※ 三沢F-35A戦闘機の墜落事故、パイロットが空間識失調に陥ったか
https://flyteam.jp/news/article/111162
極めて異例な発表です。通常、航空機事故で、それが自衛隊機だろうと民航機だろうと、事故発生から僅か2ヶ月で、事故原因が公になるなんてことはまずありません。普通は1年2年掛かる。
この記事の図解をずっと眺めていたのですが、オッカムの剃刀的な思考をすれば、空間識失調というのが一番妥当な結論だろうとは思います。ほとんどそれ以外の原因に辿り着けないほど、この図解は良く出来ている。その合理的な結論に誘導され、そこに残る謎はない。
パイロットは、適正な降下率で降りた後、水平飛行に転じたつもりだったけれど、実は真っ逆さまに墜ちていて、海面に激突するまで、墜ちていることに気付かなかったわけです。推力も入ったままだから、どんどんスピードは増して行き、最後は音速近くにまで達して海面に激突した。
私が疑問を抱くのは、F35はこれまですでに350機も量産され、空間識失調による墜落事故はゼロです。それはなぜかと言えば、それ以前の戦闘機より、諸々の対策が出来ているからです。所詮は人間が乗る機体だから、パイロットが空間識失調を起こすことを完全に防ぐことは出来ないけれど、言ってみれば、ブレーキの踏み間違い防止と似たようなもので、それをいち早く検知して予防策を講じるシステムが向上したから、これまで空間識失調による墜落事故は無かったのでしょう。
ちなみに、民航機でも事故原因として空間識失調が疑われているケースは山ほどあります。空間識失調は、ほぼ水平飛行しかしない民航機ですら起こります。民航機での発生条件はだいたい決まっていて、悪天候か夜間、つまり外が見えずに、景色で水平感覚を維持出来ない。日中ずっと飛んでいてパイロットの疲労が蓄積された状況下で発生します。飲酒がその引き金になった事故もある。
防衛省発表のこの航跡概要図を見ると、もしこれが空間識失調だったとすると、それは最初の高度31500フィートで、降下指示を受けた時から始まっている。降下時速900キロは明らかに異常です。本来ならせいぜい6、700キロでしょう。この時点ですでに、パイロットは、自分は適正な降下率で下がっているものと錯覚している。さらに、とどめは左旋回指示を受けた時で、この時に機体を捻ったことで(パイロットはここで、恐らく自分は水平飛行に移行したと錯覚した)、さらに真っ逆さまになり、増速しつつ機体は海面に突っ込んで行った。
墜ちている間に、パイロットは少なくとも三つから四つの視覚データの変化を得ている。それをHMDで見ているか、コクピット・パネルで見ているかは解りませんが、高度計の数字はどんどん落ちていく。これは急降下なので、もう急激に、流れるように数字が下がっていく。逆に速度計は増して行く。もし旋回が続いていたのであれば、姿勢指示器はゆっくりと回り続けていたはずです。これは視覚効果としては絶大です。Gメーターもじりじり上がり続ける。たぶん何かのアラームも鳴り始めたはずです。
それらの状況変化にパイロットは気付かないのか? 気付かないというか、見てはいるけれど、それが自分の感覚と合致しないから、頭に入ってこないのが空間識失調ではあります。
以上が、空間識失調原因説による合理的な推測です。
ではこの図解を、酸素回りのトラブル起因の意識喪失が原因だと考えるとどうか? 降下指示を受けた直後から、意識レベル低下が起こっていた。そのせいで降下率が過大であることに気付かなかった。左旋回の指示を受けた後に「ノック・イット・オフ」をコールするのは普段の手順なのか? ちと違和感というか、唐突感を覚えます。なぜかと言えば、米軍機の飛来で降下指示を受けた時点で、訓練自体はいったんブレイクされているから。この時点でそれを宣言することは普通なのか?
この時点で、実は意識レベルの低下がかなり進んでおり、パイロットは無意識にそれをコールした可能性はないのか? そしていよいよ、旋回した直後に意識喪失して海面に突っ込んだ。降下指示から左旋回指示までほんの15秒です。意識レベル低下と言っても、そんなに長く意識が持ったわけではありません。酸素不足による意識喪失は、医学的には一瞬で起こります。ドラマみたいに、長いこと主人公が低酸素下で頑張るのは無理です(訓練と体質である程度はカバーできる。2005年のヘリオス航空522便墜落事故)。
ではなぜ私は、酸素系トラブルの原因説を考えるのかと言えば、前述のように、高度喪失していく時点で、ありとあらゆるメーターが、異常な動きをしている。高度計にしても姿勢指示器にしても。それに気付かないまま、漫然と操縦を継続し、無線応答するほど空間識失調は酷かったのだろうか? 夜間だから、頼るものは計器しかない。その計器の全てが、速度超過による、急激なダイブを意味しているのに、パイロットは気付かなかったのか? 恐らく速度が増すことで、機体の振動も大きくなっていたはずです。もろもろ、大きな疑問を抱きます。
民航機の事故で、空間識失調が疑われるケースのほとんどは、離着陸時の、高度が低いケースでの事故がほとんどです。水平線や滑走路を探すことに正副パイロットが必死になり計器を見る余裕もなく(本来は、一人は計器見張り義務がある)、レスポンスの時間も無い。今回の事故では、異常な降下を始めてから30秒間、空間識失調に陥ったパイロットは、何か他の作業にでも没頭していて計器を見ていなかったのか? アラームを聞き逃したのか? 機体の振動にも気付かなかったのか?
他の事故原因として、Gロックはちと考えづらい。操縦系トラブルも考えづらい。
他の事故原因を探る手立てがない現状では、空間識失調を原因とするのが、八方丸く収めるベターな結論だろうとは思いますが、疑問は残ります……。改めて、殉職した細見彰里三佐のご冥福をお祈りします。
あと、もし空間識失調が原因だったとすれば、最初の過大な降下率に入った時点で、レーダーで眺めていれば、速度超過には気づけたわけです。夜間の訓練であることを考えると、E-2Cを毎回随伴させて、高度喪失と速度超過のアラームでも仕掛けておけば、管制&監視機として、「降下率超過だが大丈夫か?」と警告は出来たかも知れない。
※ 「毎月50万円もらって...」 阪急車両ジャックに「時代の違う感性」と批判
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00000003-jct-bus_all
*「月収の基準ずれてる」 阪急電鉄の中づりに批判殺到
https://www.asahi.com/articles/ASM6B6FJ9M6BPLFA00Q.html?iref=comtop_8_05
>月収の基準がずれている」「(高級住宅地のある)阪急沿線の金銭感覚だ」などと批判が殺到したという。
そういう話なの?w。敗北主義だよね。悪しき敗北主義。先月、元民主党の議員さんとお話した時に、この敗北主義の話になって、まるでマインドコントロールにでも遭遇したみたいに、あの頃、政権を担っていた同志たちが、総理の「悪夢のような……」発言に俯いてしまっている。誰もまともな反論をせずに、結果的にそれを肯定し国民に広める結果になっている。選挙も近いというのに。
バブル破綻から、日本経済はついに復活することなく、潰えようとしている。中国にナンバー2の座を明け渡して、凋落して当たり前みたいな敗北主義が国中を覆っている。
だって少子高齢化で人口も回復しないんだから、不景気が進んで当たり前でしょ? な敗北主義が国中を覆っている。これを何とかしなければならないんだけど、その術が無い。
昔は、そういう時には、戦争をやったんですね。あるいは革命でも起こして国をひっくり返した。それができない現代にいったいどうやって敗北主義を払拭すれば良いのか。
でも、中国には勝てませんw。これは敗北主義では無く、ただのリアルorz。
※ 衆参同日選見送りで最終調整 単独でも与党有利と分析
https://www.asahi.com/articles/ASM696GL0M69UTFK00C.html?iref=sp_poltop_all_list_n
もちろん単独選挙で自民党は勝てるんだけど、じゃあその後に来る衆院選はどうするの? そもそも満期で選挙というわけにもいかない。その前に解散総選挙となると、消費税増のダメージでボロ負けする危険だってあるのに、どうすんだろう。
※ 老後資金、貿易「密約」で攻防=安倍首相出席で10日に参院決算委-与野党
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019060800369&g=pol
昨日みたいな苛ついた答弁を繰り返すなら、予算委員会なんて選挙が終わるまで開かない方が良い。この人、口を開けば支持率落とすんだから。
※ 首相、老後2千万円は「不正確」 参院決算委、金融審試算巡り
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00000087-kyodonews-pol
そもそも選挙を前にしてこんな数字を一人歩きさせるなんて迂闊だよね。たぶん何人ももの官僚が、責任を取って飛ばされると思う。
※ 懸案山積みの日本と会わなかった韓国副首相、韓国メディアが「日韓関係への認識が甘い」と指摘
https://www.recordchina.co.jp/b719640-s0-c10-d0058.html
さすがにG20で会わないというわけにはいかないから、これはサプライズありですよ。立ち話ではなく、首脳同士の電撃会談をお膳立てするための演出とみた。
※ イージス候補地「いい加減にしろ」 相次ぐ失態に不信感
https://www.asahi.com/articles/ASM6B5GDRM6BUTIL01Z.html
居眠りは失礼だけど、連日寝ずに準備していることを考えると、相手も人間なんだから、そこまで非難すべきことではない。ただ、年に一度の祭りを控えている中で説明会を急いだのは拙速だった。その辺りは、地元有力者に根回しして、いつ頃がよろしいですか? と調整すべきだった。
※ 「僕も通り魔を計画したことがある」なぜ“普通の子”はモンスターに育ってしまったのか?
https://bunshun.jp/articles/-/12299
週末の報道特集で、家族が行政を頼ったら、本人連れて来て下さいとか、とにかく話し掛けて下さいとか綺麗事しか言わずに、行政は全く役に立たないと嘆いていたけれど、24時間付き合ってて、仮にぶん殴っても滅多に警察沙汰にはならない家族ですら解決出来ない問題を、介護問題みたいに社会化しようというのは無理でしょう。労働キャンプみたいなのを立ち上げて、そこに強制的に放り込んで構わない社会でも作らない限りは無理。家族はそれを了解するだろうけれど、世間や国際社会は許さないし。
でもグループセラピーは日本に馴染みがないからなぁ。あれってアメリカのドラマでは、バカが填まる儀式みたいに描かれるのね。
※ 朝日新聞に誠実な団体交渉を命令
https://jp.reuters.com/article/idJP2019061001002146
メディアなんて、他社の労働問題を叩きながらも、一皮剥けばこんなものですよ。
※ 明らかにトランプ批判の潮目が変わった 名物パロディもネタ枯れで終了
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00010010-fnnprimev-int&p=1
>【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
トランプが有利だとは思うけれど、それでも対抗馬が決まってからでしょう。
※ 衰弱死、警察が同行控える要請か 札幌市児相と主張食い違い
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019061001002124.html
もうみんな首にして。俺じゃねぇよの責任逃ればかりでみっともない。
※ 部落差別発言の長谷川豊が参院比例出馬を辞退、「差別発言は反維新によるデマ」「謝罪文は場を収めるため維新・馬場幹事長が作成」などと説明
https://buzzap.jp/news/20190610-hasegawa-yutaka-withdraw-candidature/
彼の名前を聞かされるのはこれが最後にして欲しい。
※ 中国人は日本でこんなに消費しているのに! 中国に旅行に来る日本人が少なすぎる=中国
http://news.searchina.net/id/1679518?page=1
だってあんたの国は、外国人観光客は写真撮っただけでスパイ扱いされて逮捕、投獄されるじゃん。
※ 「香港人はあきらめない」 デモ参加の「民主の女神」周庭さん、東京で逃亡犯条例改正の撤回訴え
https://mainichi.jp/articles/20190610/k00/00m/030/252000c
ええい! 民主化なんていいから、彼女の日本愛を語らせろよ! それが21世紀のハイブリッド戦争だぞ。
↓その他の話題はメ-ルマガジソにて
※ ドイツで移民擁護派の政治家射殺される、ネットに歓迎ヘイト投稿殺到
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00000027-jij_afp-int
※ 「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に登場する空中空母、決して空想ではない―中国メディア
https://www.recordchina.co.jp/b719073-s0-c10-d0135.html
※ 鹿児島大教育学部の募集定員1割減 少子化で教員需要低迷
https://373news.com/_news/?storyid=106513
※ パンと塩のもてなし 護衛艦「すずなみ」がウラジオ寄港
https://jp.sputniknews.com/photo/201906106343699/
※ 奇跡!虹色の飛行機雲 ドイツ上空に出現 20歳青年が激写
https://www.excite.co.jp/news/article/Hazardlab_29663/
※ 密輸未遂疑い、新種のサルか? アフリカ生息、成田で押収
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000005-kyodonews-soci
※ レジ袋にとても恥ずかしい文言を印刷し、顧客にエコバッグ持参を促すスーパーの試み(カナダ)
http://karapaia.com/archives/52275287.html
※ 『The 100/ハンドレッド』クラーク&ベラミーが結婚!!
https://dramanavi.net/news/2019/06/the-100.php
※ 前日の空虚重量76.3キロ
※ 有料版おまけ サバイバー宿命の大統領&マダム・セクレタリー
最近のコメント