パラオのインターネット事情
パラオのインターネット事情と、旅行全般に関して報告します。今後、パラオ旅行でネット接続を考えている旅行者のために、これを書き残します。旅行したのは2012年11月の最終週です。私の海外接続歴はかれこれ20年、カプラーを持ち歩いてCompuServe を繋いでいた時代からのベテランです。
結論から言いますと、「パラオでインターネットは出来ない」と考えて下さい。繋がらない前提でお出かけ下さい。繋がる前提で出かけると、時間とお金を無駄使いすることになります。
以下、私が滞在していた間の接続履歴です。毎日4時間から5時間ネット接続を試みました。
*月曜深夜にパラオ到着。
*火曜午前-全く問題無し。意外にサクサク接続できることに驚く。速度は、56kモデムよりやや遅い感じ。
*火曜夜、21時頃から接続にチャレンジ、相当に重い。時々全く繋がらなくなる。23時頃になってやっと解消。
*水曜夜、21時台の接続を諦め、23時台から接続。スピードはまあまあ。
*木曜朝、7時頃一回繋がっただけで、7時半から壊滅。繋がってはいるけれど、メールを5本ダウンロードするのに30分掛かり。
*木曜夜、21時台、一時間うんともすんとも言わず全く繋がらず。22時を過ぎて繋がってはいるけれど不安定な状態。速度もほとんど出ず。そこそこの速度が出ていた深夜に、ブロードバンド速度を測ろうと何度も試すも、全てタイムアウトして計測できず。
*金曜夜、前夜と同様。繋がりはするけれど速度も酷い。
接続を試みたのは、日航系ホテルのパラオ・ロイヤル・リゾート(Palau Royal Resort)のインターネット・ルームです。
基本的に、島の何処でアクセスを試みようが、状況は同じだと思って間違いありません。コロール島にあるホテル街のネットカフェでアクセスしようが、高級ホテルのロビーでアクセスしようが同じです。これは、パラオの島外への通信網が、極めて細い衛星回線一本に依存していることに起因します。
その細い回線を、観光客と島民と観光業者が奪い合っているせいで、接続状況に大きな波が発生します。観光客がまだホテルにいる早朝と、ホテルに引き揚げる夜はほとんどまともに繋がりません。「雨の日はなぜか全くネットが繋がらない」と現地で聞いて不思議に思っていましたが、向こうで過ごして、そのわけが解りました。つまり雨の日は、観光客が外出を諦めホテルに留まる。あるいはホテルから、雨の日向けのレジャーはないかとインターネットで検索を始める。それでネットが全く繋がらなくなります。
週の初めより後半の方が回線状況が悪化するのは、前半より後半の方が、観光客が増えるからだろうと推測します。
Youtube の類はダウンロードできません。頁にYoutube のリンクを貼っているサイト等がありますが、動画系サイトにアクセス制限を掛けているらしく、画像は未表示のままです。
しかし、アップロードは問題ありません。家族に写真を4メガほど送りましたが、そうストレスを感じることなく送信できました。恐らく、下りに関しては回線を奪い合う状況があるけれど、上りに関しては余裕があるということでしょう。
たとえば、ホテル内でネット接続を試みて、繋がらなかったというのはまだ我慢できますが、繋がる前提でわざわざ出かけたネットカフェで繋がらないとなると、これは時間もお金も相当に無駄使いすることになります。なので、基本は繋がらない前提で出かけましょう。
ちなみに、携帯も、ドコモのiモード・メールは使えません。ただし、ショートメッセージ(SMS)は一通百円で利用できるので、どうしてもメールだけは使いたいという方は、携帯のショートメッセージが、自分も相手も使える状況にあることを確認した上で旅立って下さい。
また、どうしても繋ぎたいという方は、上記のような状況なので、回線が空いているだろう時間帯を推測してチャレンジして下さい。恐らく雨が降っていても、普通は寝ているだろう深夜の2時3時は繋がるかもしれません。ただしパラオの場合、注意が必要なのは、パラオ着の飛行機は日付をまたぎ、パラオを発つ飛行機も、午前2時や4時台に出発するので、観光客の一定数はその時間帯も起きて、ネット接続を試みている可能性があることです。
このパラオのインターネット事情はいずれ良くなるのか? 今、グアムからフィリピンへ伸びている海底ケーブルから分岐するケーブルを引こうという動きがありますが、資金の問題もあるので、それが結実するには、恐らく10年くらいは掛かるでしょう。それより早く問題を解決するには、日本からODA予算を入れて、衛星回線を増やすしかありません。(注。最新のニュースでは、2015年半ばに、グアムからの海底ケーブルが繋がるそうです)
パソコンやスマホが日々普及し、リゾートでもインターネットを利用するのが当たり前になったことで、過去の経験則が通用しなくなりつつあります。同時に
この情報も、2013年、あるいは2014年では通用するかも知れませんが、利用者は増え続けるのに回線の容量は変わらないという状況が、恐らく向こう
10年は続くので、3、4年後には、空いているはずの時間帯ですら、全く繋がらないという状況もあり得るでしょう。
※ 以下、パラオ全般と宿泊ホテルのパラオ・ロイヤル・リゾートに関する若干の報告です。
* 天気予報。日本国内で、パラオの天気予報を見ると、すでに雨期が終わっているにも拘わらず、一週間ずっと「雨」マークだったりします。私が旅行した時もそうでした。実際は、ほとんど晴れです。現地で聞いた所、スコールのようなものは毎日あるので、日本で予報されるこちらの天気予報は、一週間雨マークが続くのがデフォであると。
* 蚊はいません。南洋のジャングルなので、不快な虫が一杯いるだろうと覚悟して出かけたのですが、昼も夜も、ジャングルの中で蚊に遭遇したことは一度もありませんでした。ただし、逆にホテルの自室で蚊が出ます。私が宿泊したのは、海沿いの5階でしたが、毎晩蚊が出ました。皮肉なことに、外では必要無かった虫除けスプレーを室内で使っていました。
* 渋滞があります。人口2万の島ですが、事実上ホテル街は一本道で信号も無いので、夕方、観光客が食事に出る時間帯に、渋滞が起きます。まるで週末夕方の銀座のような渋滞でびっくりしました。
* 着替えは多めに。年中常夏ですが、年間を通じて、そんなに温度の上下は無いそうです。暑いと言っても、気温はたいしたことはありません。ただ日が差すと、早朝でもじりじりして来ます。ジャングルは日陰が多いので、朝一回日焼け止めを塗れば大丈夫ですが、海に出る場合は、日に三度塗らないと痛い目に遭います。
それで、大量に汗をかくだろうからと、普段の海外旅行の倍以上の下着類を持参したのですが、それでも最終日は足りなくなりました。日に三度は着替えするとイメージして下さい。普段より多めの下着類が必要です。あと、海へ出る所が、普段のビジネス旅行とまるで違うので、サングラスとバスタオルは忘れずに。
* 「30分は一時間」。現地で、案内の現地人ガイドさんやドライバーさんが「30分で着きます」と言ったら、一時間は掛かると思って下さい。
* キャッシュは多めに。通信回線が細いので、クレジットカードの決裁は、ほとんどが、昔使われていたインプリンターと呼ばれる機械を使っての「転写」になります。カードを機械の上に置いて、ガシャン! とずらすと、カードの突起部分の情報が転写される奴です。恐らく若い人は、その存在すら知らないと思いますが。日本人が行くような場所は、ほとんどがこれでカードが使えますが、税金関係は全くカード決済が出来ないので、普段の海外旅行より多めのキャッシュが必要です。
* 物価高です。最近、いろんな税金が値上がりしました。ほとんど倍に跳ね上がったものもあります。表向きは、ロックアイランドがめでたく
世界遺産に登録され、その保護に一層資金を費やすためということになっていますが、ここも世界不況の影響を受け、頼みの綱だった日本人観光客が3.11を
境に激減したことがある様子です。
パラオは数少ない台湾承認国なので、今は台湾からの観光客が日本人を上回りました。
近々、香港からの直行便も飛び始めるとのことですが、基本的に、ホテルや街中で中国人を見ても、それは大陸の観光客ではなく、台湾からの観光客です。なので英語は通じます。あと韓国人も多いです。日本人と同数くらいの韓国人がやって来ます。
* 自分はダイビングするわけでもないが、楽しめるのか? 全く問題ありません。私は金槌ですが、十二分に楽しめました。ジャングルのツアーはあるし、ビーチでは泳げないなりに楽しめます。雨が降ってもジャングル・ツアーは強行されるし、雨のリゾートの定番、ホテル巡りも楽しいでしょう。
* お勧めのツアーは? 私が参加したツアーは、ガラツマオの滝トレッキングと、ジャングルリバー・ボート・クルーズ、ナイト・カヤック&ダイビング・ツアーでしたが。いずれもお勧めです。
ガラツマオの滝トレッキングは、トレッキングとありますが、別に体力は要りません。メインは、ほんの30分山肌を降りて、滝壺で遊び、また山を登って帰るだけです。斜度がある場所は手摺り付き。ブーツは向こうで用意してくれるので、水着にサンダル履きで構いません。逆に言えば、自分の足にフィットしていない、あり合わせの靴擬きで歩けるロケーションです。
登山道入り口に戻って来ると、一人一個、ココナッツの実が宛がわれ、その場で割ってジュース。残った殻をさらに割り、ココナッツ刺身を食べさせて貰えます。アメージングな経験でした。
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ジャングルリバー・ボート・クルーズは、ボートで川下りして、帰りにバーベキュー料理にありつけるという楽なツアーでして、体力を使いたくないという人にとりわけお勧めです。野生のワニとも遭遇できるし。旅行中現地で食べた料理で一番美味しかったのが、このツアーでのバーベキューでした。
ただ、これら、午前中に出発して、昼ご飯を食べ、午後にホテルに帰るツアーは一点だけ注意が必要です。それは、前日の夕方までに申し込まないと、当日の申し込みは出来ない点です。基本的にここでのレジャーは、前日申し込みが原則です。できれば、国内でスケジュールを組んで参加するのが良いでしょう。
※ ナイトカヤック
http://www.belautour.com/html/t_plan_nightkyk.html
ナイトカヤックとナイト・シュノーケリング。絶対お勧め(^_^;)。他は何もやらなくても、これだけは要参加! これも体力が無い人向けに、エンジン付きカヤックというのもありますが、もちろんオールで漕いだ方が面白いです。カヌーではなくカヤックですから、ひっくり返る心配も全くありません。新婚さん向けには、二人乗りが用意されます。
このツアーが推薦できるのは、当日参加申し込みが可能な点です。当日の夕方5時頃、ふらっと電話なりオフィスを訪れて、ツアーに空きがあれば入れて貰えます。カヤック隊は、安全のためにほんの数名で編成され、一人のガイドに引き連れられて五月雨式に船着き場を出航していく形になります。なので、何時出発というのが決まっているわけではありません。昼のツアーをこなした後でも、十分参加が可能だということです。ちなみに、明るい時間帯のツアーもあります。
たまたま私が参加した翌日に、「今夜行くんですけどどんなでしたか?」という新婚さんがいらして、私は激しく首を横に振り、「何もお話しません! なぜなら感動が半減するから」とお応えしました。大げさでなく人生感が変わります。オールを渡されて、四苦八苦しながら真っ暗闇の隧道を抜け、海に出た瞬間、目の前に広がる大海原で、満月の光が一筋波間に降りて、まっすぐ自分に向かって来る。その時の感動は、とても言葉で表現できない。私は風景写真が副業ですが、その時、ああカメラに記録できない景色があるんだ…、ということを実感しました。
そもそも泳げない貴方が暗い中で、シュノーケリングとか無謀ではないか? ええ、私もそう思いました(^_^;)。ですから、その前に、ホテルのプライベートビーチでシュノーケリングして一応身体を慣らしましたが。
このツアー、カヤックで船着き場を出た後、隧道を抜け、海へ出て、さらにロックアイランドのトンネルを抜け、また対岸に渡ってカヤックを止め、その周辺で潜るというか泳ぐんですね。特に危険は無いです。危険だと思ったら、船着き場に留まるなりすれば良いですから。内海なので、クラゲはいません。
一点だけ後悔しているのは、私は視力0.03の近眼です。眼鏡を外すと何も見えません。当然普通のゴーグルだと、水中もぼやけて見える。競泳用の眼鏡は、何処ででも度付きゴーグルを買えますが、シュノーケリング用の度付き水中眼鏡となると、値が張るし、実際の使用感を店頭で確認する必要もあります。時間が無かったので購入を諦めましたが、これは絶対に自分で買って持参すべきだったと激しく後悔しています。近眼の方はぜひ、自前の度付きゴーグルとシュノーケルを国内で買い求めてから旅立って下さい。
機会があれば、滞在中もう一回このツアーに参加したかったのですが、適えられませんでした。またパラオを訪問する機会があったら、子供たちを連れ、夜だけでなく、夕方のツアーにも参加したいと思っています。
※ ペリリュー行きは至難。私の旅行はペリリュー行きが主目的だったのですが、もしペリリューの戦跡巡りをしたいという方がいらしたら注意が必要です。滅多に観光客が行かない場所なので、ツアーとしては存在しますが、最少催行人員の3人に満たないことがほとんどです。その場合、どうしても行きたければ、三人分払うことになります。しかも、オンシーズンは、島へ渡るボートが不足し、お金を払う意志を示しても、なお行けない可能性があるので、どうしてもペリリューに行きたいという方は、国内にいる間に、代理店とネゴして下さい。
←高度98メートルの大山、ブラッディ・ノーズ・リッジで撮影した360度パノラマ写真です。
※ パラオ・ロイヤル・リゾート
まだ新しい日航系のホテルです。ホテルのグレードとしては、パラオパシフィックリゾート-Palau Pacific Resortに次ぐグレードの高級ホテルです。現地で「PPR」と呼ばれるパラオ・パシフィック・リゾートは、さすがにお値段なりの豪華リゾートです。ただ難点は、場所が不便で、全てをホテル内で完結する必要がある点です。外に出たからといって、レストランやスーパーがあるわけじゃない。
その点ロイヤル・リゾートは、ホテルを出てすぐにスーパーがあり、ホテルのすぐ裏に、日本人経営の有名レストランがあります。カープ・レストランという名前で、「カープ」は、経営者が大ファンの広島カープのことらしいですが。旦那さんは、パラオのダイビング・レジャーを開発したパラオ立志伝中の人物で、特別にパラオ政府から許可され、とある島に「カープ・アイランド」と名前を付けたことで知られる、現地で一番有名な日本人です。
奥様が経営するレストランが、ホテルの直ぐ裏にあります。私はここで、諦めていたヤシ蟹にありつけました。一人で訪ねても、とんでもない量の料理を出すことで知られるレストランです。(ホテルの真裏で、自分の部屋から飛び降りたら、ほぼ真下にレストランが見えているのに、何しろホテルの敷地が広いので、暗い夜道を延々と歩くことになります)
で、ロイヤル・リゾートですが、シュノケーリングが出来るプライベート・ビーチと、いろんなダイビング・ツアーに出かける船着き場と、またホテル内に、複数の代理店のツアー・デスクを持っています。なので、そのツアー・デスクを訪れて、その場でいろんなツアーの申し込みが出来、なおかつホテル前からボートに乗れます。利便性と豪華さが理想的に釣り合ったホテルで、しかもサービスは、日航ホテル・クオリティ。とりわけ新婚旅行にお勧めできます。
最近、プライベートビーチを抱えるホテルが増えて来ましたが、ホテル内で基本全てが完結し、しかもすぐ外にスーパーやレストランがあるのはこのホテルだけです。今日は天気も悪いし、疲れたからオフ日にしようと思っても、全く退屈せずに過ごせます。
フロントは、日中はほとんど日本人を見ませんが、夕方になると、日本人スタッフが必ず複数フロントに出て、しかも彼ら彼女らは、飛行機が着いて、お客がチェックインを終える深夜2時過ぎまでフロント周辺にいます。ホテルの売店は、到着した飛行機のお客のチェックインが終わる時間帯までは開いているので、水でも何でも買えます。(ウエルカム・ドリンクとして、冷蔵庫に無料のミネラル・ウォーター1本&クッキー類あり。もちろん有料のジュース等もあらかじめ冷蔵庫に入っているので、お腹が空いた、喉が渇いたからと、チェックイン時の売店での水分やフード確保は必須ではありません)
ここの日本人スタッフは、実によく働きます。代理店のツアー・デスクが開くのは夕方頃からですが、ここも、日本人の若い女性が詰めて、夜遅くまで働いています。日中は、朝早くから自分で車を運転してホテルを回ってお客をピックアップし、ツアーをガイドし、ツアーが終わったらツアー・デスクに就いてゲストの相談に乗り、深夜までデスクにいます。こんなに懸命に働く若者たちを海外で目撃すると、私の世代は誇らしい気持ちになります。
インターネットルームは、フロントの隣りにあります。一時間1USドル。利用する時には、いちいちフロントでペーパーにサインを求められます。
私は、自分のPCを持参しての利用だったので、有線LANのケーブルをフロントで毎回借りました。実はケーブルも持参していたのですが、なぜそうしたかというと、有料のサービスが時間割なので、何時にインターネット・サービスの利用を終えたかの記録を、フロントで付けて貰う必要があるんです。所がフロントもお客の対応に忙しくて、話をするには順番を待つ必要が生じます。そこで、ただケーブルをフロントに戻せば、こちらの作業が終わったと向こうは確認できるわけです。
これも注意が必要なのは、無線LAN・サービスはなく、有線サービスは2回線しかありません(コンセントはあり)。なので有線LANが使えないスマホやタブレット端末では利用不可です。ちなみに繋がっているデスクトップ・パソコンが他に3台あります。私は、混雑する時間帯を避けたので、他の利用者とのバッティングはありませんでしたが、外から見ていて、その二つの回線が塞がっていたことが何度かありました。
*実は、無料の無線LANサービスがあります。ホテル内のレストランです。レストランで部屋の鍵を見せてサービスの利用をお願いすると、部屋番号と、三時間限定のパスワードをプリントした紙を持って来てくれます。
ただ、レストラン側も忙しいですから、結構アピールしないと持って来てくれなかったりします。私は確か火曜の夜、ナイトカヤックから帰って、PCを持参して仕事がてら夜食を食べようとレストランに向かい、無線LANの旗が立っていることを確認した上で、そういうサービスがあるのか? と訊いたら、「ある」ということでお願いしたのですが、30分放置プレイされました(^_^;)。なので、結構しつこくお願いして下さい。やはりいちいちプリントとか取らなきゃならないのは、あちらにとっても面倒なのでしょう。
このサービス、ホテル内では一切告知はありません。気付いた人間だけが利用できるサービスです。ホテル内は、だいたい日本語が通じるのですが、ネット関係のような、日常会話ではまず使わないワード等が出て来ると、日本語は通じないと思って下さい。最初から英語で話した方が無難です。
ちなみに、夜九時頃から夜食タイムになりますが、クラムチャウダーとシーフード・パスタはお勧めです。
* このレストランがサービスしている、ビーチ脇のバーがあります。料理は全部レストランから運んで来るのですが、波打ち際で、出入りするボートを観察もでき、なかなか雰囲気があって良いです。私はサンセットの写真を撮りたくて、夕方、ここで粘りましたが、もし夕暮れの時間帯、ホテルで過ごすことがあったら、ぜひ出かけて下さい。深夜まで営業しています。
ただ、現地で聞いた所では、われわれ旅行者が期待するような真っ赤な夕焼けは滅多に無いそうです。毎日、ただ、ほの蒼く空が落ち込んでいく感じでした。
なおここでは、無線LANの電波を拾えるんだけど、「サービスは室内だけだ」と断られました。
* ホテルには洗濯機がありますが、使えないと思って下さい。洗濯機が三台と乾燥機が三台しかありません。なので、いつも誰かの洗濯物が入ったままです。洗濯機が空くまで、3、40分待つのはざらです。私は、二日目にそういう状況に遭って、洗濯機の利用は諦め、部屋洗いに切り替えました。バスタブには部屋干し用のケーブルがあります。
旅先で、たかが洗濯のために2時間潰すのはバカバカしいです。
* プライベート・ビーチ。波打ち際でチャプチャプするだけでは勿体無いです。シュノーケル・セットと足ヒレ&浮力ベストを借りて(宿泊客には無料チケットがチェックイン時に渡されます)、二度ほどシュノーケリングしました。突堤が作ってある辺りは、深さ3メートルほどですが、綺麗な熱帯魚が泳いでいます。内海なので透明度は決して良くないですが、シュノーケリングの雰囲気は十分味わえるでしょう。
もちろん淡水プールもあります。
フロント前からプールに至る場所に、巨大な池が造ってあり、そこでも色とりどりの熱帯魚が泳いでいます。エイに亀に、大型の鰺は群れをなして泳いでいます。毎日夕方4時半頃、餌付けがあるので、その時間帯もしホテルにいるようなら見に行きましょう。
* 売店。日本で売っている百円のアイスが500円します。もし時間があるようなら、ホテルの真向かいにあるスーパーで諸々お買い求めになるのが良いでしょう。
* 日本行きの帰国便の離陸は、だいたい深夜2時台から早朝に掛けての出発になります。それまで部屋が使えます。出発が深夜だからと、朝一で荷物をフロントに預ける必要はありません。
* 私はてっきり、パラオは中年のダイバー族が来る所だろうと思っていたのですが、新婚さんが7割です。何処へ行っても新婚さんだらけ。ハワイはベタだ し、将来いつでも行けるし、西海岸やヨーロッパは時間が掛かる。かと言ってグアムはたいして遊べる場所もないという状況で、圧倒的に、新婚さんにお勧め出来るのがここパラオです。では、良い旅を!
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コメント
5年前に行った時よりも後退しているイメージですね。
ネット利用ユーザーが増えた分をカバーできてない感じですかね。
投稿: じゃらん | 2012.12.19 10:55
ブログにこれだけの情報は確かに有効かもしれないけど、何時になったら「米中激突」するんですかね。
投稿: | 2012.12.19 12:52
先生、これで旅行社からいくらもらえるんですか?
投稿: | 2012.12.19 16:10
ビジネスシートの往復チケット&ロイヤルスウィートの宿泊券(ギャル付き)をキボンヌ!
投稿: 大石 | 2012.12.19 16:39
パラオ楽しかったみたいですね。いいなあー。旅行したいなあー。
でも考えたらパラオにしろグアムハワイにしろ、沖縄にしろ、
南の島ってホントは戦争しに行くところじゃないですよね。
食べたり泳いだり嫁さんの乳揉んだり、
とにかく平和に遊びに行くところですよね。
せっかく遥々海を渡って綺麗な島までやって来て、
やったことがよりによって殺し合いだなんてなあ。
泣けてくるぜ。
投稿: 川副海苔 | 2012.12.19 17:39
明らかに大きなお世話であることは認識しているつもりなんですが、パラオ取材が作品にきっと生かされるとも思っていますが、パラオ取材が家庭内不和の原因にならなければいいなあと不安に思っております。先生の精神状態が悪いと作品の出版が遅れはしまいかと読者の勝手な欲求からこのような発言を欠かさせていただきました。失礼は重々知っていいるつもりであります。
投稿: | 2012.12.25 06:01
http://jmas-ngo.jp/ja/?p=11642
パラオの爆雷。
投稿: pongchang | 2013.01.16 05:33