子化の説明にはなっていないと思うのですが。
豊かな社会は必ず少子化になります。例外は確認されていません。
>老人ばかりで活気の無い国にどんな魅力があるというのでしょうか?
だったら、若者が多い中東やアフリカへどうぞ。
投稿: ほるほる | 2009.11.05 00:08
nao_c/w さま
税制全般の有利・不利の話ではなく,低所得者にとっては,控除制度よりも年額2万6000円×12月=31万2000円の直接給付のほうが,子育ての経済的支援効果は大きいだろうという話です。
投稿: やせ猫 | 2009.11.05 00:21
講談社もついにあぼんか。さらばゲンダイ。
投稿: | 2009.11.05 00:35
>さあ、皆さん。これを出すべきだと思いますか? あるいは出せると思いますか?
消費税を上げないとムリでしょうけど、今の経済状況では不可能でしょうね。もしくは、年金や健康保険のように、20歳から65歳までの現役世代が広く薄く分担するような子供手当税でも新設するしかないでしょうね。
リーマンショック以前の好況で出生率はわずかですが、上がっていますよ。この不況が台無しにするでしょうけど。
それよりも、バブル崩壊後から氷河期世代までの本来結婚していて子供もいたはずの人たちの救済を何とかする方が少子化対策には効果的だと思いますが。
投稿: くま | 2009.11.05 00:57
>少子高齢化
https://eiji.txt-nifty.com/diary/2009/02/post-fc24.html
このエントリのコメントの最後に書いたが、少子高齢化は人口転換論で説明されている。
先進国において、貧乏人の子沢山んというのはあり得ない。正確には未教育人の子沢山。あるいは金持ちの子沢山というのはあるかもしれない。ちゃんと教育を受けていれば、貧乏人はなるべく子供を持たないような社会になる。先進国が少子化で途上国が多子化であるのは金があるか、ないかの問題ではなく、高度教育がされているかどうかの違いである。
人口の問題は何度も取り上げているが、解決策は実は明確で簡単なんだよ。それは人口を常に一定に保つ人口維持政策。これがベスト。ただし、これは強力で人工的な管理社会を意味するから恐らく現実的ではない。
なぜならこれは最終的にはベーシックインカムの考え方を人口政策に導入することになるからだ。
投稿: | 2009.11.05 01:13
>市橋
抜糸の再診察日に市橋は現れなかった。
手術をした医師が、もしかすると市橋かも知れないとサツに通報し、
サツは再診日に張り込んでいたんですよね。
で、感づかれた。
医師が麻酔かけたときに通報すればよかったのに。
投稿: | 2009.11.05 01:33
>子供手当税でも新設するしかないでしょうね。
そこで国民福祉税の再登場だ。ま、実は名称は何であろうとどうでもいい。消費税を目的税として当てればいいだけの話だからな。小沢はこれを15年前にやるつもりだったが、理解が得られず頓挫した。理解が進んだのでもう一度やろうということだろう。あのとき導入していればもう少しまともな社会保障制度となっていたのかもしれない。
投稿: | 2009.11.05 01:44
目的税といい言うのは難しいですね。不要になれば止めるのならともかく、再現もなく理由をつけて使うことに終始する。特別会計のようなものです。
投稿: くま | 2009.11.05 02:15
いや、子供手当て税って目的税じゃないか。だったらそんなもの新設するより消費税を目的税化すれば同じだというだけの話なんだが。
おっと、ここに同じことが書いてあるな。
エネルギーの爆食がもたらした2度目の人口増
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090916/204971/?P=2
投稿: | 2009.11.05 02:37
消費税は額が違いすぎます。その他の財源にもなっているのに、目的税化すると、また別の税金をつくるか税率を上げるしかないでしょう。
投稿: くま | 2009.11.05 02:54
>もう、公教育は不要でしょう。
義務教育の廃止・自由化には反対。
国民の最低限の共通基盤を崩すことになる。
大多数の日本人同士なら話せば分かるって感覚も、この共通体験があってこそ成り立ってる。
目には見えないけど、失って初めてありがたさが分かる民族の財産だよ。
投稿: KAZ | 2009.11.05 08:19
子供手当にすれば、2.6万の金めあてに子供を作る輩が増えるということですね。
投稿: 九頭竜 | 2009.11.05 08:51
>やせ猫さん
>低所得者にとっては・・・子育ての経済的支援効果
額面が増額になってるわけですから、当たり前です。
で漏れた世帯は、控除税制の廃止により、低所得層に厳しく、高所得層に有利になると言うことですね。
投稿: nao_c/w | 2009.11.05 09:21
>子供手当にすれば、2.6万の金めあてに子供を作る輩が増えるということですね。
ならば、これから産まれてくる子供に対して3.6万円にしましょうよ。
そうすれば、さらに子供をつくる夫婦が増えますね。
既にいる子供に対しての手当はこの際、諦めてもらいましょう。
これだと、予算は5兆円もいりませんし、現実的。
投稿: | 2009.11.05 10:19
今の公教育に、国民としての一体感要請などという要素があるとはとても思えないのが現状と思いますが...。優秀な生徒と逆差別してやる気を失わさせる教師や、国に対する誇りを持たせない教師ばかりで、本当に嫌になります。そういう経験の無い方は、運が良かったですね。といいたいです。
投稿: ysaki | 2009.11.05 10:34
またネトウヨか。
投稿: | 2009.11.05 10:38
>いま一生懸命育てるか、子供がいないから、今税金として収めて将来のリターンを期待するかでしょう
なんかこういう考え方ってよく判らない。
子供がいることでハイリターンを得る人々の事が考慮されていない。
極端な話では、イチローのようなバリバリ稼ぐ子が出来るかもしれないし、小さな話では子や孫と暮らし、老後のちょっとした車の送り迎えからなにから生活の充実というメリットがあります。
子供が居ないからこそ将来のために蓄えなければいけない、とは考えられないでしょうか。
今現在でさえ、公教育のための税金や地方によって医療費免除などの負担をしているわけですし。
将来は他人の育てた子の世話になるかもしれないが、その子らの生活を支える給料を出せなくなる。
お金がなければ特養にも入れないですよ。
投稿: | 2009.11.05 10:59
>なんかこういう考え方ってよく判らない。
だから子供作れば良いじゃん、ということですよ。
でなければ移民を受け入れるしかないでしょう。逆ピラミッドを支えきれずに破綻するなんて30年前くらいから言われてたのに有効な対策は全く打ってこなかった訳ですからね。
投稿: | 2009.11.05 15:17
>大多数の日本人同士なら話せば分かるって感覚も、この共通体験があってこそ成り立ってる。
でしたら、そう考える人たちで、そういった教育サービスを提供すればよいのです。
そういったニーズがあれば、いつまでも継続して営業できるでしょう。
投稿: ほるほる | 2009.11.05 19:58
>でなければ移民を受け入れるしかないでしょう。
移民が少子化の有効な対処法となった事例は無いですよ。
>逆ピラミッドを支えきれずに破綻するなんて30年前くらいから言われてたのに有効な対策は全く打ってこなかった訳ですからね。
誰も逆ピラミッドを支えようなんて考えてはいなかったでしょう。
子作りという私的領域に踏み込んでもいいんだ!と考える図々しい人が増えただけです。
投稿: ほるほる | 2009.11.05 20:01
http://news.www.infoseek.co.jp/special/j-is/hotjournal0911_006
クローズアップ現代の山本病院でコメントしていた学習院教授の補足説明
投稿: pongchang | 2009.11.06 16:53
大阪西成の行き倒れをいれている病院ですね。
投稿: | 2009.11.06 17:01