>バイタリティとか日本脱出とか言ってるのは若者にとんでもない環境(増税&縮み思考)を与えている自分を誤魔化そうとしているから?
↑昨日、こういうコメントがあってですね、ああいつもの匂い漂う下らん茶々入れだな、と思って、削除ボタンをポチッとなと押そうとしたんですよ(^_^;)。
表現はともかく、れいによって勘違いが大きいし、いずれにしても増税は避けられないし、防衛費だけでなく、ブーツのサイズに足を合わせるしかない財政状況に至っていると私は思うけれど、でも世の中には、増税が景気を冷え込ませるから今は駄目だという以前に、そもそも不必要だと考えている人々も一定数いるし、防衛費は当然別腹だと考える人々もいる。結局は国民議論の積み重ねで、何処かに収斂していくしか無いんだろうなぁ、と思い直して削除は止めたんです(イラ菅は議論もなく財務官僚の言いなりだけでそれをやり抜くつもりらしいけれど)。上の世代をそう見る若者がいるのも当然のことだろうし。
年末に読んだ週刊アスキーの電脳なをさんの漫画で、正確には記憶していないけれど、「世の中を変えようと思った人間が、結局は世の中を変えるんだ」というようなフレーズの台詞がありました。正確にはこうじゃなかったと思いますが。なをさんだからジョブスの台詞だったのかな? ああいい台詞だなと思いました。
ここでも朝生での発言をちらと触れましたが、東浩紀さんが先週の朝日の論壇時評で、その時の事に関して触れて、「道具があるなら使えば良い」と書いていました。
パソ通時代からネットにいる私には、彼のような新鮮な情熱はありません。ネットの可能性を無邪気に称賛するような情熱はありません。2ちゃんねるが登場してから、ネット上の議論の質は明らかに低下しました。まるでロイホがバーミヤンに衣替えしたくらいに酷くなりました。
私のブログにしても、普通この手の言いがかりや飛躍はそもそも思いつかないだろう……、と絶句するような連中の嫌がらせの掃除に毎日追われて、自分の精神が病んでいくことを日々感じています。
最近は、平然と、コメント欄で自作自演の掛け合いを演じる人間まで現れた。学習能力が無いのか、何度叩き出しても同じことを繰り返す。それでも、純粋な悪意を発露して嫌がらせするのは、ほんの数人なんですよ。数千人の読者がいる中で、ほんの数名です。ただ、ニーチェの有名な言葉がありますよね。
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」
これも世俗な解釈は間違っているみたいな意見もありますが、自分の心が荒んで病んでいくのを感じます。もちろん連中の目的はそうやって、あらん限りの嫌がらせでブログを潰して凱歌を奏することですが。
私はこうしてネットの現状に悲観的だったりするわけですが、かと言って、絶望しているわけでもありません。
単純な計算です。たとえばこのブログやメルマガの読者が5千人いるとします。そういうブロガーが10人いれば、読者数は5万人。そのくらいの数の読者を持つメルマガなり Twitter なりの書き手が100人も集まれば、読者は50万人です。実際には読者が重なっていたりしますが、50万人というと、実は週刊誌一冊の実売より大きいんですね。もう50万部売っている週刊誌はありませんから。
発信者一人一人の影響力は知れているんです。方向性も関心があるテーマもバラバラです。その意見が必ず読者に受け入れられるわけでもない。
さらに川の向こうには、マスメディアという、桁違いな影響力と利権にしがみつく巨大メディアが立ち塞がっている。恐らく、私がこうなれば良いと思っていることが、私が生きている間に実現する可能性は極めて低いでしょう。10のテーマのうち、一つか二つでも実現すれば良い方だと思っています。
でも結局は、変えようと思う者が、この世の中を変えていくんです。世のシニシズムに抗い、意見が違う者同士であっても一致点でコラボし、それぞれが根気強く発信を継続することで、いつかはそれが世の中を動かすきっかけになる。まさに道具があれば使えば良い。それだけのことです。
※ 小沢氏ぶら下がり詳報 「引き続き民主党議員として取り組む」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110131/stt11013119330042-n1.htm
*事件の問題点は何だったのか 「4億円融資」謎のまま
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110131/trl11013120420016-n1.htm
>検察審査会の議決による起訴は、検察の起訴のように有罪の確信があって行うのではなくて、法廷で『白黒』をつけるために行うと当の検察審査会自身が述べているわけです。
昨日の会見で一番面白かったのはここで、ああ弁護団は、離党しないことの上手い言い訳を思いついたな、と感心しました。
私は、司法制度に於ける推定無罪を普段しつこく主張している人間ですが、こと政治に関してもそれを徹底すべきか否かという点では若干の迷いはあります。どちらかと言えば、政治というテーマの重大性を考えると、推定有罪で良いのじゃないかという思いもあるし。
しかし一方で、今の腐敗しきった検察によって、中央政界地方政界問わず、こと政治に関して冤罪の山を築いてきた実態を考えると、政界だけことさら厳しい適用をするようなら、またしても冤罪の山を築くことになるだろうという恐れもある。
週末に放映された、報道ドキュメンタリ宣言@テロ朝の「元検事激白・冤罪はこう作られた」は唖然茫然とするような内容でした。
地方の検察幹部が、自分が出世するために、農協の不正につけ込んで、県議会が絡んだことにする事件をでっち上げていく。創作のストーリーは滅茶苦茶。主任検事として事件を任されることになった検事は、関係者のガサ入れや逮捕がある当日まで、その事実すら知らされず、ただ自白を取ることだけを上司から命じられて、お決まりの恫喝を取調室で繰り返す。彼はその経験に嫌気が差して検察を去るんだけど、裁判で「無罪判決」が言い渡された瞬間、秘かに快哉を叫ぶ。こんな出鱈目なことが、日本中で繰り返されている。そういう検察を、マスゴミが無批判に応援して来た。
現に、陸山会を巡る検察の一連の捜査は、明らかに無理筋でした。肝心の4億円の出所すら検察は解明できなかった。この事件に関して私は、恐らく裁判は、最終的には無罪ということで終わるだろうと思っています。あいつは何か後ろ暗いことをやっているだろう、というのと、それで罪を問えるかどうかは全くの別問題です。
新進党や自由党解党時の政党助成金問題が良い例で、国庫に返還すべきなのは明かです。しかし法律違反では無かった。となると、後は有権者が判断するしかない。
私個人は、小沢さんは離党すべきだと思っています。その方が自由に動けるから。今後、仙谷総統が、小沢さん個人を叩き出すだけで満足するのか、それとも、小沢グループの大半に出て行って貰うような形での政局を仕掛けるのか、いずれにせよ、難しい判断を強いられるのは、仙谷さんの側なんですよね。
※ 社長はどうしたっ!「東京ドーム」ゆるゆる危機管理
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20110131016/1.htm
*「日ごろからロック未確認」=社員も把握、安全意識不足か―コースター転落死
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jiji-01X582/1.htm
あの手のアトラクションの性格を考えると、まず一人で管理できる代物じゃないですよね。バイトか否かというのは、これは問題の核心ではなくて、きちんとした訓練と危険認識があったか否かが問題で。犠牲者の身長が185センチで体重が130キロという数字が報道されていますが(体重に関して諸説あって100キロという数字もあり)、恐らく会社側に、まさかこの程度の遊具で事故が起こるような危険認識が存在せず、従って訓練もまともに成されていなかったとしか思えないですよね。
遊園地もTDRの一人勝ちで、他は経営が疲弊している。これからは消費者として用心して、この手の遊具は避けた方が良いかも知れない。
※ 国と地方、49兆円の債務超過 国債増発で初 09年度
http://www.asahi.com/politics/update/0131/TKY201101310509.html
*公務員人件費2割カット、公約実現に労組の壁
http://www.asahi.com/politics/update/0129/TKY201101280616.html
昨夜のTVタックー@テロ朝で、いわゆる公務員問題を扱っていました。去年、国税庁の調査で、民間の給与は5.5%下落したのに、国家公務員は1.5%しか下がっていない。ちなみに公務員の人件費は28兆円。税金の4割が人件費に消えて行くそうです。
2009年度、民間の平均給与は406万円。国家公務員は636万円だったそうです。
人事院勧告というのは、お手盛りなわけですね。何しろ自分の給料を自分で決めているわけですから。去年国会で仙谷総統に恫喝された現役官僚の古賀さんがスタジオで、「人事院の調査では(公務員の給料は)民間並なんですよ。そういう調査をしちゃうわけ」とあっさり仰る。
また公務員の人件費2割カットというニュースが出ています。いかにも総花的で、具体的な中身があるようには見えないし、イラ菅にそれをやり抜く覚悟があるとも思えない。率直な所、民主党内で、その具体論をどの程度真面目に検討したのかすら疑わしい。採用を抑制して更なる契約公務員増で行くのか、それとも毎年何%かずつ現役組のサラリーを削ることで減らすのか? 国家公務員は国でそれを決められるけれど、地方公務員はどうするのか?
私は、公的セクターのアウトソーシングがさらに必要だと思うけれど、結局これも、ワーキングプアを量産するだけなんですよね。良い解決策が何処かに転がっていれば良いんですが。
※ 中国のステルス戦闘機「殲20」への対抗策はF15のグレードアップ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110131-00000110-scn-cn
SEにしても何にしてもこれが一番現実的でしょう。アメリカも金はないし。問題は、そのグレードアップされた機体が必要になるのは、まさに極東ですから、それで行くということになると、当然日本のF××も絡んでくることですよね。
※ 菅首相「若者の農業離れ」を危惧 中国式の土地公有化を示唆
http://www.news-postseven.com/archives/20110131_11437.html
これは支持するしないの話じゃなくて、もうそうせざるを得ないでしょう。限界集落の耕作放棄地なんて、そうでもして手を入れるしか無いと思いますけどね。
↓その他の話題はメ-ルマガジソにて
※ タバコの煙をトロ~リ白濁色の粘液にする裏ワザがスゴイ!
http://rocketnews24.com/?p=70122
※ 【大乱闘コンビニ対決】スイーツ大好きエクレア対決! いちばん美味しいコンビニはどこ?
http://rocketnews24.com/?p=69159
※ 李忠成選手のゴールで韓国「優勝者は韓国人」、中国「恥知らず」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0131&f=national_0131_049.shtml
※ 「女性同士の浮気なら許す」 男子学生の半数 米国
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110131/amr11013123190004-n1.htm
※ 映画「007」シリーズの作曲家、J・バリー氏死去
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-19309320110131
*BMWの未来…ドキュメンタリー予告編
http://car.jp.msn.com/news/business/article.aspx?cp-documentid=4844252
※ 透明マントの実現へ、また一歩前進
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110131001&expand#title
※ 前日の空虚重量69.4キロ
※ 晩期合併症
昨夜、小児癌を巡る晩期合併症を扱ったクローズアップ現代を見て凄く鬱になって、その次に霞ヶ関の問題を論じたTVタックーを見てさらに鬱になったんですけどね。
アカピー新聞ではずっと小児癌を看取る家族の連載記事が続いていて、先々週でしたか、小児病棟に付き添う医師か教師の番組がNHKで放映されたのは。まだ見ていないのですが。
それで、昨夜の番組内で紹介されたケースというのが、これが気の毒とか可哀想とかいうレベルじゃないんですよ。
幸い、小児癌の治癒率が上がってきて、以前は助からなかった子ども達が、半数前後は救えるようになった。所が、後遺症が出て来るんですね。後遺症が出て来ると解ったのも、小児癌が助かるようになった最近のことらしいんですが。
番組冒頭で紹介された青年のケースは、子どもの頃、小児癌から生還したんだけど、でも治療のせいで、身長が伸びないんです。仕事を探してもそれで断られる。いっそ小さいことを生かして身を立てようとお笑いの世界に飛び込むんだけど、19歳で今度は白血病を発症する。それも晩期合併症の典型的な症状らしいんですが。骨髄移植で白血病は抑えることに成功するんだけど、相方に迷惑を掛けるからと、お笑いの世界から足を洗う。治療費を稼ごうと仕事を探すけれど、やっぱり見つからない。青年は23歳で自ら命を絶つ。
あまりにも辛い話で、たまたま居間で、番組を見始めたのですが、うちの子にはまだきついなと思って、テレビを消して、番組自体はビデオで見たのですが、どのくらいの年齢で、こういう番組を見せれば良いのか親として判断に迷う所ですよね。
日本の癌治療は「均てん化」と言って、より症例が多い癌を、日本全国どこでも一定のレベルの治療が受けられるような体制を普及することが目的で、小児癌のような発症数も限られる病気への対処は遅れて来たんですね。
ただ、低身長などは、早くからホルモン療法を始めたり、いざとなれば外科的措置でも伸ばすことが出来るわけで、親が晩期合併症の知識を持つかどうかで、病気への備えが違ってくる時代になった。
イギリスでは晩期合併症の患者を一人一人フォローアップする体制が整備されていて、1300万人の癌患者のカルテをデータベース化して、晩期合併症のリスクをフォローしている。癌治療を終えた患者は、晩期合併症の説明を受けて、その後、年一回必ず検査も受けるんだそうです。癌はもう国民病だし、子どもの一生ということを考えると、優先して体制を組まなければならない分野なのでしょう。
※ 有料版おまけ 純水を求めて
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