今年の海外ドラマを振り返る。
以下、お勧め順に。
※ PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット
http://axn.co.jp/program/person_of_interest/
今年の海外ドラマはもうこれ一本で決まりです。このお正月、TSUTAYAに行って、何か一本海外ドラマを借りるとしたら、これで決まり!
J・J・エイブラムスものなので、話をはしょり過ぎな部分はあるけれど、それだけにスピード感が溜まらない。主人公のリースはクールで格好良いし。
50口径ライフルで車を吹き飛ばしたり、最近日本でもモデルガンがやっと出たKriss Super V (各GUN雑誌で新年号絶賛特集!)が、さりげなく使われていたり、軍ヲタさんもそれなりに楽しめる。
登場人物の誰が善人で誰が仇役なのか、1話完結のドラマの中でくるくる変わるミステリー要素も見ていて飽きない。万人にお勧めできるサスペンスあり、アクションありのドラマです。
※ ウォーキングデッド
http://www.asukashinsha.jp/walking-dead/
珍しく、日本での放映が、アメリカと比べてほとんどタイムラグ無しに楽しめるドラマで、シーズン3前半部の放映が終わったばかりです。
これも、ただのゾンビものとは大違い。アメリカ社会の縮図と、アメリカ人のものの考え方を理解出来る作品です。
スプラッターは駄目という人にはお勧め出来ないけれど、これは、アメリカという社会と国家を理解するために、お勧めできるドラマです。向こうでも相変わらず視聴率を稼いでいます。
※ クリミナル・マインド FBI行動分析課
http://www.wowow.co.jp/drama/criminal/
WOWOWは今、シーズン7を放映中かな。スカパーは、シーズン4が終わったばかりで、DVDはシーズン6までリリース済み。
私は今、DVDでシーズン5を見ている所です。相変わらずクオリティが高いけれど、ネタが尽きつつあるのか、扱う事件がどんどん陰惨になっていくのが難です。
シーズン5は、ボスのホッチが、宿命のシリアルキラーと対決するエピソードが必見。もう泣けます。
※ クリミナルマインド 特命捜査班 レッドセル
http://www.wowow.co.jp/drama/red/
これは、WOWOWではもう放映が終わったのかな。シーズン5のエピソードからのスピンオフ・ドラマですが、残念ながらシーズン1でキャンセルされました。
これは駄目よw。主演のフォレスト・ウィテカーは、私が好きな役者だけど、明らかに主役を張るタイプじゃないし、NICSに於けるスピンオフのNICS・LAみたいに、躍動感をワイルドに演出しようとしたのは解るけれど、クリミナル・マインドの魅力は犯人との心理戦なのに、それを相殺してしまった。転けるのは仕方無い。
※ テラ・ノバ
http://www.bs4.jp/drama/terranova/
明らかに、脚本の展開で失敗したドラマで、シーズン1でキャンセルされました。あんなに金掛けたのに、どうしてもっと脚本を詰めなかったんだ! という終わり方でした。
シーズン1で終わるということを了解済みでかつ、ジュラシック・パークな雰囲気を楽しみたいという視聴者にはお勧めできます。
※ LAW&ORDER: クリミナル・インテント シーズン9
http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1564
数多あるLAW&ORDERシリーズで、私が一番好きなのがこのシリーズです。とにかく主役のゴーレン刑事が格好良い。そのゴーレン刑事が降板したのが、実はこのシリーズの冒頭なのですが、代わって主役を引き受けたジェフ・ゴールドブラムも悪く無い。
ただ視聴率が悪くて、シーズン10で終わるみたいですが。
※ アルカトラズ
http://axn.co.jp/program/alcatraz/
ミステリーとしては悪く無かったけれど、何しろシーズン1で一切謎解きせずに、キャンセルされたのは痛い。見なくて良いドラマです。
※ フォーリング・スカイ
http://www.star-ch.jp/fallingskies/
erのカーター先生が主演。宇宙人との戦争物というより、サバイバルものなんだけど、ちといまいちパタナイズされた展開で、う~む、という感じのドラマです。
SF部分も、そんなに楽しめないし。
※ コンバット・ホスピタル 戦場救命
http://www.imagica-bs.com/program/index.php?prg_cd=CIID12CH00
パイロット版はどうかな、と思ったけれど、erの制作費を削って舞台をアフガンに移したらこんなドラマになるだろうな、という感じですね。医療ドラマが好きな人にはお勧めして良いかと思います。
※ アンフォゲッタブル
http://www.wowow.co.jp/drama/unfo/
今、WOWOWで放映中で、DVDももうリリースされているのかな。まだ未見ですが、期待しているドラマです。主役は、「FBI失踪者を追え!」のヒロイン、サマンサ役から出世したポピー・モンゴメリー。
※ THE RIVER 呪いの川
http://www.superdramatv.com/line/theriver/
スパチャンで放映が終わったばかりです。これもシーズン1でキャンセルされたドラマですが、ミニ・シリーズとして考えると、そんなに悪くなかったです。
※ ドクターハウス
http://www.drhouse-tv.jp/
今月から、シーズン7が始まったのですが、いきなりカディとの酒池肉林で、以前のキレがちょっと無くなったのが残念です。
来年は、gleeの新シーズンが楽しみです。J・J・エイブラムスものだけど、サバイバルドラマの「Revolution」も、たぶん何処かで放映が始まるでしょう。
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コメント
ORDERはどこいったなお話ばかりで残念です。
投稿: | 2012.12.31 21:03
>「今年の海外ドラマを振り返る」
ブログ閲覧者の方々で、スカパーなんかの海外ドラマを視聴している方って、そんなにいるものですか。私もWOWOWやBSを観てますけど、連続ドラマはめったに観ません。ここ数年間で見た海外連続ドラマといえば、ケン・フォレットの『大聖堂』だけです。お忙しい大石様なのに、よく時間があるものと感心します。
ところで、TVドラマじゃなく、2012ミステリー選(My Select)を挙げさせてください。
第1位 『ロスジェネの逆襲』池井戸潤(ダイヤモンド社)
池井戸氏は、文句なく銀行(金融)ミステリーの第一人者でしょう。多作でありますが、駄作が一作もないという貴重な作家です。
池井戸氏の話題作は『下町ロケット』ですが、代表作は“半沢直樹シリーズ”でしょう。『オレたちバブル入行組』、『オレたち花のバブル組』そして本作です。
不況とあって誰もが苦しい仕事を強いられる中、主人公もまた理不尽ともいえる業務に任ぜられ、やがて絶体絶命のピンチに立たされます。そこからの逆転劇が読者の共感を得るみたいです。今や、サラリーマン諸氏一推しのシリーズとなっています。
きっと皆さん、逃げ場のないなか、日々胃の痛む思いをしているのでしょう。私も何度も読み返し、その都度カタルシスを味わい、仕事のストレスを発散しています。
半沢直樹の決め台詞がいわせません。
「俺は自分から喧嘩を売ることはない。しかし、やられたら倍返しだ」
第2位 『真鍮の評決』マイクル・コナリー(講談社文庫)
マイクル・コナリーといえば、“ハリー・ボッシュ シリーズ”ですが、新しい“ミッキー・ハラー シリーズ”も絶品です。『リンカーン弁護士』に続く第2作目です。
コナリーのアイデア作出、構成力は凄いものです。本シリーズはリーガル・サスペンスですけど、凡百の法廷モノとは一線を画しています。第1作、本作ともに、今までにないプロットで、独創性と意外性が光っています。さすがコナリーです。
第3位 『64(ロクヨン)』横山秀夫(文藝春秋)
「このミス2013」で一位を獲得しましたから、説明の必要がありません。
第4位 『密売人』佐々木譲(角川春樹事務所)
“北海道警シリーズ”『笑う(うたう)警官』、『警察庁から来た男』、『警官の紋章』、『巡査の休日』に続く第5弾です。
北海道警の例のはぐれグループの活躍が描かれています。このシリーズは、完全に佐々木氏のライフワークに育ったかと思います。
本作でも、殺人事件と警察内部の問題がリンクしています。第1作から連なる郡司事件の余波ともいえる物語です。
皆様で、未読のものがあれば是非とも読んでください。特に池井戸氏の“半沢直樹シリーズ”は、サラリーマン諸氏にお薦めです。辛い毎日をお過ごしの方にも、きっと勇気を与えてくれます。
皆様の書き込みに、いろいろ考えさせられたりしました。来年も皆様との交歓を楽しみにしています。よいお年を。
投稿: ペンチ | 2012.12.31 23:36
>皆様で、未読のものがあれば是非とも読んでください。
ここに挙げられたものを見てるほどヒマ持て余してる人って、むしろ希でしょう・・・
投稿: | 2013.01.01 20:53
ここに推薦されてるシリーズ全部見ると、何時間かかるのか教えてくれませんか・・・
投稿: リーマン1号 | 2013.01.03 07:36